津島市
つしまし 津島市 | |||
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尾張津島天王祭 | |||
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国 | 日本 | ||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||
都道府県 | 愛知県 | ||
市町村コード | 23208-4 | ||
法人番号 | 1000020232084 | ||
面積 |
25.09km2 | ||
総人口 |
59,113人 [編集] (推計人口、2024年3月1日) | ||
人口密度 | 2,356人/km2 | ||
隣接自治体 | 愛西市、あま市、海部郡蟹江町 | ||
市の木 | クロマツ | ||
市の花 | フジ | ||
津島市役所 | |||
市長 | 日比一昭 | ||
所在地 |
〒496-8686 愛知県津島市立込町二丁目21番地 北緯35度10分37.4秒 東経136度44分28.6秒 / 北緯35.177056度 東経136.741278度座標: 北緯35度10分37.4秒 東経136度44分28.6秒 / 北緯35.177056度 東経136.741278度 | ||
外部リンク | 津島市 | ||
ウィキプロジェクト |
津島市(つしまし)は、愛知県中西部にある市である。 鎌倉時代から、木曽三川を渡って尾張と伊勢を結ぶ要衝「津島湊」として発展した。また、全国天王信仰の中心地である「津島神社」の門前町として、一時は尾張一豊かな町として知られた。その後、戦国時代に織田信定がこの地を押さえて、信長までの織田氏3代の経済的基盤が築かれた。 海部津島広域行政圏の中心で、国・県の施設も立地する。あいち海部農協と海部東農協の本部も置かれる。 地元では「体」と同じように、平板調に発音される。
地理
- 河川
- 日光川
- 新堀川
- 善太川
- 目比川
隣接している自治体
地域
人口
津島市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
地名
津島市の地名を参照。
歴史
明治以前は海部地方(愛知県中西部)の物資集散地並びに津島神社の門前町として、江戸時代には佐屋街道の宿場町として栄え、明治以降は紡績業の町として繁栄したが、昭和初期以降に鉄道開通が遅れるなどしたことから交通の便の悪い陸の孤島状態となり、市は徐々にその勢いを失う。戦後は重工業の発展や西三河地方の台頭が起こる中で、重工業を誘致できなかった津島市はほぼ時代の流れに乗り遅れる形となり、ますます県内における地位を低下させていき、周辺市町村との合併も進まず孤立する結果となり2000年代以降は人口も減少傾向にある。 都市計画の遅れから津島駅周辺の道路は狭く、自動車の東西の行き来が寸断されており、迂回を迫られる。また、マンションの乱開発が目立ち、門前町としての風情も失われている。
沿革
津島市は明治22年当時の津島町・神守村・百高村・益和村・越治村・野間村から構成されている。
- 明治3年(1871年) - 津島村となる。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 海部郡津島町制施行。
- 1925年(大正14年)4月1日 - 佐織町の一部を編入する。
- 1947年(昭和22年)3月1日 - 市制施行。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 神守村を編入する。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 永和村の一部を編入する。
行政
市政概要
- 裁判所
- 検察庁
- 警察署
- 消防署
財政
- 平成18年度
- 財政力指数 0.78 愛知県市町村平均 1.05
- 経常収支比率 85.5%
- 標準財政規模 118億9974万円
- 人口一人当たりの人件費件費等決算額 10万3415円 愛知県市町村平均 11万2923円
- 人口一人当たり地方債現在高 27万5843円 普通会計分のみ 愛知県市町村平均 41万3904円
- 実質公債費比率 10.2% 愛知県市町村平均 13.6%
- 人口1000人当たり職員数 7.16人
- 内訳 一般職員386人(うち技能労務職11人) 教育公務員 14人 消防職員 71人 合計 471人
- 市職員一人当たり平均給料月額 33万9400円 すべての職員手当を含まない数字
- 市職員一人当たり人件費概算値(年額)910万8038円 (人件費/職員数)
- ラスパイレス指数 93.4 全国町村平均 93.9
- 普通会計歳出に占める人件費比率 24.7%
地方債等の残高
- 1.普通会計分の地方債 181億4100万円
- 2.特別会計分の地方債 223億8200万円
- 内訳 市民病院事業会計分 154億6900万円 上水道事業会計分 30億5900万円 流域関連公共下水道事業特別会計 21億4800万円 など
- 3.関係する一部事務組合分の債務 28億8378万円
- 海部地区環境事務組合 地方債残高 137億9800万円 負担割合 20.9% 債務x負担割合 → 28億8378万円
- 4.第三セクター等の債務保証等に係る債務 2億5700万円 (海部津島土地開発公社分)
地方債等の残高合計 436億6378万円 (連結会計)
- 津島市民一人当たり地方債等の残高 66万3926円 (連結会計)
財政問題
2007年9月14日の中日新聞により、2009年度の財政健全化法施行により財政再生団体転落の恐れという報道があった。
津島市の場合は主に津島市民病院の赤字が問題となっている。2006年度末の現金残高が約2億6千万円だが、2007年度の赤字は21億円にのぼる見通しだという。医師不足が患者減少を招いているという一面もある。
その他の指摘としては、津島市側が愛知県の反対を押し切って[要出典]増床(1床あたり3500万円の建築費は民間病院のおよそ2倍:出典 朝日新聞報道)、第2回津島市民病院改革委員会資料によると、1平方メートルあたりの建築工事費は市民病院51万7299円 民間病院 20万3409円とある。そのため減価償却費が市民病院5億7000万円 比較民間病院2億2400万円と報告されている。常勤の放射線医がおらず、通常の放射線治療設備のライナックを持たないのに、極めて高額なサイバーナイフという設備の設置(購入日平成16年2月19日 購入価格5億5890万円、維持費に数千万かかるといわれている)など過去の市の幹部や病院の幹部の見通しが杜撰だったという意見[要出典]もある。サイバーナイフについては月約20名の利用がないと採算が取れないが月平均約10名の利用にとどまっている(朝日新聞2008年6月25日報道より)
なお津島市民病院はここ数年ずっと赤字を続けていたという声[要出典]もあり、総務省が新しく導入する連結実質赤字比率により会計のごまかしがついにできなくなったともいえる(注:公営病院は一般会計ではなく特別会計である )。
平成18年度決算の病院事業会計への一般会計からの繰出金は9億1037万円。病院事業の実質収支は12億9200万円の赤字。平成18年度末の市民病院事業会計の債務残高は154億6900万円。
経済
商業
近世では「信長の台所」と呼ばれ、尾張の商都であった歴史を持つ。そのため、アオキスーパーやヨシヅヤなど広域展開している食品スーパーの本社が津島市に所在する。ガソリンスタンド宇佐美鉱油の本社所在地でもある。また近年、名古屋市西郊の都市として東名阪自動車道に近い高台寺地区に地方卸売市場流通センターや各企業倉庫など多く置かれる物流拠点ともなっている。
- 主な商業施設
- ヨシヅヤ 本店・津島北テラス店
- Yストア唐臼店
- アルテ津島
- Aマートアブヤス神守店
- ゲオ津島店
- ケーズデンキ津島店
- ジェームス津島神守店
- TUTAYA津島店
- フィール津島店
- ブックオフ津島店
- ブックタウン津島店
- マックスバリュ津島江西店
- ヤマナカ神守店
- ロイヤルホームセンター津島店
津島市に本社を置く企業
- アオキスーパー
- 宇佐美鉱油
- 片岡毛織(現在は本業のほか、旅行代理店事業なども行っている)
- 昭和機械(ボウリング場をはじめとする娯楽施設「サンガーデン」などを運営)
- 津島ガス(都市ガス事業)
- 西尾張シーエーティーヴィ(ケーブルテレビ「クローバーTV」、コミュニティ放送「エフエムななみ」)
- 野田塾(学習塾の運営)
- ヨシヅヤ (津島周辺ではスーパーと言えばヨシヅヤというほど地域に浸透している。他にも岐阜県に3店舗・三重県に1店舗進出している)
-
野田塾本社
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
- フレンドシップ相手国
2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く。)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた。[1]。
日本国内
- 提携都市
公共施設
医療
公民館
図書館
教育施設
- 津島市生涯学習センター
- 津島市立児童科学館
- 津島市立中央児童館
郵便局
教育
専門学校
- 市立
- 津島市立看護専門学校
高等学校
- 県立
- 私立
中学校
- 市立
小学校
- 市立
- 津島市立東小学校
- 津島市立西小学校
- 津島市立南小学校
- 津島市立北小学校
- 津島市立神守小学校
- 津島市立蛭間小学校
- 津島市立高台寺小学校
- 津島市立神島田小学校
自動車学校
- 津島自動車学校
- あさひ自動車学校
交通
鉄道
市の中心となる駅:津島駅
バス
- コミュニティバス
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
- 愛知県道113号鹿伏兎大井線
- 愛知県道114号津島蟹江線
- 愛知県道115号津島七宝名古屋線
- 愛知県道118号津島停車場今市場線
- 愛知県道119号津島立田海津線
- 愛知県道120号津島海津線
- 愛知県道121号津島稲沢線
- 愛知県道125号佐屋多度線
- 愛知県道129号一宮津島線
- 愛知県道138号津島停車場線
- 愛知県道458号一宮弥富線
- 愛知県道516号平和蟹江線
- 愛知県道518号蜂須賀白浜線
観光地・祭事・催事
名所・旧跡
- 街道
-
堀田家住宅
- 主な神社
-
清正公社
- 主な寺院
- モスク
-
安託寺の山門
津島市内に約150近くの寺院・神社がある。[2]。
祭事・催事
- 尾張津島天王祭 - 日本三大川祭の1つ(「尾張津島天王祭の車楽舟行事」は重要無形民俗文化財)
- 尾張津島秋まつり - 山車(16輌)、石採祭車(4輌)、神楽(21基)が町を練り歩く祭り。
- 尾張津島藤まつり
公園
文化・娯楽施設
出身有名人
- 那須政隆(仏教学者)
- 武藤長蔵 (経済学者、歴史家)
- 野口米次郎(詩人、芸術家イサム・ノグチの父)
- 大鹿卓(小説家、詩人)
- 金子光晴(詩人)
- 杉浦兼松 (医学博士)
- 山中龍夫(宇宙科学研究者)
- 水谷麻里(元歌手)
- 平田香織(歌手・ローカルタレント・ファッションモデル)
- 八木亮祐(プロ野球選手、オリックス・バファローズ投手)
- 前田裕子/HIRO(歌手、ketchup mania)
- 安穂野香(歌手、通称「セーラー服おじさん」)
- 鶴美舞夕 (元宝塚歌劇団星組男役)
- 平沢隆好(元南海ホークスプロ野球選手)
- 木谷雅 (ミュージシャン、sacraヴォーカル・サイドギター)
- 小杉研太 (プロレスラー)
- 神野大地(陸上競技選手)
名物・キャラクター
津島市を舞台にした作品
小説・ライトノベル
- 世界で2番目におもしろいライトノベル。(石原宙)
脚注
注釈
出典
- ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
- ^ 「神社・寺院一覧」(津島市の神社・寺院)
参考文献
関連項目
外部リンク