キャンパス
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キャンパス(英: campus)とは、もともとは「敷地」「フィールド」のこと。そこから転じて、一般に大学や専門学校の構内のことをいう。大学の建物、図書館、教室棟などがある敷地空間のみを示すだけでなく、そこに集まる学生や教員・職員などが活動し、係わり合う空間や雰囲気全体を指すこともある。
成り立ち
[編集]かつてジョン・F・ケネディが、アメリカン大学での講演で「大学のキャンパスの美しさとは」という話題で語り、「古い礼拝堂や蔦のからまる大学図書館が美しいのではなく、無知を恥じ、お互いに切磋琢磨する学生仲間と教師が、大学のキャンパスの美しさを作り上げているのだ」という趣旨のことを語って、語り草となった。[1]
欧米では数世紀の伝統を有するキャンパスがしばしば見られる。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ダラム大学などは、大学を実質上構成する個々のカレッジが、土地、建物を含めた資産を持ち、それがまたキャンパスの景観の一部にもなっている。[2]
日本では建て替えが激しいので長い伝統を持つ建物はそれほど多くない。また近代大学制度にあわせ造成された所が多いが、仏教系大学で古い寺院敷地内にキャンパスを置いてある例が散見される(ただし大学の建物自体は新造である)。
かつての大学は時計台を中心に権威主義的な雰囲気を醸しており、それに反発する学生運動のビラが貼られるなど清潔感からは遠かった。昭和時代後半の郊外移転ブームの頃は郊外に病院のような作りのキャンパスが大量に生まれイメージが軟化した一方、学生が病人のようであるとも言われた[3]。1990年代以降は都心回帰・少子化の流れで都市圏の大学ではキャンパスの高層化やリニューアル、イメージ戦略が進行している。
脚注
[編集]- ^ “American University Commencement Address | JFK Library” (英語). www.jfklibrary.org. 2025年4月4日閲覧。
- ^ “University of Oxford Japan Office | オックスフォード大学日本事務所 Frequently Asked Questions |”. oxfordujapan.org. 2025年4月4日閲覧。
- ^ 松山巌『都市という廃墟』「八王子遷都」p.51