苅田駅

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苅田駅*
東口
東口
かんだ - Kanda
朽網 (3.6km)
所在地 福岡県京都郡苅田町大字提3434
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 日豊本線
キロ程 18.6km(小倉起点)
電報略号 カリ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
5,529人/日
-2010年度-
開業年月日 1895年明治28年)4月1日
備考 業務委託駅
みどりの窓口
* 1907年に刈田駅から改称。また1918年から1959年までは「かた」で呼称。

苅田駅(かんだえき)は、福岡県京都郡苅田町大字提にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線である。

苅田町は北九州市の通勤圏のためラッシュ時には多数の利用者が存在する。また2006年(平成18年)3月16日に開港した北九州空港の玄関口として、県と町により駅舎を新築し同年4月22日完成した。

朝に下関駅と当駅を始点・終点とする列車(1往復)が設定されている(これ以外は途中停車駅)。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。かつては木造駅舎が設置されていたが、現在は駅舎と駅前広場を改良する苅田駅周辺整備事業により橋上駅舎となって駅の東西を結ぶ自由通路が設置されている。この自由通路には公募により「WEロード」という愛称が付けられている。駅東側は2009年12月12日工事が竣工、ペデストリアンデッキも設けられた。西側はほぼ工事が終了、県道などから駅前広場へ通じる道路が新設された。エレベーターは改札階と上りホームを結ぶものが1基、改札階と下りホームおよび自由通路と東口の共用エレベーターが1基設置されている。ホームは両ホームとも4両分のみ嵩上げされている。

JR九州鉄道営業が駅業務を遂行する業務委託駅で、みどりの窓口が設置されている。

のりば[編集]

1 日豊本線(下り) 行橋中津大分方面
2 日豊本線 (待避線)
3 日豊本線(上り) 小倉門司港下関方面

駅周辺[編集]

駅は苅田町の中心駅であり周辺は町中心地である。駅の東側約300mの位置を国道10号が日豊本線と並行している。また、苅田港周辺の九州電力苅田発電所などの工場が集積する工業地帯を確認することができる。

バス路線[編集]

駅前ロータリー内に「苅田駅」バス停が、駅の東側の国道10号線上に「苅田駅入口」バス停が設置されている。

歴史[編集]

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道
日豊本線
快速
通過
普通
朽網駅 - 苅田駅 - 小波瀬西工大前駅

セメント会社専用線[編集]

かつては駅西側の採石所から当駅までを結ぶ日本セメント(現・太平洋セメント)の専用線と、当駅から苅田港に面する豊国セメント苅田工場(現・三菱マテリアル九州工場)までの専用線[1]があった。この採石所は日本セメントと豊国セメントの共有(後に宇部興産との三者共有となる)であったため、日本セメントの工場へは隣の小波瀬西工大前駅から苅田港駅を経てさらに分岐する専用線を通って輸送し、豊国セメントの工場へは日本セメント専用線から貨車がそのまま豊国セメントの専用線に入って輸送していた。

日本セメントは貨車牽引のための機関車を所有していなかったため国鉄の機関車を有償で借りて輸送を行っていた。これに対し豊国セメントは機関車を所有しており、地元の足として貨車を使って一般客の輸送も行っていた。

その後この採石所は日本セメントが撤退し、豊国セメントは会社合併で三菱鉱業セメントとなり採石を東谷工場(現・三菱マテリアル九州工場東谷生産課)にて行い輸送手段をベルトコンベアに切り替えたため、現在宇部興産のみが採石を行っている(ちなみにこちらも自社所有のベルトコンベアを利用して運搬を行っている)。双方ともレールは撤去されたが日本セメントの専用線跡はほとんど未舗装道路で残っており橋脚も残っている。また豊国セメントの専用線跡はその大部分が舗装された道路になっており日豊本線との分岐部分は公園になっている。なお豊国セメントは1972年(昭和47年)9月18日に専用線で使用していた5号機関車を教材用として苅田小学校に寄贈、現在も学校敷地内に静態保存されている。

脚注[編集]

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  1. ^ 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和18年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)

参考文献[編集]

  • 弓削信夫(監修) 『福岡県JR全駅』 葦書房、1993年ISBN 4-7512-0529-3
  • 『軌跡・かんだの歴史(苅田町合併50周年記念誌)』、2005年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 苅田駅(駅情報) - 九州旅客鉄道