茅野駅
茅野駅 | |
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西口(2005年12月) | |
ちの Chino | |
◄青柳 (7.2 km) (6.7 km) 上諏訪► | |
所在地 | 長野県茅野市ちの3506 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■中央本線 |
キロ程 | 195.2 km(東京起点) |
電報略号 | チノ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,429人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)11月25日 |
備考 |
みどりの窓口 有 標高:790.3m |
茅野駅(ちのえき)は、長野県茅野市ちのにある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
概要
標高は790.3メートル、諏訪地域の東に位置する茅野市の中心駅である。茅野市には八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山高原など多くの観光地があるため、当駅はその玄関駅となっており、駅前には多くのバスやタクシーで賑わっている。また諏訪大社上社にも近く、6年に1度行われる上社御柱祭の最寄り駅でもある。
上記の通り、観光需要が高い駅であるため、特急「スーパーあずさ」、「あずさ」、臨時特急「はまかいじ」を含む全ての列車が停車する。
なお当駅以西は普門寺信号場から岡谷駅まで中央東線(辰野支線を除く)で唯一の単線区間となるため、中央本線のダイヤ上のネックになっているが、今のところ複線化の予定はない。
駅構造
- 西口駅舎に接して単式ホーム1面1線、その奥に島式ホーム1面2線とあわせて2面3線を有する地上駅である。のりばは単式ホームにあるのが1番線、島式ホームにあるのが西口側から2番線、3番線である。3番線と東口との間に側線が2本敷かれているが架線はない。
- ホームの売店は2番線、3番線側ホームにあり、1番線側ホームは自動販売機のみ設置されている。
のりば
1 | ■中央本線(下り) | 上諏訪・辰野・松本・飯田・長野・南小谷方面 |
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2 | ■中央本線 | 上下線兼用待避線 |
3 | ■中央本線(上り) | 小淵沢・韮崎・甲府・八王子・新宿・千葉方面 |
- 駅舎は1986年(昭和61年)3月にできた橋上駅舎であり、ホームから駅舎へは階段あるいはエレベーターを利用する。この駅舎はホーム上空から西口側にのびており、東口は線路を渡って通路が延びている。
- 直営駅であり、駅舎内部にはみどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:00)、自動券売機(指定席券売機を含む)、自動改札機(Suica利用不可)3通路、立ち食いそば屋、売店などが設置されている。
- 改札には上下の直近各2本の列車の案内のための電光掲示板が設置されている。ホームには列車の案内のための電光掲示板は設置されていない。
- 駅舎に併設して商業施設「Mont8」(モン・エイト)、西口側には通路を介して商業ビル「BELLVIA」(ベルビア)とつながっている。
- 東口は再開発が進んでおり、橋上駅舎から通路が延び、茅野市民館に直接つながっている。なお当駅の改札内にはトイレが設置されていない。かつては改札を入ってすぐ右手にあったが、エレベーター設置を前に撤去された。尚、東口・西口とも駅前に公衆トイレを有す。
- 東海旅客鉄道(JR東海)飯田線からの列車が当駅まで乗り入れている。なお、当駅の電化は甲府・上諏訪間が電化された1964年(昭和39年)で、飯田線からの乗り入れはその後に開始されている。
- 一駅一名物:八ヶ岳産の黒曜石
- 島式ホーム上、ホームの中心より少し上諏訪よりに行った所には一駅一名物として黒曜石の原石が展示されている。これは1955年(昭和30年)頃地元の住民が八ヶ岳冷山から運び出したもので当駅のほか地元の小学校にも同じようなものが寄贈された。
利用状況
2010年度の1日平均乗車人数は3,429人である。
近辺の高等学校(特に東海大学付属第三高等学校)、諏訪東京理科大学の学生やそれらへ向かう人が多い。
また、蓼科高原・白樺湖への観光、八ヶ岳への登山等で利用する客が多い。さらに諏訪大社上社の最寄り駅ともなっている。長野県内のJR東日本の駅では、第6位の乗車人数である[1]。
駅周辺
駅周辺には、駅西側に上諏訪、岡谷方面等や観光地へ向かう路線バス(諏訪バス運行)の乗り場がある。また、2005年(平成17年)にかけて、茅野市民館の改築に伴い、駅東側が整備された。東口の駅前広場には国鉄C12形蒸気機関車の67号機が静態保存されている。
- 茅野市役所(東方向、約700m)
- 茅野市運動公園(東方向、約1km)
- 諏訪東京理科大学(東方向、約3km)
- 長野県茅野高等学校(南東方向、約1.8km)
- 東海大学付属第三高等学校(東方向、約2.5km)
- 諏訪中央病院(東方向、約3km)
- 御柱祭上社木落し坂(南東方向、約700m)
- 茅野市立宮川小学校(南東方向、約800m)
- 茅野市立長峰中学校(南東方向、約2km)
- 国道20号
- 国道152号
- ヤマダ電機テックランド茅野店
バスのりば
JRバス関東
- 駅舎側エレベータ前のりば JRバス関東 守屋登山口・伊那藤沢・高遠駅方面(特定日のみ運行)
諏訪バス
- 1番 上諏訪・下諏訪・岡谷、南大塩・尖石縄文考古館・笹原・奥蓼科温泉渋の湯
- 2番 中大塩団地・蓼科湖・プール平・小三室・ピラタスロープウェイ、堀・糸萱・横谷温泉・渋川口・麦草峠、メルヘン街道バス
- 3番 山寺・堀・柏原・白樺湖・車山高原・霧ヶ峰・上諏訪、諏訪東京理科大
- 4番 穴山・払沢・中新田・原村ペンション・美濃戸口、中沢・上槻木
- 5番 (高速バス)新宿、大阪梅田
- 5番 (路線バス)諏訪中央病院、金沢・青柳
- 6番 ひばりヶ丘・柏木・払沢・中新田、上社・大熊、大日影・グリーンヒルズ(アルピコタクシー運行)、茅野市ビーナちゃんバス
- 7番 定期バス降車専用
- 8・9番(ビル南側) 標柱なし(バスベイのみ)
- 10番(ビル南側) 定期バス降車専用
歴史
- 1905年(明治38年)11月25日 - 国鉄中央本線 富士見駅・岡谷駅間開通と同時に開業。旅客および貨物の取扱を開始。
- 1984年(昭和59年)1月15日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年)3月 - 駅舎改築。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月25日 - 自動改札機導入。
- 2005年(平成17年)11月25日 - 開業100周年。10月30日に記念イベント開催。
駅弁
丸政の駅弁が販売されている。
詳細は「丸政#駅弁一覧」を参照
隣の駅
※特急「あずさ」「スーパーあずさ」の隣の停車駅はあずさ (列車)を参照のこと。
備考
- ^ 長野、松本、篠ノ井、上諏訪、塩尻、茅野の順
関連項目
外部リンク
- 茅野駅(JR東日本)
- 茅野駅(JR東日本長野支社) - こちらのほうが詳しい