ケプラー8

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ケプラー8
Kepler-8
仮符号・別名 KOI-10
星座 こと座
視等級 (V) 13.9
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 18h 45m 9.148s[1]
赤緯 (Dec, δ) +42° 27′ 3.89″[1]
視線速度 (Rv) -52.72 km/s[2]
距離 4,340 光年
(1,330 パーセク[2]
絶対等級 (MV) 3.28[2]
物理的性質
半径 1.486 R[2]
質量 1.213 M[2]
表面重力 15 G
自転速度 10.5 km/s[2]
スペクトル分類 F5 V
光度 4.03 L[2]
表面温度 6,213 K[2]
金属量[Fe/H] -0.055[2]
年齢 3.84 ×109[2]
別名称
別名称
2MASS J18450914+4227038, KIC 6922244
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ケプラー8は、こと座の方角で、NASA太陽系外惑星捜索用宇宙望遠鏡ケプラーの観測領域内に位置する恒星である。ケプラー8は、太陽よりもやや高温で、半径質量が大きく、1つの木星型惑星が周囲を公転している。ケプラー8の周囲を公転する惑星の発見は、2010年1月4日に他4つの惑星と一緒に公表された。ケプラー8は、ケプラー計画によって惑星系の存在が確定されたた5番目の天体である。

命名と経緯[編集]

ケプラー8はの名称は、NASAが主導し、トランジット法によって地球型惑星を探すケプラー計画によって確認された、惑星系第8番の母星ということある[3]。ケプラー8の周りを公転する惑星は、ケプラー8bという名称で、ケプラー発見し、最初の成果として公表された5つの惑星の5番目である。ケプラーが確認した最初の3つの惑星(TrES-2HAT-P-7bHAT-P-11b[4])は、ケプラー以前に発見されていたもので、ケプラーの観測精度を確認するために観測されたものである。ケプラー8bの発見は、2010年1月4日にアメリカ天文学会 第215回会合英語版で、ケプラー4ケプラー5ケプラー6ケプラー7の惑星と一緒に公表された[5][6]

ケプラー8bの発見は、アメリカハワイ州ケック第1望遠鏡テキサス州ホビー・エバリー望遠鏡ハーラン・J・スミス望遠鏡カリフォルニア州ヘール望遠鏡C・ドナルド・シェーン望遠鏡アリゾナ州フレッド・ローレンス・ウィップル天文台英語版WIYN望遠鏡MMT・ティリングハスト望遠鏡、そしてカナリア諸島北欧光学望遠鏡の追観測によって確定した[5]

特徴[編集]

大きさの比較
太陽 ケプラー8
太陽 Exoplanet

ケプラー8は、地球から見た視等級が13.9で、暗くて肉眼では見えない。

ケプラー8は、地球からおよそ4,340光年離れた場所に位置する。質量は太陽の1.213倍で、太陽より2割程大きく、半径は太陽の1.486倍で、太陽より5割程大きい[2]。年齢は38億年と予想され、46億年の太陽より若い[2][7]。ケプラー8の金属量は、基準となる水素の存在比で-0.055と、太陽より1割程少なく、金属量が多い方が惑星を持ちやすい傾向からはずれている[2][8]。表面温度は6,213Kで、太陽の5,777Kより高温である[2][7]

惑星系[編集]

ケプラーが最初に発見した5つの太陽系外惑星の大きさ比較。ケプラー8b(橙色)は3番目の大きさ。

ケプラー8bは、ケプラー8系で発見されている唯一の惑星である。質量は木星の6割程度だが、半径は木星の1.4倍あり、密度がとても低く、0.27g/cm3木星は5.5g/cm3)しかない[9][10]。ケプラー8からの距離は0.0474AUで、公転周期は3.5である[9]。例えば水星は、太陽からの距離が0.3871AU、公転周期が87.97日で、それよりもずっと母星に近い[11]離心率は0、つまり円軌道を仮定されている[2]

ケプラー8の惑星[9]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b 0.59 MJ 0.0474 3.5224991 0 83.978° 1.416 RJ

出典[編集]

  1. ^ a b KOI-10 -- Star”. SIMBAD. CDS. 2017年10月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o Jenkins, John M.; et al. (2010-12), “Discovery and Rossiter-Mclaughlin Effect of Exoplanet Kepler-8b”, Astrophysical Journal 724 (2): 1109-1119, Bibcode 2010ApJ...724.1108J, doi:10.1088/0004-637X/724/2/1108 
  3. ^ Kepler Numbers”. NASA Exoplanet Archive. Caltech. 2017年10月24日閲覧。
  4. ^ John Southworth. “TEPCat: objects not included”. Keele University. 2017年10月24日閲覧。
  5. ^ a b NASA's Kepler Space Telescope Discovers Its First Five Exoplanets”. NASA (2010年1月5日). 2011年2月27日閲覧。
  6. ^ Rich Talcott (2010年1月5日). “215th AAS meeting update: Kepler discoveries the talk of the town”. Astronomy.com. Astronomy magazine. 2011年2月27日閲覧。
  7. ^ a b Sun: By the Numbers”. NASA. 2017年10月24日閲覧。
  8. ^ Henry Bortman (2004年10月12日). “Extrasolar Planets: A Matter of Metallicity”. Space Daily. 2011年2月27日閲覧。
  9. ^ a b c Esteves, Lisa J.; De Mooij, Ernst J. W.; Jayawardhana, Ray (2015-05), “Changing Phases of Alien Worlds: Probing Atmospheres of Kepler Planets with High-precision Photometry”, Astrophysical Journal 804 (2): 150, Bibcode 2015ApJ...804..150E, doi:10.1088/0004-637X/804/2/150 
  10. ^ David Williams (2010年11月17日). “Jupiter Fact Sheet”. NASA GSFC. 2017年10月26日閲覧。
  11. ^ David Williams (2010年11月17日). “Mercury Fact Sheet”. NASAGSFC. 2011年2月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 星図 18h 45m 9.148s, +42° 27′ 3.89″