オリバー・ペレス

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はペレス第二姓(母方の)はマルティネスです。
オリバー・ペレス
Oliver Perez
ワシントン・ナショナルズ #46
Óliver Pérez on August 23, 2016.jpg
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
出身地 シナロア州クリアカン
生年月日 1981年8月15日(35歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 1998年 ユカタン・ライオンズと契約
初出場 2002年6月16日 シアトル・マリナーズ
年俸 $1,500,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム メキシコの旗 メキシコ代表
WBC 2006年2009年2013年2017年予選

オリバー・ペレス・マルティネスÓliver Pérez Martínez, 1981年8月15日 - )は、メキシコシナロア州クリアカン出身のプロ野球選手投手)。左投左打。MLBワシントン・ナショナルズ所属。

経歴[編集]

メキシカンリーグ時代[編集]

1998年にメキシコ夏季リーグであるリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルユカタン・ライオンズに入団し、プロ入り。

パドレス時代[編集]

1999年3月にサンディエゴ・パドレスと契約。

2002年6月16日シアトル・マリナーズ戦で先発してメジャーデビューを果たし、初登板初勝利を飾った[2]

パイレーツ時代[編集]

2003年8月にブライアン・ジャイルズとのトレードで、ジェイソン・ベイ後日発表選手コーリー・スチュワートとともにピッツバーグ・パイレーツへ移籍。

2004年にはリーグ4位の239奪三振を挙げた。奪三振率10.97はリーグトップで、この年の奪三振王だったランディ・ジョンソンの10.62をも上回っている[3]。しかしその後の2年間は防御率が5点台後半 - 6点台と低迷。

2005年6月26日には、自身が先発登板した試合でチームが敗戦後、クラブハウスにあった洗濯物回収用の荷車を蹴り上げて左のつま先を骨折し、故障者リスト入りしている。

2006年開幕前の3月に第1回WBCメキシコ代表に選出された[4]

メッツ時代[編集]

2006年7月31日ゼイビア・ネイディとのトレードで、ロベルト・ヘルナンデスと共にニューヨーク・メッツへ移籍した。移籍後は7試合に先発して防御率6.38と、移籍前とさほど変わらず。しかしポストシーズンに進出したチームにおいて、ペドロ・マルティネスオーランド・ヘルナンデスの2人の先発投手が故障。ペレスは先発ローテーション入りし、セントルイス・カージナルスとのリーグチャンピオンシップシリーズ第7戦に先発登板。6回1失点の好投を見せた。

2007年は開幕から好投を重ね15勝を挙げた。シーズン途中には、アトランタ・ブレーブスニューヨーク・ヤンキースといった強敵を相手に勝利を重ねたことで、チームから「重要な試合で最も頼りになるのはペレス」といわれるようになった[5]。奪三振率8.85はリーグ2位。

2009年からメッツと3年3600万ドルで新たに契約を更新した。開幕前の3月に第2回WBCのメキシコ代表に選出され[6]、2大会連続2度目の選出を果たした。

2011年3月21日に開幕前にメッツ側が残りの年俸をすべて支払う形で放出された。

ナショナルズ傘下時代[編集]

2011年3月23日ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ。この年はメジャーでの登板は無く、11月2日FAとなった。

マリナーズ時代[編集]

2012年1月19日シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。6月に2年ぶりのメジャー復帰を果たし、中継ぎとして好成績を残した。10月29日にFAとなったが、11月3日に1年150万ドル+60万ドルの出来高で再契約を結んだ[7]。背番号は36から59に変更となった。

2013年開幕前の3月に第3回WBCのメキシコ代表に選出され[8]、3大会連続3度目の選出を果たした。3月9日のカナダ戦では、乱闘を起こし退場になった[9]10月31日にFAとなった。

ダイヤモンドバックス時代[編集]

2014年3月10日アリゾナ・ダイヤモンドバックスと総額425万ドルの2年契約に合意した[10][11]。この年は、リリーフ転向後では自己最多 (当時) ・チームトップタイ[12]の68試合に登板。防御率2.91・3勝4敗・奪三振率11.7という好成績を残し、リリーフ陣の核として活躍した。

2015年はチームを去るまでに48試合に登板し、前年ほどではなかったものの防御率3.10・2勝1敗・奪三振率11.5という安定した成績を記録した。

アストロズ時代[編集]

2015年8月7日ジュニア・ガルシアとのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍した[13]。背番号は38。アストロズ加入後は22試合に投げたが、防御率6.75で3敗を喫した。通年成績は、前年の自己記録を更新する年間70試合に登板し、防御率4.17・2勝4敗・奪三振率11.2という成績だった。11月2日にFAとなった[14]

ナショナルズ時代[編集]

2015年12月11日ワシントン・ナショナルズと総額700万ドルの2年契約を結んだ[15]

2016年3月11日第4回WBC予選のメキシコ代表に選出されたことが発表され[16]、4大会連続4度目の選出となった。同大会ではメキシコ代表は本戦出場を決めている。レギュラーシーズンでは、4年連続60試合以上となる64試合にリリーフ登板して通算500試合登板に達し、防御率4.95・2勝3敗・WHIP1.45を記録。また、奪三振率は10.4と依然として高い三振奪取能力を持つ事を示した。

オフの10月20日に「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」のメキシコ代表に選出された[17]

投球スタイル[編集]

持ち球はフォーシームスライダーカーブチェンジアップ

人物[編集]

少年時代のペレスは、同じメキシコ人投手のフェルナンド・バレンズエラに憧れを抱いていた[18]

メジャーリーガーになってからの憧れの選手は、同じ左投手の「ビッグ・ユニット (Big Unit)」ことランディ・ジョンソンへと変化した。その理由として、「いつもアグレッシブなピッチングを披露するから。どんなすごいバッターに対しても、決して逃げずに恐れ知らずに立ち向かう姿にシビれている。歴代最高のピッチャーの1人と同じ舞台(メジャーリーグ)で投げられるのは、とても光栄だと思っている。」と語っている[19]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2002 SD 16 15 0 0 0 4 5 0 0 .444 387 90.0 71 13 48 1 5 94 3 0 37 35 3.50 1.32
2003 19 19 0 0 0 4 7 0 0 .364 473 103.2 103 20 65 2 3 117 6 1 65 62 5.38 1.62
PIT 5 5 0 0 0 0 3 0 0 .000 106 23.0 26 2 12 1 1 24 1 0 15 15 5.87 1.65
'03計 24 24 0 0 0 4 10 0 0 .286 579 126.2 129 22 77 3 4 141 7 1 80 77 5.47 1.63
2004 30 30 2 1 0 12 10 0 0 .545 805 196.0 145 22 81 2 9 239 2 1 71 65 2.98 1.15
2005 20 20 0 0 0 7 5 0 0 .583 471 103.0 102 23 70 1 6 97 3 0 68 67 5.85 1.67
2006 15 15 0 0 0 2 10 0 0 .167 364 76.0 88 13 51 0 3 61 4 1 64 56 6.63 1.83
NYM 7 7 1 1 0 1 3 0 0 .250 165 36.2 41 7 17 0 3 41 1 0 26 26 6.38 1.58
'06計 22 22 1 1 0 3 13 0 0 .188 529 112.2 129 20 68 0 6 102 5 1 90 82 6.55 1.75
2007 29 29 0 0 0 15 10 0 0 .600 765 177.0 153 22 79 1 7 174 6 0 90 70 3.56 1.31
2008 34 34 0 0 0 10 7 0 0 .588 847 194.0 167 24 105 4 11 180 9 1 100 91 4.22 1.40
2009 14 14 0 0 0 3 4 0 0 .429 324 66.0 69 12 58 2 4 62 2 0 51 50 6.82 1.92
2010 17 7 0 0 0 0 5 0 0 .000 234 46.1 54 9 42 3 4 37 4 0 37 35 6.80 2.07
2012 SEA 33 0 0 0 0 1 3 0 5 .250 123 29.2 27 1 10 2 0 24 2 0 7 7 2.12 1.25
2013 61 0 0 0 0 3 3 2 8 .500 229 53.0 50 6 26 3 1 74 1 0 23 22 3.74 1.43
通算:11年 300 195 3 2 0 62 75 2 13 .453 5293 1194.1 1096 174 664 22 57 1224 44 4 654 601 4.53 1.47
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号[編集]

  • 59 (2002年 - 2003年途中、2013年 - 2015年途中)
  • 48 (2003年途中 - 2006年途中)
  • 46 (2006年途中 - 2010年、2016年 - )
  • 36 (2012年)
  • 38 (2015年途中 - 同年終了)

代表歴[編集]

メキシコ代表
その他

脚注[編集]

  1. ^ New York Mets 2011 Player Salaries and Team Payrolll” (英語). ESPN. 2011年3月15日閲覧。
  2. ^ 「30球団マンスリー・リポート サンディエゴ・パドレス 強豪マリナーズ相手に見せた意地 ホフマン2セーブで勝ち越し演出」『月刊メジャー・リーグ』 2002年8月号 ベースボール・マガジン社 65頁
  3. ^ "2004 National League Expanded Leaderboards," Baseball-Reference.com. 2008年2月20日閲覧。
  4. ^ 2006 Rosters” (英語). The official site of World Baseball Classic. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月1日閲覧。
  5. ^ 杉浦大介 「MLB30球団最新レポート&全選手個人成績 ニューヨーク・メッツ/NYM チームメイトから称号 ビッグゲームはペレス」 『月刊スラッガー』2007年10月号、日本スポーツ企画出版社、2007年、雑誌15509-10、82頁。
  6. ^ 2009 Rosters” (英語). The official site of World Baseball Classic. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月1日閲覧。
  7. ^ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121105-00000212-ism-base
  8. ^ 2013 Tournament Roster” (英語). The official site of World Baseball Classic. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月3日閲覧。
  9. ^ Benches clear after Canada-Mexico plunking
  10. ^ “D-backs agree to terms with Oliver Perez on two-year contract” (プレスリリース), MLB.com (Arizona Diamondbacks), (2014年3月10日), http://arizona.diamondbacks.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140310&content_id=69082106&vkey=pr_ari&c_id=ari 2014年3月11日閲覧。 
  11. ^ Diamondbacks confirm signing of LHP Perez”. The Washington Post (2014年3月10日). 2014年3月11日閲覧。
  12. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、468頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  13. ^ Houston Astros acquire Oliver Perez from Arizona Diamondbacks”. ESPN (2015年8月8日). 2015年8月14日閲覧。
  14. ^ Transactions | astros.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月4日閲覧。
  15. ^ Amanda Comak. “Nationals agree to terms with LHP Oliver Perez”. Curly W Live. http://curlyw.mlblogs.com/2015/12/11/nationals-agree-to-terms-with-lhp-oliver-perez/ 2016年5月6日閲覧。 
  16. ^ Managers, rosters and game schedules announced for the Mexicali and Panama City WBC Qualifiers MLB.com Press Release (英語) (2016年3月11日) 2016年6月1日閲覧
  17. ^ Perez y Martín confirman participaciónThe Official Site of The Mexican League (スペイン語) (2016年10月20日) 2016年10月25日閲覧
  18. ^ 「インタビュー オリバー・ペレス[パイレーツ#48] 若きドクターK」月刊『スラッガー』2005年6月号 日本スポーツ企画出版社 22~24頁
  19. ^ 「インタビュー オリバー・ペレス[パイレーツ#48] 若きドクターK」月刊『スラッガー』2005年6月号 日本スポーツ企画出版社 22~24頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]