臨済宗妙心寺派
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(妙心寺派から転送)
臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)は、臨済宗の宗派。関山派とも言う。大本山は妙心寺。臨済宗最大の宗派として知られる[1]。
歴史
[編集]1337年に関山慧玄により創設された臨済宗の宗派で本山は京都市・花園にある妙心寺。塔頭寺院には桂春院・春光院・退蔵院・隣華院などがある。末寺は約3,400を持つ臨済宗最大の宗派であり、白隠慧鶴もこの法系に属する[2]。
大本山である妙心寺は、かつては平安京の北西部を占める場所にあり、花園上皇の花園御所(離宮萩原殿)があった。花園上皇は、1335年(建武2年)に落飾して法皇となり、花園御所(離宮萩原殿)を禅寺に改めることを発願した[3]。
関山四派
[編集]- 龍泉門派(景川派)-景川宗隆(本如実性禅師)・龍泉庵(妙心寺塔頭)
- 東海門派(悟渓派)-悟渓宗頓(佛徳廣通禅師)・瑞龍寺
- 霊雲門派(特芳派)-特芳禅傑(大寂常照禅師)・龍潭寺
- 聖澤門派(東陽派)-東陽英朝(大道眞源禅師)・少林寺
歴代管長
[編集]- 関鰲巓(鰲巓道契)
- 関無学(無学文奕)
- 今川貞山(貞山宗恒)
- 釈越溪(越溪守謙)
- 関無学(無学文奕)
- 蘆匡道(匡道慧潭)
- 関無学(無学文奕)
- 小林虎関(虎関宗補)
- 関実叢(実叢定真)
- 東海猷禅(猷禅玄達)
- 豊田毒湛(毒湛匝三)
- 圓山元魯(元魯笛川)
- 関盧山(盧山恵行)
- 川嶋昭隠(昭隠會聡)
- 五葉愚溪(愚溪慧忠)
- 神月徹宗(徹宗智性)
- 東海瞎禅(瞎禅東達)
- 峯尾大休(大休宗悦)
- 古仲鳳洲(鳳洲玄瑞)
- 後藤瑞巌(瑞巌宗碩)
- 山本玄峰(玄峰宜詮)
- 杉本全機(全機宗圓)
- 三浦承天(承天宗杲)
- 古川大航(大航宗琢)
- 梶浦逸外(逸外宗實)
- 山田無文(太室無文)
- 松山萬密(萬密宗香)
- 倉内松堂(松堂大閑)
- 春見文勝(文勝無覚)
- 松山寛恵(仁山寛恵)
- 西片擔雪(義保擔雪)
- 東海大光(大光禅棟)
- 河野太通(太通祖玄)
- 嶺興嶽(興嶽道隆)
- 小倉宗俊(雪峰宗俊)
- 山川宗玄(宗休宗玄)