佐藤友哉

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佐藤 友哉
(さとう ゆうや)
誕生 (1980-12-07) 1980年12月7日(36歳)
北海道
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2001年7月 -
代表作 鏡家サーガ」シリーズ
1000の小説とバックベアード』(2006年)
『デンデラ』(2009年)
主な受賞歴 メフィスト賞(2001年)
三島由紀夫賞(2007年)
デビュー作 フリッカー式』(2001年)
配偶者 島本理生
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佐藤 友哉(さとう ゆうや、1980年12月7日 - )は日本小説家北海道千歳市出身。ミステリーホラーヤングアダルトの定石を意図的に逸脱させたエンターテイメント小説でデビューしたが、近年では純文学をメインに活動している。

来歴[編集]

1980年、北海道千歳市に生まれる。

中学三年生の頃は『新世紀エヴァンゲリオン』に熱中していたとのこと。同時期に聴いたラジオ番組『ファンタジーワールド』内のラジオドラマ『パラサイト・イブ』が気になり原作本を購入、これまでほとんど小説にふれたことのなかった佐藤は、読み進めるのにかなり難儀したが、なんとか読破したという。以降は角川ホラー文庫を読むようになる。

その後、NHK教育番組『土曜ソリトン SIDE-B』で知った京極夏彦の『魍魎の匣』をきっかけに、森博嗣西澤保彦などの講談社ノベルスを読みはじめる。浦賀和宏の『時の鳥籠』を読んで「こんな狂った物語が現在の出版流通に乗るのか。これを本にするなんてすごい賞だ」と驚愕し、メフィスト賞への応募に至ったという。

北海道千歳北陽高等学校卒業後、フリーターを経て2001年フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』で第21回メフィスト賞を受賞。第3作『水没ピアノ』まで重版されておらず、担当編集者の太田克史に「重版童貞」と呼ばれ、売り上げが芳しくないために続編を出せないと宣告されていた。第4作『クリスマス・テロル』が重版、後にはじめの二作も3作目以降同様笹井一個のカヴァーイラストで新装され増刷となる。

『クリスマス・テロル』の刊行後、「偶然か必然か」文芸誌の『新潮』や『群像』から声がかかるようになったという。文芸誌で執筆をするにあたり「東京に根城を持って、編集者と密に話をしないと文学は書けない」と判断、2002年12月に上京する。

2005年、『子供たち怒る怒る怒る』が第27回野間文芸新人賞候補になる。

2007年、『1000の小説とバックベアード』が第20回三島由紀夫賞を史上最年少受賞。『灰色のダイエットコカコーラ』で再び野間文芸新人賞候補(第29回)となった。

2011年、『デンデラ』が映画化。主演を浅丘ルリ子が務めた。監督の天願大介は『楢山節考』を監督した今村昌平の息子。2011年6月25日から全国で公開された。著作が映像化されたのはこれが初である。

2012年、『佐藤友哉×星海社1000ドル小説の旅』として、書き下ろし著作をGumroadにて10名限定に1000ドルで先着販売する企画を行った。この際に執筆された『ラストオーダーの再稼働 鏡佐奈はおわらない探偵』は2017年1月現在においても鏡家サーガの最新「本編」となっている。各購入者ごとに結末が異なるマルチエンディング制がとられている。同時決済によって当初の定員を超える12名の購入が決定したが、佐藤は新たに二編の追加執筆を行った。7月3日から8日にかけて、担当編集者の太田克史と共に全国12人の購入者に直接会って届け渡した。

作風[編集]

ミステリーSF純文学青春小説私小説といった多くの要素を内包・縦断する作風が特徴である。

純文学・大衆文学を問わない様々な小説、ロック音楽や漫画・アニメ・ゲームといったサブカルチャーなどさまざまな意匠を戯画パロディ的に用いる。また、先行作品を参考・下敷きにしてオマージュ的に作品を執筆することが多々あり、『鏡家サーガ』はJ・D・サリンジャーの『グラース・サーガ』へのオマージュ、『1000の小説とバックベアード』は高橋源一郎の『日本文学盛衰史』へのオマージュとして執筆された。

佐藤の原風景である北海道は頻繁に作品の舞台となり、「閑散とした息苦しい地方都市」「灰色の町」として描写される。また、置かれた状況に対しての憤り、憎悪、鬱屈、焦燥、葛藤といった苦悩を生々しく描写する語り手を主人公に据えることが多い。主人公は物事や事件、環境に自ら狂いながらも抵抗していく。これらの舞台設定や語り手の心象、物語の筋といったものは、佐藤自身が置かれている実際の状況や、昔の経験などが少なからず反映されており、私小説的な筆致であると言える(「北海道の地方都市で、無為の日々を過ごすフリーター」の語り手を描いた『水没ピアノ』、「作家としてデビュー、上京するも執筆活動が思うように進まない」といった状況を描いた『世界の終わりの終わり』など)。

メフィスト賞で同時期にデビューした舞城王太郎西尾維新と比較されることが多く、シニカルで刺々しい作風や自虐的な発言から今までの文学の流れを無視した若い世代の書き手とされるが、実際は大江健三郎中上健次といった「王道」が大好きだという(「活字倶楽部」2005年春 インタビュー参照)。

影響を受けた作家にJ・D・サリンジャー中上健次高橋源一郎上遠野浩平浦賀和宏などを挙げている。また、佐藤の影響を受けたと公言する作家に、森田季節小柳粒男鏡征爾などがいる。

人物[編集]

妻は小説家の島本理生2006年末に結婚、一度離婚を経て、2010年末に復縁し再婚した。島本との間に子供を一児もうけている。

デビュー作の『フリッカー式』をメフィスト賞に投稿した際はまだ19歳であったため、『メフィスト』の座談会では「戦慄の十九歳」と呼ばれていた。

「ユヤタン」という愛称で呼ばれており、このことは佐藤本人も知っている(『ファウスト』Vol.1エッセイ参照)。

出身地北海道の放送局HTB製作のバラエティー番組『水曜どうでしょう』のファン。同番組の企画の一つ「東京ウォーカー」を真似し東京を歩き続けた結果、ひどい筋肉痛で3日間、動けなくなったという逸話を持つ。

ギターやロック音楽が趣味であり、出版関係者と共にバンドを結成するほど。ナンバーガールSUPERCARなどを好んで聴くという。こういったバンドの名前は作中にも現れ、三作目『水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪』では、中村一義が物語を進行するにあたっての大きなファクターとして登場した。また、ロックバンド昆虫キッズのアルバム『こおったゆめをとかすように』にコメントを寄稿している。

渡辺浩弐が中心となって進めているニコニコ動画内の「ニコニコチャンネルGTV」[1]にも参加し、読者との新たな関係を模索している。

受賞・候補歴[編集]

作品リスト[編集]

鏡家サーガ[編集]

佐藤は作家のJ・D・サリンジャーに強い影響を受けており、「鏡家」はサリンジャーの『グラース・サーガ』に登場する「グラース家」がモチーフになっている。

表紙絵はノベルス、文庫版とも笹井一個が描いている。ノベルス版『フリッカー式』、『エナメルを塗った魂の比重』の表紙は、増刷分より笹井のイラストに変更された。

単行本

  • フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人(2001年7月、講談社ノベルス、ISBN 978-4-06-182196-5/2007年3月、講談社文庫、ISBN 978-4-06-275319-7
  • エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室(2001年12月、講談社ノベルス、ISBN 978-4-06-182210-8/2007年9月、講談社文庫、ISBN 978-4-06-275832-1
  • 水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪(2002年3月、講談社ノベルス、ISBN 978-4-06-182241-2/2008年4月、講談社文庫、ISBN 978-4-06-276022-5
  • 鏡姉妹の飛ぶ教室 〈鏡家サーガ〉例外編(2005年2月、講談社ノベルス、ISBN 978-4-06-182414-0
    • 初出:講談社のWebサイトで連載、2003年7月-2004年1月
  • 青酸クリームソーダ 〈鏡家サーガ〉入門編(2009年2月、講談社ノベルス、ISBN 978-4-06-182597-0
    • 初出:『ファウスト』Vol.7、2008年8月
  • ラストオーダーの再稼働 鏡佐奈はおわらない探偵(2012年7月、星海社)
    • 『佐藤友哉×星海社のGumroad1000ドル小説の旅』の企画による作品[2]。限定12部販売。全てエンディングが異なる。
  • ナイン・ストーリーズ(2013年8月、講談社、ISBN 978-4-06-218474-8
    • チェリーフィッシュにうってつけの日 (『群像』2004年8月号)
    • わたしのひょろひょろお兄ちゃん (『ファウスト』Vol.5、2005年5月)
    • 対ロボット戦争の前夜 (『ファウスト』Vol.5、2005年5月)
    • 憂い男 (『ファウスト』Vol.6 SIDE-A、2005年11月)
    • 小川のほとりで (『群像』2004年8月号)
    • ナオミに捧ぐ――愛も汚辱のうちに (『ファウスト』Vol.5、2005年5月)
    • 愛らしき目もと口は緑 (『ファウスト』Vol.6 SIDE-A、2005年11月)
    • コードウェイナー・スミスの青の時代 (『ネット小説SNS - dNoVeLs[3]』2012年12月25日に発表)
    • レディ (『ファウスト』Vol.6 SIDE-A、2005年11月)

短編シリーズ。タイトルは全てサリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』(野崎孝訳)からもじったものである。

未単行本化作品

  • 鏡姉妹の動物会議 〈鏡家サーガ〉本格編

関連単行本 鏡家サーガには含まれないが、登場人物が一部共通する。

ノンシリーズ[編集]

単行本

  • 子供たち怒る怒る怒る(2005年、新潮社、のち文庫)
    • 大洪水の小さな家 (『新潮』2004年5月号)
    • 死体と、 (『新潮』2004年6月号)
    • 慾望 (『新潮』2004年1月号)
    • 子供たち怒る怒る怒る (『新潮』2005年1月号)
    • 生まれてきてくれてありがとう!
    • リカちゃん人間
  • 1000の小説とバックベアード(2007年、新潮社、のち文庫)
    • 初出:『新潮』2006年12月号
  • 灰色のダイエットコカコーラ(2007年、講談社BOXピース/2013年11月、星海社文庫、絵:押見修造
    • 灰色のダイエットコカコーラ (同人誌『タンデムローターの方法論』、第1回文学フリマ、2002年11月3日)
    • 赤色のモスコミュール (『ファウスト』Vol.1)
    • 黒色のポカリスエット (『ファウスト』Vol.2) - 読みは「こくしょくの〜」
    • 虹色のダイエットコカコーラレモン (『ファウスト』Vol.3(短縮版)に加筆修正)
      • 雑誌掲載時は鬼頭莫宏によるイラストがあったが、単行本には収録されていない。題名は中上健次『灰色のコカコーラ』より。
  • 世界の終わりの終わり(2007年、角川書店)
    • 第一話『世界』の終わり (『新現実』vol.1)
    • 第二話『世界の終わり』 (『新現実』vol.2)
    • 第三話『世界の終わり』の終わり (『新現実』vol.3)
      • 単行本では、雑誌掲載時より大幅に加筆修正されている。
  • デンデラ(2009年、新潮社、のち文庫)
    • 初出:『新潮』2009年1月号
  • 333のテッペン(2010年、新潮社)
    • 333のテッペン (小説新潮五月号別冊『Story Seller』、2008年4月)
    • 444のイッペン (小説新潮五月号別冊『Story Seller』Vol.2、2009年4月)
    • 555のコッペン (小説新潮五月号別冊『Story Seller』Vol.3、2010年4月)
    • 666のワッペン (『小説新潮』2010年7月号)
  • 星の海にむけての夜想曲(2012年7月、星海社FICTIONS)
    • 花下(同人誌『おはなしごほん』、2011年10月)
    • 星の海にむけての夜想曲(星海社WEBサイト、2011年7月7日のカレンダー小説として発表)
    • 血の海にむけての課題曲(書き下ろし)
    • 夢の礫がみつけたものは(書き下ろし)
    • 星の契がのこしたものは(書き下ろし)
    • 散花(書き下ろし)
  • 1000年後に生き残るための青春小説講座(2013年、講談社)特集「戦後文学を読む」連作小説
    • 割と暗い絵 (『群像』2010年4月号) - 野間宏「暗い絵」が題材
    • 蠼(はさみむし)のすえ (『群像』2010年9月号) - 武田泰淳「蝮のすゑ」が題材
    • 深夜の主演(『群像』2011年12月号)- 椎名麟三「深夜の酒宴」が題材
      • 初出時タイトル:緊急特別企画 恋せよ原発 東日本大震災・福島原発事故に対する文学者たちの模範解答予防集〜あるいは『深夜の主演』
    • 十二月七日(『群像』2012年4月号)- 太宰治「十二月八日」が題材
      • 初出時タイトル:緊急特別企画(2)命短し恋せよ原発 原発が絡むと若者のように自意識過剰な文章を書いてしまう作家たちへの処方箋〜あるいは『十二月七日』
    • ライ麦畑でつかまえてくれ(『群像』2012年6月号)- J・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』が題材
      • 特集「戦後文学を読む」未単行本化作品
        • 凶作合評(前編)(『群像』2011年1月号) - 番外編、椎名麟三の予定を変更して、富岡幸一郎鴻巣友季子円城塔の「蠼のすえ」創作合評(2010年10月号)をうけての作品
        • 凶作合評(後編)(『群像』2011年9月号)
  • ベッドサイド・マーダーケース(2013年、新潮社)
    • ベッドサイド・マーダーケース(新潮4月号別冊『Story Power』2012、2012年3月)
    • ベッドタウン・マーダーケース(『新潮』2013年8月号)
    • ベッドルーム・マーダーケース(書き下ろし)

ノベライズ[編集]

ダンガンロンパ

  • ダンガンロンパ十神(上)世界征服未遂常習犯 (2015年11月、星海社FICTIONS)
  • ダンガンロンパ十神(中)希望ヶ峰学園VS.絶望ハイスクール (2016年4月、星海社FICTIONS)
  • ダンガンロンパ十神(下) 十神の名にかけて (2017年2月、星海社FICTIONS)

スパイク・チュンソフトのゲームソフト『ダンガンロンパシリーズ』のノベライズ作品。登場人物の一人である十神白夜が主人公のスピンオフ作品である。表紙イラストは上・中巻が高河ゆん、下巻がしまどりる

共著・アンソロジーなど参加作品[編集]

  • Story Seller (2009年1月、新潮文庫)
    • 333のテッペン (書き下ろし)
  • Story Seller Vol.2 (2010年1月、新潮文庫)
    • 444のイッペン (書き下ろし)
  • Story Seller Vol.3 (2011年1月、新潮文庫)
    • 555のコッペン (書き下ろし)
  • 星海社カレンダー小説2012(上) (2011年7月、星海社FICTIONS)
    • 星の海にむけての夜想曲 (星海社WEBサイト、2011年7月7日のカレンダー小説として発表)
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に(2015年11月、角川文庫)
    • ナオコ写本 (『ダ・ヴィンチ』、KADOKAWA・メディアファクトリー ブランド、2015年3月)
  • アイアムアヒーロー THE NOVEL(2016年4月、小学館)
    • 消え残る (書き下ろし。発表されたものとしては、妻である島本理生と初の共著となる)

未単行本化作品[編集]

  • 連載
    • 2345 (『パンドラ』、講談社)
      • 2345(体験版)(Vol.2 SIDE-B、2008年12月)
      • 2345(実践版)(Vol.3、2009年4月)
      • 2345(終了版)(Vol.4、2009年8月) - 連載終了
    • 風不死岳心中 (『KENZAN!』(年3回 3月、7月、11月発行)、講談社)
      • Vol.8(2009年3月)〜vol.14(2011年3月) 著者初の時代小説。読みは「ふっぷしだけ〜」。
    • 介護ガール
    • 第六塔のバルブ(『カドカワキャラクターズ ノベルアクト』、角川書店)
      • 2(2012年6月)〜3(2013年8月) - 連載終了
  • 単発作品
    • 藪れません (『群像』2003年1月号) - 現代小説・演習(第一回)。評論家が小説の方法論に関する評論を書き、その内容を受けて小説家が小説を書くという企画。評論パートは石川忠司『絶対的「肯定」の小説、絶対的「不信」の小説』で、芥川龍之介「藪の中」を題材とした「神の視点」問題についての評論。
    • 地獄の島の女王 (『ファウスト』Vol.4、講談社、2004年11月) - 「上京」というテーマで競作した際に書かれた短編。ジェラルド・カーシュ「豚の島の女王」のパロディ的作品。
    • 誰にも続かない (『ファウスト』Vol.4、講談社、2004年11月) - 乙一北山猛邦滝本竜彦西尾維新とのリレー小説。50音順に担当し、佐藤は第3パートを担当した。
    • ウィワクシアの読書感想文 (『ファウスト』Vol.7、講談社、2008年8月)
    • トカトントンコントロール (『新潮』2009年7月号) - 太宰治生誕百周年創作特集「わたしの人間失格」に寄せた短編
    • 星を食う人(『小説新潮』2011年1月号)
    • ハピネス(『ファウスト』Vol.8、講談社、2011年9月)
    • エルギネルペトンの読書日記(『ファウスト』Vol.8、講談社、2011年9月)
    • 今まで通り(『新潮』2012年2月号)
    • 夢の葬送(『新潮』2012年4月号)
    • 丑寅(『新潮』2013年1月号)
    • ねじ(『カドカワキャラクターズ ノベルアクト』3、角川書店、2013年8月) - 「リング」&「貞子」トリビュート小説)
    • 銀河(『ダ・ヴィンチ』、KADOKAWA・メディアファクトリー ブランド、2014年8月 - フジファブリックの楽曲『銀河』からの着想による短編小説)
    • 熊の夜戦(『Number Do』Autumn 2014、文藝春秋、2014年9月)
    • ドグマ34(『すばる』、集英社、2015年4月)
    • 舌禍(『すばる』、集英社、2015年10月)

極小部数の販売・配布作品

  • 灰色のダイエットコカコーラ (同人誌『タンデムローターの方法論』、第1回文学フリマ、2002年11月3日) - 改稿後単行本に収録
  • パンパース先生、太陽に会う (『子供たち怒る怒る怒る』のサイン会で配布、2005年6月12日)
  • 気違いじゃないお茶会 (活字倶楽部企画のイベントで配布された小冊子「〜佐藤友哉と午後のひととき〜 楽しい時間を過ごすための課題図書」に掲載、2005年11月20日)
  • もう汚れてしまった怪獣 (KOBOCAFE限定 特別小冊子、2008年7月)

エッセイ等[編集]

連載
  • 佐藤友哉の人生・相談 - 『ファウスト』連載のエッセイ。Vol.1(2003年9月)からVol.8(2011年9月)まで「コミックファウスト」を除き毎号掲載されている。
  • 佐藤友哉の人生・報告 - 『ファウスト』Vol.8(2011年9月)掲載のエッセイ。
その他
  • 殴り殺したい他人 (『群像』2003年11月号、講談社) - 「人生最大の暴力」というテーマでのエッセイ
  • プチ「水曜どうでしょう」の旅--ある"どうで症"小説家の手記 (『Quick Japan』Vol.52、2004年3月)
  • 書く前に読め (『群像』2005年11月号、講談社) - 「特集 大江健三郎 「文学の言葉」を伝えるために」に寄せた書評。
  • 嘘だけど (『群像』2006年6月号、講談社) - 「人生最大の嘘」というテーマでのエッセイ
  • 1000の宣伝とバックベアード (『新潮』2007年5月号) - 『1000の小説とバックベアード』単行本発売に際してのエッセイ。
  • 1000の受賞とバックベアード (『新潮』2007年7月号) - 第20回三島由紀夫賞受賞記念エッセイ。他に受賞の言葉や選評、冒頭部分の転載もこの号にある。
  • ぼくのかんがえたほっかいどうちょうじん (同人誌『Xamoschi』、第7回文学フリマ、2008年11月9日/『東浩紀のゼロアカ道場 伝説の「文学フリマ」決戦』に再録、講談社、2009年3月)
  • ダンダラ (新潮社PR誌『波』2009年7月号) - 『デンデラ』刊行記念のエッセイ
  • サリンジャー教徒になんかならない (『文學界』2010年4月号) - 特集「さよなら、サリンジャー」
  • サリンジャーが死んだ (『新潮』2010年4月号)
  • これは「本の本」ではありません(講談社PR誌『本』2013年2月号)- 『1000年後に生き残るための青春小説講座』刊行記念のエッセイ

文庫解説[編集]

  • クリスマス・テロル invisible × inventor(著者:佐藤友哉、2009年3月、講談社文庫)- 自著の解説を行った。
  • ペンギン村に陽は落ちて(著者:高橋源一郎、2010年6月、ポプラ文庫
  • B級恋愛グルメのすすめ(著者:島本理生、2016年1月、角川文庫)

対談、インタビュー[編集]

  • ジェットストリーム・トークセッション……思春期は終わらない!? (『ファウスト』Vol.1、講談社、2003年9月) - 斎藤環、滝本竜彦との座談会。
  • 4号連続企画 佐藤友哉'05(『活字倶楽部』、雑草社、2005年春号〜2006年冬号) - 連続インタビュー
    • 第1章 フィーバーの真相を追う、第2章 "佐藤文学"のルーツを辿る、第3章 "あの頃のぼく"を振り返る、最終章 ようこそ、ぼくのお茶会へ
  • 座談会 「僕たちのスーパー小説」 (『群像』2005年9月号、講談社) - 島本理生、乙一との座談会
  • 『ファウスト』世界進出記念インタビュー・セッション「さらなる世界の最先端へ!」 (『ファウスト』Vol.6 SIDE-A、講談社、2005年11月) - 台湾版ファウスト編集部による、東浩紀清涼院流水、佐藤、西尾維新への同時インタビュー。
  • 文学への責務が残る (『新潮』2007年7月号) - 第20回三島由紀夫賞受賞記念対談。高橋源一郎との対談。
  • 緊急初対談! 佐藤友哉×西尾維新 5Years in Faust (『ファウスト』Vol.7、講談社、2008年8月) - 西尾維新との対談。
  • 生まれも育ちも、空白だった――佐藤友哉インタビュー (同人誌『チョコレート・てろりすと』、第7回文学フリマ、2008年11月9日/『東浩紀のゼロアカ道場 伝説の「文学フリマ」決戦』に再録、講談社、2009年3月) - インタビュー自体は2004年11月に収録
  • Talk Session: On the Occasion of the Publication of the U.S. Edition of Faust (FAUST 2、Del Rey、2009年6月) - 乙一、滝本竜彦、西尾維新との対談。太田克史も参加。2008年5月、KOBOCAFEで収録されたもの。
  • NON STYLE石田の明語(2012年12月18日〜、星海社運営Webサイト「最前線セッションズ」に掲載) - NON STYLEの石田明との対談。

小説リスト(発表順)[編集]

2001年

2002年

  • 3月 長編 水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪(講談社ノベルス)
  • 8月 短編 『世界』の終わり(『新現実』Vol.01、角川書店) - のちに「世界の終わりの終わり」の第一話という位置づけになる。
  • 8月 長編 クリスマス・テロル invisible × inventor(講談社ノベルス) - 講談社ノベルス20周年記念の「密室本」。
  • 11月 短編 灰色のダイエットコカコーラ(短縮版)(同人誌『タンデムローターの方法論』、第1回文学フリマにて販売) - 末尾に、完全版『灰色のダイエットコカコーラ』とその前日談にあたる『サグラダ・ファミリア』の掲載・発売予定は今のところないと書かれている。
  • 12月 短編 藪れません(『群像』2003年1月号、講談社) - 「現代小説・演習(第一回)」

2003年

  • 3月 連作短編 世界の終わりの終わり 第二話 『世界の終わり』(『新現実』Vol.02、角川書店)
  • 7月 Web連載(〜2004年1月) 鏡姉妹の飛ぶ教室 〈鏡家サーガ〉例外編 (講談社のWebサイト「講談社BOOK倶楽部」で月2回連載。全12回)
  • 9月 連作短編 赤色のモスコミュール(『ファウスト』Vol.1、講談社) - のちに色シリーズというシリーズ名が付く。
  • 12月 短編 慾望(『新潮』2004年1月号)

2004年

  • 2月 連作短編 黒色のポカリスエット(『ファウスト』Vol.2、講談社) - この回から色シリーズと銘打たれる。
  • 4月 短編 大洪水の小さな家(『新潮』2004年5月号)
  • 4月 連作短編 世界の終わりの終わり 最終話(第三話) 『世界の終わり』の終わり(『新現実』VOL.3、角川書店)
  • 5月 短編 死体と、(『新潮』2004年6月号)
  • 7月 短編 チェリーフィッシュにうってつけの日(『群像』2004年8月号、講談社)
    • 短編 小川のほとりで(『群像』2004年8月号、講談社)
  • 7月 連作短編 虹色のダイエットコカコーラレモン(短縮版)(『ファウスト』vol.3、講談社)
  • 11月 短編 地獄の島の女王(『ファウスト』Vol.4、講談社)
  • 12月 中編 子供たち怒る怒る怒る(『新潮』2005年1月号)

2005年

  • 2月 書籍化 鏡姉妹の飛ぶ教室 〈鏡家サーガ〉例外編 (講談社ノベルス) - 2003年7月〜2004年1月のWeb連載を書籍化。
  • 5月 短編 わたしのひょろひょろお兄ちゃん(『ファウスト』Vol.5、講談社)
    • 短編 対ロボット戦争の前夜(『ファウスト』Vol.5、講談社)
    • 短編 ナオミに捧ぐ 愛も汚辱のうちに(『ファウスト』Vol.5、講談社)
  • 5月 短編集 子供たち怒る怒る怒る(新潮社) - 『新潮』に掲載された「大洪水の小さな家」「死体と、」「慾望」「子供たち怒る怒る怒る」と、書き下ろし短編2編を収録。
    • 書き下ろし短編 生まれてきてくれてありがとう!
    • 書き下ろし短編 リカちゃん人間
  • 11月 短編 憂い男(『ファウスト』Vol.6 SIDE-A、講談社)
    • 短編 愛らしき目元 口は緑(『ファウスト』Vol.6 SIDE-A、講談社)
    • 短編 レディ(『ファウスト』Vol.6 SIDE-A、講談社)

2006年

2007年

  • 3月 文庫化 フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人(講談社文庫) - 2001年7月、講談社ノベルス。著者本人によるあとがき付き。
  • 3月 単行本化 1000の小説とバックベアード(新潮社) - 『新潮』2006年12月号掲載。
  • 5月 単行本化 灰色のダイエットコカコーラ(講談社BOXピース) - 「灰色のダイエットコカコーラ」「赤色のモスコミュール」「黒色のポカリスエット」「虹色のダイエットコカコーラレモン」収録。「虹色のダイエットコカコーラレモン」は(短縮版)として掲載されたものに加筆、訂正を加えて新たに書き下ろしたもの。
  • 9月 文庫化 エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室(講談社文庫) - 2001年12月、講談社ノベルス。大幅に枚数が削られている。解説:上遠野浩平
  • 9月 単行本化 世界の終わりの終わり(角川書店) - 『新現実』掲載時より大幅に加筆修正されている。

2008年

  • 4月 短編 333のテッペン(小説新潮五月号別冊『Story Seller』)
  • 4月 連載(〜未定) 鏡姉妹の動物会議 〈鏡家サーガ〉本格編 第一回 自信と侍臣(『メフィスト』2008年5月号) - 全12回予定。ただし、この号以降掲載なし。
  • 4月 文庫化 水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪(講談社文庫) - 2002年3月、講談社ノベルス。大幅に枚数が削られている。解説:おーちようこ
  • 5月 文庫化 子供たち怒る怒る怒る(新潮文庫) - 2005年5月、新潮社。解説:陣野俊史
  • 7月 短編 もう汚れてしまった怪獣(KOBO CAFE限定 特別小冊子)
  • 8月 中編 ウィワクシアの読書感想文(『ファウスト』Vol.7、講談社)
    • 長編(雑誌一挙掲載 青酸クリームソーダ 〈鏡家サーガ〉入門編(『ファウスト』Vol.7、講談社) - 第一稿を書き上げたのは2006年(ファウスト7号対談より)。
  • 12月 長編(雑誌一挙掲載) デンデラ(『新潮』2009年1月号)
  • 12月 連載(〜未定) 2345(体験版)(『パンドラ』Vol.2 SIDE-B、講談社) 

2009年

  • 1月 収録 333のテッペン(2008年4月発売の『Story Seller』の新潮文庫化)
  • 2月 単行本化 青酸クリームソーダ 〈鏡家サーガ〉入門編(講談社ノベルス) - 『ファウスト』Vol.7(2008年8月)に掲載されたものに大幅加筆修正したもの。
  • 3月 連載(〜未定) 風不死岳心中 第一回(『KENZAN!』Vol.8、講談社)
  • 3月 文庫化 クリスマス・テロル invisible × inventor(講談社文庫) - 2002年8月、講談社ノベルス。本人による25ページの解説付き。
  • 4月 短編 444のイッペン(小説新潮五月号別冊『Story Seller』Vol.2)
  • 4月 連載 2345(実践版)(『パンドラ』Vol.3、講談社)
  • 6月 短編 トカトントンコントロール(『新潮』2009年7月号)
  • 6月 単行本化 デンデラ(新潮社) - 『新潮』2009年1月号掲載
  • 7月 連載 風不死岳心中 第二回(『KENZAN!』Vol.9、講談社)
  • 8月 連載 2345(終了版)(『パンドラ』Vol.4、講談社)
  • 11月 連載 風不死岳心中 第三回(『KENZAN!』Vol.10、講談社)
  • 12月 文庫化 1000の小説とバックベアード(新潮文庫) - 2007年3月、新潮社

2010年

  • 2月 Web連載 介護ガール《起》バージョン1・0(Webサイト「芥川賞計画 特設ブログ」に掲載)
  • 3月 短編 割と暗い絵(『群像』2010年4月号)
  • 3月 連載 風不死岳心中 第四回(『KENZAN!』Vol.11、講談社)

海外への翻訳[編集]

台湾[編集]

単行本

尖端出版のライトノベルレーベル「浮文字」および文学レーベル「嬉文化」より刊行。

  • 浮文字
    • 電影般的風格──鏡公彥理想的殺人方式(2006年2月、ISBN 978-9-57-103166-8) - フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人
    • 搪瓷靈魂的比重──鏡稜子與變裝密室(2006年4月、ISBN 978-9-57-103207-8) - エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室
    • 沉沒的鋼琴──鏡創士還原的犯罪拼圖(2006年6月、ISBN 978-9-57-103269-6) - 水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪
    • 聖誕節的恐怖份子 invisible x inventor(2007年3月、ISBN 978-9-57-103289-4) - クリスマス・テロル invisible × inventor
    • 鏡姐妹的飛行教室──鏡家事件外傳(2007年6月、ISBN 978-9-57-103391-4) - 鏡姉妹の飛ぶ教室〈鏡家サーガ〉例外編
  • 嬉文化
雑誌掲載

尖端出版『浮文誌』(台湾版『ファウスト』)に掲載。

  • 紅色的莫斯科騾子(Vol.1、2006年2月) - 赤色のモスコミュール
  • 黑色的寶礦力水得(Vol.2、2006年6月) - 黒色のポカリスエット
  • 彩色的檸檬健怡可樂(濃縮版)(Vol.3 SIDE-A、2006年8月) - 虹色のダイエットコカコーラレモン(短縮版)
  • 地獄島的女王 (Vol.4 SIDE-A、2007年8月) - 地獄の島の女王
  • 對誰來說都不連續 (Vol.4 SIDE-A、2007年8月) - 誰にも続かない

韓国[編集]

単行本

鶴山文化社のレーベル「ファウストノベルズ」より刊行。

  • 플리커 스타일-카가미 키미히코에게 어울리는 살인(2006年8月、ISBN 8952982401) - フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 
  • 에나멜을 바른 혼의 비중-카가미 료코와 변화하는 밀실(2007年7月、ISBN 978-8-95-299197-3) - エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室
    • 発売後、19禁に指定された。
  • 수몰 피아노-카가미 소지가 되돌리는 범죄(2008年1月、ISBN 978-8-95-299198-0) - 水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪
  • 크리스마스 테롤 invisible × inventor(2008年11月、ISBN 978-8-92-580029-5) - クリスマス・テロル invisible × inventor
雑誌掲載

鶴山文化社『파우스트』(韓国版『ファウスト』)に掲載。

  • 붉은 색 모스크뮬(vol.1、2006年4月) - 赤色のモスコミュール
  • 검은 색 포카리스웨트(vol.2、2006年8月) - 黒色のポカリスエット
  • 무지갯빛 다이어트 코카콜라 레몬(vol.3、2007年1月) - 虹色のダイエットコカコーラレモン(短縮版)
  • 지옥섬의 여왕(vol.4、2007年6月) - 地獄の島の女王
  • 아무에게도 읽히지 않는(vol.4、2007年6月) - 誰にも続かない
  • 나의 나약한 오빠(vol.5、2008年4月) - わたしのひょろひょろお兄ちゃん
  • 대로봇 전쟁 전날 밤(vol.5、2008年4月) - 対ロボット戦争の前夜
  • 나오미에게 바친다-사랑도 오욕 속에(vol.5、2008年4月) - ナオミに捧ぐ 愛も汚辱のうちに
  • 착한 남자(vol.6 SIDE-A、2009年7月) - 憂い男
  • 사랑스러운 눈매, 입은 초록(vol.6 SIDE-A、2009年7月) - 愛らしき目元口は緑
  • 레이디(vol.6 SIDE-A、2009年7月) - レディ

アメリカ[編集]

  • 小説
    • Gray-Colored Diet Coke(FAUST 2、Del Rey、2009年6月) - 灰色のダイエットコカコーラ(『灰色のダイエットコカコーラ』所収のもの)
    • DENDERA(Haikasoru/VIZ media、2015年2月17日) - デンデラ(新潮社、2009年)
  • エッセイ
    • Yûya Satô's Counseling Session(FAUST 1、Del Rey、2008年8月) - 佐藤友哉の人生・相談(『ファウスト』Vol.1、講談社、2003年9月)
    • Yûya Satô's Counseling Session(FAUST 2、Del Rey、2009年6月) - 佐藤友哉の人生・相談(『ファウスト』Vol.2、講談社、2004年2月

脚注[編集]

  1. ^ ニコニコチャンネルGTV
  2. ^ http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/sekaizatsuwa/gumroad1000.html
  3. ^ ネット小説SNS - dNoVeLs 無料投稿サイト | コードウェイナー・スミスの青の時代

外部リンク[編集]