伊丹駅 (JR西日本)
伊丹駅 | |
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駅舎 | |
いたみ Itami | |
◄猪名寺 (1.9 km) (2.1 km) 北伊丹► | |
所在地 | 兵庫県伊丹市伊丹一丁目15-20 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■福知山線(JR宝塚線) |
キロ程 |
5.8km(尼崎起点) 大阪から13.5 km |
電報略号 | イタ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
23,288人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1893年(明治26年)12月12日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 * JR西日本の駅の中で第38位 |
伊丹駅(いたみえき)は、兵庫県伊丹市伊丹一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である。
概要
大阪国際空港(伊丹空港)の西側に位置し、駅前からは唯一伊丹側から空港に向かう公共交通機関・伊丹市営バスも乗り入れている。
アーバンネットワークのエリアに属しており、「JR宝塚線」の愛称区間に含まれている。みどりの窓口が設置されている直営駅(宝塚駅の被管理駅)。自動券売機は全てタッチパネル式で、みどりの券売機もある。ICOCAの利用も可能(相互利用ICカードはICOCAの項を参照)。
当駅から約750メートル西には、阪急伊丹線の終着駅・伊丹駅がある。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。
ホームは島式2面4線への拡張が可能な構造となっている。これは、将来当駅から大阪国際空港まで鉄道線を延ばす構想(後述の将来の構想も参照)があるためで、外側の用地は現在駐輪場などに使用されている。
エスカレーターは4基、エレベーターは2基設置されている。ホームの長さは10両編成対応(220m)だが8両編成分だけホームをかさ上げしたため、実質8両対応といえる。
駅構内にはキヨスクのほか、小規模な画廊『美術ギャラリー伊丹』がある。キヨスクは2005年4月にリニューアルされ、おしゃれなデザインの店内になっている。また駅前にハートイン伊丹店があり、ICOCA電子マネーが利用できる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■JR宝塚線 | 下り | 宝塚・三田方面 |
2 | ■JR宝塚線 | 上り | 尼崎・大阪・北新地方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
ダイヤ
特急列車はすべて通過するが、その他の営業列車はすべて停車する。
日中時間帯の停車本数は1時間あたり8本で、快速(「丹波路快速」を含む)と普通列車がそれぞれ4本ずつ停車する。
大阪行きの快速列車は、当駅を出ると尼崎を経てわずか2駅で大阪駅まで到達できるため、大阪市内へのアクセスが充実している。
朝ラッシュ時の大阪方面は本数が非常に多く、また朝晩は東西線に直通する列車もある(その他の時間帯は京都線方面のみで、東西線・神戸線方面へは尼崎駅で乗り換えとなる)。
利用状況
福知山線は長い間、単線非電化の地方ローカル線であったため、当駅も国鉄時代から大都市近郊の駅としては乗降客の少ない駅であった。しかし、1981年の複線電化、1987年の国鉄分割民営化、1997年のJR東西線直通運転の開始を経て、利便性が大幅に向上したことに加え、2000年代に駅周辺で大規模な商業開発が進展したことにより大幅に乗降客が増加し、近年ではJR西日本の各駅の乗車人員ランキングで上位50位以内に入るようになった。
なお、当駅の西には阪急伊丹線の伊丹駅があるが、当駅に比べるとやや利便性が劣ること[1]や、阪神・淡路大震災により同駅が仮設駅舎で営業している間にJR東西線が開業してJRの利便性が上がったこと、大規模な商業施設の撤退などで阪急伊丹駅周辺の都市機能が相対的に低下していることなども利用客増加の要因として挙げられる。
乗車人員
2010年度の1日平均乗車人員は23,288人で、JR西日本の駅の中では34番目に多い。この内、福知山線内では2位(1位は宝塚駅、3位は川西池田駅)。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
- 16,139人(2000年度)
- 16,820人(2001年度)
- 18,849人(2002年度)
- 20,851人(2003年度)
- 21,670人(2004年度)
- 19,784人(2005年度)
- 22,282人(2006年度)
- 23,026人(2007年度)
- 23,589人(2008年度)
- 23,102人(2009年度)
- 23,288人(2010年度)
駅周辺
中央口
中央口からはペデストリアンデッキが延びており、イオンモール伊丹に直結している。
- イオンモール伊丹(旧 ダイヤモンドシティ・テラス→イオンモール伊丹テラス)
- イオン 伊丹店(旧 ジャスコ)
- TOHOシネマズ伊丹(旧 伊丹TOHOプレックス)
- その他のテナントについてはイオンモール伊丹を参照のこと。
西口
北口
- ハートイン
- SHOP99
- 阪神運転免許更新センター(北へ徒歩3分)
- バスターミナル
- 大阪国際空港(伊丹市営バスに乗り換え)
東口
- 兵庫障害者職業能力開発校
- 日本フレックス工業
- 小西酒造(工場)
- 神津大橋
バスターミナル
停留所名はいずれも「JR伊丹」だが、阪急バスについてはイオンモールの西側に「イオンモール伊丹テラス」停留所を設け、「JR伊丹」停留所を経由しない路線が発着している。
伊丹市営バス
- 1番乗り場(阪急伊丹廻り)
- 2番乗り場(阪急伊丹廻り)
- 2系統 桜ケ丘・瑞ケ丘・鴻池経由 荒牧バラ公園行
- 13系統 市役所経由 山田行
- 14系統 市役所経由 昆陽里行
- 3番乗り場(阪急伊丹廻り)
- 1系統 小井内・池尻・鴻池経由 荒牧バラ公園行
- 4系統 小井内・池尻・鴻池経由 JR中山寺行
- 7系統 小井内・池尻経由 鴻池東行
- 4番乗り場
- 3系統 裁判所前・サンシティ・鴻池経由 荒牧バラ公園行
- 5系統 裁判所前・中野大橋・鴻池経由 JR中山寺行
- 17系統 裁判所前経由 西野武庫川センター行
- 18系統 松ヶ丘経由 西野武庫川センター行
- 24系統 裁判所前経由 サンシティ行
- 5番乗り場
- 6番乗り場
- 22系統 神津経由 岩屋循環
- 23系統 神津経由 岩屋循環(クリーンスポーツランド廻り)
- 24系統 森本・岩屋経由 東部循環
- 30系統 総監部前経由 三師団・交通局前行
- 31系統 北村・総監部前経由 山本団地行
阪急バス
- JR伊丹 停留所
- イオンモール伊丹テラス 停留所
将来の構想
当駅と大阪国際空港をJRで結び、大阪駅まで乗り入れる「JR福知山線分岐線構想」や、兵庫県がLRTを同区間に設置する案などがあったが、採算の取れる見込みがなく、実現される可能性は低くなっている。
歴史
- 1891年(明治24年)
- 1893年(明治26年)12月12日 - 摂津鉄道の駅として再開業。伊丹駅 - 池田駅(現・川西池田駅)の開業により、中間駅となる。一般駅。
- 1897年(明治30年)2月16日 - 阪鶴鉄道が摂津鉄道を合併。阪鶴鉄道の駅となる。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 阪鶴鉄道が国有化され、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。阪鶴線所属駅となる。
- 1912年(明治45年)3月1日 - 線路名称改定。阪鶴線福知山駅以南が福知山線となり、当駅もその所属となる。
- 1979年(昭和54年)7月1日 - 貨物の取扱を廃止、北伊丹駅に移管。旅客駅となる。
- 1981年(昭和56年)5月 - 橋上駅舎化。
- 1986年(昭和61年)3月3日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカードICOCA供用開始。
- 2005年(平成17年)
- 駅改装工事(JR西日本のNextStationPlanの一環)が行われる。
- 4月25日 - JR福知山線脱線事故の影響で列車の停車が無くなる(みどりの窓口のみ営業)。
- 6月19日 - 福知山線復旧、脱線事故後55日ぶりに営業を再開。
隣の駅
脚注・出典
関連項目
外部リンク
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