孫易磊
北海道日本ハムファイターズ #196 | |
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基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 台北市 |
生年月日 | 2005年2月10日(19歳) |
身長 体重 |
183 cm 81 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2023年 |
年俸 | 600万円(2024年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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孫 易磊(スン・イーレイ、2005年2月10日 - )は、台湾(中華民国)の台北市出身のプロ野球選手(投手・育成選手)。右投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]5歳上の兄に憧れて野球を始め、小学校卒業前にはリトルリーグの国内予選を勝ち抜き、U12ワールドカップの代表にも招集された。中学時代は、ポニーリーグワールドシリーズでは準決勝で勝ち越し本塁打、決勝では先発で勝利投手となり優勝に貢献するなど、各大会で投打に活躍した[1]。
新北市穀保高級家事商業職業学校[注 1]では入学直後からレギュラー入り[1]。1年時は一塁手や外野手としてプレーしていたが[2]、2年時からは主軸を打ちながら投手として登板機会を増やした。新3年生として迎えた2022年9月のU-18ワールドカップでは外野手登録ながら投手としても起用され、登板日以外はDHやライトで出場し、台湾の準優勝に貢献[1]。3年時は投手がメインとなり、台湾プロ野球のドラフトに参加すれば上位指名確実とみられていたが、海外挑戦を希望し、2023年初めに海外リーグからのオファーを待つために大学進学を表明した[3]。5月末から6月上旬にかけて開催されたU-18ワールドカップ代表候補選抜大会では外野手としての選出であったが、主戦投手として期待されていた林盛恩がシンシナティ・レッズと契約し、野手として育成される都合で投手としての代表参加が困難となり、孫はエースに指名され、投手として本大会の代表に選出された[1]。9月には中国文化大学に進学[3]。同月上旬に開催されたU-18ワールドカップでは4試合・14イニングを投げ、15奪三振・防御率0.50を記録し[2]、台湾の準優勝に貢献した[4]。
日本ハム時代
[編集]9月29日に北海道日本ハムファイターズとの育成選手契約に合意した[5][注 2]。4年契約で来季の年俸は600万円、契約金は7500万円(いずれも金額は推定)であり、背番号は196と発表された[6]。
2024年の春季キャンプは二軍の沖縄・国頭キャンプで調整を行い[7]、4月19日、イースタン・リーグの対オイシックス戦(ファイターズ鎌ケ谷スタジアム)への先発登板で実戦デビューする。1回23球を投げ、1四球、1奪三振で無安打無失点の内容で、球速は最速152km/hを計測した[8][9]。
選手としての特徴
[編集]体重移動の際に左足が“くの字”になる独特のステップを踏む投球フォーム[10]から最速157km/hのストレート[11]、チェンジアップ、フォーク、スライダーを投じる[12]。
アマチュア時代は一塁手と外野手も守る二刀流であり、獲得に際して日本ハムの稲葉篤紀GMは投手一本の意向を示していたが、新庄剛志一軍監督は「大谷君を超えるかもしれない。ファイターズは可能性ある限り挑戦させて、それをいかせる球団。面白い」と二刀流での育成プランを明かした[4]。
人物
[編集]優れたアスリートを多数産んできた台湾原住民族・アミ族の血を引いている[1]。
兄の孫易伸もCPBL・台鋼ホークスでプレーするプロ野球選手(外野手)である[12]。
詳細情報
[編集]背番号
[編集]- 196(2024年 - )
代表歴
[編集]- 第30回U-18ワールドカップチャイニーズタイペイ代表
- 第31回U-18ワールドカップチャイニーズタイペイ代表
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g “台湾在住記者がファイターズファンに送る、「台湾の宝」孫易磊(スン・イーレイ)徹底ガイド”. パ・リーグ.com (2023年11月3日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ a b “【日本ハム】新庄監督が一目ぼれ“台湾の至宝”孫易磊と契約合意 巻き返しへ早くも補強第1弾”. 日刊スポーツ (2023年9月29日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ a b ““逸材18歳”が追う大谷翔平の背中 子どもの頃から大ファン…日本ハム入団の運命”. Full-Count (2023年11月5日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ a b “【日本ハム】新庄剛志監督、「台湾の宝」孫易磊を二刀流で育てるプラン「大谷君を超える」”. スポーツ報知 (2023年10月31日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ “孫易磊(スン・イーレイ)投手と契約合意”. 北海道日本ハムファイターズ (2023年9月29日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ “U18台湾代表・孫易磊 日本ハム入団会見 育成4年契約「早く支配下の選手に」”. Sponichi Annex (2023年10月17日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】“台湾の至宝”孫易磊、新庄監督から初の生チェック「打ちづらそうなピッチャー」」『日刊スポーツ』2024年2月22日。2024年4月23日閲覧。
- ^ 「【日本ハム】“台湾の至宝”孫易磊が2軍戦で実戦デビュー 陽岱鋼抑えるなど1回零封152キロ」『日刊スポーツ』2024年4月19日。2024年4月23日閲覧。
- ^ 「日本ハム、“台湾の至宝”・孫易磊が実戦デビュー!1イニングを無失点投球、陽岱鋼との対戦も…!」『BASEBALL KING』2024年4月19日。2024年4月23日閲覧。
- ^ “台湾の至宝・孫易磊が始動 剛速球生む独自のステップに一流投手との共通点”. 道新スポーツ (2023年11月1日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ “日本ハム入団の台湾代表・孫易磊投手が自己最速の157キロをマーク BFAアジア選手権の日本代表戦”. Sponichi Annex (2023年12月8日). 2023年12月9日閲覧。
- ^ a b “【日本ハム】“台湾の至宝”孫易磊「絶対間違いない」大谷翔平ら輩出の育成手腕が入団決め手に”. 日刊スポーツ (2023年10月30日). 2023年12月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 個人年度別成績 孫易磊 - NPB.jp 日本野球機構