文学フリマ

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文学フリマ
Bungakufurima-Tokyo20th02.JPG
第二十回文学フリマの様子
イベントの種類 即売会
通称・略称 文フリ
開催時期 4-7月、9-11月頃
初回開催 2002年11月3日
青山ブックセンター
会場 東京流通センター
堺市産業振興センター
主催 文学フリマ事務局
文学フリマ大阪事務局
文学フリマ金沢事務局
文学フリマ福岡事務局
文学フリマ札幌事務局
文学フリマ岩手事務局
文学フリマ京都事務局
後援 株式会社はてな
協力 株式会社エブリスタ(提携)
運営 文学フリマ事務局
プロデューサー 望月倫彦
(文学フリマ事務局代表)
出展数 100 - 700サークル
来場者数 約4000人(最多)
公式サイト
Bungakufurima-Tokyo20th01.JPG

文学フリマ(ぶんがくフリマ)は、文学フリマ事務局が主催する文学限定の同人誌即売会

東京では、2002年から毎年1回、2008年からは年に2度開催されている。2013年から大阪2015年からは金沢福岡2016年からは札幌岩手2017年からは京都前橋で開催が予定されている。東京開催での来場者数は約4000人(最多)、出展数は約700サークル[1]

概要[編集]

コミックマーケットに代表される多くの同人誌即売会と異なり、文字作品としての創作小説や批評誌を中心に扱うという点に特徴がある。「文学」の定義は特にしておらず、「自分が〈文学〉と信じるものであれば、基本的にどんな形態の作品でも構いません」とされ[2]、アニメ研究誌や漫画絵本紙芝居写真集などの出品もある。

運営は文学フリマ事務局が行っているが、2002年の第1回文学フリマは、発起人である大塚英志と、市川真人青山ブックセンターの主催で行われた。第2回以降、有志による文学フリマ事務局の運営に移行した。代表は望月倫彦。マスコットキャラクターのパンダは西島大介がデザインしたもので、第1回から使用されている。

参加サークル[編集]

参加サークル数は年々増加傾向にある。最多は第19回の約720サークル。過去には、サークルの増加によって落選サークルが出ることもあり、会場の規模を拡大して配慮している。

参加ジャンルの割合は、第9回の場合「小説」が65パーセント、「評論」が18パーセント、「詩」が10パーセント、「ノンフィクション」が4パーセントなどとなっている[3]。最近(第15回)でも「小説」が66パーセント、「評論」が21パーセント、「詩歌」が8パーセント、「ノンフィクション」が5パーセントなどとなっており[4]、その割合は、固定されつつある傾向である。

文学フリマ百都市構想[編集]

地方での文学フリマ開催を支援することを目的とした取り組みである。2002年の第1回から約10年間、東京開催のみだった(別主催者による名古屋での開催を除く)が、文学フリマを全国に広めるため、2013年の大阪開催を皮切りに、金沢、福岡、札幌、岩手、京都、前橋での開催も決まっている。

主な出来事[編集]

文学フリマはプロ・アマを問わず「文学」の書き手の参加を募っており、初回から商業誌に作品を発表している作家も参加している。

  • 第1回東京(2002年)- 佐藤友哉西尾維新が小説を書き、講談社の編集者太田克史が寄稿し、舞城王太郎が挿絵を付けたコピー誌『タンデムローターの方法論』が販売された。
  • 第4回東京(2005年)- 桜坂洋桜庭一樹が合作した小説『桜色ハミングディスタンス』が販売された。
  • 第5回東京(2006年)- 文学フリマ運営事務局による初の出版物「文学フリマ五周年記念文集」が販売された。
  • 第7回東京(2008年)- 講談社BOXが主催する「東浩紀のゼロアカ道場」第4回関門の実施会場となり、同企画に参加していた8チーム16名が批評の同人誌を販売した。
  • 第9回東京(2009年)- 併催イベントとして片渕須直奥泉光を迎えたトークイベントが実施された。
  • 第10回東京(2010年)- 講談社BOXが主催する「『西島大介のきらめき☆マンガ学校』二学期・公開講義」が実施された。
  • 第13回東京(2011年)- 文学フリマ事務局編集の「これからの『文学フリマ』の話をしよう 〜文学フリマ十周年記念文集〜」が刊行された。後に芥川賞を受賞する又吉直樹ピース)が一般参加した。
  • 第2回大阪(2014年) - 株式会社はてなが後援開始。汀こるものがサークル参加した。

開催データ[編集]

東京開催[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
第一回 2002年11月3日 青山ブックセンター 約80 約1000人 大塚英志
市川真人
青山ブックセンター
第二回 2003年11月3日 約100 約1000人 文学フリマ事務局
第三回 2004年11月14日 東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎 134 約900人
第四回 2005年11月27日 160 約1000人
第五回 2006年11月12日 158 約1100人
第六回 2007年11月11日 158 約1300人
春の文学フリマ2008[5] 2008年5月11日 157 約1200人
第七回 2008年11月9日 155 約1800人
第八回 2009年5月10日 大田区産業プラザPiO 316 約1800人
第九回 2009年12月6日 約380 約2400人
第十回 2010年5月23日 約420 約3000人
第十一回 2010年12月5日 約540 約3400人
第十二回 2011年6月12日 約530 約4000人
第十三回 2011年11月3日 東京流通センター 約590 約3600人
第十四回 2012年5月6日 約610 約3800人
第十五回 2012年11月18日 約620 約3600人
第十七回 2013年11月4日 約680 約3400人
第十八回 2014年5月5日 約650 約3500人
第十九回 2014年11月24日 約720 約3800人
第二十回 2015年5月4日 約610 約3400人
第二十一回 2015年11月23日 約700 約3500人
第二十二回 2016年5月1日 - -
第二十三回 2016年11月23日 - -

大阪開催[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
第十六回[6] 2013年4月14日 堺市産業振興センター 約310 約1600人[7] 文学フリマ事務局
第二回 2014年9月14日 約300 約1500人 文学フリマ大阪事務局
第三回 2015年9月20日 約270 約1300人
第四回 2016年9月18日 - -

金沢開催[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
第一回 2015年4月19日 ITビジネスプラザ武蔵 約120 約400人 文学フリマ金沢事務局
第二回 2016年6月12日 - -

福岡開催[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
第一回 2015年10月25日 都久志会館 約100 約650人 文学フリマ福岡事務局
第二回 2016年10月30日 - -

札幌開催[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
第一回 2016年7月23日 さっぽろテレビ塔 - - 文学フリマ札幌事務局

岩手開催[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
第一回 2016年9月4日 岩手県産業会館 - - 文学フリマ岩手事務局

京都開催[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
第一回 2017年1月22日 京都市勧業館 - - 文学フリマ京都事務局

スピンアウトイベント[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
超文学フリマinニコニコ超会議2
ニコニコ超会議2併催イベント)
2013年4月28日 幕張メッセ 280 - 文学フリマ事務局

別主催者によるスピンオフイベント[編集]

開催日 会場 出展数 来場者数 主催
文学フリマinなごや 2006年2月26日 名古屋市中小企業振興会館 47 - 文学フリマinなごや実行委員会
ミニコミフリマ@名古屋 2011年4月3日 アールベースカフェ(R-BASE CAFE) 17 - 奇刊クリルタイ

脚注[編集]

  1. ^ 文学フリマ - 年表参照
  2. ^ 文学フリマ公式サイト はじめに--文学フリマとは参照
  3. ^ 文学フリマ参加サークルのジャンル - 文学フリマ事務局通信参照
  4. ^ 第十五回文学フリマ参加サークルリスト(50音順)参照
  5. ^ この段階では、春の文学フリマは定期的に開催できるか未確定だったため、通し番号がついていない。
  6. ^ この段階では、大阪で定期的に開催できるか未確定だったため、文学フリマ事務局が主催し東京開催の通し番号となっている。
  7. ^ 文学フリマ事務局 - Twitter(2013年4月14日 - 19:07)参照

関連項目[編集]

外部リンク[編集]