うる星やつらの登場人物

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うる星やつら > うる星やつらの登場人物

うる星やつらの登場人物(うるせいやつらのとうじょうじんぶつ)は、高橋留美子の漫画作品及びそれを原作としたアニメ『うる星やつら』に登場する架空の人物の一覧。

メインキャラクター[編集]

諸星 あたる(もろぼし あたる)
- 古川登志夫
本作の主人公。「あたるとラムのどちらが主人公なのか?」という質問に対し、高橋は「少年サンデーグラフィック」にて「わたしは諸星あたるが主役だと思っていますがね」と回答し、原作でもあたるが「おれが主役だ」と発言する場面がある。
ラム
声 - 平野文
メインヒロイン。当初は第一話に登場したゲストのはずだったが、その後ラムはヒロインとしての地位を固め、主役級として描かれるようになる。

クラスメイト[編集]

面堂 終太郎(めんどう しゅうたろう)
声 - 神谷明
友引高校へ転入してきたあたるのライバル。強大な財力と軍事力を持つが作中に「面堂から金と権力がなくなるとあたるになるのか」と言われている、面堂財閥の跡取り息子。
三宅 しのぶ(みやけ しのぶ)
声 - 島津冴子
あたるの同級生で幼馴染。物語初期はヒロイン的存在だったが、あたるを振ってからはメインキャラの一人として登場するようになる。
藤波 竜之介(ふじなみ りゅうのすけ)
声 - 田中真弓
物語中盤頃より転入生として登場。女性だが、父親に男として育てられていたため、ケンカ慣れしており、男っぽく荒々しい行動が目立つ。
白井 コースケ(しらい コースケ)
声 - 山口勝平[1]
あたるのマブダチで度々つるんで悪さをする。聖なる胃袋(セントストマック)の異名を持つ彼女(組野おと子の替え玉とは別人)がいたり、バレンタインデーの時には彼女以外の女子からチョコをもらう隠れモテキャラ。他方、面堂と共にラムとあたるのキスの阻止やラムの貞操を守ろうとするといったラムに好意を抱いていると思われる行動もとる。連載後半では第三者として突っ込むことも多い一方、あたるや北斗とともに事態を悪化させたり、被害者になっている。名前は当時小学館の担当編集者の白井康介に由来する。テレビ版アニメでは背景役のみの登場で、メガネやパーマにその役を奪われている。
「うる星やつら 完結篇」では最後あたるとラムが空中で抱き合うのを温かく見守る群集の中に、パーマとは別に白井コースケもいた。
原作では第1話から登場するが、第3話でアニメのラム親衛隊相当の4人組に脇役の座を奪われて以降、北斗ともども短期連載期では姿を消していた。連載開始以降、脇役の地位を回復。アニメの主要脇役のメガネの役回りを原作で演じることが少なからずあり、アニメではメガネが貰っていたラムからのラブレターを、原作では彼が貰っている。(「ハートをつかめ」)
あたるとともに、2-4の要注意人物とされている。
としちゃん
声 - 古谷徹
「友引高校サバイバル! 生き残るのは誰だ?」に登場した2-4の園芸部の一人。原作では「埋没教室」の序盤に登場しただけだったが、アニメ版では描写が多い。
北斗(ほくと)
声 - 神谷明
あたるやコースケの友人。よくあたるとつるんでいるが、作中には1回しか名前が出てこない。先述のとおり原作第1話から登場している。
アニメ181話に登場した際には、デザインが『北斗の拳』のケンシロウ(声の出演もケンシロウ役で、本作で面堂役の神谷が演じた)そのものであった。「口付け宅急便! ダーリン初めてのヤキモチ」の序盤にも、一瞬登場している。
百恵(ももえ)
2-4の女生徒。クラスでも1、2を争う美人で、仮装大会でアマテラスの役に選ばれるなど(本番では持病の癪が痛んで降板)、作品前期のエピソードでよく登場していた。中期以降は影が薄くなりミス友引コンテストには出場せず。
雨森 露子(あまもり つゆこ)
声 - 島本須美[2]
「美少女は雨とともに」で友引高校2-4に転校してきた女生徒。あたるの家の向かいに住んでいる。過去に父親(声:安西正弘)が妖怪アメフラシとの約束を破ったため、娘である露子がアメフラシの呪いを受け、彼女と一緒にいると必ず水難に遭う。あたるらの協力もあり呪いが解かれるとまた引っ越して行ってしまった。この話は「お別れ直前スペシャル! 輝けうる星大賞」でベスト8にランキングされた。

ラム親衛隊[編集]

アニメオリジナルのキャラクターである。

しのぶによると、「なにをやるにもあの人たちと一緒にする」という、あたるの悪友かつ同級生。当初はあたるとダサい奴同士で牛丼を食う仲だったが、ラムがやってきたことで状況は一変、彼女の親衛隊となる。以来彼らの目的はラムを守り、ラムの愛を勝ち取ること、そして自分たちの邪魔者を打ち倒すこととなるがその努力も空しく、彼らの目論見は失敗に終る。親友同士だが、ラムの注意を引くためなら互いに打ちのめし合うことも厭わない。

原作では彼らの元となった人物たちがラム後援会を結成し、ラムが諸星と同居する原因を作っているが、短期集中連載から週連載開始への移行し、あたるらの学年も高校1年から2年に進級したのを境に姿を消す。これに関し『少年サンデーグラフィック』の質問コーナーによると作者の高橋は「彼らの親達が、息子達がこのまま友引高校にいるとろくな事にならないので転校させたから」と回答しているが、短期連載時の話である「系図」では、当時から10年後(昭和64年)の1年4組の同窓会には参加している。ラムへの呼び掛けは、メガネのみ「ラムさん」で、パーマ、チビ、カクガリは「ラムちゃん」と呼ぶ。

メガネ
声 - 千葉繁龍田直樹(第3話のみ)
本名はサトシ。強烈な個性を持ったラム親衛隊の最高幹部会議長で、ラムの注意を引く(ゲットする)ための作戦を指示する役。ナチス・ドイツ軍に関する強迫観念を含んだマニアックなオタクで、ヒステリーを起こしてエキセントリックな発言も多い。ただし、発言の後で冷静になって考え直す描写も多く、意外と常識人でもある。普段あたるとは敵対する立場にあるが、暇な時には彼と共に牛丼や立ち食いそばをたぐるなどして、それなりの友人としてのスタンスは貫いている。
愛用の装備として「この日のために徹夜で作った」重モビルスーツなる強化服を所持する。 
監督押井守が声優千葉繁をほぼモデルにして作り上げた。その極端なキャラクターは千葉のアドリブで完成される。立ち位置は原作の白井コースケに相当するが、どちらかというとライバル兼友人キャラである。
初期には、狂気じみた発言と笑い方が目立った。この姿をほかの親衛隊のメンバーや佐渡山はかなり恐れており、カクガリには「頼むからその顔だけはやめてくれ!」、パーマには「たまらん性格しとるなあ」と言われた。また、顎がはずれることがたびたびあった。
愛の表現こそあたるとは対照的だが、ラムを想う気持ちは少なくともほかの親衛隊のメンバーや、面堂よりは強い。当初はラムに煙たがられていたが、次第に友達程度の関係になってゆき、「メガネさん」と呼ばれるようになり、ある程度信頼されるようになる。
声を担当した千葉繁は後に『めぞん一刻』の四谷、『らんま1/2』の猿隠佐助など高橋留美子作品のアニメの名脇役を演じる事となる。 
パーマ
声 - 村山明
本名はコースケ。あだ名の通り髪型はパーマであり、背が高くひょろっと痩せている。
本名のコースケは原作のみの登場人物白井コースケと一致する。この白井コースケはあたると同じ様な行動をし、体力と行動力が非常に旺盛。よく司会を務める人物だったが、演じる村山明自身もアナウンスを得意としている。彼はラムに好意を抱いてあたると対立することがあったが、実は聖なる胃袋(セントストマック)の異名を持つ大食いの可愛いみき(声 - 麻上洋子)という名前の彼女がいる。
このようにしばしば性格や役割が対応し、親衛隊の中で唯一ラム以外に好きな彼女が存在するものの、外見は異なる。また、アニメでは時折、教室内のモブシーンで原作の白井コースケそっくりの人物が存在しているときがあり、アニメ版のパーマがそのまま原作の白井コースケと同一人物、ということではないようである。
チビ
声 - 二又一成西村朋紘(第1 - 5話)
本名はアキラ。あだ名通り身長が低く、臆病で泣き虫。親衛隊内の階級は突撃隊長。ロリータ・コンプレックスの気があると思われたことがある(アニメ版158話より)。よくカクガリと一緒にいて、彼に叩かれたり、メガネに脅されて使い走りをさせられるなど、4人の中では比較的悲惨な目に遭うことが多い。
カクガリ
声 - 野村信次
本名はヒロユキ。あだ名の通り髪型は角刈りで、体格は大柄。4人の中では最も影が薄い。担任の温泉マークにも類似しており、映画での温泉マークとアニメで役割を代わった話があるばかりか、温泉マークの真似をして本人に怒られる話もあった。ちなみに、漫画で対応する人物の髪型は角刈りよりもパーマに近い。

ラムの親戚・友人[編集]

いずれも異星人。ラン、弁天、おユキは惑星小学校からのラムの幼馴染み。

テン
声 - 杉山佳寿子
ラムの従弟で、頭部のつむじのあたりに角を一本生やしている族の幼児。原作では第7巻から登場したが、アニメでは序盤の第3話から登場。ラムが諸星家に同居してからすぐ後を追うような形で登場している。
ゆっくりながらも空を飛ぶことができるものの、空を飛ぶのは苦手。急いで移動するときはオマル(にしか見えないアヒルを模した)型の小型飛行艇を使用している。口から強烈な炎を吐くため、よく火炎放射器代わりに使われる。なお、火炎を吐いても唇や口内が火傷することはない。頭を叩かれると本人の意識と関係なしに火炎を吐いてしまう。デタラメな関西弁をしゃべり、一人称は原作では女性には「僕」、男性には「俺」と使い分けているが、アニメでは「わい」に統一されている。[3]
ラムの婚約者となったあたるを視察しに地球へとやってきたが、彼をラムの相手としてふさわしくないと判断。二人の仲を裂き、婚約を破棄させようと試みる。いつの間にかそのまま諸星家へ住み着いてしまった。あたるが精神的に同レベルの子供なのでいつもケンカが絶えないが、本心から憎みあっているわけではなく、いわゆるケンカ友達といった関係[4]
綺麗な女性や男に対する態度はあたるや面堂に類似している。女性には自分が子供であることを最大限に利用して愛らしく甘え、男性に対しては悪態をついたりいたずらをしたりと態度が悪いので、あたるを筆頭に男子生徒からは可愛げのないガキとしてジャリテンのあだ名で呼ばれている。また、面堂やあたるをアホ呼ばわりしている。幼児にしてはかなりの切れ者で、持ち前の機転の良さが周囲に好結果を出すこともよくある。なお、原作中でもラムから「だんだんダーリンに似てきたっちゃ」と言われ、相当なショックを受けていた。「飛ぶのが遅い、動きが鈍い」とチェリーにダメ押しされたときも相当なショックを受けており、意外と繊細な面がある。よく宇宙のオマケ商品や玩具を持ち込むが、地球の動物に使用して怪物化させたりあたるに奪われて悪用されることが多く、ラムにしばしば注意されさらには電撃を受けることもある。飛ぶのも遅いが実際泳ぎが苦手でラムに猛特訓を受けたことがあることがきっかけにさらにトラウマになっている。
皮肉にも、母親の職業は「火消し」である。赤ん坊の頃から放火魔をどつき回して大火事を消すことに生きがいを感じる豪快かつ恐ろしい母の姿を目の当たりにしてきたために彼女を苦手とする。このことは彼が地球へ滞在している第二の理由でもあり、母が地球へやってきた際にはぎこちない敬語を使い、カチコチに緊張していた。この時、火を所構わず吐かないようにあたるへは半鐘が渡された。最終的にカーネーションを母に渡すことに成功し、思いを伝えることができた。ちなみに母親は、鬼族の多くと同様に二本角の持ち主であり、テンの一本角は幼児の時だけではないかという説もあったが、原作者によると「テンちゃんは大人になってもずっと一本角」とのこと(サンデーグラフィック参照)。
ラン
声 - 井上瑤(初代)、小宮和枝(二代目)
ラムの幼馴染み。唇同士の接触で相手から若さを吸収したり、吹き込む能力を持つ宇宙人。科学技術と黒魔術に長けており、ラムへの復讐のために爆発するカラクリ人形[5]や少なくとも2台のクローン装置を持つ。
露出度の高い銀のビキニ(アニメではピンク)、または淡色のシフォンのドレスを着用。友引高校では制服姿である。ふわふわカールの赤毛(アニメではピンク)でロリータ・ファッション(甘ロリ)の可愛らしい風貌である。極度の二重人格で普段はぶりっこで華やかで垂れ目の愛くるしい雰囲気の少女だが、怒ると突然牙を剥いて凶暴になり吊り目となってドスの効いた河内弁でしゃべる。一人称は普段は「ランちゃん」や「あたし」だが、キレると「ワシ」に変わる。ちなみに母親も河内弁のような言葉でしゃべる。
幼少期よりラムとは大親友でいつも行動を共にしていた。いたずら好きのラムに付き合わされ、不幸な偶然が度重なり、ひどい目に遭い続けていた。その経緯を大人に尋ねられるとラムはいつも巧みに言い逃れ、ランが叱られる羽目になることが多かった。故にラムをいつか痛い目にあわせて復讐を…と考えるように(ラムの行動に悪気がないことを知るのは「風邪見舞い」においてである)。
レイに恋心を抱いていたが、彼はラムと恋愛関係にあった。レイが幸せならば自分の恋をあきらめて、二人と友人関係を続けていく道を選ぼうと心に決めていた。しかし、ラムは地球であたると婚約し、レイとあっさり別れたことに腹を立て、その遺恨を晴らそうと地球にやってきた(それ以前にラムはレイのあまりの卑しい食い意地に嫌気が差して別れているが、ランにとってその経緯は意味を持たない)。
ラムに巻き込まれた数々の悲惨な過去を思い出しては怒りの感情を湧き上がらせ、復讐や嫌がらせを思い立ち、実行に移すなど非常に執念深い面を持つ。
友引高校の2年7組へ地球人の「」として転入。ラムへの復讐として、婚約者のあたるの若さを吸い取るべくモーションをかけるが、ことごとくラムに邪魔される。一度あたると口づけをしたが、彼が錯乱坊の若返り薬を飲んでいたため、吸いきれず失敗。その後はあたるの若さを奪うことは断念するもラムに対する復讐心は消えず、たびたび思い出したように嫌がらせをする。当初はラム以外には自分が宇宙人であることを知られないようにしていたが、レイとデートをするようになった頃から、いつの間にか、あたる達の目の前でも自分が宇宙人であることを隠すような行動はなくなっていった(ただし、作中で明確に彼女自身から地球人達に正体を明らかにしたという描写はない。ラムの幼馴染みという点から、あたるなどには自然と知れたと解釈されている)。
連載中盤からは、レイとたびたびデートを重ねており、大食漢の彼のために大量の食事や弁当を用意し、その食べっぷりを悦に入った笑顔で見つめている。完結篇では弁天によりUFOをジャックされ、半ば強引にラム救出のため、レイと共に闇の世界に連れて行かれた。
ラム同様にあたるのことを『ダーリン』と呼ぶがラムと違い特別好意を持っているわけでなく言わば通称である。
弁天(べんてん)
声 - 三田ゆう子
原作での初登場は第10話『いい日旅立ち』。ラムの幼馴染みである宇宙人。福の神族。名前の通り七福神の一人弁財天で、節分の時期になると彼女ら福の神族は宿敵関係にあるラム達鬼族と(紅白玉入れ)合戦をする。自分たちの星で節分の行事が財政難で開かれなくなって以降は、たびたび地球に来て豆まき合戦をする。節分以外でも時折ラムの所へ遊びに来ている。あたるを色仕掛けで初めて利用した女性である。顔を見るたび言い寄ってくるあたるを殴るだけでなく、パチンコの玉代わりにして竜之介に発射する[6]など、親友の婚約者と認識しながらも、かなり手荒く扱っている。
男勝りでサッパリした勝気な性格だが、性格が男な竜之介とは違い、女性であるという自覚はしっかり持っている。時に色仕掛けを有効に利用したりする。
不良グループを一人で潰してしまうほどケンカが強く、カツアゲなどもするスケ番である。また、母校の惑星中学校で、おユキ、ラムと共に「伝説のスケ番」と呼ばれている。愛用のエアバイク隆盛号を乗り回しており、自分でメンテナンスをしている。気性が激しくて荒々しいケンカも好きだが、可愛い一面も時折見せる。
恋愛については不明。過去に彼氏がいたような記述もあるが、その真相は謎である。
露出度の高いプロテクターのような衣服を着用し、肩からは鎖を掛けている。この鎖は自宅UFOの鍵となっており、鎖に鍵がついているのではなく、UFOに鎖の形をした鍵穴がある(スケ番3人組に鎖を盗まれた際にはUFOに入れなく、必死に奪回を試みた。後にUFOの勝手口が開いており中には入ることができたことが判明)。幼少時から同様の鎖(現在より小振り)を身につけていた。
おユキ
声 - 小原乃梨子
原作での初登場は第7話『お雪』。 海王星の女王であり、雪と氷と冷気を操る雪女である。ただし熱や暑さに弱いとされる地球の雪女とは違い、温かい風呂や温泉に入ることも出来る。低温と氷を利用した様々な武器や技を持ち、作中で判明しているだけでもかなりの多数に上る。風邪になって体調を崩すと冷気を暴走させ、体温は零下にまで下がり、海王星全土を凍結させてしまうほどの冷気を発する。こうなると氷の武器や技も本人の意思に関係無く勝手に発動してしまい危険な事態となる。
また、様々な場所へと瞬間移動するための入り口を開くことができる。外見通りに普段は物静かで上品だが、、その性格は冷ややかで怖く、腹黒くて陰湿(後述)。怒らせることは容易ではないが、ランによると、「怒らせた者は恐ろしい目にあう」という。こうなると周囲は極寒となり前述の氷の武器や技を使用するか、怒りの対象となった者を凍結させてしまう(両方の場合もあり、さらにひどい場合凍ったまま異次元トンネルに捨てられる)。付き人達からは「おひいさま」と呼ばれ、B坊という雪男から姉のように慕われている(なお原作ではB坊は下男とされる)。
大福帳を持ち歩いて金銭を管理している。海王星に自生する、クチバシを抜くとシャーベットになる生物(名前もそのままで『シャーベット』)を海王星の特産物として売り出したり、冷気の出る風鈴を販売して金稼ぎをする場面もある。弁天が暴れた時は賠償金をきっちり請求しているが、シャーベットが暴れて弁天のバイクを傷つけた時には「修理代くらい払ってあげる」と言っており、海王レミングがランの用意した菓子を食べてしまった時にも責任を取る意図があると思われる発言がある(もっともそれが余計に弁天やランを怖がらせてしまった)。作中では弁天に「筋金入りのドケチ女」、ランに「冷血商人(あきんど)」と陰口を叩かれている。それを聞いた際には「気にしていない」と言いつつ、二人を氷漬けにしている。
ケンカ慣れしている竜之介と弁天にも勝利するなど、腕っ節も相当のものである。それまで作中最強との呼び声高かったコタツネコにも前述の風邪で能力が暴走していたとはいえ、本人には敵対や攻撃の意図も無いままに一撃で勝利した。
弁天と同様、好きな異性に関する一切の情報が不明である。ただし初登場時にあたるに押し倒された時の台詞から異性に興味が無いわけではない様子。
白い着物を着用しての登場が多い。その下は露出度の多いワンピース型の水着のような衣服を着用している。氷のような見た目を持つ長い髪をポニーテールのように一つにまとめている。
初登場は、海王星の大量の雪を捨てるために4次元空間を開いたところ、あたるの部屋の押入れに繋がった話。海王星は男が他の星に出稼ぎに行ってしまうため、一緒に付いてきたラム親衛隊は雪かきの人員として重宝された。
ラム、弁天と3人で「伝説のスケ番」として名を馳(は)せていたとされるが本人は否定。ラム達が黒板消しに似た小学校時代の担任ロボットCAO-2に悪戯を仕掛ける時には、入れ知恵こそするが実行には関しては傍観していた。結果的に先生の受けが良い優等生然としていた。
レイ
声 - 玄田哲章
ラムの元婚約者。鬼族。あたるの母親、友引高校の女生徒、クラマ姫をはじめ、彼の顔を見た女性をほぼ全員一目惚れさせ、面堂を精神的に打ちのめすほどの色男でハンサム。本人も美形である自覚があり、時にそれを利用している。しかし頭が弱く、性格はかなりの天然ボケで、底無しの大食漢。興奮すると、見るからに滑稽で巨大な虎柄の牛鬼(ウシトラ:艮すなわち鬼門の方角に由来)に変身する。
初登場時にあたるの母親の手の甲にいきなりキスをして彼女を舞い上がらせたが、ラムによると「食べられるかどうか“味見”しただけ」というほど食い意地が張っている。
以前はラムと相思相愛の恋愛関係にあり、婚約もしていた。しかし所構わず食べ物を優先する卑しさや、滑稽な牛鬼の姿などを理由に、ラムに振られて婚約を解消されてしまった。ラムに未練があり、地球まで追ってきた。
黙っていれば超美男子だが、基本的に単語程度の言葉しか話さない。終盤はさらに極化して「ラム」「ラン」「めし」「うん」。牛鬼に変身後は「ぶも〜!」など彼なりの感情の擬声が多い。中期以後はデフォルメが進み、可愛らしくお馬鹿なキャラクターとなった。友引高校2年4組の自習時間に乱入したエピソードの際には、簡易通信機を用いてテンと「チャンネル0(レイ)」「腹が減ったから帰る」など、短いながらも会話をしている(原作には「ひそひそひそ」という手書き文字にしか表されていない)。
2度目の登場の際(原作第9話、テレビアニメ第6話)には、ラムに誠意を見せるはずだった貯金を手にしていたが、食欲に負けて牛丼屋に入ってしまった。それでもラムに「一緒に帰ろう」とせがみ、ラムから「まともな日本語でプロポーズしたら(考えても良い)」と条件を出された。カンペを見ながらプロポーズの文章を口にした(虎の巻を棒読みしただけ)レイだが、反故(ほご)にされた上に馬鹿にされて激怒した。彼が一小節の文章を話したのはこの回のみ。ちなみに、原作では、牛鬼姿の時に彼がラムを呼ぶときは、ゆがんだ線の吹き出しに幼児の手書きのような文字で「らむ」と書かれたセリフで描写されている(劇場版アニメ『オンリー・ユー』では、地球の牛丼屋に来た際「牛丼大盛り 味噌汁 おしんこ付き」と注文しており、日本語を二語以上話している場面がある)。
原作では第6話「愛で殺したい」、テレビアニメでは第5話で初登場。ラムに復縁を迫り、あたるも「同種族同士の結婚がよい」とレイの後押しをするが、ラムの「あたるとの子供がお腹にいる」という嘘に激昂(げっこう)。あたるとイモの早食い競争をするも敗北。[7]大食いで負けたのはこの回のみである。
当初は恋敵のあたるを見ると襲いかかっていた[8]が、ラムを見つけたり[9]や食べ物を与えられると襲うのを中断したり、止める。連載後半では諸星やランから食べ物を与えられて足止めされることもある[10]
また、テレビアニメ第144話では、美形の男と契りを結びたいクラマ姫に気に入られ、求められる。レイを奪還に来たランが窮地に陥るが、「めし」よりランを優先し助けた。もともとレイに好意を寄せ、地球に来てからは食事を用意してくれるランはレイにとっては大切な存在と言っても過言ではない。恋愛感情は不明であるが、好意的であり、満更ではない様子(後の頭内イメージでは「めし」の中に、ランの方がラムより近くにいる設定だった)。

スケ番3人組[編集]

惑星中学におけるスケ番で、ラム達の後輩。伝説のスケ番と呼ばれた元祖スケ番3人組ラム・弁天・おユキ達を超えることを目指し、3人に引導を渡すべく色々とちょっかいをかけるが、いつも失敗している。

後に元祖スケ番3人組と呼ばれた3人が不良などではなく、ラム達と関わってひどい目にあった友人の話が、その転校後に噂となって一人歩きしただけだったことが判明するも、彼女たちはそれを受け入れようとはせず、自分らが最強であることを証明するまで、些細な事で競争し続けた。それはほとんどが単純な悪戯と影の工作に過ぎなかったが、それでも執念深く挑み続けた。

それぞれ特殊な能力を行使できる。原作では、すぐに女の子を見ればナンパするあたるからは「小学生かと思った」程度の子供にしか見られず、3人共あたるには相手にされていない。アニメ版では初登場の際、「お姉さ〜ん」と3人の後をくっ付いているシーンがある。これは、原作では初登場の際にはあたるが登場しないにもかかわらず、アニメ版で無理に登場させてしまったためで、その後、アニメ版でも3人のことを相手にしないエピソードを放送したため、あたるの行動が矛盾した内容となっている。

なお、『めぞん一刻』の劇場版に登場する犬のマッケンローとサラダの仔犬達もスケ番3人組と同じ名前になっている。

しゅがあ
声 - TARAKO
通称:七色のしゅがあ。髪型はお団子頭。3人組のリーダーで、すべての作戦は彼女が考える。保護色の特殊能力を持つ。
じんじゃあ
声 - 坂本千夏
通称:仏のじんじゃあ。小さな猫のような耳が頭にみられる。死んだふりの能力を持ち、本当に死んだと思わせるほど身体の活動を低下させることが可能。
ぺっぱあ
声 - 鵜飼るみ子
通称:毒蛇のぺっぱあ。長髪にヘッドバンドをしている。脱皮の能力を持ち、自分の皮膚を自由に脱ぎ捨てることが可能だが、それをした後もどういうわけかちゃんと服を着ている(ただし、パソコン版のアドベンチャーゲーム「うる星やつら 〜恋のサバイバル・バースデイ〜」では、ラムの電撃に対抗するためのゴムガッパを着込んだまま脱皮してゴムガッパが脱げてしまうという描写が存在する)。

友引高校関係者[編集]

教職員[編集]

温泉マーク(♨)
声 - 池水通洋
あたるの通う友引高校の教師。本名は不明で校長先生からも「温泉先生」・「♨先生」と呼ばれる。アニメでは友引高校OBという設定が追加されている。原作ではあたるが1年だった第4話『あなたにあげる』から登場。担当は英語で、生徒指導の主任も兼ねているが、これは長期連載開始以降の追加設定であり、当初は担当科目不詳であった。
いつも温泉マークの柄の背広を着ている(ちなみに、原作では背広とスラックス全体に無数の温泉マークがプリントされているが、アニメでは描きやすさを考慮したのか、マークは背中に一箇所だけとなっている)。面堂と同様に諸星が自身の不幸をばらまく際の標的になることが多い。
原作では『いまだ浮上せず』の回で、妻子及び年老いた母がいることが判明するがアニメでは独身という設定であり、そのためにサクラに迫るエピソードが多いが全く相手にされない。
花和(はなわ)
声 - 納谷六朗
友引高校の新任教師。半年間の自宅待機の後に友引高校に赴任したが、このとき同時にラムが友引高校のあたるのクラスに編入している。担当教科は古典。あたるのクラスの担任。生徒想いで青春を青臭く語るのが好き。丸眼鏡に懐中時計、三揃えスーツの襟元にピースバッジという、やや時代錯誤的なセンスの上、ものの見方がどこかずれているため、空を飛んだり電撃を発するラムを見ても、宇宙人だと認識できていない。友引高校の先生では珍しく名前が出てきたキャラでもある。
アニメ版ではテロップに「花輪」と表記されることが多い。原作・アニメともに、中盤以降はほとんど登場しなくなり、生徒達と絡む場面もほぼ無いが、最終回「ボーイ・ミーツ・ガール Act.11 Fin」のタイトルバックには他の歴代キャラクター達とともに顔を見せていた。
校長先生
声 - 西村知道[11]
友引高校の校長。心の広い、寛容な人物で、あたるを始めとする強烈な個性の生徒達や宇宙人、はては妖怪まで現れる友引高校において、表情ひとつ変えず穏やかに対応する、考えようによってはものすごい人。ちなみに作品初期のころでは問題が起きると「退学にしますか」などと言っていたが中期からはなくなり、どちらかというと、自ら率先してイベントを開催するようになった。コタツネコと気が合うらしく、よく校長室で一緒にお茶を飲みながらまったりとくつろいでいる。
生徒や職員からは雑に扱われることも多く自分で「重い肩書き、軽い立場」と称した。ぴえろとディーン両制作時期において、演出の違いからか性格が若干異なっており(ディーン期はぴえろ期より温和に)、西村知道の声質もそれに合わせて変化している。 
栗林(くりばやし)
声 - 玄田哲章
アニメ版の初期に登場。校長が2-4を立て直すために呼んだ、教育大臣認可、切り札教師株式会社推薦のベテラン教師。しかしあたるがラムと夫婦であることと、自身がロリータ・コンプレックスであることからあたるに対し深く嫉妬し、虐待に近いことをあたるに繰り返した。最終的にはあたるの策略でラムとデートするが、ラムのおでこにキスしようとした瞬間を生徒多数、及び校長に見られてしまい、人格崩壊する。花和先生や、温泉マークの登場により次第に出番を失っていく。 

その他の主要な人物[編集]

サクラ関係[編集]

錯乱坊(チェリー)
声 - 永井一郎
本名不明の遊行僧。第一話においてあたる、しのぶに引き続きラムよりも早く登場。作品中では本人の初登場時の要請により、チェリーと呼ばれることが多い(「錯乱坊」の漢字に「チェリー」のルビが振られる)。それぞれ巫女の妹と姪のサクラ(後述)がいる。特技はサーフィン
初登場時には「とある高僧」と自称し、主人公あたるが世にもまれなる不運の相の持ち主であることを的中させる。以降もたびたび用もないのに変な所から出没する。登場時はほとんど強烈な破壊力のある顔面のどアップで出没。食い意地が汚く、時々諸星家の食卓に勝手に上がり込んでは食事を平らげてゆく(ちなみに入れ歯)。
あたるについて様々な土地に顔を出すこともあるが、基本は友引町内に居着き、普段は空き地にテントを張って住み、中盤以降はコタツネコと行動を共にしているシーンが多い。決め台詞は「運命(さだめ)じゃ」。メガネから「先天的自爆体質」と呼ばれるほど、登場すると爆発する(本人は無傷であることが多い)。会話には「なまんだぶ」と称名念仏を唱えることもある。
初期の作品内では、初登場であたるを川から突き落としたのを初め、あたる達に無用な混乱を与えるトラブルメーカーであり、後半になってあたるが受身のキャラでなくなると、突然現れることで物語内の構造に突然変異を起こさせる役割も持つようになる。出現と同時に、いきなり大爆発が起こることも多々ある。作中でたびたび不吉な予言をし、高い確率で的中させているが、その悪い状況を(多くの場合、故意に)さらに悪化させている。物の怪や幽霊等の存在を妖気からいち早く察知したり、魔を封じ込める饅頭やさまざまな妙薬を作ったり、除霊したりするといった霊能力(法力)を持ち合わせているが、除霊よりも妙な物を召喚するほうがうまいために結果的に彼の干渉で事態を悪化させるケースも多々ある。登場回数の多さにもかかわらず、作中でラムの電撃を一度も食らったことがない(ただし登場人物たちに殴られることが多い)。
サクラとペアで登場する事が多く、それなりに良好な仲だが守護霊同士は非常に険悪で、しょっちゅう喧嘩している。ちなみに、チェリーには大柄な生臭坊主が憑依している。
錯乱坊の妹(サクラの母)は兄妹だけに顔が似ているが、妹には大食い要素がない。こちらもアニメでは永井一郎が声を担当。ちなみに本作初のレギュラーキャラの二親等キャラである(その後、レギュラーキャラの兄弟姉妹は面堂了子まで登場しない)。
原作初期は4.5頭身ほどのスタイルであったが、後に2頭身に定着する。他の登場人物より背が低いため、コマから見切れる時には突然竹馬に乗り高さを調整されることがある。
うる星やつら以降の高橋作品のアニメの『らんま1/2』や『犬夜叉』にも隠れキャラとして登場している。
姪のサクラからは慕われているとは言いがたい[12]が、「ディスコ・インフェルノ」ではサクラや尾津乃とディスコで待ち合わせた上で尾津乃の霊力を試し、サクラの相手としてそれなりの霊能力者以外認めない発言をしたり、交際を許可したりと父親のような発言や行動をとっている。
サクラ
声 - 鷲尾真知子
錯乱坊の姪で巫女。本作初のレギュラーキャラの三親等親族キャラ。姓が不明で、皆からは「サクラ」「サクラさん」「サクラ先生」等としか呼ばれず、更に書き文字では「さくら」とは表記しない。婚約者に西洋魔術師(悪魔祓い師)の「尾津乃つばめ」がいる。スタイル抜群の美人だが、「〜じゃ」「おぬし〜」など、外見とつりあわない古臭い口調で話す。原作では第4話「あなたにあげる」が初登場。自宅の鳥居には「正一位」の扁額がかけられて、自宅表札は「妖怪屋敷」とある。また、自宅は最初は平屋建てだったが、いつの間にか二階建てに増築されている。
自宅に母(錯乱坊の妹)と二人暮らしらしく、時々叔父の錯乱坊が自宅に訪ねて来ている。父親はサクラの幼少時から成人した現在に至るまで一度も作中に登場せず、話題に上ったこともないため、その存在自体が一切不明である[13]
母や伯父に顔と身長が似ず、長い黒髪で背が高く、グラマラスで大変な美人である。友引高校の男子生徒達や、アニメでは教師である温泉マークからも想いを寄せられており、男子達はわざわざ自ら傷ついて保健室の彼女へ会いに来る程。
生来から大変な病弱体質であったが、扮装して家出中のあたると偶然ラーメン屋の外でぶつかり、彼の悪相を放っておけずに御祓いをすると、中断の度に彼女に取り付いていた病気の根源である悪霊があたるへ移っていき、一部を除き払い終えると彼女は健康体となった。それ以降はしのぶ等と同じく女性離れした怪力を発揮し、週刊連載開始後しばらくしてから、「妖花・サクラ先生」の回で友引高校の養護教諭として就任する。
当初は死神を自身に取り憑かせた張本人であり、かつチェリーの親族で、自身の悪相に関わってきて事態を悪化させるためにあたるはサクラを毛嫌いしており、彼女がいる保健室に行きたがらなかったが、次第にあたるの女好き要素が強化されてくると今度はあたるがサクラにセクハラをして、サクラに飛ばされるといったスタイルが定着し、似た役割を持つしのぶと行動することが多くなり、面堂とあたるを色餓鬼として嫌うようになる。
遺伝なのか、伯父の錯乱坊以上の底なしの大食漢であり、いくら食べてもプロポーションが不思議と崩れない。本人によると、ダイエットしているからとのこと。ただし、見た目は変わらないが相応に体重が増えている描写はある。叔父同様強力な霊能力(霊力)を有し、払い串を手に妖怪等をお祓いすることができる。また、修行により妖怪・守護霊の類を呼び出す能力も持ち、たびたび話の解決役となる。一方、保健医としてはそれなりに優秀なのだが、保健室にやってくるのは下心満載の男子生徒ばかりであるため、当初は真面目だった診察も段々アバウトになっていき、映画『ビューティフル・ドリーマー』では大量のトランキライザーを処方するなど、薬の使い方もかなりいい加減である。
初期の頃は面堂にたかろうとする錯乱坊を「恥を知れ!」と言って叱るが、物語後半になると諸星家に来て食事をたかるようになっている。お祓いの際は「はらたま! きよたま!」を連呼するが、これは「祓いたまえ」「清めたまえ」の略である(TVアニメ第5話の台詞が初出)。後に「はらたま」は、映画『ビューティフル・ドリーマー』(監督・脚本押井守)における荒廃する夢の世界で彼女が経営する「牛丼はらたま」として用いられ、同じく押井監修・脚本のテレビゲーム『サンサーラ・ナーガ』にも同名の立ち食いそばチェーンが登場する。また、「はらたま」「きよたま」はマントラ(他のRPGにおける呪文魔法に相当)にもなった。
ビューティフルドリーマーではBMWバイクを乗り回し、給湯室で喫煙するシーンがありTV版のキャラクターと印象が異なる。ただし、原作には喫煙するシーンがある(「水着ドロボウ」の回)。
尾津乃 つばめ(おづの つばめ)
声 - 井上和彦
サクラの婚約者で、西洋魔術師で、生業はエクソシスト。その職業にふさわしいドラキュラの様なマントを常に身にまとうハンサムで長身、優れた霊能力の持ち主だが、不器用で少し間が抜けている。魔物や霊を呼ぶ時は必ず「おいでませ」という。3巻(原作第17話「ディスコ・インフェルノ」)での初登場時はドジや間抜けな面が多く、呼び出した魔物を消す方法を修得していないなどの未熟さが見られたが、先述のとおりサクラが霊能力者以外との交際を認めない錯乱坊にサクラの彼氏として認定される。
10巻での再登場時ではそうした面はあまり見られなくなっている。ただ、海辺や公園などサクラとのデートのたびになぜか友引高校の生徒達に覗かれたり邪魔されたりする上、あたるの「愛が冷めたんですよ」発言を信じてしまう等、まだまだ間抜けな面は抜けない。原作ではつばめの父親は既に死去しているが、幽霊として登場。息子同様に陽気な性格であった。
コタツネコ
声 - 西村朋紘
大人の背丈ほどもある大きな化け猫。かつては江戸時代に生きていた普通の野良猫だったが、冬の屋外に放り出されて凍死したため、怨念でコタツに執着する化け猫になった。時々錯乱坊のテント前や、あたるの家にいる。無口(鳴くこともなく、台詞はほとんどが大きく太い字体で「ん」など)でのんびりした性格で、錯乱坊やテンとは比較的相性が良く、友引高校の校長とは茶飲み友達。ランに対して特別な思いを持っている節がある。一方で巨体に見合った腕っ節の持ち主で、必殺技の「突き押し」は竜之介や弁天など、数多くの強者を打倒してきた。反面、コタツに執着しているためにコタツ布団などで買収されるケースも多い。
メガネ役の声優である千葉繁は毎回長いセリフで絶叫するが、コタツネコのセリフは無いに等しいにも関わらずギャラは大差なかったことを冗談混じりに愚痴ったことがある。[要出典]

終太郎関係[編集]

面堂 了子(めんどう りょうこ)
声 - 小山茉美
面堂終太郎の妹。兄同様に容姿端麗だが、何よりも退屈を嫌い、面白半分で行動している。私立清廉女子大学付属女子中学校2年に在学。好きな人はいじめてしまう性格であり、兄や水乃小路飛麿(後述)にいたずらをし、困らせるのが趣味。初登場時には終太郎が忘れた弁当を牛車に乗って2日(アニメでは9日・生もの入りのため、すでにかなり傷んでいた)かけて届けに来るなど、嫌がらせのためには苦労を厭わない。言い寄るあたるを利用し、しばしば騒動を引き起こす。度が過ぎて、女性に甘いはずの兄から刀を向けられたこともあるが、無論、意に介する素振りはない。
部下として絶対服従の有能な黒子軍団を従えており、基本的に役に立たない終太郎の黒メガネ集団と対照的である。二人一組で馬の着ぐるみに入って了子の足になったり、爆弾を仕掛けたりする。
あたるのアタックに対し積極的に手を差し伸べる数少ない女性のように見え、飛麿に対しても好意を持っているように振舞っている。「オモチャ」として遊んでいるのであるが、双方とも終太郎が不愉快になる人物であるため、わざと恋の駆け引きをしているかのように見せ、兄の一喜一憂する狼狽ぶりを楽しんでいるのである。特にあたるは多少の嫌がらせやいたずらにあっても引き下がることをしない上、実に毎度毎度言い寄ってくるので、懐柔するには手頃この上ない存在である(あたるに騙されて大泣きしたこともあるが、後に十二分にお返ししているので遺恨は残っていない)。兄妹対決の際は常に了子側に付き、『終太郎に嫌がらせをすると愉快』という点においては同志であるため、あたるを信頼している一面も見せる。
水乃小路 飛麿(みずのこうじ とびまろ)
声 - 井上和彦島田敏
面堂家の嫡男(ちゃくなん)である面堂終太郎のライバル。面堂財閥同様に強大な財力と軍事力を持ち、武家出身の面堂財閥といがみ合ってきた、日本のスポーツ業界を牛耳る公家出身の水乃小路スポーツ用品の次期当主で家同士もライバル関係にある。しかし幼い頃から互いを「終ちゃん」「トンちゃん」と呼び合う。スポーツ用品系財閥の御曹司であるが極度の運動オンチ。特技として野球のボールを丸飲みしたり、再び吐き出すことができ、パチンコのように大量のボールを吐き出すこともある。当初妹を『鉄の妹』と思い込んで同じく『鉄の嫁』と思い込んでいた終太郎と不幸を競い合ったり、初登場において『雌雄を決する』の意味を、『負けた方がお嫁さんになる』と思い込んでいたりと、非常識かつ変態である。所属高校は不明。
普段はボサボサの髪で目元まで隠れており、瞳に星がある。この目は祖父と父親以外の水乃小路家全員に共通する特徴である。家族構成は祖父、父母と妹の飛鳥。
『鉄の妹』飛鳥に、恋愛対象のように慕われているが、飛麿はあくまで「妹」として飛鳥を思いやっている。明らかに飛鳥より非力であるが、あたるなどから妹を守るため、体当たりで阻止に入る(無様に弾かれることが多い)。しかし、その言動がまた飛鳥のブラコンに拍車をかけてしまっている。母からは『ふがいない兄』や『ごくつぶし』といわれている。よく布団に潜り込まれたり、湯殿に入って来られては動揺している。妹の裸を見せられたときには体内の約3分の2にも達する大量の鼻血を噴出し、抱き付かれてはその怪力で骨を砕かれる。しかし、医者があきれるほどに回復力は高く、あたる並みの回復力・生命力を有する。
野球好きで終太郎とは長年に渡りライバルであるが、決着がつかない。これは先述の通り運動オンチで野球が下手なため、飛麿がまともに投げられなければ終太郎は打つことができないからである。
有り余る富の持ち主であるにもかかわらず、終太郎のそれのように流用しない。ぼろぼろの武道着をまとい、自分用のバットを何本も背負っていて、年中山ごもりの修行をしているが、その内容はほぼ野球と無関係なもので、山ごもりの際に食べる(?)のも野球のボールと、的外れな修行に勤しんでいる。
運動神経は悪い意味で天下一品。よく高い木に登るが、自力で登り降りできないのではしごを愛用しているが、しばしば外される。しかしながら逃げ足は速く、妹が甲冑(かっちゅう)で初登場した際に、『鉄の嫁』を迎えねばならないと思い、激怒した面堂の刀を真剣白刃取りしている。
女嫌いである。それは幼い頃に了子からよくイジメられたことに起因する。相当手痛い目にあわされている。そのため、できれば了子は避けたい存在だが、不幸にもよく出くわす(了子自身は、飛麿に好意を寄せている言動を見せるが、他人を平気でオモチャにする性格から、その真偽のほどは最後まで謎のままであった)。終太郎にはなぜか了子のことが好きだと思われており、交際を反対されている。
先述の理由により自称女嫌いであるが、実はあたるや終太郎などよりも家庭内の女性比率は極めて高く、侍女・部下に至るまで全て女性である。先述にあるように、妹の裸で鼻血を出したり、ラムのバッティングスタイルを見て眼をハートにして高揚するなど、思春期の青少年としての感情は平均的であるといえる。
水乃小路 飛鳥(みずのこうじ あすか)
声 - 島本須美
飛麿の妹にして面堂終太郎の許嫁。水乃小路家の掟により15歳になるまで、父親を含む、一切の男性と面識を持つことなく成長した極度の箱入り娘。兄の飛麿さえ彼女の存在を知らなかったほど。小さいころからの重い甲冑を着けてのトレーニングにより、人間離れした怪力と桁外れの運動神経を持っており、200kgの甲冑を着たまま100m(しかもハードルあり)を12秒で走ったり、素手で木を倒したり、10m以上はあろうかという高いジャンプをすることなどができる。水乃小路家と面堂家の仲直りのために終太郎と見合いをすることになり、その際ラムの電撃で甲冑が壊され素顔が明らかとなる。遠巻きに見ていたあたるが100m7秒で迫ってきて甲冑をこじ開けようとしたり、面堂が先祖代々の宿敵であるを忘れて感激する美少女である。飛鳥自身は、自身の美貌が男性を惹きつけたとは思いも及んであらず、いきなりすごい勢いで追い掛け回してきた「あたる=全ての男」に恐怖を覚え、反射的にその怪力で拒絶するほどの男性恐怖症になる。さらに「男」と「兄」を別の生き物だと刷り込み、「兄」は自分の味方であり、慕ってもよい存在と認識。極度のブラザーコンプレックスとなってしまう。さらに面堂了子が終太郎を「お兄様」と呼ぶのを聞き、彼も自分の「兄」だと思い込んでいる。藤波竜之介を最初、女性ではないと思い、不思議な好意感情を抱く。諸事情から彼女も「兄」と思い込んで慕う。あたるすらもあきれてしまう非常識少女である。なお、原作では「潔癖の要塞」の回において潔癖女子中学校に通っている。
実の兄である飛麿を非常識なレベルで慕い、一緒に入浴しようとしたり、寝床に潜り込む、抱きつく等の積極的なアプローチを行う。飛麿に「兄と妹は一緒に入浴したり同衾したりしてはいけない」と諭されても、そもそも「動物のオス(男)とメス(女)」や「兄弟姉妹」の概念や定義自体を学んでいないため、それがなぜいけないのかすら理解できない。しかも力加減ができないため、先述のように兄を抱きつぶしてしまい、母からは『不毛な恋』や『変態』と呼ばれて悩ませている。終太郎や竜之介に対して飛麿に対するような度の過ぎたブラコン行為を行うことは劇中ではなかった。
恐怖にすら感じるあたるを嫌っているが、不幸にもあたるの方は飛鳥をハーレム要員候補と見ており、脈絡もなくたびたび自宅にも出没する。当然、そのたびにぶっ飛ばしている。

主要人物の父母[編集]

これらの人物には原作者の意向で名称が設定されていないので、ここでは「〜の父(母)」と称す。

あたるの父
声 - 緒方賢一
穏やかな家庭生活を望む、一般的なサラリーマン。自宅では和服姿でいることが多い。アニメではさまざまな騒動(主にラムの電撃)で、何度もローンの残った自宅を破壊されている。夫や父としての威厳はもはやなく、妻には頭が上がらない。ラムやテンを実の子供のように可愛がっている。
初期には、まだわずかだが一家の大黒柱としての自覚を持ち、家族内での指揮采配をとっていたが、次第にあたるやラムが巻き起こす不条理の規模が拡大するに比例して、無関係を決めこむ姿勢が定着していった。
あたるの母
声 - 佐久間なつみ
一般的な専業主婦。短期連載期原作やアニメ初期ではあたるにまつわる不幸を嘆き、「産むんじゃなかった」が口癖であった。夫の眼前で美少年姿のレイに色目を使ったことがある。夫と同様に、ラムやテンを実の子供のように可愛がっている。アニメ版第78回第101話では主役となっている。
原作では包丁を持っている。金には人一倍執着心が強く、ラムの母と終太郎の母が大ゲンカした時はケンカの仲裁を行うふりをして双方から大金をせしめようとした。
ラムのことを、アニメ版では終始「ラムちゃん」と呼んでいるのに対し、原作では途中から「ラム」と呼び捨てにしている。
ラムの父
声 - 沢りつお
最初に地球を侵略しに来た、大柄な鬼族の宇宙人。娘をあたると鬼ごっこで戦わせた張本人。つなぎの虎縞スーツを着ている。鬼星ではかなりの権力者らしく、巨大な宇宙船を所有し軍隊を引き連れているが、妻には尻に敷かれている。あたるを婿として、多少不安ながらも温かい目で見守っている。一度はラムのことを心配して、本人の知らない内にお見合いを企画させたりしていた。
テン同様、関西弁でしゃべる。いかつい外見に反して温厚な性格で、滅多なことでは怒らないが、幼少時のラムがブラスター銃をいたずらした時は本気で怒った。 
ラムの母
声 - 山田礼子
ショートヘアで虎縞チャイナドレスを着た、鬼族の宇宙人。美人。地球の言葉が話せず(原作ではセリフの吹き出しには麻雀牌が書かれている。ちなみにラムを呼ぶときは「白發中」と表記される)、地球人と話すにはラムやテンの通訳がいる。TV初期、映画オンリーユーで登場した際のセリフは逆再生となっている。本当は、地球語を覚える練習をしたのだが、何を間違ったのか麻雀の本を使用したため、地球語がしゃべれない。
原作・アニメともに、自分たちの母星にいる(地球人がいない)シーンでは、日本の関西弁のような表現での会話をしている。
テンの母
声 - 横沢啓子(初代)、勝生真沙子(二代目)
赤色の全身タイツに縞模様のブラを着用している。火消しで、常にまといを所持しており、弁天が乗っているスクーターに酷似した赤色のスクーターに乗っている。テンと同じように、関西弁で話す。夫は単身赴任中らしい。火事の際、まといについたスプリンクラーのようなものから水を出して消火する。テンが所構わず火を吐いていないかいつも心配している。放火魔のことが大嫌いで、赤ん坊のテンに放火魔を叩きのめす話を子守唄代わりに聞かせていた。ラムにとっては「おば」。
竜之介の父
声 - 安西正弘大川透(OVA版)
容姿は常に「海が好き」とプリントされたステテコに腹巻き姿で、錯乱坊のアップに匹敵する破壊力がある顔面を持つ。先祖代々浜茶屋を経営しており、跡継ぎに息子を欲していた。そのため娘に「竜之介」と名付け息子として徹底的に男のように育てた。娘とは日々壮絶なケンカを繰り返しているが、腕っ節だけでなく奸智にも長けている(※実力は娘以上)。
浜茶屋「海が好き」を一年中経営していたが、竜之介との大ゲンカで浜茶屋が崩壊。その再建資金を捻出するためにその後は友引高校の購買部で勤務。赤字のため、時には資金捻出のため、活魚つかみどり大会を開催したり面堂家でバイトをしたりしている。
妻(真砂子)とは遊園地のバイトで知り合い、竜之介が生まれてすぐに逃げられたらしい。
終太郎・了子の父
声 - 麦人
髭を生やしていて顔立ちは終太郎に似ている。性格は了子に似ていて、遊び心半分で終太郎をもてあそぶ。終太郎や終太郎の祖父ほどは水乃小路家との対立には執着していないらしく、水乃小路飛鳥と終太郎との縁談及び祝言を主導した。
終太郎・了子の母
声 - 坪井章子
機械を極端に嫌い、移動には牛車を用いる。また一般の人々を庶民扱いし、終太郎や執事を用人代わりに使い直接口は利かなかったり[14]、下々の集う夏祭りに終太郎が行きたがるのを許さなかったする、古風で浮世離れした性格。アニメではとある事情からラムの母と大ゲンカを行い、地球と鬼星の星間戦争になりかけた。また、アニメでは牛車に用いていた『トシ』という名前の牛を可愛がっていたため、ラムの母が乗ってきたUFOによって牛丼にされてしまった時の、ラムの母に対する怒りは原作以上に凄まじいものであった。なお、家庭においてもあまり家族と会話する描写がないが、家族団らんの場では常に登場している。「新春パニック! 面堂家人間スゴロク大会」では、事の事情を何にも知らないあたる、ラム、しのぶ、テン、終太郎を駒にした「人間スゴロク」という遊びに了子、夫、義父、錯乱坊(?)とともに興じていた(ちなみに選んだ駒はあたる)。それなりに楽しんでいた様子であり、珍しく何度もしゃべるシーンがある。
面堂の祖父
声 - 北村弘一
面堂家の近親者では最も早く、終太郎の初登場時に一緒に登場。終太郎の父方の祖父。大抵後ろ姿、あるいはひょっとこの面をかぶっている。年のため完璧にぼけているが、正月の面堂邸での新年会では、客や孫の終太郎にしびれ薬入りのお茶をたてるなど、息子と共にいたずらを仕掛けたりもする。孫息子の縁談では登場せず。また、面堂家内では「御館様」と呼称されている。既に当主の座は譲っているらしく、息子からは「先代」と呼ばれている。回想シーンにて恐らく彼の幼少時代と思われる姿(両親もいっしょに登場しており、それは終太郎の曽祖父母である)が登場しており、この時は普通に顔を見せている。
飛麿・飛鳥の母
声 - 梨羽由記子
水乃小路家出身。常に微笑んでいるような表情だが、感情の起伏は激しい。飛鳥と同じく水乃小路家の跡取り娘として15歳まで男を知らずに育ったため、男に対する美的概念は“ハンサム=ラクガキ”であり、それ以外の概念はわからない。娘を上回る運動能力・怪力を持つ。毒舌。飛鳥の男性恐怖症を克服させようとさまざまな手を凝らすが、飛鳥が男嫌いになった元凶であるあたるや、あたると一緒にいるラムを信用したり頼ったりしているので全て失敗している。
飛麿・飛鳥の父
声 - 二又一成
顔はラクガキそのものであるが、妻からは「私も男嫌いを克服してこんなハンサムなお父さんと結婚できたのですよ」と評価されている。自分の子に何が起ころうとも「困ったねえ」の一言で済ませる、マイペースな性格。本人は婿養子であるため、飛鳥が誕生するまでは水乃小路家特有の女子教育の存在を把握しておらず、飛鳥の誕生の際に顔すら見せてもらえなかった。
しのぶの母、しのぶの父
三宅しのぶ#家族参照。

その他[編集]

地球外生物[編集]

半魚人
声 - 安宅誠
作者のデビュー作『勝手なやつら』の登場人物。語尾に「だっぴゃ」と付ける(ラムの「~っちゃ」の由来となっている)。水のない地上に適応するために宇宙服の様な服を着ている半魚人。原作、アニメ共にモブとして度々登場した。人間離れした風貌にも関わらず友引町の住民は、半魚人を見ても無反応であり、驚くことも無い。作中での立ち位置は、手塚治虫ヒョウタンツギの様なものである。名前は、特に決まっておらず、高橋本人によると「ただの半魚人」との事。
金太郎
声 - 野沢雅子
「秋の空から金太郎」他、初期に何度か登場した宇宙の幼児。地球の金太郎とは全く関係ない。が姿、格好は従来の金太郎のイメージそのものである。原作では当初、ラムはしのぶの弟と思い込んだ。(ちなみに、両者否定。)
幼児のくせに「酒でもないとやっとれんわー!」と屋台で愚痴をこぼしたりする。(原作にはない。アニメのみ)しかし男気あふれたとこもあり、サクラに恋心を抱くテンに全面的に協力したり、小難しい理屈を並べ立てて人生とは何たるかについて悩む地球の幼稚園児たちに人生の手本を教えてあげようとした(ただし後者については犯罪レベルにまで発展した)。テンとは同年代ということもあり、非常に気が合う。が、あたるには決して心を許さず、「お前まだ生きとったんかー!」と悪態をつく。しかしやはり幼児には変わりないのでアニメ版では失禁もしている。先生からは「キンタロちゃん」と呼ばれている。『うる星やつら オンリー・ユー』では金太郎の元にもエルとあたるの結婚式の招待状が届いていた。
クラマ
声 - 吉田理保子
クラマ星のからす天狗一族の女王。原作では第19話「女になって出直せよ」が初登場。母星には人間型の男がいないため、異星に赴き、優秀な子孫を残すべく、禁欲的な色男とめぐり合うまでコールドスリープで眠り続けていた。「目覚めのキスをした男と契らなければならない」という一族の掟を守り続けていたが、あたるにキスをされて目覚めた際にあたるの女好きと浮気性に失望し、教育していい男に変えようとするが、挫折する。
先代女王の母親が当時の「禁欲的な色男」として選んだ男が地球人だったため、地球人と宇宙人のハーフ。父親は源義経。クラマの理想の男性像も父親で、パパと呼んで慕っている。
再度コールドスリープして、誤解から面堂と契ろうとした連作の際に、初代長老から掟のルーツを聞かされた結果、そのあまりの馬鹿馬鹿しさに自ら掟を無効化(原題:「掟、ふたたび」)し、現在はより良い子孫を残すための美男子探しに没頭している。コールドスリープの副作用により、寒冷地では眠くなってしまう体質。なぜか目をつけた男(竜之介は例外)の付近にいつもあたるがいるので男探しが中々進展しない。劇場版『うる星やつら オンリー・ユー』ではランと共にクラマ星の宇宙艦隊を引き連れてラム達の援軍に現れた他、コールドスリープから目覚めた美男子たちに声をかけまくっていた。

幽霊、妖怪、妖精[編集]

夢邪鬼
声 - 緒方賢一藤岡琢也 (劇場版)
「目覚めれば悪夢」(原作第31話)であたるの夢に現れた妖怪。バクに悪夢を食わせることが仕事で、あたるに悪夢を見てもらうように頼むも、当然拒否され、代わりにハーレムの夢を見せる。しかしバクがハーレムの夢を食べて消化不良をおこし現実の世界に引っ張り出されて、「悪夢やー!」と嘆いていた。劇場版第2作『ビューティフル・ドリーマー』にも事件の黒幕として登場する。アニメ及び原作と、劇場版の夢邪鬼は同一人物ではあるが、服装、角、バクのデザインなど、所々変更がある。
OVA「夢の仕掛け人因幡君登場」では、同じく『ビューティフル・ドリーマー』で登場した白い服の少女と共にあたるとラムの結婚式に参加している。

人間、動物、歴史上の人物[編集]

O島 (おーしま)
声 - 菅谷政子
タヌキの罠にかかっていた鶴。助けてもらったあたるに恩返しに来るが、空回り。結局何も出来ずに立ち去る。劇場版第3作『リメンバー・マイ・ラブ』でも登場した。
佐渡山(さどやま)
声 - 緒方賢一
アニメの初期、及び『うる星やつら オンリー・ユー』に登場した、拷問研究会代表350パウンド2分の1を誇るメガネらの友人。「電気アンマ三段責め」や「悶絶地獄責め」をあたるに披露している。しかし実は気が小さく、メガネが狂気した時や、しのぶがキレた時にはすっかりおびえている。ラムを地球に呼び戻す際には「ベントラ」の呪文に協力している。
お銀
声 - 榊原良子
「さよならの季節」以降時々登場する女学生。アニメオリジナルキャラ。通称「けつねコロッケのお銀」。三隣亡学園で無血クーデターを起こし、ナンバー1になった美女。
お銀がメインとして登場する「必殺! 立ち食いウォーズ」では、昔から続く立ち食い店を潰そうと画策する面堂と、それを阻止しようとする商店街の大食い対決に商店街側で参加し、その勝負で立ち食いの師匠である「けつねタヌキの竜」を破った。ウンババの哲の付き人だったはずのフランケン1号、2号を引き連れて歩いているシーンがあった。
押井守の小説、映画『立喰師列伝』にも「ケツネコロッケのお銀」は重要人物として登場する。
キツネ
声 - 菅谷政子
言葉を話せるキツネ。主に「純情ギツネ」と称される。犬に襲われていたところをしのぶに助けられ、好意を抱く。変身ができるが、耳としっぽ、体格や声はそのままだが、いつも服だけは完璧。どう見ても正体がバレバレなのだが、本人は上手く変身し切れていると思っており、周囲の人間も騙されていることにしてキツネを傷付けないようにしている(あたる達はそれを逆手にとって授業をサボったりしている)。キツネがメインの話の一つ、「またまた純情ギツネ! しのぶさんが好き!」は「お別れ直前スペシャル! 輝けうる星大賞」でベスト6にランキングされている。三四郎という心優しいカカシの友人がおり、彼からは知恵を授けてもらったり話を聞いてもらったりして、何かと頼りにしている。

終盤に登場する人物[編集]

因幡(いなば)
声 - 鈴置洋孝
夢の世界のドアノブを作る運命製造管理局の人間。管理局の制服で亜空間を自由に移動できるうさぎ着ぐるみを着用。本作末期には重要な役どころを務める。空腹で行き倒れていた所をしのぶに助けられ、その後は互いに好意を抱くようになる。しのぶのほかに親しい女性や、過去に女性との付き合いが一切なく、女性の裸を見てのぼせる。「しあわせな恋」を肥料とする花を摘みに行くという難題な試験のパートナーにもしのぶを選ぶが、数々の罠によりしのぶに嫌われてしまう。しかし、しのぶを想う純粋な因幡の気持ちにしのぶは心を打たれ、その後気絶した因幡を抱えて花畑まで向かった。花は咲いていなかったが、「テストなんか口実で、しのぶさんと一緒にいたかっただけだし…」の因幡の言葉で互いの心は通じ合い、花は満開になった。その後は喫茶店で二人でお茶を飲む姿が見受けられる。最終章ボーイミーツガール(完結編)にも登場し、しのぶや面堂らとともに記憶喪失装置と奮戦した。その後、あたるとラムの鬼ごっこを見守った。最後には、自動的に解除されて地上に落下してきた記憶喪失装置の下敷きになっていた。
真吾(しんご)
声 - 古谷徹
面堂家のお庭番(庭師)で菜造じいの孫。一応は面堂終太郎のお庭番(諜報係)。幼い頃に祖父と生き別れ、面堂家敷地内の電気密林で育ったことから、耐電性を持ち、ラムの電撃は通用しない。女子に惚れっぽく、ラムをさらったことがある。ラムの他にも竜之介や了子とも一悶着を起こしている。テレビを祖父と思い込んで熱心に見ていたためか、時代劇のような口調で話す。
菜造じい(さいぞうじい)
声 - 北村弘一
面堂家のお庭番(庭師)で真吾の祖父。面堂家の敷地内で電気野菜の栽培中に真吾と生き別れるが、のちに再会した。かなりぼけているうえに、目が悪いらしく面堂をしばしば真吾と間違える。
潮渡 渚(しおわたり なぎさ)
声 - 弥生みつき
初登場は「渚のフィアンセ」。父(声 - 肝付兼太)が竜之介の父の親友で同業者。父と竜之介の父が共に独身時代に「どんな事があっても子供同士を結婚させる」という無茶苦茶な約束をしたことによって、竜之介のフィアンセになる。
親子二人で浜茶屋を営んでいたが、経営が苦しく、浜茶屋を建て直すため、特産のウニを使ったかき氷の新メニューを試作している最中、試食のしすぎで父と共に落命して幽霊になる。その後生身の体を得て以降、冥界に帰れなくなってしまったため、竜之介一家と同居し、大食いのために家計に打撃を与えていた。ただし、あくまで生身の体を持つ幽霊というだけなので、悪霊封じのお札に弱い。
本当は男だが女として育てられたため、外見・口調とも女だが、身体と心は男である(つまり竜之介の逆)。浜の相撲大会で毎年横綱になっていたほどの怪力の持主で、男にすら腕力では負けたことが無い竜之介に腕力で勝る。
竜之介に一途で、相手は竜之介限定ではあるが、あたる並みにスケベであるため、たびたび竜之介に殴られている。また竜之介に手を出そうとしてあたると面堂にたびたび妨害されている。渚は女性として見ても美形だが、あたると面堂は当初から本能的に男と感知していて言い寄っておらず、男だと発覚した後はあたるにハンマーで殴られたり、面堂に刀を突き付けられたりと、やはりほかの男と同然の扱いを受けている。

ボーイミーツガール[編集]

原作の最終エピソード。テレビアニメでの映像化はされなかったものの、劇場版第5作『うる星やつら 完結篇』として制作された。

ルパ
声 - 塩沢兼人
ラムの許嫁。その昔曾祖父のウパが、行き倒れていたラムの曾祖父に将来女の子が生まれた場合、必ず嫁にもらうという条件でキノコを与え、後にラムが生まれたため結婚することになった。闇の世界に住み、星一番のブタ長者と言われていた。ウパの策略でラムの角が抜けたのを見計らって闇の世界にラムを拉致。そこで結婚式を挙げようとするも、あたる、カルラの暴動により失敗。しかし行き違いがあってラムがあたるを見限り、カルラもあたると地球に戻る道を選んだためラムを闇の世界に留まらせる。その後地球がキノコまみれになってしまったので、あたるがラムと鬼ごっこをして、10日以内にラムの角をつかむという条件でキノコ駆除のブタを提供することを約束。最終日にあたるが角をつかんだため、約束通りブタを提供して、カルラと共に帰って行った。カルラとは幼なじみで、小さい頃からよく一緒に遊んでいたが、将来ラムと結婚することを明かすと状況は一変し、半ば脅迫に近い形でカルラとの結婚を約束させられた。そのため、口ではカルラをじゃじゃ馬と呼び嫌っていたが心の中ではラムよりもカルラの事を想っており、カルラが送ってくる日用品(ポスター、ぬいぐるみを含む)を嫌そうにしつつちゃっかり愛用していた。また、鬼ごっこも大詰めに差し掛かった7日目、カルラに対して「おめえが戻ってこなければ、地球人にブタは渡さねえ」と遠回しにカルラに想いを伝えたが、カルラはその言葉の意味を理解していなかったため、結局ストレートに「おらの嫁になれ」と告白。言葉使いがナマッており、あたるのことを「もろぼすあだる」と呼んでいた。
カルラ
声 - 井上瑤
闇の世界の住人。ルパのことを小さい頃から慕っていたが、ルパがラムと結婚することを明かしたため、かなり強引にルパとの結婚を取り付けた。しかし結局ルパがラムと結婚式を挙げてしまったので、あたると式場で暴動を起こした。その後はあたるとラムが行き違いで口論になり逆上したあたるが「カルラと結婚する」と言ったため、ラムはルパと共に闇の世界に残り、カルラもルパを見限りあたると地球に戻った。その後地球で、劇場版ではランが、原作ではカルラが持ち込んだ闇の世界のキノコが巨大化し増殖したので、仕方なくルパに救援を求めた。鬼ごっこ7日目にルパにプロポーズされ、最終日、あたるの勝利が確定したため、ブタを提供しルパと共に闇の世界に帰って行った。
ラムの曾祖父
声 - 北村弘一
ボーイミーツガールでの、事件の原因を作った張本人。20年間コールドスリープにかけられたまま忘れられていて、その後発見された。120歳を過ぎておりかなりボケているため、「なんせ20年間もコールドスリープにかけられておったからのお」を何度も言ったり、ついさっきまで自分が泣いていたこともすっかり忘れていたりといったありさまである。ラムの父の血統である。
ウパ
声 - 緒方賢一
その昔、行き倒れになっていたラムの曾祖父にキノコを与え、娘を嫁にもらう約束をしていた。しかしラムの曾祖父には息子ばかりで娘はおらず、怒ったウパは「いつか必ずもらいに来る」と言って去って行った。そして長い年月がたって生まれたのがラムで、ウパの曾孫のルパが年頃のため、ルパとラムを結婚させようとした。あらゆるキノコの特性に詳しく、「ハイリフレ茸」、「コピー茸」などを駆使してルパのため暗躍する。語尾に「〜ぽっ」と付ける。後にルパとラムの婚約解消を認める。
記憶喪失装置
声 - 千葉繁
弁天が誤作動させた鬼星の記憶喪失装置。当初これで、ラムや弁天達に関するすべての記憶が吹き飛ぶかと思われていたが、タイマーが最終日にセットされていたため、難を逃れた。間抜けな顔をしており、竜之介が「随分ふざけた顔してやがるじゃねえか」と言っていた。ただし記憶喪失装置とはいえものすごく強く、装置の解除スイッチにボールを当てようとする面堂らを火炎放射でことごとく焼き払った。劇場版では面堂家機甲部隊や面堂SXR7000タコ(ロボット)もあっさり壊滅させる力を持つ。最終日にあたるがラムの角を掴んだため自動的に装置が解除され地上に落下し、因幡や面堂らを潰した。

劇場版オリジナルキャラクター[編集]

詳細は各劇場版の項目を参照。

エル・ド・ローゼンバッハ
声 - 榊原良子
うる星やつら オンリー・ユー』に登場。エル星の888代目女王。乳母はババラ(声 - 京田尚子)、教育係はロゼ(声 - 丸山裕子)。11年前地球にやってきた時に、当時6歳だった少年あたると影踏みをやって遊んだ。あたるがエルの影を踏んだため、「影を踏んだら私と結婚しなくてはならない。11年後必ず迎えに来る」と言い残して去って行った。11年後、その言葉どおりにあたるを迎えにやってくる。
ルウ
声 - 岩田光央、鈴木一輝
うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』に登場。自らはピエロやマジシャンに扮し、あたるをカバに変えた張本人。実態の姿は10歳くらいの少年で両親は出稼ぎで長いこと帰っておらず、家庭教師のラーラ(声 - 島本須美)とO島の三人で暮らしている。
ふとしたことで手に入れた水晶玉のおかげで特殊な能力を身につけ、ラムをあたるから引き離し彼女と一緒に暮らそうと目論む。その水晶球には、ラムの生誕祭に自分だけ呼ばれなかったと勘違いした樫の木森のオババ(声 - 京田尚子)の呪いがかけられていた。
ルピカ
声 - 松井菜桜子
うる星やつら いつだってマイ・ダーリン』に登場。彼女の住んでいる星の女王。星名は不明。ルピカの城には彼女に仕える隊員たちがおり、中でも隊長(声 - 田の中勇)は長く仕えている。幼なじみのリオ(声 - 古本新之輔)に恋心を抱いていたが彼は一介の豆腐屋に過ぎず、リオがそのことを気にしてルピカに近づこうとしない。業を煮やしたルピカは神殿星にある「究極の惚れ薬」を利用しようとする。しかしそれは「宇宙一の煩悩の持ち主」の力が必要で、コンピューターによって選ばれた諸星あたるを誘拐し、それを手に入れようとする。

脚注[編集]

  1. ^ OVA「うる星やつら ザ・障害物水泳大会」(2010年)で初登場。
  2. ^ エンディングでは「島本美」と誤記されている。
  3. ^ しかし、初期には何度か自分のことを「俺」と呼んでいる。また、良い子ぶる必要がある局面では稀に「ボク」を使うこともある。態度もそのたびに「ボクええ子や」と見え張るが魂胆見え見えなのがオチとなる。
  4. ^ 作中において宇宙人で同年代の幼児は金太郎たちくらいでテン個人の「同年代の友人」は登場していない。最終シリーズであたるに記憶喪失装置で自分たちの事を忘れてしまう事を伝えた時にも憎まれ口をたたきながらも涙を見せていた。
  5. ^ なおラムの行動が悪気がないと分かった後の「反省座禅会」の回で、自身のロッカーに大量の爆発する人形とレーザー銃が見えるので常時所有していることがうかがえる。
  6. ^ 原作『決闘! 女VS女;前編』参照
  7. ^ アニメでは、避雷針の付いた金属製のメットをかぶって、落雷を受け続けどちらかが先にギブアップした方が負けという我慢比べに変更されている。レイが先に雷に耐え切れず牛鬼に変身してしまったため、あたるの勝利となった。
  8. ^ ただし、「いい日旅立ち」では襲っていない。なお、この回では終始、人間体型のままであった。
  9. ^ 「ディスコ・インフェルノ」他
  10. ^ 「ハートブレイクCrossinn;前編」・「同;後編」他
  11. ^ 一時期、安西正弘が担当していた。
  12. ^ 原作第11話「大勝負」他。
  13. ^ 原作者の高橋は「父親が大変なハンサムだった」「サクラの母親が惚れ薬を飲ませたのかも」などと当時のサンデーグラフィック誌上で回答している。
  14. ^ アニメでは、普通に喋っている。