ザック・デューク

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ザック・デューク
Zach Duke
セントルイス・カージナルス #29
Zach Duke on April 27, 2015.jpg
シカゴ・ホワイトソックス時代
(2015年4月27日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ボスキー郡クリフトン英語版
生年月日 (1983-04-19) 1983年4月19日(34歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 MLBドラフト20巡目(全体594位)でピッツバーグ・パイレーツから指名
初出場 2005年7月2日 ミルウォーキー・ブルワーズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ザカリー・トーマス・デュークZachary Thomas Duke, 1983年4月19日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ボスキー郡クリフトン英語版出身のプロ野球選手投手)。左投左打。MLBセントルイス・カージナルスに所属。

経歴[編集]

プロ入りとパイレーツ時代[編集]

2001年MLBドラフト20巡目(全体594位)でピッツバーグ・パイレーツから指名され、7月31日に契約。

2002年、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツでプロデビュー。11試合に先発登板して8勝1敗・防御率1.95・48奪三振の成績を残した。

2003年はA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、26試合に先発登板して8勝7敗・防御率3.11・113奪三振の成績を残した。

2004年はA+級リンチバーグ・ヒルキャッツとAA級アルトゥーナ・カーブの2球団合計でパイレーツ傘下のマイナー選手として最多の15勝を挙げ、142奪三振は2位となった。この活躍を受け、パイレーツ傘下の最優秀マイナー投手やカロライナリーグの最優秀投手に選出された[1]

2005年はAAA級インディアナポリス・インディアンスで開幕を迎え、16試合に登板して12勝3敗・防御率2.92・66奪三振の好成績を残し、7月1日にパイレーツとメジャー契約を結んだ[2]7月2日ミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー。7回を5安打3失点9奪三振に抑えたが、勝ち負けは付かなかった。メジャー2試合目の登板となった7月7日から8月18日にかけて6連勝を記録。7月・8月と2か月連続で月間最優秀新人を受賞。7月に記録した月間防御率0.87は両リーグ1位(25イニング以上)、22イニング連続無失点はナ・リーグ新人選手としては2001年ロイ・オズワルトが24イニング連続無失点を記録して以降の最長記録となった[3]8月23日の登板の後、8月27日に15日間の故障者リスト入りとなり、9月16日シンシナティ・レッズ戦で復帰。この年は14試合に登板し、8勝2敗を記録。新人王の投票では5位に入った。

2006年は開幕から先発ローテーションの一角として34試合に登板。ホームで9勝4敗と勝ち越したが一方、アウェーでは1勝11敗と負け越した[4]

2007年3月7日にパイレーツと1年契約に合意。初の開幕投手を務めるも肘を痛め、6月1日から15日間の故障者リスト入り[5]し、8月14日に60日間の故障者リストへ異動した。シーズン終盤の9月に復帰を果たし、シーズン終了までに3試合に登板した。この年は20試合(先発19試合)に登板して3勝8敗・防御率5.53・41奪三振の成績を残した。

2008年3月10日にパイレーツと1年契約に合意[6]。この年は31試合に先発登板して5勝14敗・防御率4.82・87奪三振の成績を残した。

2009年1月20日にパイレーツと220万ドルの1年契約に合意[7]。開幕後は8勝8敗・防御率3.29の成績で、右肘を痛めたマット・ケインに代わりオールスターに選出された。パイレーツの先発投手としては1995年デニー・ネーグル以来14年ぶり[8]。オールスター以降、3勝8敗・防御率5.17と調子を落とし、リーグワーストの16敗を喫した。

2010年1月19日にパイレーツと1年契約に合意[9]。この年は29試合に登板し、8勝15敗・防御率5.72と結果を残せず、オフの11月19日DFAとなった[10]

ダイヤモンドバックス時代[編集]

2010年11月24日シーザー・バルデス英語版とのトレードアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[11]12月2日にダイヤモンドバックスと350万ドルの1年契約(2012年・550万ドルのミューチュアル・オプション付き[12])に合意した[13][14]

2011年3月30日に左手の骨折で15日間の故障者リスト入りし、5月28日に復帰した。この年は21試合に登板し、3勝4敗・防御率4.93だった。チームは地区シリーズに進出したが、ロースター入りすることはできなかった。オフの10月31日にダイヤモンドバックスがミューチュアル・オプションを破棄したため、FAとなった。

ナショナルズ時代[編集]

2012年1月27日ヒューストン・アストロズとマイナー契約を結んだ[15]スプリングトレーニングでは4試合に登板したが、0勝3敗・防御率11.30と結果を残せず、開幕前の3月27日に解雇された[16]3月29日ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[17]。開幕後はAAA級シラキュース・チーフスで26試合に登板し、15勝5敗・防御率3.51だった。9月3日にナショナルズとメジャー契約を結んだ[18]。昇格後はリリーフとして8試合に登板し、1勝0敗・防御率1.32だった。オフの12月3日にナショナルズと1年契約に合意した[19]

2013年は開幕ロースター入りし、開幕後はリリーフとして12試合に登板したが、1勝1敗・防御率8.71と結果を残せず、6月4日DFAとなった[20]。その後、6月10日に放出された。

レッズ時代[編集]

2013年6月13日にレッズとマイナー契約を結んだ[21]。契約後はAAA級ルイビル・バッツでプレーしていたが、8月3日に放出された。8月13日にレッズとマイナー契約で再契約した。AAA級ルイビルでは26試合に登板し、2勝0敗・防御率1.30だった。8月30日にレッズとメジャー契約を結び、14試合に登板して0勝1敗・防御率0.84・7奪三振の成績を残した。オフの10月31日にFAとなった。

ブルワーズ時代[編集]

2014年1月15日ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び[22]3月25日にメジャー契約を結んだ[23]。開幕後はリリーフとして起用され、自己最多の74試合に登板。5勝1敗・防御率2.45・74奪三振と完全復活を果たした。オフの10月30日にFAとなった。

ホワイトソックス時代[編集]

2014年11月18日シカゴ・ホワイトソックスと総額1500万ドルの3年契約[24]を結んだ[25][26]

2015年、2年連続70試合以上となる71試合に投げて、通算350試合登板を突破。だが、60.2イニングで本塁打を9本も浴びて、防御率も前年から1.00近く悪化するなど、やや調子を落としたシーズンとなった。

2016年もブルペンの中心格としてフル起用され、シーズン途中の時点で53試合に登板して防御率2.63・2勝1セーブ・WHIP1.25という好成績を残していた。特に際立っていたのは奪三振率の高さで、37.2イニングで42奪三振・奪三振率10.0を記録していた。

カージナルス時代[編集]

2016年7月31日チャーリー・ティルソンとのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍した[27]。カージナルス加入後は調子を上げ、28試合のリリーフ登板で防御率1.93・1敗1セーブ・WHIP1.29・奪三振率10.0という好成績を記録した。課題としては、四球を出す頻度が高く与四球率は5.0だった。なお、ホワイトソックスとの合算では、81試合のリリーフ登板で防御率2.36・2勝1敗2セーブ・61.0イニングで29四球・68奪三振・WHIP1.26という素晴らしい成績が残った。登板試合数は、同年のメジャー全体2位だった[28]。シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受け、2017年シーズンは全休の見込み[29]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2005 PIT 14 14 0 0 0 8 2 0 0 .800 341 84.2 79 3 23 2 2 58 1 0 20 17 1.81 1.20
2006 34 34 2 1 0 10 15 0 0 .400 935 215.1 255 17 68 6 7 117 8 1 116 107 4.47 1.50
2007 20 19 0 0 0 3 8 0 0 .273 482 107.1 161 14 25 2 3 41 0 1 74 66 5.53 1.73
2008 31 31 1 1 0 5 14 0 0 .263 829 185.0 230 19 47 1 7 87 2 2 111 99 4.82 1.50
2009 32 32 3 1 0 11 16 0 0 .407 891 213.0 231 23 49 0 3 106 2 1 101 96 4.06 1.31
2010 29 29 0 0 0 8 15 0 0 .348 730 159.0 212 25 51 2 4 96 4 3 115 101 5.72 1.65
2011 ARI 21 9 0 0 0 3 4 1 0 .429 338 76.2 101 6 19 0 1 32 1 0 42 42 4.93 1.57
2012 WSH 8 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 56 13.2 11 0 4 0 0 10 0 0 2 2 1.32 1.10
2013 12 1 0 0 0 1 1 0 0 .500 101 20.2 31 2 8 3 1 11 1 0 22 20 8.71 1.89
CIN 14 0 0 0 0 0 1 0 1 .000 41 10.2 8 1 2 0 0 7 1 0 1 1 0.84 0.94
'13計 26 1 0 0 0 1 2 0 1 .333 142 31.1 39 3 10 3 1 18 2 0 23 21 6.03 1.56
2014 MIL 74 0 0 0 0 5 1 0 12 .833 238 58.2 49 3 17 1 0 74 3 0 19 16 2.45 1.13
2015 CHW 71 0 0 0 0 3 6 1 26 .333 255 60.2 47 9 32 4 3 66 0 0 26 23 3.41 1.30
2016 53 0 0 0 0 2 0 1 20 1.000 159 37.2 31 2 16 3 2 42 2 0 11 11 2.63 1.25
STL 28 0 0 0 0 0 1 1 6 .000 99 23.1 17 0 13 0 2 26 2 0 5 5 1.93 1.29
'16計 81 0 0 0 0 2 1 2 26 .667 258 61.0 48 2 29 3 4 68 4 0 16 16 2.36 1.26
通算:12年 441 169 6 3 0 60 84 4 65 .417 5495 1266.1 1463 124 374 24 35 773 27 8 665 606 4.31 1.45
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録[編集]

背番号[編集]

  • 57(2006年 - 2010年)
  • 19(2011年)
  • 30(2012年 - 2013年)
  • 59(2014年)
  • 33(2015年 - 2016年途中)
  • 29(2016年途中 - )

脚注[編集]

  1. ^ Pirates name minor league Pitcher and Player of the Year” (英語). MLB.com (2004年9月20日). 2009年12月16日閲覧。
  2. ^ Pirates option outfielder Nate McLouth to Triple-A Indianapolis; purchase contract of Zach Duke”. MLB.com Pirates Press Release (2005年7月1日). 2014年12月14日閲覧。
  3. ^ Pittsburgh's Duke voted National League Rookie of the Month for July” (英語). MLB.com (2005年8月3日). 2009年12月16日閲覧。
  4. ^ Zach Duke 2006 Pitching Splits - Baseball-Reference PI” (英語). 2008年6月15日閲覧。
  5. ^ Anders, Jeremy (2007年7月1日). “Duke placed on 15-day disabled list” (英語). MLB.com. 2009年12月16日閲覧。
  6. ^ Jenifer Langosch (2008年3月11日). “Bucs renew contracts of Snell, Duke”. MLB.com. 2014年12月14日閲覧。
  7. ^ Jenifer Langosch (2009年1月21日). “Bucs avoid arbitration with four players”. MLB.com. 2014年12月14日閲覧。
  8. ^ Langosch, Jenifer (2009年7月12日). “Duke replaces Cain on NL All-Star roster” (英語). MLB.com. 2009年12月16日閲覧。
  9. ^ Pirates agree to terms with Zach Duke on contract for 2010”. MLB.com Pirates Press Release (2010年1月19日). 2014年12月14日閲覧。
  10. ^ Pirates set 40-man roster”. MLB.com Pirates Press Release (2010年11月19日). 2014年12月14日閲覧。
  11. ^ D-backs acquire Duke from Pirates for player to be named later”. MLB.com D-backs Press Release (2010年11月24日). 2014年12月14日閲覧。
  12. ^ 違約金は75万ドル
  13. ^ D-backs agree to terms with Duke”. MLB.com D-backs Press Release (2010年12月2日). 2014年12月14日閲覧。
  14. ^ Zach Duke agrees to one-year deal”. ESPN MLB (2010年12月3日). 2014年12月14日閲覧。
  15. ^ Astros sign LHP Zach Duke to minor league contract”. MLB.com Astros Press Release (2012年1月27日). 2014年12月14日閲覧。
  16. ^ Brian McTaggart (2012年3月28日). “Release of Duke, Cust gives roster some clarity”. MLB.com. 2014年12月14日閲覧。
  17. ^ Nats ink Duke to Minors deal”. MLB.com (2012年3月30日). 2014年12月14日閲覧。
  18. ^ Nationals select RHP Christian Garcia and LHP Zach Duke”. MLB.com Nationals Press Release (2014年9月3日). 2014年12月14日閲覧。
  19. ^ Bill Ladson (2012年12月4日). “Nats bring back left-handed reliever Duke”. MLB.com. 2014年12月14日閲覧。
  20. ^ Nationals reinstate RF Jayson Werth from DL, add Rendon & Krol to roster”. MLB.com Nationals Press Release (2013年6月4日). 2014年12月14日閲覧。
  21. ^ Chris Cotillo (2013年6月13日). “Reds sign Zach Duke to minor league deal”. MLB Daily Dish. 2014年12月14日閲覧。
  22. ^ Cash Kruth (2014年1月15日). “Brewers ink Duke to Minors deal with spring invite”. MLB.com. 2014年1月15日閲覧。
  23. ^ Adam McCalvy (2014年3月26日). “Brewers' Opening Day roster pretty much set”. MLB.com. 2014年12月14日閲覧。
  24. ^ 2015年は450万ドル、2016年は500万ドル、2017年は550万ドル。
  25. ^ White Sox agree to terms with left-handed pitcher Zach Duke on three-year, $15-million contract”. MLB.com White Sox Press Release (2014年11月19日). 2014年12月14日閲覧。
  26. ^ Steve Adams (2014年11月18日). “White Sox Sign Zach Duke”. MLB Trade Rumors. 2014年12月23日閲覧。
  27. ^ Langosch, Jennifer (2016年7月30日). “Cardinals get lefty Duke in deal for OF Tilson”. MLB.com. 2016年7月30日閲覧。
  28. ^ 2016 Major League Baseball Pitching Leaders - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年12月9日閲覧。
  29. ^ Zach Duke to miss the 2017 season”. 5 on your side (2016年12月14日). 2017年3月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]