愛のバクダン

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B'z > 作品リスト > 愛のバクダン
愛のバクダン
B'zシングル
初出アルバム『THE CIRCLE
B面
  • Fever
  • 甘く優しい微熱
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
作詞・作曲
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位 (オリコン)[3]
  • 2005年3月度月間3位 (オリコン)
  • 2005年4月度月間17位 (オリコン)
  • 2005年度年間27位 (オリコン)
  • B'z シングル 年表
    • 愛のバクダン
    • (2005年)
    THE CIRCLE 収録曲
    パルス
    (3)
    愛のバクダン
    (4)
    Fly The Flag
    (5)
    Sanctuary
    (8)
    Fever
    (9)
    白い火花
    (10)
    ミュージック・ビデオ(Short ver.)
    「愛のバクダン」 - YouTube
    テンプレートを表示

    愛のバクダン」(あいのバクダン)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。2005年3月9日にVERMILLION RECORDSより38作目のシングルとして発売された。

    概要

    前年のソロ活動明けからの再始動第1弾となった作品[4]。14thアルバム『THE CIRCLE』からの先行シングル。

    ジャケットは複数の幼稚園児やスタッフ及びその親戚・知人たちによって描かれたもの[5]

    本楽曲を色々な人にコピーしてもらいたいということで、初回限定盤のみ「愛のバクダン (TV STYLE)」(カラオケ)、「愛のバクダン (GUITAR SOLO LESS)」の2トラックを追加収録しており、また、ギタータブ譜も付属されている[6]

    B'zのシングルで最も収録曲数が多い作品であり、5th beatが存在するのは、このシングルの初回盤のみである。初回盤・通常盤ともCDのジャケットは同じだが、ケースのメンバー2人の写真が異なる。

    オリコンシングルチャートで、34作連続での初登場首位を獲得し、自身が持つ初登場首位獲得記録を更新した[3]。さらに、この作品でオリコン首位獲得週数が51週となり、松田聖子の首位獲得週数(50週)を抜いて、ピンク・レディーの首位獲得週数(63週)に続いて単独2位となった[7]

    ミュージック・ビデオ

    本作のPVは3種類制作されており、PVが3種類制作されたのは「LOVE PHANTOM」以来2曲目。

    始めにブランコのシーンがサビで挿入されているものが制作された。これは沖縄石垣島竹富島で撮影されたもので、ソロ活動を経た2人が沖縄で出会い復活を告げるという内容だった。ブランコのシーンは元々計画にあったものではなく、たまたま通った小学校のブランコを見て急遽撮影されることが決まった。TVCMではこのPVが使用された。

    後に火薬が飛び交うスタジオで演奏しているものが撮影され、こちらが3種類のPVの中で唯一フルのバージョンである。映像の中にはベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』のクイズの応募はがきで正解者10万人が貰えたB'z人形も登場している。なお、このPVでは、ドラマーとして山口昌人が出演しているほか、イントロのアコースティック・ギターの部分が映像に合わせてエレクトリック・ギターに差し替えられた音源が使われている[注釈 1]。また、映像内で稲葉が着用しているTシャツは、後にアルバムツアー『B'z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"』のグッズとして販売された[8]。 2013年に発売されたベスト・アルバム『B'z The Best XXV 1999-2012』の初回特典DVDには、このPVが収録されている。

    『THE CIRCLE』のプロモーション用でL.A.ver.も制作された。こちらにはドラマーとしてレコーディングにも参加しているシェーン・ガラースが出演している。

    収録曲

    1. 愛のバクダン (4:24)
      最初タイトルの「バクダン」は漢字表記だったが、物騒な雰囲気がするということで、カタカナ表記になった。
      元々は、14thアルバム『THE CIRCLE』からの先行シングルがなかなか決まらなかったため、一般のバンドでも簡単にコピーできる曲にしようと、レコーディングの終盤に制作された楽曲だった。
      松本によると、当初はオリエンタルなテイストを取り入れたアレンジだったが、シンプルにしたいという意向で、現在のアレンジに落ち着いたという。
      2007年にiTunes Storeで配信された『B'z』に、リミックスバージョンが収録されている。
      2012年7月リリースの配信限定アルバム『B'z』には、全英語詞で書き下ろされたリレコーディングバージョン「Love Bomb」が収録されている。
      テレビでの披露も非常に多く(B'zの楽曲では最多)、テレビ朝日系列ミュージックステーションでは3度披露されている[注釈 2]
      ライブの定番曲の一つであり、演奏の際は2番の「君のvoice」の歌詞を、会場の地名(東京での公演の場合「東京のvoice」)に変えて歌っている。
    2. Fever (4:16)
      松本はデビュー当時のKISSや70年代半ばぐらいのイメージをして音作りを行っており、きっかけはメロディーを聴いたドラマーのシェーン・ガラースから「古いタイプの音でやろう」と提案し、実際にその音を周囲が気に入ったためである。またドラムの音についてはタオルをかけてサスティンを無くすような音作りをした[9]
      カップリング曲 (2nd beat)としては「LOVE & CHAIN」(『LADY-GO-ROUND』のカップリング曲)以来15年ぶりにオリジナル・アルバムにも収録された。
      砂浜で二人がサビを演奏する映像で構成されたPVが存在する。
      B'z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"』以降長らく演奏されてなかったが、2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay4にて約15年ぶりに演奏された[10]
    3. 甘く優しい微熱 (4:41[初回盤]、4:37[通常盤])
      このシングルでは唯一のアルバム未収録曲、及びライブ未演奏曲である。
    4. 愛のバクダン (TV STYLE) (4:26) ※初回限定盤のみ収録
      ボーカル音を排除した、伴奏のみの音源。
    5. 愛のバクダン (GUITAR SOLO LESS) (4:22) ※初回限定盤のみ収録
      ギターソロを排除した音源。

    タイアップ

    参加ミュージシャン

    収録アルバム

    愛のバクダン

    Fever

    ライブ映像作品

    愛のバクダン

    Fever

    脚注

    注釈

    1. ^ このアレンジは音源化されていないが、ベスト・アルバム『B'z The Best XXV 1999-2012』の初回特典DVDで確認することができる。
    2. ^ テレビ朝日系列 - 『ミュージックステーション』(2005年3月11日、2005年4月1日)、『ミュージックステーションスーパーライブ2012』(2012年12月21日)
      フジテレビ系列 - 『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』(2005年2月28日)、『僕らの音楽』(2005年3月26日)
      日本テレビ系列 - 『ミンナのテレビ』(2005年4月13日)、『音楽戦士 MUSIC FIGHTER』(2005年3月4日)、『速報!歌の大辞テン』(2005年3月16日)
      TBS系列 - 『うたばん』(2005年3月17日)、『COUNT DOWN TV』(2005年3月12日)

    出典

    1. ^ 竹内美保 (2013). B'z The Best XXV 1999-2012 (ライナーノーツ) (Media notes). VERMILLION RECORDS. {{cite AV media notes2}}: |format=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明); 不明な引数|artist=は無視されます。(もしかして:|others=) (説明)
    2. ^ “「我々とともに幸福と快楽の頂点に」B'zスタジアムツアー完遂”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2015年7月27日). https://natalie.mu/music/news/155205 2019年11月24日閲覧。 
    3. ^ a b “B'z、自己記録を更新!!”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2005年3月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000006243 2020年7月12日閲覧。 
    4. ^ “B'z本格再始動! '05年第一弾シングルのタイトルは?”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2005年1月31日). https://www.barks.jp/news/?id=1000005230 2021年5月29日閲覧。 
    5. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories II』エムアールエム、2013年、137頁。 
    6. ^ B’z、3/9新曲発表(OngakuDB.com)”. Yahoo!ミュージック. 2005年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月20日閲覧。
    7. ^ “B'z、前人未到の記録達成!”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2005年3月15日). https://www.oricon.co.jp/news/4790/full/ 2021年12月14日閲覧。 
    8. ^ 青木優 (2013). B'z The Best XXV 1999-2012 (MUSIC VIDEOのライナーノーツ (初回限定盤に付属)) (Media notes). VERMILLION RECORDS. {{cite AV media notes2}}: |format=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明)
    9. ^ 佐伯明『B'z ミラクルクロニクル』ソニー・マガジンズ、2008年、274-275頁。 
    10. ^ B'z無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4」レポート”. ローソンチケット. 株式会社ローソンエンタテインメント. 2020年12月2日閲覧。