ドクター部
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ドクター部(ドクターぶ)は、創価学会員で医師免許や歯科医師免許の所持者が所属している職業別の人材グループである。
概要[編集]
創価学会「ドクター部」は、創価学会員で医師免許や歯科医師免許を所持者により構成されており、創価学会の理念や歴史を学び、それらを社会全体や地域に広げるためにボランティア活動をしている。
1995年の阪神淡路大震災や2011年の東日本大震災などの災害時には、被災者に対して医療相談のボランティア活動を行った。
2020年に新型コロナウィルス感染症が流行したことにより、創価学会ドクター部に所属している医師が専門家として聖教新聞の紙面で新型コロナ感染症予防のアドバイスをしている。
創価学会ドクター部長[編集]
- 於保哲外(おぼ てつがい) - 東京大学医学部卒業、医師(精神科・心療内科)、東京都新宿区高田馬場にある「医療法人健育会 オボクリニック」(精神科・心療内科)院長[1]。創価学会ドクター部長を務めている。
創価学会ドクター部に所属する医師[編集]
- 森田修平(もりた しゅうへい) - 1936年(昭和11年)に栃木県で生まれる。横浜市立大学医学部卒業。横浜市立大学大学院(医学研究科・博士課程)修了。医師(外科)・医学博士。1968年(昭和43年)5月に横浜赤十字病院(現在の横浜市立みなと赤十字病院)の外科に勤務。1974年(昭和49年)に横浜赤十字病院(現在の横浜市立みなと赤十字病院)の外科部長に就任。1993年(平成5年)12月に横浜赤十字病院(現在の横浜市立みなと赤十字病院)を退職。1994年(平成6年)に診療所の医院長に就任。1990年代~2000年代に創価学会ドクター部長や創価学会副会長などの役職を務めた。
- 小野稔(おの みのる) - 1963年(昭和38年)生まれ。1987年(昭和62年)3月に東京大学医学部卒業。医師(心臓外科)。東京大学大学院(医学研究科・博士課程)修了。1998年(平成10年)10月に医学博士を取得。1999年(平成11年)8月にアメリカ合衆国のオハイオ州立大学心臓胸部外科臨床フェローに海外留学。2004年(平成16年)11月に東京大学医学部附属病院(心臓外科)講師。2009年(平成21年)11月に東京大学医学部附属病院(心臓外科)教授に就任[2]。2013年(平成25年)11月に東京大学医学部附属病院(医工連携部)部長[3][4][5]。2017年(平成29年)4月に東京大学(生命医工学連携研究機構)教授(兼任)。
- 平畑光一(ひらはた こういち) - 1978年(昭和53年)生まれ。山形大学医学部卒業。医師(内科・消化器内科・呼吸器内科)。東京都渋谷区にある「医療法人社団創友会 ヒラハタクリニック」(内科・消化器内科・呼吸器内科)院長。2020年(令和2年)に新型コロナウイルス感染症が蔓延して以降、テレビの報道番組やワイドショーに出演して新型コロナウイルス感染症の関連情報について医師の立場からコメントした。
- 平沢龍登(ひらさわ りゅうとう) - 岡山大学医学部卒業。岡山大学大学院(医学研究科・博士課程)修了。医師(内科・消化器内科・循環器内科・漢方内科)・医学博士。東京都福生市にある「医療法人社団桜春会 平沢クリニック」(内科・消化器内科・循環器内科・漢方内科)院長。
- 麻生泰 (医師):あそう とおる、本名・金福泰[6] - 1972年(昭和47年)生まれ。藤田保健衛生大学(現在の藤田医科大学)医学部卒業。慶應義塾大学大学院(医学研究科・博士課程)単位取得退学。医師(美容外科・形成外科)[7]、医学博士、タレント、YouTuberである。『医療法人社団 東美会』理事長、『東京美容外科』統括院長[8]、慶應義塾大学医学部非常勤講師。両親の世代からの創価学会員の家庭で生まれ育った[9][10][11][12][13]。日本で生まれて育った在日韓国人3世[14]。日本と韓国の「日韓関係」が仲良くなり文化交流や経済交流が盛んとなる「日韓友好」を願っている「親日派」である[15]。「ドクターA(麻生泰チャンネル)」(YouTube)[16]。
- 秋野公造(あきの こうぞう) - 1967年(昭和42年)生まれ。長崎大学医学部卒業。長崎大学大学院修了。医師(内分泌医)。医師免許を取得後に勤務医として病院に勤務していた。その後、厚生労働省の医系技官として厚生労働省に勤務していた。その後、参議院議員(公明党に所属)に当選し、参議院議員(公明党に所属)になる。
- 坂口力(さかぐち ちから) - 1934年(昭和9年)生まれ。三重県立大学(現在の三重大学)医学部卒業。三重大学大学院(医学研究科・博士課程)修了。医師(血液内科)・医学博士。大学院を修了後に日本赤十字社血液センターに勤務していた。その後、衆議院議員(公明党に所属)、公明党の副代表などを務めた。2000年~2004年まで第2次森内閣 (改造 中央省庁再編前)と第2次森内閣 (改造 中央省庁再編後)と第1次小泉内閣及び第2次小泉内閣で厚生労働大臣を務めた。2001年の厚生労働大臣に在任中にはハンセン病問題の全面解決のために尽力した[17]。のちに衆議院議員を辞めて、政界を引退した。
- 伏見達夫(ふしみ たつお) - 1952年(昭和27年)生まれ。新潟大学医学部卒業。医師(腎臓内科)。1990年代(平成初期)には、東邦大学医学部附属大森病院(現在の東邦大学医療センター大森病院)の腎臓内科(現在の腎センター[18])に勤務医として勤務していた[19]。その後、大田区西蒲田にある「医療法人 伏見クリニック」(人工透析科)院長[20]を務めた。2008年(平成20年)から大田区西蒲田にある「医療法人社団清水会 蒲田南口腎クリニック」(人工透析科・泌尿器科)理事長を務めている[21]。
- 金子洋子(かねこ ようこ) - 1971年(昭和46年)生まれ。医師(腎臓内科)・医学博士。創価高等学校卒業。筑波大学(医学専門学群)卒業。信州大学大学院(医学研究科・博士課程)修了。茨城県牛久市にある社会医療法人 若竹会 「つくばセントラル病院」で腎臓内科部長、副院長などを経て2023年(令和5年)10月に茨城県牛久市にある社会医療法人 若竹会「つくばセントラル病院」理事長に就任[22]。
- 熊野正士(くまの せいし) - 1965年(昭和40年)生まれ。愛媛大学医学部卒業。愛媛大学大学院(医学研究科・博士課程)修了。医師(放射線科)、医学博士。元参議院議員(公明党に所属)。大学院を修了後に愛媛大学医学部附属病院、松山赤十字病院、大阪大学医学部附属病院、近畿大学病院などで放射線科医として勤務していた。2016年(平成28年)に参議院議員選挙に公明党から立候補し当選した。2022年(令和4年)9月に公明党の女性支持者に対する「セクシャルハラスメント(セクハラ)」行為が発覚した[23][24]。2022年(令和4年)9月30日に参議院議員を議員辞職した[25][26][27][28]。
書籍[編集]
- 『医師が語るわが信仰と人生―創価学会・ドクター部体験談集』佐藤玄二(編集) - 1980年に聖教新聞社から発売[29]。
- 『仏法と健康法』、創価学会ドクター部セミナー集、森田修平 (編集) – 1996年6月1日に第三文明社から発売[30]。
- 『色心不二の健康法』、創価学会ドクター部セミナー集、森田修平 (編集) – 1999年1月1日に第三文明社から発売[31]。
備考[編集]
- 創価学会には、創価学会員で構成した職業別の人材グループが存在する。創価学会員の医師免許の所有者が所属している「ドクター部」や看護師の免許所有者が所属している「白樺会(白樺グループ)」などの職業別の人材グループがある。
- 創価学会員の芸能人は「芸術部」という人材グループが有り、お笑いタレントの久本雅美や柴田理恵やナイツ(お笑いコンビ)や女優の岸本加世子や歌手の雪村いづみや山本リンダなどの創価学会員の芸能人が「芸術部」に所属している。
関連項目[編集]
- 白樺会(白樺グループ) - 創価学会員の看護師免許の所有者が所属している職業別の人材グループ
- ^ “「東京ドクターズ」、オボクリニックの於保哲外(院長)と於保真理子(先生)の紹介記事”
- ^ “東京大学医学部附属病院(心臓外科)公式サイトの小野稔(教授)の挨拶”
- ^ “「メディカル・ノート」、小野稔(東京大学医学部附属病院 医工連携部 部長・東京大学医学部附属病院 心臓外科 教授)”
- ^ “「メディカル・ノート」やると決めたことは徹底的にやりきる、小野稔 先生(東京大学医学部附属病院 医工連携部 部長・東京大学医学部附属病院 心臓外科 教授)”
- ^ “「河野製作所公式サイト」、小野稔(先生)の紹介ページ”
- ^ “「僕は韓国人ですので、日本の医師免許には金福泰と検索して貰えればヒットしますよ〜麻生泰は通名です〜なんかややこしくてすみません。」 - 麻生泰(@asoutoru)、2022年11月5日のX(旧Twitter)の投稿”
- ^ “街録Ch~あなたの人生、教えて下さい~(ゲスト:美容外科医の麻生泰)”
- ^ “「東京美容外科」統括院長 麻生 泰”
- ^ “『創価学会について』麻生泰オフィシャルブログ(amebaブロブ)、2008年10月9日に掲載”
- ^ “『【宗教2世】新興宗教・創価学会の実態について生まれた時から強制入会の現役学会員に聞き尽くしてみた(麻生院長/麻生泰)with幸福の科学教祖の息子』 - 2022年にYouTube配信”
- ^ “宗教2世問題!いじめや虐待、お布施問題についてどう考える【ドクターA(麻生泰)】 - 2022年にYouTube配信”
- ^ “僕が創価学会から離れない理由は・・・ - 麻生泰(@asoutoru)、2023年4月14日にX(旧Twitter)に投稿”
- ^ “池田先生の御逝去に際して - 麻生泰(@asoutoru)、2023年11月19日にX(旧Twitter)に投稿”
- ^ “在日韓国人は日本人と何が違うのか?在日韓国人という立場のメリット・デメリット・実現できる事 【ドクターA切り抜き】麻生泰(東京美容外科 院長) - 2022年にYouTube配信”
- ^ “日本に帰化するのは難しい!日本人?韓国人?【ドクターA(麻生泰)】 - 2022年にYouTube配信”
- ^ “「ドクターA(麻生泰チャンネル)」(YouTube)”
- ^ “「ハンセン病問題の全面解決」 - 公明党公式サイト”
- ^ “東邦大学医療センター大森病院 腎センター(公式サイト)”
- ^ [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnjnephrol1959/30/10/30_10_1203/_pdf/-char/ja “日腎医、第XXX巻 第10号、1988年(昭和63年)、伏見達夫(著)、1203ページ、 「特発性膜性腎症におけるステロイド隔日療法の効果」、伏見達夫が執筆した医学論文(東邦大学医学部腎臓学研究室)”]
- ^ “2006年(平成18年)9月5日にテレビ朝日(ANNニュース)で報道された。東京・大田区の「伏見クリニック」医院長(医師)を女性看護師に対する「強制わいせつ事件」の容疑者として伏見達夫(ふしみ たつお、医院長(医師)、当時54歳)を逮捕した。”
- ^ “医療法人社団 清水会「蒲田南口腎クリニック」(人工透析科・泌尿器科)公式サイト”
- ^ “社会医療法人 若竹会 理事長の挨拶 - 社会医療法人 若竹会「つくばセントラル病院」公式サイト”
- ^ “「今日の下着の色は?」公明党・熊野正士参院議員のセクハラを被害女性が告発〈LINE入手〉、週刊文春オンライン、2022年9月6日に掲載”
- ^ “公明党の熊野正士議員の性加害が発覚 被害女性が明かす、身の毛もよだつ「セクハラLINE」の内容とは、デイリー新潮、2022年9月6日に掲載”
- ^ “公明党の熊野正士参議院議員が議員辞職 知人女性に性的嫌がらせの報道、NHK政治マガジン、2022年9月30日に掲載”
- ^ “セクハラ報道の公明党の熊野正士氏が議員辞職 「事実認めたわけではない」、毎日新聞、2022年9月30日”
- ^ “「公明党の熊野正士参議院議員が議員辞職、セクハラ報道」、日本経済新聞、2022年9月30日”
- ^ “元参議院議員 医学博士 熊野せいし 公式サイト”
- ^ “『医師が語るわが信仰と人生―創価学会・ドクター部体験談集』佐藤玄二(編集)、1980年に聖教新聞社から発売”
- ^ “『仏法と健康法』、創価学会ドクター部セミナー集、森田修平 (編集)、1996年6月1日に第三文明社から発売”
- ^ “『色心不二の健康法』、創価学会ドクター部セミナー集、森田修平 (編集) 、1999年1月1日に第三文明社から発売”