東京俳優生活協同組合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Panda1203 (会話 | 投稿記録) による 2016年4月3日 (日) 15:22個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎た行)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

東京俳優生活協同組合
Tokyo Actor's Consumer's Cooperative Society
種類 生活協同組合
略称 俳協
本社所在地 日本の旗 日本
151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-11-13
設立 1960年5月29日
業種 サービス業
法人番号 7011005000853 ウィキデータを編集
事業内容 俳優マネージメント、共済・供給事業 他
代表者 理事長 田代 利之
資本金 32,957,000円(2005年3月31日)
外部リンク http://haikyo.co.jp/
テンプレートを表示

東京俳優生活協同組合(とうきょうはいゆうせいかつきょうどうくみあい)は、日本芸能事務所生活協同組合。略称は俳協

概要

共同互助の精神に基づき、組合員の生活の文化的経済的改善向上を計る」と定款に謳い、芸能界の革新を通じ、芸能界文化の向上に寄与することを目的として設立、日本唯一の「俳優生活協同組合」として歩む。

声優プロダクションとして草分け的存在であり、俳協から独立する形で同人舎プロダクション(現・同人舎)、青二プロダクション、江崎プロダクション(現・マウスプロモーション)、アーツビジョンなどが誕生し、さらに青二プロダクションからぷろだくしょんバオバブ81プロデュースというように枝分かれしていった。いわば声優プロダクションの源流である[1]。本部は東京都渋谷区千駄ヶ谷5-11-13。東京都新宿区上落合1-17-9にも事業所を置く。出資金は3295万7千円(2005年3月現在)。理事長は田代利之(2007年12月現在)。

会社ではなく“俳優マネージャーが共同で運営する生活協同組合”であり、所属する俳優とマネジメントスタッフの組合員が1人1票で選挙で選出した理事会によって運営する民主的運営が特徴である[2]組合員俳優のマネージメントを手掛ける。上落合事業所(愛称・TACCS1179)では、俳協演劇研究所俳協ボイスアクターズスタジオを開設し、俳優や声優などの育成を行っている他、劇場も運営している。

沿革

1960年5月、外画の輸入と日本語吹替版制作を行っていた太平洋テレビの芸能部のスタッフと俳優たちが労働問題から独立してタレント&マネージャークラブTMCを四谷に設立し[2][1][3]、同年5月に俳協となる[4]

1972年に映画・演劇コースの2年間の付属養成所を開設して、俳優の育成事業を開始した[3]

1981年にNHKプロモートサービス(現・NHKプロモーション)と業務提携してマネージメントオフィスのNPSテアトルを設立[5]

1983年には、舞台公演部門を「劇団俳協」の名称でミュージカル専門の劇団としても発足させた[6]

1984年に声優サマースクールを定員75名で募集したところ105名が集まったことをきっかけに、1985年から付属養成所に1年の声優コースを設置した[3]

2006年2月に、設立45周年記念イベント「Party Live!」を開催した。

所属俳優・声優 ・ナレーター・DJ

男性

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や〜わ行

女性

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や〜わ行

かつて所属していた俳優・声優 ・ナレーター・DJ

男性

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま〜わ行

女性

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま〜わ行

所属声優が多く出演した作品

東映特撮

東映以外の特撮作品

アニメ

青二プロと折半

テアトル・エコーと折半

青二プロ、テアトル・エコーと折半

俳協が起点となった芸能プロダクション

関連項目

出典

  1. ^ a b 「VOICE TOPICS」『アニメージュ』1984年8月号、p.133
  2. ^ a b 松田咲実『声優白書』オークラ出版、2000年、p.22
  3. ^ a b c 『マイアニメ』1985年2月号
  4. ^ 野村道子『しずかちゃんになる方法 めざすは声優一番星』リブレ出版、2009年、p.20
  5. ^ 松田、p.29
  6. ^ 勝田久「声優クローズあっぷ 平松広和(俳協)の巻」『ジ・アニメ』1984年3月号、p.162

外部リンク