勇者エクスカイザー
勇者エクスカイザー | |
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ジャンル | ロボットアニメ |
アニメ | |
原作 | 矢立肇 |
監督 | 谷田部勝義 |
シリーズ構成 | 平野靖士 |
キャラクターデザイン | 平岡正幸 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | 田中公平 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ、サンライズ 東急エージェンシー |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1990年2月3日 - 1991年1月26日 |
話数 | 全48話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『勇者エクスカイザー』(ゆうしゃ エクスカイザー)は、1990年(平成2年)2月3日から1991年(平成3年)1月26日までテレビ朝日系列で全48話が放送された、名古屋テレビ・サンライズ制作のSFロボットアニメ、および作中に登場する主役ロボットの名称。「勇者シリーズ」の第1作目に当たる。
放送時間は当初毎週土曜17:30 - 18:00(JST)であったが、10月6日放送分(第34話)より毎週土曜17:00 - 17:30(JST)へと繰り上げられた。
ストーリー
時は西暦2001年。無数の星々を荒らし回った「宇宙海賊ガイスター」は、新たな「宝」を狙い地球へと侵入した。彼らを追い、地球へとやって来たのは「宇宙警察カイザーズ」のリーダー、「エクスカイザー」。
偶然彼と出合った少年「星川コウタ」はカイザーズの秘密を共有する友人となる。エクスカイザーと仲間たちは地球の乗り物と融合し巨大ロボへと変化、ガイスターの野望に立ち向かっていく。
「君ん家にも宇宙人、いる!?」が番組のキャッチコピーとして使われている。
概要
勇者シリーズの第1作目である本作品は、これまで土曜17時台後半で続いてきた「リアルロボット路線」から大きく方向転換し、低年齢層をメインターゲットとした「スーパーロボット路線」の作品として企画された。同枠では1981年の『最強ロボ ダイオージャ』以来となる。
- 純粋な子供向け番組を目指して制作された本作品は、リアルロボット作品の影響が未だ残っていた当時としては珍しく単純明快な展開を基本とした作品作りを一貫して行っている。その為、地球の宝を奪おうとするガイスターに対し、彼らを追ってきたカイザーズがそれを阻止すべく立ち向かうという、一話完結の勧善懲悪が大きな特徴である。
- メインスポンサーであるタカラ(現・タカラトミー)が手がけていた『トランスフォーマーシリーズ』の「地球の外からやってきた宇宙人(今回はエネルギー生命体)が地球の乗り物に姿を変える」という要素を受け継ぎつつも、描写としてはそれまでのサンライズ製作のロボットアニメで培われたノウハウがふんだんに活かされている。その傾向はリアルロボットのような機械的なフォルムから、トランスフォーマーより受け継がれ更に洗練されたシンプルなフォルムのメカニックデザインにも現れている。
- また、勇者シリーズの重要なファクターの一つと言える「主人公である少年と勇者ロボが『対等の友人関係』である」という雰囲気を最も色濃く出している[1]。
- 本作品は本時間帯で長年続いていたリアルロボット路線からの方針転換により、特に皆殺しと形容された富野由悠季監督作品とは対照的に、最終回のダイノガイスト以外死者を出さない作品となった。
- また本作品では「宝物探し」という、幼い子供でも理解しうる単純明快なテーマが扱われている。一話完結の基本フォーマットを通じて毎週異なる「宝物」が設定されており、主題歌2番の歌詞でも語られているように、失いかけて初めて分かる大切なものを視聴者に訴える作りとなっている[2]。
- このテーマは最終回のサブタイトルにもなり、ダイノガイストの最期を以ってある宝が示されることになる。この時語られた本作品最後の宝物、それは後の歴代の勇者達も最重要視する基本的な概念となり、以降のシリーズに受け継がれていった。
- 元々は単発の作品であり、次回作についての構想は無かったことが『サンライズアニメ史』にて記載されていたが、次回作の制作が決定したことで勇者シリーズの基礎を固めることとなった。玩具の売り上げも同年のアニメや特撮番組の中でもヒットし、タカラによると「今までで一番良かった」としている。とはいえ、同年末にはスーパーファミコンが発売され、タカラもこれを予想して生産数量を絞ったものの、年末商戦では大量の在庫が発生するなど不振に陥った。この結果を受けてタカラは「ドラマ設定が大切になってくる。カッコいい、迫力がある、デザインが良いだけではもう追い付けない」という、『勇者シリーズ』の行く末を見通したかのような発言を残している[3]。
登場人物・地球人
- 星川コウタ
- 声:渡辺久美子
- 本編の主人公。朝日台小学校3年B組在籍。好きなものはスポーツ全般。夢は宇宙飛行士や野球選手。4年生になったらサッカー部に入部するつもりらしい。エクスカイザーの正体を知る唯一の人物。彼に地球の文化や文明を教えたりする反面、アドバイスを受けることがある。嫌いな食べ物は納豆とアスパラガス。カイザーブレスという通信機を通じ、離れた場所からでもエクスカイザーとの会話ができる。
- 星川フーコ
- 声:神代知衣
- コウタの姉で中学1年。好きなものはあんまん。趣味は買い食い。50m走7秒台の記録を持つ。ややミーハーな面はあるが、危機的な状況では命がけでコウタを守ろうとする良き姉でもある。自分を助けてくれたダッシュマックスのことを(夜で姿がよく見えなかったこともあり)「素敵な男性が乗った車」と誤解している。
- 星川ジンイチ
- 声:西村知道
- コウタの父で東都新聞社の編集長。41歳。ヘビースモーカー。部下である徳田オサムには頭を悩まされている。家の車がエクスカイザーであることは知らない。
- 星川ヨーコ
- 声:さとうあい
- コウタの母で主婦。実家は華族の出身。マイホームを自分で設計する腕を持つ。性格は明るく優しいが、怒らせると怖い。また、かなりの天然ボケで星川家の人間だけでなく徳田も呆れ返るほどである。祈祷で天気を晴らせたり競馬で大当たりを出すなど、時折浮世離れした一面を見せる。
- マリオ
- 声:安西正弘→巻島直樹
- 星川家の愛犬。チャウチャウの雑種。入学前に田舎のおばあちゃんから送られた。コウタとは大の仲良しで、エクスカイザー達の秘密を知る数少ない存在でもある。人懐っこい性格。
- 月山コトミ
- 声:横山智佐
- コウタの同級生。趣味は昼メロ鑑賞とエアロビクス。特技はピアノの演奏。コウタとタクミのアイドル的存在。二人から様々な誘いを受けるが、基本的に断ることはない。 俊太郎というカーレーサーの従兄がいる。
- 金有タクミ
- 声:森田千秋
- コウタの同級生。金持ちのお坊ちゃんで、それを良いことに何かとコトミにアタックしている。性格はわがままでプライドが高いように見せているが、実はさびしがり屋で臆病である。運動オンチだが調子に乗った際にはかなりの力を発揮し、運動会では裸足だったにも関わらず100m走で3位になった。彼には両親がいるが、本編には登場しなかった。なお、お金をかけて建てさせた建造物の多くがガイスターロボに変えられてしまうなど、何かとトラブルに巻き込まれる。
- 徳田オサム
- 声:山寺宏一
- ジンイチの部下。当初28歳で、後に29歳になる。新聞記者であるが抜けている一面があり、カメラを忘れたりして証拠写真を撮れずに編集長であるジンイチにしばしば怒られているが、最終話ではグレートエクスカイザーとダイノガイストの戦闘を撮影することに成功した。14話では母親が登場。続編である『太陽の勇者ファイバード』、『伝説の勇者ダ・ガーン』にも、モブキャラとして彼らしき人物が登場する。
- 武者小路先生
- 声:竹口安芸子
- コウタ達の担任。陸上のジェイナーの元担任。
- 逸毛野 宏
- 声:小杉十郎太
- 関東テレビのアナウンサー。名前は「いつもの ひろし」と読む。主にニュースキャスターを務めるが、オーデション番組『君こそ金の卵だ!』の司会でもある。ヨーコは彼のファン。
登場人物・宇宙人
本作品に登場するカイザーズとガイスターは、宇宙のエネルギー知的生命体が仮の肉体として地球の機械に融合したのであって、厳密にはロボットではない。カイザーズ、ガイスター共に変形パターンなどシリーズにおける勇者の基本を確立している。
宇宙警察カイザーズ
カイザースターと呼ばれる惑星出身の宇宙エネルギー生命体。全員の平均年齢が12000歳(地球年齢では20歳くらいにあたる)。[4]。逮捕率はほぼ100%であるが、唯一ガイスターの逮捕に手こずっている。彼等は宇宙警察であるため、いくつかの後続作品のように自分達のことを「勇者」という表現はしていない。シリーズで唯一、実在する俳優からキャラクターを設定している。
全員が肉体を持たないエネルギー生命体であり[5]、肉体を持つ種族とエクスカイザー達エネルギー生命体は異質な存在であることから、地球での様々なギャップが毎回物語の重要な鍵になることが多かった。また、「書物」や「コンピューター」という媒体はエクスカイザーの故郷には存在せず、通貨制度も地球のそれとは異なるらしいこともコウタとの会話やガイスターの言動から明らかになっている。 また妊婦を見た際に、胎児を寄生生物と勘違いしたこともあり、生殖方法も全く異なっていることが推察される。
単体で変形する際には「チェーンジ・○○(自分の名)!」、合体する際は「フォーム・アップ!」が掛け声となる。6人全員がブレストチェンジというギミックで戦闘モードになり、それぞれ胸部に動物の顔または武器が出現する。前者の場合は人型に変形した直後にブレストチェンジすることが多いが、後者の場合は武器を使う際にだけ行われる。
なお、彼らが宿った乗り物は変形の際に別次元に保存され、変形中や変形後は外見のみにこそ各部にその姿を留めているが、実質的にはまったくの別物である。これらは変形解除と同時に彼らが同時に元ある状態へと戻すため、戦闘に伴う質量増減は必要最小限に抑えられているが、必要に応じて元の乗り物に搭載されている物質を利用する場合もあり、場合によっては元に戻した際にエネルギー切れになる場面もあった。
- エクスカイザー(声:速水奨)
- 宇宙警察カイザーズのリーダー。情報収集が得意。マックスチームやレイカーブラザーズをスカウトしてカイザーズを設立した。
- 地球で星川家の自家用車であるスポーツカー(作中では既に中古車として扱われている)と融合しているが。彼の正体はコウタと愛犬のマリオしか知らない秘密。
- コウタから地球の文化や文明について教わることが多く、逆に異星人の視点からコウタの悩みにアドバイスすることもある。駐車違反の切符を切られたことも。
- 戦闘の際には胸部パネルを反転させ、獅子の顔を出現させる。
- 全高:10.3m
- 重量:32.6t
- 跳躍力:142.2m
- 走速度:82.4km/h
- ビークルモード
- 全長:5.2m
- 最大速度:398.3km/h
- 装備
- ジェットブーメラン
- 腕から放つ小型ジェットミサイル。
- スパイクカッター
- 腕から放つ三方手裏剣。
- インパクトフラッシュ
- 胸の獅子の眉間から放つ三角形の光線。
- フレーミングノヴァ
- 獅子の口から放つ火球。
- ショルダーボム
- 肩の後ろに配されたタイヤを相手にぶつける。
- フォトリング
- 腕から放つ拘束用の輪
- キングローダー
-
- エクスカイザーが異次元から召喚するトレーラー型サポートメカ。ビークル形態のエクスカイザーが牽引することも可能。ガイスターの攻撃によって破壊され、一時的に戦線離脱を余儀なくされた。
- 全長:22.4m
- 重量:54.3t
- 最大速度:472.5km/h
- エクスカイザーが異次元から召喚するトレーラー型サポートメカ。ビークル形態のエクスカイザーが牽引することも可能。ガイスターの攻撃によって破壊され、一時的に戦線離脱を余儀なくされた。
- ドラゴンジェット
- 中盤よりエクスカイザーが召喚するようになった巨大支援戦闘機。調整に時間がかかり、地球での実戦投入が遅れてしまっていた。キングエクスカイザーを上部に乗せて飛行することも可能である。
- 全長:27.4m
- 全幅:20.6m
- 全高:7.6m
- 重量:57.6t
- 最大飛行速度:10755.6km/h(M9)
- ドラゴン
- ドラゴンジェットから変形したサポートロボット。エクスカイザーの指令で動く。
- 全高(アンテナ含む):22.8m
- 重量:57.6t
- 走速度:110.3km/h
- 跳躍力:220.6m
- キングエクスカイザー(声:速水奨)
- エクスカイザーがキングローダーに収納される形で巨大合体した姿。翼が付いているが、飛行能力は無い。但し短時間のホバリング程度であれば可能。
- 全高:22.1m
- 重量:86.8t
- 跳躍力:378.5m
- 走速度:186.7km/h
- 装備
- カイザーソード
- 右脚に収納されている必殺剣。
- カイザーショット
- 両腕から放つ四方手裏剣。
- カイザーフレイム
- カイザーソードから放つ拘束用の巨大火球。
- カイザービーム
- 胸部の獅子の眼から放つビーム。
- カイザーブラスター
- 獅子の口から放つ火炎。サンダーフラッシュを放つ際、カイザーソードの加熱にも使われる。
- カイザーミサイル
- 両膝にそれぞれ2発装填されているミサイル。
- カイザーバリヤー
- カイザーウイングブレイク
- 両肩のマークから発生したエネルギーを光の斧にして投げつける。
- キングバリヤー
- 体全体からエネルギーを波状照射することにより、向かってくるエネルギーを面で防御することができるバリヤー。第13話での描写を見る限り、エネルギーにエネルギーをぶつけて相殺する技のようである。バリアーの効果を持続させる為には照射し続ける必要がある。
- 反重力ビーム
- 23話で使用した獅子の口から放つ青白い光線。落下中の建物に照射し、地面との衝突から救った。
- 必殺技
- サンダーフラッシュ
- カイザーソードに蓄積した雷のエネルギーを解放して天高く光の刃を伸ばし、その場から敵へと振り落とし一刀両断にする。ハイジャンプしてから繰り出すことも可能。
- 真空桜吹雪
- カイザーソードを回転させ、桜を絡めた竜巻を放つホールド技の一種。
- ドラゴンカイザー(声:速水奨)
- エクスカイザーがドラゴンジェットに収納される形で巨大合体した姿。拳法家のような掛け声と共に攻撃する。エクスカイザーを収納したままジェット形態への変形も可能。キングローダーが戦線に復帰してからも、使い勝手の良さからかこのドラゴンカイザーとして戦うことが多かった。
- 全高:22.8m
- 重量:90.2t
- 跳躍力:400.3m
- 走速度:200.5km/h
- 装備
- ドラゴンビーム
- 額から放つ光線。
- ドラゴンアーチェリー
- 胸部の龍の角が変形した弓。格闘武器としても使える。
- ドラゴンブーメラン
- 取り外した龍の角を投擲武器として使用する。
- ドラゴンアンカー
- 肩部の龍の爪状の部分を敵へと飛ばして攻撃する。
- ドラゴンキャノン
- 両腕に装備された2連装キャノン砲。ウイング部分は斬撃武器としても使用可能。
- ドラゴントンファー
- ドラゴンキャノンを変形させ、トンファーとして使用する。
- ドラゴンショット
- エクスカイザーのジェットブーメランによく似た武装。腕から発射される。
- ドラゴンウェーブ
- 掌に生成した光球から雷を放射する技。
- ドラゴンサンダー
- ドラゴンウェーブと似たような技だが、見た目はビームに近くなっている。任意に温度を調整することが可能。
- ロケットクラスター
- 両腕のキャノン砲を合体させた武器。自立稼動して敵を砲撃する。
- 必殺技
- サンダーアロー
- 背部から抜き出した矢をドラゴンアーチェリーにつがえると共にサンダーエネルギーを収束させ、放つ。
- グレートエクスカイザー(声:速水奨)
- ドラゴンジェットがキングエクスカイザーの胸、腕、背、脚に超巨大合体した姿。玩具では頭部にも合体パーツが付くが、劇中ではキングエクスカイザーの頭部が変形して新たな形状へと変化している。「超巨大合体」の合体コードの通り、勇者シリーズのロボットの中でもかなりの大きさを誇り、歴代主役級ロボの最強形態で最も大きい。
- 絶大なパワーを誇り、基本的には両手で持って振るう巨大カイザーソードを片手で扱うことも可能である。また必要に応じ、キングエクスカイザーとドラゴンへの分離や再合体も可能である。
- ほとんどの場合ドラゴンカイザーの状態でキングローダーを召喚して合体を行っていたが、キングエクスカイザーがドラゴンジェットを召喚するパターンや、エクスカイザーがキングローダーとドラゴンジェットを一度に召喚するパターンなど、いくつかのバリエーションが見られた。
- 全高:32.9m
- 重量:144.5t
- 跳躍力:1200.8m
- 走速度:250.4km/h
- 装備
- グレートアックス
- 両肩の白い部分から出現する光の斧。
- グレートブラスター
- 獅子の口から放たれる竜巻状の火炎。
- グレートフレイム
- 獅子の口から放たれる無形の炎。サンダーフラッシュを放つ際、カイザーソードの加熱にも使われる。
- グレートボンバー
- 獅子の口から放たれた炎を、両手で丸めて投げつける。敵に命中するとエネルギーフィールドとなってその動きを止めるなど、能力的にはカイザーフレイムに近い。
- グレートキャノン
- 肩に装備された2連装のキャノン砲。
- グレートビーム
- 額から放つビーム。
- グレートフラッシャー
- 胸の獅子のタテガミから放つ光線。
- 巨大カイザーソード
- カイザーソードとドラゴンアーチェリーを合体・変化させることで出現する巨大な剣。「巨大~」という名称は便宜上のもので、劇中での呼称はカイザーソードのまま。他にも「グレートカイザーソード」や「新カイザーソード」と表記することで従来のカイザーソードと区別されることもある。初めて使用したのはドラゴンカイザーで、その際はコウタから「おっきいカイザーソード」と呼ばれた。ダイノガイストの剣を粉砕する程の威力を誇る。
- 必殺技
- サンダーフラッシュ
- 全身を金色の光に包み、エネルギーを放ちながら剣を構え突撃し、敵を両断する必殺剣技。ロボットが金色に輝くというパターンは後の作品でも多く見られる。勇者シリーズで複数回使われた必殺技の中で唯一破られたことのない技であるが、ガイスター基地でのダイノガイストとの戦闘の際、両者が繰り出した必殺技の威力が相殺されてしまい、両者共に殆ど無傷であったという例外もある。雷雲を呼び出して任意に落雷を起こすことができる。
- レイカーブラザーズ
新幹線に融合した双子のエネルギー生命体。普段は通常の運行を行っているが、事件が起これば駅を抜け出して現場へと駆けつける。ローラースケートでステージに立つ当時の人気アイドルグループがモデルとされており[2]、足裏のローラーで高速移動できる。幾度か乗客を輸送中だったために出動できなかったことがある。
宇宙警察学校卒業と同時にカイザーズに配属された為、年齢は6人の中で最年少である。シリーズで最初の双子勇者及び新幹線に変形する勇者。勇者シリーズに登場した双子の勇者で唯一、それぞれの声を違う声優が演じている。
-
- グリーンレイカー(声:草尾毅)
- 200系新幹線(2000番台)から変形。ブルーレイカーの弟で、兄に比べてやや血気盛んな、別名「根性のロボット」。兄のことを「兄さん」と呼ぶ。
- 全高:10.8m
- 重量:34.9t
- 跳躍力:148.9m
- 走速度:84.4km/h
- 走速度(ローラーダッシュ時):306.9km/h
- ビークルモード
- 全長:27.2m
- 最大速度:549.7km/h
- 装備
- ミサイルブラスター(劇中未使用 玩具に付属)
- バインドクラッシュ
- レイカータイフーン
- 合体技
- ツインパワー
- ツインビーム
- ツインバリヤー
- ダブルバインドクラッシュ
- 2人がそれぞれバインドクラッシュを発射して相手を掴み、振り回して叩き付ける技。ただしダイノガイストの様な強大な相手である場合、逆に振り回されることも有る。
- レイカーハリケーン
- 2人がそれぞれスピンし、さらに二重螺旋を描きながら飛行する技。その勢いを利用して水を巻き上げる。第19話でダムへと戻すのに使用された。
- ウルトラレイカー(声:菊池正美)
- ブルーレイカーが左半身、グリーンレイカーが右半身となって左右合体した姿。合体後の人格はブルーレイカーとなる。
- 全高:21.3m
- 重量:70.6t
- 跳躍力:246.4m
- 走速度:386.3km/h
- 走速度(ローラーダッシュ時):698.9km/h
- 装備
- コンバートイレイザー
- 玩具に付属した個人武器を合体させたもの。劇中未使用。
- 主な技
- ウルトラショルダークラッシュ
- ウルトラブレストレーザー
- ウルトラスパイダーネット
- 両手を突き出して光の網を生み出し、相手を捕らえる。
- 必殺技
- ウルトラダブルチェーンクラッシャー
- 両肩(新幹線時のフロントノーズ)を鎖付きで発射して、相手を殴ったり締め付けたりする。
- ウルトラダブルショルダークラッシュ
- ウルトラキャノンビーム
- 額から発射する光線。
- マックスチーム
- カイザーズが結成される以前から活動していたチーム。他の惑星で活動していたところをエクスカイザーにスカウトされ、現在に至っている。
- スカイマックス(声:中村大樹)
- ジェット戦闘機から変形。マックスチームのリーダー。冷静沈着な優等生タイプ。
- 全高:10.2m
- 重量:28.5t
- 跳躍力:175.8m
- 走速度:72.4km/h
- 飛行速度:M4
- ビークルモード
- 全長:8.6m
- 最大飛行速度:M6.2
- 装備
- ミサイル
- バルカン
- ハイパーフォノン
- 胸の鷲の口から超音波を発射して、相手を粉砕する。
- 剣(劇中未使用 玩具に付属)
-
- ダッシュマックス(声:星野充昭)
- レーシングカーから変形。兄貴肌の性格で、本星では女の子にもてていた。コウタの姉であるフーコに「素敵な男性が乗った車」と誤解されたことも。白兵戦に強い(劇中、一人でガイスター3人を圧倒する場面があった)。
- 全高:10.2m
- 重量:30.6t
- 跳躍力:148.2m
- 走速度:112.4km/h
- ビークルモード
- 全長:5.7m
- 最高速度:464.8km/h
- 装備
- スクリューブーメラン
- ターボトルネード
- ブレストチェンジ後の胸の「ターボローター」から猛吹雪を発射する。
- ブリージングトルネード
- 剣(劇中未使用 玩具に付属)
-
- ドリルマックス(声:塩屋浩三)
- ドリル戦車から変形。気は優しくて力持ち。本星に弟2人、妹1人がいる(最終回でコウタにそれを告白)。カイザーズのメンバーの中で最年長。
- 『伝説の勇者ダ・ガーン』で、ランダーズのドリルランダーが、尊敬する人にドリルマックスを挙げている裏設定が存在する。
- 全高:9.97m
- 重量:38.4t
- 跳躍力:136.2m
- 走速度:68.3km/h
- ビークルモード
- 全長:7.2m
- 最大速度(地上):284.6km/h
- 最大速度(地中):不明
- 装備
- ドリルキャノン
- ガトリングスマッシャー
- ブレストチェンジ後の胸のバルカン砲から、エネルギー弾を発射する。
- 斧
- ゴッドマックス(声:中村大樹)
- スカイマックスが頭、胸、腕、ダッシュマックスが腰と太腿、ドリルマックスが脚となって三体合体した姿。人格は統合され、新たな人格となっている。火力が高い。
- 全高:22.6m
- 重量:97.5t
- 跳躍力:999.8m
- 走速度:184.4km/h
- 装備
- ゴッドスライサー
- スカイマックスの翼をブーメランとして投げつける。
- ゴッドスラッガー
- 額から現れる光のブーメラン。
- ドリルキャノン
- ドリルマックスの背部のキャノン砲。玩具では装備可能だが劇中未使用。
- 合体剣
- 玩具に付属した個人武器を合体させたもの。劇中未使用。
- 必殺技
- ゴッドソニックバスター
- 最も多用された必殺技。胸の鳥が吐き出す光波をリング状にして敵に投げつけて縛る。基本的には敵の動きを止める技だが、戦力の低いガイドスターロボなら絞め千切って倒すことも可能である。
- ゴッドコズミックボンバー[6]
- 胸の鳥の口から放たれる光波を球状にして投げつける。敵に命中するとフィールドが形成され相手を拘束し、ガイスターロボならそのまま爆発させることも可能である。
- ゴッドバードアタック
- 天高く舞い上がり光の鳥のオーラを纏って突撃、敵を両断する。
宇宙海賊ガイスター
300年間で286もの惑星を荒らし回った宇宙海賊。カイザーズと同等のエネルギー生命体[7]で、カイザーズと異なり、機械ではない無機物(地球では恐竜の実物大模型)に融合、地球上にある全ての宝を奪い取るのを目的として活動を開始する。毎回のターゲットは金銀財宝から文化財、最先端科学、食糧や資源など多岐にわたる。地球の自然や文化に疎いため、誤解や宝の価値を理解しないままの作戦行動も多い(情報源はアジトにある巨大テレビから)。なお、指名手配はされているものの、前科は無い。最終決戦でダイノガイストは戦死し、部下たちはカイザーズに逮捕された。今作における「敵」ではあるが、後の勇者シリーズの「悪」と違い、世界征服・宇宙支配という思想を持っていないので、完全なる悪[8]という立場ではない。
- ダイノガイスト(声:飯塚昭三)
- ガイスター首領。宇宙最強と謳われた強者。地球ではティラノサウルス、巨大戦闘機、ロボットへと三段変形する。咆哮一つで部下全員を震え上がらせたり、一喝で宇宙商人トレーダーを黙らすなど普段は厳格な上司(ただし肉体的な制裁を加えることは少ない)で、威厳はあるのだが「宝」と呼ばれるものや「宝」に該当するものは片っ端から盗むように命令してしまうお茶目なところもある。ドジばかりする部下達に対していつも苛立っている一方で、期待もしているのか、自ら行動することは少ない。
- 最終決戦ではグレートエクスカイザーと月面で一騎打ちを展開し、技同士の激突の末に競り負けて敗北。あくまでも「逮捕」しようとするエクスカイザーに対して「命が宝だと言うのなら、俺様の命を貴様の好きにはさせん」と傷ついた身体を押して太陽に飛び込み、高笑いしながら自決した。
- 全高:32.2m
- 重量:128.8t
- 走速度:182.4km/h
- 跳躍力:874.9m
- ダイノモード
- 体高:28.5m
- 体長:36.3m
- ビークルモード
- 全長:32.2m
- 全幅:20.3m
- 全高:14.8m
- 武装
- ダイノブレード
- 背中に背負った2本の刀。
- ダイノツインブレード
- ダイノブレードを連結させた両刀。
- ダイノキャノン
- 両脛に備えたキャノン砲。ダイノモードでは背中から発射する。
- ダイノシューター
- ダイノホーンブレイカー
- 頭部の角から600万Vの電撃光線を発射する。
- ダイノクラッシャー
- 両腕に有る、ダイノモードの足の部分を発射して、敵を砕く。
- ダイノシールド
- サンダーアローを防ぐほどの防御力を備えた盾。表面から拡散ビームを発射することも可能。
- 必殺技
- ダーク・サンダーストーム
- クロスさせたダイノブレードから黒い雷を放つ。サンダーストームと呼称されたこともある。
- ダーク・サンダ-インフェルノ
- ダイノツインブレードにエネルギーを集中させ突撃する技で、グレートエクスカイザーのサンダーフラッシュに相当する技。
- ガイスター四将
ダイノガイスト同様、エネルギー生命体である4人の配下。各自性格が異なっており、常日頃から争いが耐えないものの、失敗ばかりしているからといってダイノガイストが完全に見切りをつけたり、部下に対して非道な処置をしないという部下思いの面を含め、全員がダイノガイストへの忠誠を誓っている。また争いが絶えないとはいえ、プテラガイストとホーンガイストの組み合わせ以外の仲はさほど悪くはなく、前述の二人も含めて普段は喧嘩をしてもメンバーのピンチには協力して対応するなど、それなりに仲間意識はある。普段は秘密基地に備え付けられた多数のテレビから、宝に関する情報収集を行っている。カイザーズのように特定の人物をモデルとはしていないものの、公式設定では地球換算年齢は平均30歳であるとされる。ただし、精神年齢的には幼稚園児程度。それによりメインターゲットとなる視聴者と同様の視線で「宝捜し」が行われている[2]。
- 高速で空を飛び、羽ばたくと強風を起こす。
- スラッシュクロウ
- プテラウイングの鍵爪で敵を引き裂く。
- サンダーガイスト(声:安西正弘→巻島直樹)
- 海将。地球ではブロントサウルスに変形する。おっとりとした性格で大人しい、いわゆる「気は優しくて力持ち」タイプ。野菜が好きだが、酒癖が悪く酔っ払うと怪力を振るって暴れ出す。仲間から「ボケ」と言われると怒り出し、手が付けられない。口癖は「俺はボケじゃねぇ!!」。
- 全高:11.2m
- 重量:41.6t
- 走速度:64.2km/h
- 跳躍力:140.6m
- ダイノモード
- 体長:18.4m
- 体高:11.1m
- 最大走速度(地中):287.3km/h
- 武装
- サンダーホーン
- ショルダースパイク
- ホーンガイスト(声:郷里大輔)
- 陸将。地球ではトリケラトプスに変形する。地球で最初にエクスカイザーと対決した。血の気が多く、格闘戦を得意とする。また、プライドが高く「俺に盗めない物があるなんて許せねぇ」と、どんな盗みにも果敢に挑むが、大抵は失敗することが多い。プテラガイストとは反りが合わず喧嘩ばかりしている。口癖は(プテラの言葉に対し)「何だと?!」。ただし、アーマーガイストがカイザーズに捕まりかけた際にはプテラガイストとの完璧な連携で救出に成功していることからお互い本心から嫌っている訳ではないことが窺える。
- 全高:12.6m
- 重量:37.5t
- 走速度:76.8km/h
- 跳躍力:124.2m
- ダイノモード
- 体長:15.2m
- 体高:6.8m
- 最大走速度(地中):292.5km/h
- 武装
- ホーンビームガン
- 後頭部の銃(ダイノモードの目の上の角)から熱戦を発射する。
- ショルダーブレイカー
- 両肩から衝撃波を発射する。
- アーマーガイスト(声:西村知道)
- 地将。地球ではステゴサウルスに変形する。火炎攻撃が得意で、やや離れた距離から攻撃する。また巨大な体の割に動きも素早い。宝が手に入らないと近くの物を手当たり次第破壊する荒くれ者。またプテラガイストとホーンガイストの喧嘩においてはどっちつかずでいるという優柔不断な面もある。しかしレイカーブラザーズに捕まった際には結果的に後から攻撃したホーンガイストが助けた形になり、その頃からホーンガイストと行動を共にすることが多くなった[2]。
- 全高:11.4m
- 重量:14.9t
- 走速度:72.4km/h
- 跳躍力:142.8m
- ダイノモード
- 体長:14.9m
- 体高:8.2m
- 最大走速度(地中):296.2km/h
- 武装
- リラスターショットカノン
- ヒートスパイク
- 背中の角(ダイノモードの背ビレ)を発射して敵に突き刺し、高熱で溶かす。
- 合体形態
-
- マッドガイスター
- ガイスター四将がエネルギーボックスを体に取り付かせて合体した形態。しかし、意思が統一されていないので皆が勝手に行動してしまい、能力を思うように発揮できなかった。各々の担当は、頭部及び胸部はプテラガイスト、右腕はホーンガイスト、左腕はアーマーガイスト、脚部はサンダーガイストである。劇中では脚部のサンダーガイストがエクスカイザー達に対して勝手に突進し、成り行きに任せてホーンガイストとアーマーガイストが銃器を乱射したため、指揮を担当する腹積りだったプテラガイストは全く役に立っていなかった。
- 全高30・0m
- プテダー
- 意思が統一されなかったために能力を思うように発揮できなかったマッドガイスターの教訓を生かし、プテラガイストとサンダーガイストが合体した形態。プテラガイストの翼と上半身、サンダーガイストの下半身を持ったケンタウロスのような容姿を持つ。武器としてスピアを持つ。
- ホーマー
- プテダー同様に、ホーンガイストとアーマーガイストが合体した形態。ホーンガイストの上半身とアーマーガイストの下半身を繋ぎ合わせたような容姿を持つ。
- ガイスター関係者
-
- トレーダー(声:山寺宏一)
- ガイスターから盗品を買い取る宇宙商人。地球に来るたびにカメラやドラム缶など、その場にある物に乗り移って小型ロボに変形。関西弁で喋る。盗品の取引には「宇宙ドル」という単位を使うのだが、紙幣では無いらしい[9]。
ガイスターロボ
ガイスターが必要に応じてエネルギーボックスを取り付けることでAIや駆動装置等が擬似的に生成されロボット化したもの。 基本的にはエネルギーボックスを破壊することで機能を停止するが、完全に元の姿に戻るという訳ではない。
- ハシダー
- 鉄橋をロボット化。リニアモーターカーをワイヤーで固定し略奪しようとする。
- テットン
- 送電線をロボット化。
- グレートテットン
- 数体のテットンが合体及び巨大化したロボット。
- テットラー
- 原子炉の基礎部分をロボット化。
- ハッシャー
- ロケットの発射台をロボット化。
- イカタンク
- 製薬工場の薬品タンクをロボット化。
- トーダイン
- 灯台をロボット化。沈没船をサルベージする為に使用される。
- オクトパーロボ ジェットコースターロボ 観覧車ロボ ミラーハウスロボ コーヒーカップロボ
- 閉園することになった遊園地の乗り物やアトラクションをガイスターが訓練のためにロボット化させたもの。因みに観覧車は、星川夫婦が結婚する前にデートで乗るも、二人が乗ったゴンドラが最上部に来たところで故障して止まってしまい、その中でジンイチはヨーコにプロポーズしたという、思い出の場所だった。
- スターランダー
- オクトパーロボやジェットコースターロボなど5体のガイスターロボが合体した姿。エネルギーボックスを破壊しても元に戻らなかったが、そのままの姿で遊園地の施設として有効活用された。
- エアポートロン
- 空港の滑走路をロボット化。
- リフケン
- 金有家が所有していたリフトをロボット化。狼のような姿をしている。
- 仁王ロボ
- 仁王像をロボット化。
- 狛犬ロボ
- 狛犬をロボット化。
- 狛犬仁王ロボ
- 仁王ロボと狛犬ロボが合体した姿。
- コマオウ
- リフケンと狛犬仁王ロボが合体したロボット。
- ナンマンダー
- 大仏をロボット化。
- トチョーン1号 トチョーン2号
- 東京都庁舎第一庁舎ビルをロボット化。
- ドグーン
- 古代遺跡の周辺の土をロボット化。
- カモツーン1号 カモツーン2号
- 貨物船をロボット化。
- メカバッタン
- 富士山頂レーダー(測候所)をロボット化。
- ヘヴィーダ
- 富士スバルラインをロボット化。失敗続きであったガイスターが腹癒せとばかりに、ヘヴィーダとメカバッタンを使って、富士山を噴火させようとしていた。
- イバラカーン
- 万博パビリオンのイバラ館をロボット化。種を蒔いて植物に似た触手を発生させ、宝と睨んだ万博を訪れていた母親達を拉致、ヨーコや徳田記者の母親も捕まった。
- サウンドウォーカー
- 公園の噴水をロボット化。ガイスターはサウンドウォーカーを使って「夢」を盗もうとしたが、夢は盗めないことを知って怒り、腹癒せに人々を寝させないようにした。
- キャリゲーター
- タクミの家のキャリアカーをロボット化。
- ガニーン
- 跳ね橋をロボット化。
- タイムガンナー
- 時計博物館をロボット化。
- ゴンダム
- ダムをロボット化。サンダーフラッシュで破壊された後、リフレクションビームで元通りのダムに再生される。
- ウシラ
- 教会をロボット化。
- シロダー
- 映画村の城のセットをロボット化。
- ゴンドラー
- 映画撮影用のゴンドラをロボット化。
- ヤドゴン
- 超高層天文台ビルをロボット化。
- タワザー
- 東京タワーをロボット化。
- デンシャウルス
- 車両基地の無数の列車をロボット化。だがこれはカイザースを引き付けるための囮だった。
- ガンセッキ
- 火山の火口付近の溶岩をロボット化。
- ライゴーン
- ダイノガイストが無から作り出した黒豹型ロボット。
- マーツリー
- 花火打ち上げ設備をロボット化。ドラゴンカイザーが初めて戦ったガイスターロボ。
- カーンモス
- 駐車場の車数台が融合してロボット化。
- ウーニン
- 煙草工場をロボット化。
- ナスカの地上絵ロボ
- ナスカの地上絵をロボット化。
- ビルドン
- 建設中のビルをロボット化。更にプテラガイストが盗んだ、タイフーン・バスターをセットし、逆用して台風を起こさせた。グレートエクスカイザーが初めて戦ったガイスターロボ。
- カブキング
- 歌舞伎座をロボット化。
- タイックカーン
- オリンピック会場をロボット化。
- ヴィートル
- 音楽ホールをロボット化。
- デスカボチャン1号 デスカボチャン2号
- ハロウィンのカボチャをモチーフとしたガイスターロボ。
- トッショガン
- 二つの図書館をロボット化。合体してパワーアップする。
- ゲートロン
- 高速道路の料金所をロボット化。
- シャトランダー
- スペースランドのスペースシャトルをロボット化。
- ゲスイドン
- 空き地にあった無数の土管をロボット化。
- ケルベーザ
- 建設重機をロボット化。
- フライングケルベーザ
- ケルベーザに翼が生えた姿。
- ショーガッコン
- 朝日ヶ丘小学校をロボット化。
- マッスルクロース
- サンタクロースの大型人形をロボット化。
- ケンタクロース
- マッスルクロースと巨大トナカイ人形が合体した姿。
- ファラオーン1号 ファラオーン2号
- スフィンクスをロボット化。
- グレンダー
- 海底油田採掘基地のクレーンをロボット化。
- アイス・マンモス
- スキー場のマンモスの雪像をロボット化。
- ビッグアイスト
- アイス・マンモス達が合体。ダイノガイスト(ロボモード)の姿をしたロボット。
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | ストーリーボード | 演出 | 作画監督 | 登場ガイスターロボ | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ボクんちの車は宇宙人(エイリアン)!? | 平野靖士 | ふくだみつお | 平岡正幸 | ホーンガイスト | 1990年 2月3日 | |
2 | リニア・モーターカーを助けて! | 川瀬敏文 | 佐々門信芳 | ハシダー | 2月10日 | ||
3 | 大停電で大こんらん | 石踊宏 | 寺田浩之 | テットン (グレートテットン) テットラー |
2月17日 | ||
4 | 火星行きロケットしゅっぱーつ! | 園田英樹 | 大雷太 | 直井正博 | ハッシャー | 2月24日 | |
5 | 薬屋さんがカラッポ!? | 渡辺麻実 | 高松信司 | 平岡正幸 | イカタンク | 3月3日 | |
6 | ボクら沈没船たんけん隊 | まるおけいこ | ふくだみつお | 大雷太 | 直井正博 | トーダイン | 3月10日 |
7 | 遊園地でキケンがぐるぐる! | 川瀬敏文 | 佐々門信芳 | オクトパーロボ ジェットコースターロボ 観覧車ロボ ミラーハウスロボ コーヒーカップロボ (スターランダー) |
3月17日 | ||
8 | ボクはジェットパイロット | 園田英樹 | 石踊宏 | 山本佐和子 | エアポートロン | 3月24日 | |
9 | お花見山は大仏さわぎ | 渡辺麻実 | 大雷太 | 直井正博 | リフケン 仁王ロボ 狛犬ロボ (狛犬仁王ロボ/コマオウ) ナンマンダー |
3月31日 | |
10 | 大ゆれ! ドーム球場 | 平野靖士 | 高松信司 | 中村旭良 | トチョーン1号 トチョーン2号 |
4月7日 | |
11 | 古代遺跡で大はっけん | 園田英樹 | ふくだみつお | 平岡正幸 | ドグーン | 4月14日 | |
12 | ケーキのもとがない! | まるおけいこ | 川瀬敏文 | 佐々門信芳 | カモツーン1号 カモツーン2号 |
4月21日 | |
13 | 富士山大バクハツ!? | 伊藤康隆 | 大雷太 | 直井正博 | メカバッタン ヘヴィーダ |
4月28日 | |
14 | たいへんだ! ママが! | 渡辺麻実 | 高松信司 | 中村旭良 | イバラカーン | 5月5日 | |
15 | 夢ドロボーにご用心 | 平野靖士 岩崎しゅういち |
石踊宏 | 山本佐和子 | サウンドウォーカー | 5月19日 | |
16 | 走れ! スーパーカー | 園田英樹 | ふくだみつお | 平岡正幸 | キャリゲーター | 5月26日 | |
17 | コンピュータを守れ | 平野靖士 伊藤康隆 |
川瀬敏文 | 佐々門信芳 | ガニーン | 6月2日 | |
18 | 時間がめちゃくちゃ | まるおけいこ | 大雷太 | 直井正博 | タイムガンナー | 6月9日 | |
19 | 虹の滝は大洪水 | 大庭圭司 | 高松信司 | 中村旭良 | ゴンダム | 6月16日 | |
20 | ねらわれた花嫁 | 渡辺麻実 | 石踊宏 | 山本佐和子 | ウシラ | 6月23日 | |
21 | 燃える映画村 | たかばたけし | ふくだみつお | 平岡正幸 | シロダー ゴンドラー |
6月30日 | |
22 | フーコの七夕物語 | まるおけいこ | 川瀬敏文 | 佐々門信芳 | ヤドゴン | 7月7日 | |
23 | アイドルを探せ! | 鹿島典夫 | 大雷太 | 直井正博 | タワザー | 7月14日 | |
24 | Go! Go! 豪華客船 | 平野靖士 伊藤康隆 |
高松信司 | 中村旭良 | デンシャウルス 宇宙商人トレーダー |
7月21日 | |
25 | 海に消えた病原菌(ウイルス) | 平野靖士 大庭圭司 |
石踊宏 | 山本佐和子 | ガンセッキ | 7月28日 | |
26 | 子パンダ争奪戦 | 渡辺麻実 | 森田風太 | ふくだみつお | 平岡正幸 | ライゴーン | 8月4日 |
27 | 流星群をぶっとばせ! | 平野靖士 伊藤康隆 |
川瀬敏文 | 佐々門信芳 | 8月11日 | ||
28 | 夏を取り戻せ! | 杉島邦久 | 大庭秀昭 | 直井正博 | マーツリー | 8月18日 | |
29 | 空に散った貯金箱 | まるおけいこ | 石踊宏 | 山本佐和子 | カーンモス | 8月25日 | |
30 | パパは禁煙中 | 志茂文彦 | 高松信司 | 中村旭良 | ウーニン | 9月1日 | |
31 | 地上絵のひみつ | 園田英樹 | ふくだみつお | 佐々門信芳 | ナスカの地上絵ロボ | 9月8日 | |
32 | 出た! 超巨大合体 | 平野靖士 伊藤康隆 |
川瀬敏文 | 平岡正幸 | ビルドン マッドガイスター |
9月22日 | |
33 | 友だちはカブキ小僧 | 渡辺麻実 | 大庭秀昭 | 直井正博 | カブキング プテダー |
9月29日 | |
34 | ぼくらのオリンピック | まるおけいこ | 石踊宏 | 山本佐和子 | タイックカーン | 10月6日 | |
35 | 勇者に贈る音楽会 | 志茂文彦 | 高松信司 | 中村旭良 | ヴィートル | 10月13日 | |
36 | ハロウィンの怪物 | まるおけいこ | 川瀬敏文 | 佐々門信芳 | デスカボチャン1号 デスカボチャン2号 |
10月20日 | |
37 | かいぶつ図書館 | 志茂文彦 | ふくだみつお | 平岡正幸 | トッショガン | 11月3日 | |
38 | 風になれ白い馬 | 平野靖士 伊藤康隆 |
大庭秀昭 | 直井正博 | ゲートロン | 11月10日 | |
39 | めざせ宇宙パイロット | 平野靖士 | 石踊宏 | 山本佐和子 | シャトランダー | 11月17日 | |
40 | 壊滅!ガイスター基地 | 渡辺麻実 | 高松信司 | 中村旭良 | プテダー ホーマー |
11月24日 | |
41 | マリオとジュリエット | 志茂文彦 | 森田風太 | 大畑清隆 | 佐々門信芳 | ゲスイドン | 12月1日 |
42 | 消防車出動せよ | まるおけいこ | 大庭秀昭 | 直井正博 | ケルベーザ (フライングケルベーザ) 宇宙商人トレーダー |
12月8日 | |
43 | タクミは学校が好き?! | 平野靖士 岩崎しゅういち |
杉島邦久 | 石踊宏 | 山本佐和子 | ショーガッコン | 12月15日 |
44 | サンタさんがいっぱい | 渡辺麻実 | 高松信司 | 平岡正幸 | マッスルクロース (ケンタクロース) |
12月22日 | |
45 | ピラミッドで大冒険 | まるおけいこ | 川瀬敏文 | 平井久司 | ファラオーン1号 ファラオーン2号 |
12月29日 | |
46 | 海底油田の罠 | 平野靖士 伊藤康隆 |
杉島邦久 | 大畑清隆 | 佐々門信芳 | グレンダー 宇宙商人トレーダー |
1991年 1月12日 |
47 | 雪国の決戦 | 平野靖士 富岡淳広 |
大庭秀昭 | 直井正博 | アイス・マンモス (ビッグアイスト) |
1月19日 | |
48 | 本当の宝物 | 平野靖士 | ふくだみつお | 石踊宏 | 平岡正幸 | ダイノガイスト プテダー ホーマー 宇宙商人トレーダー |
1月26日 |
スタッフ
- 企画:サンライズ
- 原作:矢立肇
- シリーズ構成:平野靖士
- キャラクターデザイン:平岡正幸
- メカニックデザイン:大河原邦男
- メカ作画監督:高谷浩利
- 美術監督:岡田有章
- 音響監督:千葉耕市
- 撮影監督:杉山幸夫(1話~26話)→鳥越一志(27話~)
- 音楽:田中公平
- 音楽製作:キングレコード
- 演出チーフ:福田満夫
- 作画チーフ:服部憲知
- デザイン協力:デザインメイト
- プロデューサー:今井慎(名古屋テレビ)、本名洋一(東急エージェンシー)、吉井孝幸(サンライズ)
- 監督:谷田部勝義
- 製作:名古屋テレビ、東急エージェンシー、サンライズ
主題歌
- OP〈オープニングテーマ〉
- 『Gatherway(OPテロップでは『ギャザウェイ』と表記)』
- (作詞:Azusa、作曲:井上ヨシマサ、編曲:山本健司、歌:三浦秀美)
- ED〈エンディングテーマ〉
- 『これからのあなたへ』
- (作詞:Azusa、作曲:井上ヨシマサ、編曲:山本健司、歌:三浦秀美)
- 勇者シリーズの作品の中で、本作品のみ音楽制作及び主題歌の発売元がキングレコードとなっている(以降の作品ではビクターエンタテインメント)。そのため1997年に発売された勇者シリーズの主題歌集CDには、当時放送中だった『勇者王ガオガイガー』を除いて唯一本作のみ未収録となっている。2009年にスターチャイルドより発売された『サンライズ ロボットアニメ大鑑』にはOPとEDの両方が収録されている。
- この他、年月の経過のため入手困難な状況となっている事情もあり、シングルCDは中古市場では5000円以上の高値で取引されている。
2009年に開催された『スーパーロボット魂』では三浦秀美により、OP&EDの両方が唄われた。なおライブで唄われたのはこれが初めてであり、唄い終わった後三浦は「わたしってもしかしてあの人は今みたいになっている?」と言っていた。
放送ネット局
- NBN 名古屋テレビ
- HTB 北海道テレビ
- ATV 青森テレビ
- IBC 岩手放送(現:IBC岩手放送)
- KHB 東日本放送
- ABS秋田放送
- TUY テレビユー山形
- KFB 福島放送
- ANB(現:EX) テレビ朝日
- NT21(現:UX) 新潟テレビ21
- TSB テレビ信州
- YBS 山梨放送
- T34(現:BBT) 富山テレビ
- ITC 石川テレビ
- FBC 福井放送
- SKT 静岡けんみんテレビ(現:SATV 静岡朝日テレビ)
- ABC 朝日放送(毎週金曜17:00 - )
- KSB 瀬戸内海放送
- HOME 広島ホームテレビ
- TYS(現:tys) テレビ山口
- JRT 四国放送
- EBC 愛媛放送(現:テレビ愛媛)
- KUTV テレビ高知
- KBC 九州朝日放送
- NCC 長崎文化放送(1990年4月 - 開局は4月1日だが日曜日だったため土曜日までに放送済み分を一日2回放送するなどして消化し、4月7日分より通常放送)
- KAB 熊本朝日放送
- OBS 大分放送
- UMK テレビ宮崎
- KKB 鹿児島放送
- RBC 琉球放送
関連商品
本作品は他のアニメの様にメディア展開に恵まれた作品とは言えず、[10]サウンドトラックCDやビデオはリリースされたものの、サウンドトラックCDには本編で使用された多くのBGMが収録されていなかったり、ビデオの販売も途中で停止するなどしていた。 その後、本作品の放映からおよそ15年後の2004年7月にDVD-BOX、そして現存する音源を総て収録したサウンドトラックCDがリリースされ、2008年1月からは勇者シリーズとしては初めてのDVDレンタルも開始された。
- ビデオ
- 勇者エクスカイザー 全6巻 キングレコード
- DVD
勇者エクスカイザー DVD-BOX(2004年7月23日、ジェネオンエンタテインメント)全48話収録、8枚組。
- CD
- ミュージックフロムエクスカイザーvol1
- ミュージックフロムエクスカイザーvol2
- 勇者エクスカイザー 総音楽集(2004年7月22日、キングレコード)2枚組。
- 玩具菓子
- エクスカイザーガム カバヤ食品
参考文献
- 勇者エクスカイザー大百科 ケイブンシャ
- 月刊アニメディア 90年2月号、4月号
脚注
- ^ エクスカイザー役の速水奨は、本作品のDVDボックス解説書に寄せたコメントにおいてコウタを「年の離れた友人」と評している。
- ^ a b c d e ケイブンシャの大百科より
- ^ トイジャーナル1991年2月号
- ^ 年齢は公式設定によると、ドリルマックス→エクスカイザー・スカイマックス・ダッシュマックス→ブルーレイカー・グリーンレイカーの順で若い
- ^ 放映当時のアニメディアより。
- ^ レイブサーガではこの技とゴッドソニックバスターが混同され「ゴッドソニックボンバー」「ゴッドコズミックバスター」と誤った名称がつけられ、続編でも変更されなかった。
- ^ ただし、作中で人間の食料を食べて味を批評するという行為を行っており、生態的・生活的にはエクスカイザーよりも後続作品のファイバードに近い
- ^ ブレイブサーガにおける「悪」との協力を望まないこと、活動理念が他の勇者シリーズの敵組織と異なることなど。
- ^ 29話では、折角盗んだ大量の紙幣を、4将は「価値が無い」と基地のマグマに捨ててしまい、後でお金だと知って大慌てになったことがあった。
- ^ 当然ながら当時は勇者シリーズという概念が無く、ビデオがリリースされた際にはガンダムと同系列のシリーズの最新作という触れ込みで宣伝されていた。
外部リンク
- 勇者エクスカイザー - 勇者シリーズ公式サイト内のページ
テレビ朝日系列 土曜17時台後半 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
獣神ライガー
(1989.3.11 - 1990.1.27) |
ANN 530ステーション
(1990.10 - 1993.3.27) |
|
テレビ朝日系列 土曜17時台前半 | ||
勇者エクスカイザー
(1990.10.6 - 1991.1.26) ※本番組より勇者シリーズ |
太陽の勇者ファイバード
(1991.2.2 - 1992.2.1) |