ケプラー452b
| 太陽系外惑星 | 太陽系外惑星の一覧 | |
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ケプラー452bの想像図
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| 主星 | ||
| 恒星 | ケプラー452 | |
| 星座 | はくちょう座 | |
| 赤経 | (α) | 19h 44m 00.89s[1] |
| 赤緯 | (δ) | +44° 16′ 39.2″[1] |
| 視等級 | (mV) | 11.852±0.016 (Kバンド)[1] |
| 距離 | 約1400[2] ly (約430 pc) | |
| スペクトル分類 | G2[1][3] | |
| 質量 | (m) | 1.037+0.054 −0.047[1] M☉ |
| 半径 | (r) | 1.17+0.15 −0.09[1] R☉ |
| 温度 | (T) | 5757 ± 85[1] K |
| 金属量 | [Fe/H] | 0.21±0.09[1] |
| 年齢 | 6 ± 2[1] Gyr | |
| 軌道要素 | ||
| 軌道長半径 | (a) | 1.046+0.019 −0.015[1] AU |
| 周期 | (P) | 384.843+0.007 −0.012[1] d |
| 軌道傾斜角 | (i) | 89.806+0.134 −0.049[1]° |
| 物理的性質 | ||
| 質量 | (m) | 5 ± 2[4] [注 1] M⊕ |
| 半径 | (r) | 1.63+0.23 −0.20[1] R⊕ |
| 表面温度 | (T) | 265+15 −13[1] K |
| 発見 | ||
| 発見日 | 2015年 | |
| 発見者 | ケプラーチーム | |
| 発見方法 | トランジット法 | |
| 観測場所 | ケプラー宇宙望遠鏡 | |
| 現況 | 公表 | |
| 他の名称 | ||
ケプラー452b (英語:Kepler-452b[1]) とは地球から見てはくちょう座の方向に約1400光年離れた位置にあるG型主系列星、ケプラー452を公転している太陽系外惑星である。
ケプラー452bは、地球から1400光年の場所に位置しており、キロメートル換算すると約1京3245兆kmである。これは同じく地球から45億km離れた冥王星へ約10年かけて到達した無人探査機ニュー・ホライズンズの最速速度をもってしても、約2580万年かかる距離である[5]。
概要[編集]
| 地球 | ケプラー452b |
|---|---|
ケプラー宇宙望遠鏡によって観測されたデータから、2015年7月23日にNASAがその存在を発表した[2]。
半径は地球の1.6倍程度と推測される[2]。質量や組成などは発表時点で未確定であるが、サイズから岩石惑星である可能性が高いとされている[2]。また、太陽に似た主系列星のハビタブルゾーンを地球に近い公転周期(385日前後)で周回している惑星であることから、発表においても "Earth 2.0" や "地球のいとこ (an older, bigger cousin to Earth)" という表現が用いられる[2]など、地球に似た惑星であることが期待されている。
母星のケプラー452は誕生してから約60億年を経ていると考えられている。これは太陽よりも約15億年古く、ケプラー452bが受けるエネルギーは現在の地球より10%高くなる。そのため、もしケプラー452bが地球型惑星で、地球と同じ質量であれば、暴走温室効果の影響で表面の水は失われてしまっていると考えられる[6]。しかし、ケプラー452bは地球の約1.6倍の半径があるため、もし密度が同じ程度であればその質量は約5倍となり、水が失われるまで5億年ほどの余裕があると考えられる[6]。
SETIによる探査[編集]
地球外知的生命体の痕跡を探すSETIの研究者は望遠鏡を使って、初めて太陽に似た恒星のハビタブルゾーン内を公転していて、地球に近いサイズであるケプラー452bでの探査をすでに開始している[7]。SETIの研究者が使用しているカスケード山脈のアレン・テレスコープ・アレイ(ATA)を使って観測している[7]。2015年7月時点で、ATAは20億を越える周波数の電波を使って観測を行った。これから90億以上の周波数の電波を使用して、地球外知的生命体の痕跡が無いか、観測していく予定である[7]。
地球との類似性[編集]
ケプラー452bの発見前から、ハビタブルゾーン内に軌道を持つ太陽系外惑星はいくつか発見されてきた。特にケプラー62e、f、ケプラー186f、ケプラー438bなどは発見されるたびに「これまでで最も地球に似た太陽系外惑星」と言われてきたが、ケプラーチームは「ケプラー452bこそが地球に最も似た太陽系外惑星である」としている[2]。ケプラー186、ケプラー438は赤色矮星、ケプラー62はK型主系列星であるが、ケプラー452は太陽に非常に似たG型主系列星である点が他と大きく異なる点である[8]。
ケプラー452bと他の惑星の比較[編集]
ケプラー452bと、地球に似ているとされている太陽系外惑星の比較表を以下に示す。
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ギャラリー[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 密度が地球と同じだと仮定した場合の質量。
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “NASA Exoplanet Archive - Confirmed Planet Overview - Kepler-452b”. NASA Exoplanet Archive (2015年). 2015年7月24日閲覧。
- ^ a b c d e f “NASA’s Kepler Mission Discovers Bigger, Older Cousin to Earth”. NASA (2015年7月23日). 2015年7月24日閲覧。
- ^ “NASA spots Kepler 452b,'Earth's bigger,older cousin'”. The Weather Network (2015年7月24日). 2015年7月25日閲覧。
- ^ “NASA’s Kepler Mission Discovers Bigger, Older Cousin to Earth”. National Aeronautics and Space Administration (2015年7月23日). 2016年8月7日閲覧。
- ^ NASA telescope discovers Earth-like planet in star’s ‘habitable zone’
- ^ a b “Kepler-452b: Earth's Bigger, Older Cousin -- Briefing Materials”. NASA (2015年7月24日). 2015年7月24日閲覧。
- ^ a b c SETI Targets Kepler-452b, Earth's 'Cousin,' in Search for Alien Life Space.com
- ^ “Kepler Discoveries Table”. Kepler Mission (2015年7月23日). 2015年7月25日閲覧。
関連項目[編集]
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