トップ (スーパーマーケット)

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株式会社トップ
TOP Co,.Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 トップ
本社所在地 日本の旗 日本
東京都世田谷区松原5丁目8番16号[1][2]
設立 1969年(昭和44年)5月17日[2]
業種 小売業
法人番号 2010901005986
事業内容 スーパーマーケット
資本金 4億8000万円[2]
売上高 191億円(2010年(平成22年)6月現在)[2]
従業員数 225名(2010年(平成22年)6月現在)[2]
主要株主 東食86.5%[3]

シジシージャパン[4]
主要子会社 主婦の店いずみ・ニューヤヒロ[2]
外部リンク http://www.supertops.com/
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株式会社トップは、東京都を営業基盤とするスーパーマーケットを運営する企業である。

歴史・概要[編集]

東京証券取引所第1部に上場していた食品商社の東食[5]の小売流通部門として株式会社スーパートップが食品スーパーを展開したのが始まりである[6]

そのため、東食の流通・外食事業本部の傘下にある事業会社として食品を主力とする商社活動を展開する上で必要な消費者の購買動向を把握するためのアンテナショップ的な機能も兼ねて営業していた[7]

東京都と神奈川県で主に売場面積500m2以下の小型店を中心に展開していたが[8]、茨城県出身でカスミグループの役員を努めた経験を持つ中村三喜[9]社長が新規に開設する店舗は売場面積を最低990m2へと拡大すると共に[8]、出店する地区を中村自身が地域事情に詳しい茨城県へも拡大する方針を打ち出した[9]

この方針を元に1993年(平成5年)5月に水戸市河和田町に茨城県内1号店となる河和田店を開業したのを皮切りに1994年(平成6年)には7月の水戸市千波町に2号店の千波店と12月のひたちなか市中根字深谷津に3号店の中根店と相次いで開業し[9]、2~3年間で茨城県内に10店舗を出店して店舗が集中するドミナント地区化を図ることを目指した[8]

また、1994年(平成6年)9月29日に調布市深大寺東町に深大寺店を開設して徹底した価格政策を軸とした商品分析を行って最大の売上高の店舗とする[10]など親会社の影響を受けた商社的経営感覚から脱却して本格的なチェーン店化を図ると共に生鮮食料品に強い食品スーパーの多店舗展開を進めた[6]。そうした多店化の一環として1995年(平成7年)にはサンマートを吸収合併して規模の拡大を図った[6]

しかし、親会社の東食(持株比率86.5%)[3]が1997年(平成9年)12月18日に金融子会社の東食ファイナンスの多額の不良債権と損失などを理由に負債総額約6397億円を抱えて東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請して事業を継続して再建を図ることになり[5]、1998年(平成10年)3月12日から会社更生法に基づいた再建が開始された[3]

こうした親会社の事実上の破綻を受け、東食の子会社であるレンゴーを主力取引先としていた加工食品などの仕入先を加藤産業に変更して1998年(平成10年)4月21日に加藤産業平和島センターからの供給に本格的に切替えると共に生鮮食料品はテナントとして入居していた企業から引き続き供給を受けることで事業の継続を図り[3]、1998年(平成10年)4月期中間決算で店舗数24店で売上高を前年同期比約1%減の約124.6億円と微減に留めると共に経常利益は前年同期比約61.1%増の約8700万円と大幅な増益を達成して親会社の破綻の影響を乗り越えることに成功した[11]

1998年(平成10年)10月12日に世界有数の大手穀物商社であるアメリカ合衆国に本拠を置くカーギルが東食の再建の支援企業に決定し[12]、2000年(平成12年)3月に会社更生法に基づく新会社[13]の東食がカーギルの傘下に入ったため同年12月16日にカーギルジャパンから出向した井谷直人社長と宮城伸夫副社長が就任して当社の経営にもカーギルが関与する形となった[14]

カーギル出身の新経営陣の就任後直ぐの2001年(平成13年)1月16日付で食品スーパーのボランタリーチェーンであるシジシージャパンに加盟し[14]、同年8月23日には水戸市の千波店とひたちなか市の中根店の茨城県内2店舗をエコスに売却して10月1日付で営業譲渡することで合意し[15]、同年9月には加盟したボランタリーチェーンの本部であるシジシージャパンに経営権を譲渡することで合意が成立したため当社は東食グループを離脱してシジシージャパン(CGC)の子会社となることになった[4]

本社に隣接する松原店と上原店は都市型スーパーの「パルケ」業態として店名変更と改装を行い、他の既存店も一般的な食品スーパーに改装したほか、CGCの自社開発商品(PB=プライベートブランド)の積極的な導入を図るなどCGC本部直営による食品スーパーとしての運営強化が進められた[16]

その後、クイックベーカリーによる焼き立てパンをCGCがフジパンの関連会社ベーカリーシステムと共同で推進した際に1994年(平成6年)7月に実験導入1号店として取り組んだ東京都葛飾区を中心に食品スーパーを展開する主婦の店いずみ[17]を傘下に入れたほかニューヤヒロも傘下に入れている[2]

店舗[編集]

出店店舗の詳細は公式サイト「店舗紹介」を参照。

23区内
パルケ豪徳寺店(世田谷区)、中町店(同)、若林店(同)、奥沢店(同)、上野毛店(同)、パルケ松原店[16](同)、パルケ鹿島店(品川区)、洗足池店(大田区)、石神井店(練馬区)、パルケ田端銀座店(北区)、いずみ大谷田店(足立区
多摩地域
フレッシュマーケット深大寺店(調布市[10]、ニューヤヒロ和泉多摩川店(狛江市)、パルケ甲州街道駅前店(日野市
神奈川県
小田店(川崎市川崎区)、パルケ久地店(川崎市高津区)、ニューヤヒロパルケ稲田堤駅前店(川崎市多摩区)、パルケ山手店(横浜市中区)、パルケ反町店(横浜市神奈川区)、フレッシュマーケット岸根店[18](同)、相模台店(相模原市南区)
千葉県
パルケ常盤平駅前店(松戸市)、いずみ江戸川台店[17]流山市

過去に存在した店舗[編集]

23区内
パルケ上原店[16]渋谷区) - 2013年(平成25年)2月24日閉店
下井草店(杉並区) - 2011年(平成23年)4月25日閉店
多摩地域
金井木倉店(町田市) - 2009年(平成21年)2月28日閉店
茨城県
河和田店(水戸市) - 1993年(平成5年)5月開店[9]
千波店(水戸市) - 1994年(平成6年)7月開店[9]、2001年(平成13年)10月1日付でエコスに譲渡[15]
中根店(ひたちなか市) - 1994年(平成6年)12月開店[9]、2001年(平成13年)10月1日付でエコスに譲渡[15]

脚注・出典[編集]

  1. ^ “スーパートップ、30周年目標に生鮮に強いSM 香西泰彦社長に聞く”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1996年11月1日) 
  2. ^ a b c d e f g 株式会社トップ 会社情報”. 株式会社トップ. 2012年11月10日閲覧。
  3. ^ a b c d “スーパートップ、グロサリー主力取引先を加藤産業に変更”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1998年6月10日) 
  4. ^ a b “シジシージャパンがスーパー・トップを買収”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2001年9月28日) 
  5. ^ a b “東食、会社更生法を申請 子会社が足を引っ張る”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年12月22日) 
  6. ^ a b c “転機に立つ食品スーパー 6 スーパートップ”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1994年1月26日) 
  7. ^ “東食特集 安嶋厚生・常務取締役(流通・外食事業本部管掌)に聞く”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1996年11月1日) 
  8. ^ a b c “転機に立つ食品スーパー 6 スーパートップ”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1994年1月26日) 
  9. ^ a b c d e f “スーパートップ、新商勢圏・茨城に拠点”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1996年11月8日) 
  10. ^ a b “スーパートップス・深大寺店が好調、徹底価格政策で2桁アップ実現”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1996年11月18日) 
  11. ^ “スーパートップの4月期中間大幅増益、東食の倒産はね返す”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1998年6月10日) 
  12. ^ “東食スポンサーにカーギル社、大手商社は困惑の様相”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1998年10月14日) 
  13. ^ “スーパー・トップ、太田体制で成長戦略練る”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1999年7月19日) 
  14. ^ a b “スーパートップ、CGC加盟で生鮮を強化・宮城副社長に聞く”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2001年3月16日) 
  15. ^ a b c “エコス、スーパー・トップから2店舗買収”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2001年9月12日) 
  16. ^ a b c “トップ、CGCブランド活用し従業員のやる気喚起、商品開発にパートの声生かす”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2004年10月29日) 
  17. ^ a b “SM店など焼き立てパンの導入相次ぐ 差別化への成り行き注目”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1994年12月7日) 
  18. ^ “スーパートップス「トップス岸根店」、開店8カ月売上げ伸ばす 生鮮直営化など実る”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年3月26日) 
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外部リンク[編集]