ショウナンパンドラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ショウナンパンドラ
Shonan-Pandora IMG 7084 R 20141116.JPG
欧字表記 Shonan Pandora[1]
香港表記 湘南魔瓶
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2011年3月10日(6歳)
抹消日 2016年11月2日
ディープインパクト
キューティゴールド
母の父 フレンチデピュティ
生国 日本の旗 日本北海道白老町
生産 白老ファーム
馬主 国本哲秀
調教師 高野友和栗東
調教助手 村本善之
競走成績
生涯成績 18戦5勝
獲得賞金 6億768万8000円
勝ち鞍 GI秋華賞2014年
GIジャパンカップ2015年
GIIオールカマー(2015年)
テンプレートを表示

ショウナンパンドラShonan Pandora)は、日本中央競馬会 (JRA) に登録されていた競走馬。おもな勝ち鞍は2014年秋華賞(GI)、2015年ジャパンカップ(GI)、オールカマー(GII)。馬名冠名+神から全ての贈り物を与えられた女(ギリシャ語)[2]

戦績[編集]

2011年〜2013年[編集]

東日本大震災の前日(2011年3月10日)に生まれる[2]。2年後の2013年12月8日阪神芝1800m新馬戦でデビューし2着[3]

2014年[編集]

年明け初戦の京都芝2000m未勝利戦で初勝利を収める[4]。その後エルフィンステークスフラワーカップスイートピーステークスと3戦全てで単勝オッズ1番人気に支持されるがそれぞれ2着[5]、5着[6]、5着[7]と敗れた。その後1戦を挟み、新潟競馬場の古馬混合500万条件戦で2勝目を挙げる[8]。続く秋華賞トライアル紫苑ステークスで2着となり優先出走権を獲得した[9]秋華賞では単勝オッズ3番人気に支持され、騎乗した浜中俊がインコースをつくレース運びで抜け出し、オークス馬のヌーヴォレコルトを2着に抑えて優勝[10]。重賞初勝利がGI初勝利となった。なお、ショウナンパンドラを管理する高野友和調教師も重賞初勝利及びGI初勝利となった[10]。同時に紫苑ステークス経由では秋華賞初勝利・初連対となり[11]、馬券に絡んだのも2002年シアリアスバイオ[12]以来3頭目である。 続くエリザベス女王杯では6着であった[13]

2015年[編集]

初戦は大阪杯から始動するも、不良馬場に泣き9着に終わった[14]。続くヴィクトリアマイルでは、縦長の速い流れの中、二の足がつかず追い込みも不発に終わり8着だった[15]。陣営は次走に宝塚記念を選択。主戦の浜中が同レースでデニムアンドルビーに先約があるため、池添謙一と新コンビを組むことになった[16]。レースでは、最内枠を生かし最短距離を走り3着入線、11番人気の低評価を跳ね返した[17]。放牧をはさみ、秋はオールカマーへ出走。最後の直線でヌーヴォレコルトが最内を突いて抜け出すも、大外から上がり最速で差し切り、牝馬では97年のメジロドーベル以来18年ぶりの優勝。重賞2勝目とともに天皇賞(秋)の優先出走権を手にした[18]。天皇賞(秋)では、スタートしてすぐの2コーナーで15番枠の影響で道中後方となり、上がり最速タイを叩き出すも4着までだった[19]。次戦のジャパンカップでは、前走と同じ15番枠となり、騎乗した池添が「競馬の神様にうまく乗れるのか?と試されている気がした」と話していた。最後の直線では馬体をぶつけられながらも馬群を抜け出し、最内から伸びたラストインパクトをクビ差で差し切り、GI2勝目を同レース史上7頭目の牝馬戴冠の快挙で飾った[20]。この後、陣営は有馬記念へ出走を表明するも、最終追い切り後の息の入りがいつもと異なるため出走を回避した[21]。この秋の活躍が評価され、JRA賞最優秀4歳以上牝馬に選出された[22]

2016年[編集]

初戦は大阪杯から始動したが3着[23]、続くヴィクトリアマイルでは後方から追い込むも3着に敗れた[24]。その後、宝塚記念に向けて調整されていたが、6月10日に左第3中手骨遠位罅裂骨折が判明[25]し宝塚記念出走を断念、休養に入っていたが、11月2日に現役引退が決まった。引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる予定[26]

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2013.12.08 阪神 2歳新馬 芝1800m(良) 9 7 7 03.3(02人) 2着 1:49.2(33.4) -0.1 浜中俊 54kg ブルーフラッシュ
2014.01.05 京都 3歳未勝利 芝2000m(良) 16 8 15 02.8(01人) 1着 2:01.0(34.9) -0.2 浜中俊 54kg (アイスブレイク)
0000.02.08 京都 エルフィンS OP 芝1600m(重) 11 3 3 02.9(01人) 2着 1:38.0(34.0) -0.3 浜中俊 54kg シャイニーガール
0000.03.21 中山 フラワーC GIII 芝1800m(良) 16 3 5 03.9(01人) 5着 1:51.8(36.6) -0.5 浜中俊 54kg バウンスシャッセ
0000.05.04 東京 スイートピーS OP 芝1800m(良) 16 5 10 02.8(01人) 5着 1:47.8(33.6) -0.5 川須栄彦 54kg シャイニーガール
0000.05.24 東京 カーネーションC 芝1800m(良) 17 8 17 05.5(03人) 2着 1:47.7(33.0) -0.0 C.ウィリアムズ 54kg ヘイジームーン
0000.08.16 新潟 糸魚川特別 芝2000m(重) 14 2 2 02.0(01人) 1着 2:00.1(33.6) -0.4 岩田康誠 52kg (メイクアップ)
0000.09.13 新潟 紫苑S OP 芝2000m(不) 18 4 7 02.8(01人) 2着 2:03.3(35.7) -0.0 岩田康誠 54kg レーヴデトワール
0000.10.19 京都 秋華賞 GI 芝2000m(良) 17 3 6 10.1(03人) 1着 1:57.0(34.3) -0.0 浜中俊 55kg ヌーヴォレコルト
0000.11.16 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m(良) 18 6 12 08.9(04人) 6着 2:12.7(33.3) -0.4 浜中俊 54kg ラキシス
2015.04.05 阪神 大阪杯 GII 芝2000m(不) 14 6 10 21.8(07人) 9着 2:04.8(38.4) -1.9 浜中俊 55kg ラキシス
0000.05.17 東京 ヴィクトリアマイル GI 芝1600m(良) 18 8 17 16.2(07人) 8着 1:32.8(33.5) -0.9 浜中俊 55kg ストレイトガール
0000.06.28 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 18 1 1 99.2(11人) 3着 2:14.6(34.7) -0.2 池添謙一 56kg ラブリーデイ
0000.09.27 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 15 2 3 07.6(03人) 1着 2:11.9(34.1) -0.2 池添謙一 55kg (ヌーヴォレコルト)
0000.11.01 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 7 15 09.0(05人) 4着 1:58.6(33.4) -0.2 池添謙一 56kg ラブリーデイ
0000.11.29 東京 ジャパンC GI 芝2400m(良) 18 7 15 09.2(04人) 1着 2:24.7(33.9) -0.0 池添謙一 55kg (ラストインパクト)
2016.04.03 阪神 大阪杯 GII 芝2000m(良) 11 7 8 05.9(04人) 3着 1:59.5(33.3) -0.2 池添謙一 56kg アンビシャス
0000.05.15 東京 ヴィクトリアマイル GI 芝1600m(良) 18 7 15 04.4(02人) 3着 1:31.9(33.5) -0.4 池添謙一 55kg ストレイトガール

血統表[編集]

ショウナンパンドラ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系

ディープインパクト 2002
鹿毛 北海道早来町
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair 1991
鹿毛 アイルランド
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Burghclere
Highclere

キューティゴールド 2004
栗毛 北海道白老町
*フレンチデピュティ
French Deputy 1992
栗毛 アメリカ
Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Mitterand Hold Your Peace
Laredo Lass
母の母
ゴールデンサッシュ 1988
栗毛 北海道白老町
*ディクタス
Dictus
Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ
母系(F-No.) (FN:1-t)
5代内の近親交配 Northern Dancer 9.38% 5×(5×5)
出典
  1. ^ [1]

脚注[編集]

  1. ^ a b 血統情報:5代血統表|ショウナンパンドラ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年9月30日閲覧。
  2. ^ a b “ショウナンパンドラ の競走馬情報”. POG-INFO. http://poginfo.ddo.jp/pogs/horseData/show/2011103584 2015年12月30日閲覧。 
  3. ^ 2013年レース結果 - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  4. ^ 2014年レース結果 - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  5. ^ 2014年エルフィンステークス - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  6. ^ 2014年フラワーカップ - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  7. ^ 2014年スイートピーステークス - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  8. ^ 2014年レース結果 - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  9. ^ “【紫苑S】レーヴデトワールが抜け出し制す 秋華賞へ切符”. スポーツニッポン. (2014年9月13日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/09/13/kiji/K20140913008923570.html 2015年12月30日閲覧。 
  10. ^ a b “【秋華賞】ショウナンパンドラ、女王ヌーヴォ撃破! 浜中恩返しV”. スポーツニッポン. (2014年10月20日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2014/10/20/kiji/K20141020009133600.html 2015年12月1日閲覧。 
  11. ^ ショウナンパンドラが樫の女王を退け最後の1冠を奪取!/秋華賞 - netkeiba.com 2014年10月19日、2015年12月30日閲覧
  12. ^ シアリアスバイオ netkeiba:競走馬データ
  13. ^ 2014年エリザベス女王杯 - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  14. ^ 2015年大阪杯 - netkeiba.com、2015年12月30日閲覧
  15. ^ 【ヴィクトリアマイル】(東京)〜ストレイトガールが悲願のGI初制覇 - netkeiba.com 2015年5月17日、2015年12月30日閲覧
  16. ^ ショウナンパンドラは池添騎手との新コンビで宝塚記念へ - netkeiba.com 2015年5月31日、2015年12月30日閲覧
  17. ^ 【宝塚記念】(阪神)〜ラブリーデイがGI初制覇 - netkeiba.com 2015年6月28日、2015年12月30日閲覧
  18. ^ ショウナンパンドラ天皇賞へ、高野師「これぐらい強い馬だとずっと思っていた」/オールカマー - netkeiba.com 2015年9月28日、2015年12月30日閲覧
  19. ^ 【天皇賞・秋】ショウナンパンドラ4着 33秒4の剛脚も外寄りに泣く - スポーツニッポン 2015年11月2日、2015年12月30日閲覧
  20. ^ ショウナンパンドラがV、鞍上池添は「一生懸命に追った」/ジャパンC - netkeiba.com 2015年11月30日、2015年12月30日閲覧
  21. ^ ショウナンパンドラの回避について高野師「馬のためにもここは慎重に進めたい」 - netkeiba.com 2015年12月23日、2015年12月30日閲覧
  22. ^ JRA賞発表 年度代表馬は6戦全勝のモーリス! - サンケイスポーツ 2016年1月6日、2016年1月6日閲覧
  23. ^ 2016年大阪杯 - netkeiba.com、2016年12月6日閲覧
  24. ^ 2016年ヴィクトリアマイル - netkeiba.com、2016年12月6日閲覧
  25. ^ ショウナンパンドラ号が故障日本中央競馬会、2016年11月2日閲覧
  26. ^ ショウナンパンドラ号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2016年11月2日閲覧

外部リンク[編集]