チャド・クール

チャド・クール
*Chad Kuhl*
ワシントン・ナショナルズ #26
	ピッツバーグ・パイレーツ時代; (2017年6月7日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	デラウェア州ベア
生年月日	1992年9月10日（31歳）
身長; 体重	6' 3" ＝約190.5 cm; 215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2013年 MLBドラフトピッツバーグ・パイレーツ9巡目
初出場	2016年6月26日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ミドルタウン高等学校（英語版）; デラウェア大学; ピッツバーグ・パイレーツ (2016 - 2018, 2020 - 2021); コロラド・ロッキーズ (2022);
	この表について

チャド・マイケル・クール（Chad Michael Kuhl , 1992年 9月10日 - ）は、アメリカ合衆国デラウェア州ベア出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。愛称はチェット(Chet)^[1]。

経歴[編集]

プロ入りとパイレーツ時代[編集]

2013年のMLBドラフト9巡目（全体269位）でピッツバーグ・パイレーツから指名されプロ入り。この年は傘下のA-級ジェームズタウン・ジャマーズ（英語版）でプロデビューし、13試合に先発登板して3勝4敗、防御率2.11、33奪三振を記録した。

2014年はA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、28試合に先発登板して13勝5敗、防御率3.46、100奪三振を記録した。

2015年はAA級アルトゥーナ・カーブでプレーし、26試合に先発登板して11勝5敗、防御率2.48、101奪三振を記録した。

2016年は開幕をAAA級インディアナポリス・インディアンズで迎え、6月26日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした^[2]。同日のロサンゼルス・ドジャース戦で先発してメジャーデビューを果たし、5回を3失点の投球でメジャー初勝利を挙げた^[3]。最終的には14試合に先発登板して5勝4敗、防御率4.20、WHIP1.32という一定の成績を残した。なお、AAA級インディアナポリスでは16試合の先発登板で6勝3敗、防御率2.37、WHIP1.16という好成績だった。

2017年は先発ローテーションとして1年間定着していた。31先発で8勝11敗、防御率4.35だった。

2018年6月30日に右腕前部の張りで故障者リストに入った^[4]。そのままシーズンは終了し、16先発で85回を投げ、5勝5敗、防御率4.55だった。9月19日にトミー・ジョン手術を受けた。

2019年はリハビリで全休した。

2020年に2年ぶりにMLBに復帰した。

2021年4月1日のカブスとの開幕戦で自身初めて開幕投手を務めた^[5]。オフの11月3日にFAとなった^[6]。

ロッキーズ時代[編集]

2022年3月16日にコロラド・ロッキーズと単年契約を結んだ^[7]。クアーズ・フィールドで行われた6月28日のロサンゼルス・ドジャース戦では被安打3の完封勝利を挙げ、「クアーズ・フィールドでドジャースを相手に完封勝利を挙げた史上初の投手」となった^[8]。オフの11月6日にFAとなった^[9]。

投球スタイル[編集]

速球は最速で99.6mph^[10]（約160.3km/h）を計測する。

詳細情報[編集]

年度別投球成績[編集]

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2016	PIT	14	14	5	4	0	.556	301	70.2	73	7	20	0	4	53	2	0	34	33	4.24	1.32
2017		31	31	8	11	0	.421	680	157.1	159	17	72	7	6	142	8	1	81	76	4.35	1.47
2018		16	16	5	5	0	.500	373	85.0	89	14	33	1	4	81	7	0	47	43	4.55	1.44
2020		11	9	2	3	0	.400	197	46.1	35	8	28	0	2	44	1	0	26	22	4.27	1.36
2021		28	14	5	7	4	.417	349	80.1	73	13	42	0	9	75	9	0	50	43	4.82	1.43
MLB：5年		100	84	25	30	4	.455	1900	439.2	429	59	195	8	25	395	27	1	238	217	4.44	1.42

2021年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2016	PIT	14	7	12	0	1	1.000
2017		31	10	19	0	2	1.000
2018		16	4	11	1	0	.938
2020		11	6	5	0	1	1.000
2021		28	3	8	1	4	.917
MLB		100	30	55	2	8	.977

2021年度シーズン終了時

背番号[編集]

39（2016年 - 2018年、2020年 - 2021年）
41（2022年）

脚注[編集]

^ Pirates Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年 8月25日) 2017年 9月27日閲覧
^ MLB公式プロフィール参照。2016年8月20日閲覧。
^ Rob Biertempful (2016年6月26日). “Kuhl wins major league debut as Pirates edge Kershaw, Dodgers” (英語). Pittsburgh Tribune-Review 2016年8月20日閲覧。
^ https://mlb.nbcsports.com/2018/06/29/pirates-place-chad-kuhl-on-10-day-disabled-list/
^ Jake Crouse (2021年4月2日). “Say Hayes! Bucs rookie starts '21 with bang” (英語). MLB.com. 2021年4月13日閲覧。
^ MLBPA (2021年11月3日). “160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbpa. 2022年3月17日閲覧。
^ “José Iglesias, Chad Kuhl sign with Rockies”. www.mlb.com. 2022年3月17日閲覧。
^ “ロッキーズの右腕・クールが快挙打者天国クアーズ・フィールドでドジャースを相手に完封勝利 » SPOTVNOW”. spozone.tv (2022年6月28日). 2022年6月28日閲覧。
^ “131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2022年11月6日). 2022年11月14日閲覧。
^ 2017年　フィラデルフィア・フィリーズ戦で計測

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Chad Kuhl stats MiLB.com （英語）
Chad Kuhl (@KuhlWhhip_11) - X（旧Twitter）
chad_kuhl (@chad_kuhl) - Instagram

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[1] Pirates Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年 8月25日) 2017年 9月27日閲覧

[MLBstats-2] MLB公式プロフィール参照。2016年8月20日閲覧。

[3] Rob Biertempful (2016年6月26日). “Kuhl wins major league debut as Pirates edge Kershaw, Dodgers” (英語). Pittsburgh Tribune-Review 2016年8月20日閲覧。

[4] ttps://mlb.nbcsports.com/2018/06/29/pirates-place-chad-kuhl-on-10-day-disabled-list/

[5] Jake Crouse (2021年4月2日). “Say Hayes! Bucs rookie starts '21 with bang” (英語). MLB.com. 2021年4月13日閲覧。

[6] MLBPA (2021年11月3日). “160 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbpa. 2022年3月17日閲覧。

[7] “José Iglesias, Chad Kuhl sign with Rockies”. www.mlb.com. 2022年3月17日閲覧。

[8] “ロッキーズの右腕・クールが快挙打者天国クアーズ・フィールドでドジャースを相手に完封勝利 » SPOTVNOW”. spozone.tv (2022年6月28日). 2022年6月28日閲覧。

[9] “131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2022年11月6日). 2022年11月14日閲覧。

[10] 2017年　フィラデルフィア・フィリーズ戦で計測

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

表話編歴ピッツバーグ・パイレーツ開幕投手
1880年代	82 ジャック・リーリー 83 デニー・ドリスコル 84 ジョン・フォックス 85 エド・モリス 86 エド・モリス 87 パッド・ガルヴィン 88 エド・モリス 89 パッド・ガルヴィン
1890年代	90 ピート・ダニエルズ 91 パッド・ガルヴィン 92 マーク・ボールドウィン 93 フランク・キレン 94 フランク・キレン 95 フランク・キレン 96 ピンク・ホーリー 97 フランク・キレン 98 フランク・キレン 99 ジェシー・タンヒル
1900年代	00 サム・リーバー 01 サム・リーバー 02 ディーコン・フィリップ 03 ディーコン・フィリップ 04 ディーコン・フィリップ 05 パッシー・フラエティ 06 ビック・ウィリス 07 ディーコン・フィリップ 08 ハウイー・カムニッツ 09 ハウイー・カムニッツ
1910年代	10 ハウイー・カムニッツ 11 ベーブ・アダムズ 12 ハウイー・カムニッツ 13 ベーブ・アダムズ 14 ベーブ・アダムズ 15 ジョージ・マッキラン 16 アーブ・カントルヒナー 17 エルマー・ジェイコブス 18 ウィルバー・クーパー 19 ウィルバー・クーパー
1920年代	ベーブ・アダムズ 21 ベーブ・アダムズ 22 ウィルバー・クーパー 23 ジョニー・ヘネガン 24 ジョニー・ヘネガン 25 エミル・エド 26 ビック・オルドリッジ 27 レイ・クレマー 28 レイ・クレマー 29 バーリー・グライムス
1930年代	30 レイ・クレマー 31 ラリー・フレンチ 32 ラリー・フレンチ 33 ビル・スウィフト 34 ヘイニー・マイネ 35 ウェイト・ホイト 36 サイ・ブラントン 37 サイ・ブラントン 38 サイ・ブラントン 39 サイ・ブラントン
1940年代	40 ボブ・クリンガー 41 ボブ・クリンガー 42 マックス・ブッチャー 43 リップ・シューエル 44 プリーチャー・ロー 45 フリッツ・オスターミューラー 46 フリッツ・オスターミューラー 47 リップ・シューエル 48 ハル・グレッグ 49 リップ・シューエル
1950年代	50 ボブ・チェインズ 51 クリフ・チェンバーズ 52 ムリー・ディックソン 53 ムリー・ディックソン 54 ボブ・フレンド 55 マックス・サーコント 56 ボブ・フレンド 57 ボブ・フレンド 58 ボブ・フレンド 59 ロン・クライン
1960年代	60 ボブ・フレンド 61 ボブ・フレンド 62 ボブ・フレンド 63 ジム・バニング 64 ボブ・ヴィール 65 ボブ・ヴィール 66 ボブ・ヴィール 67 ボブ・ヴィール 68 ジム・バニング 69 スティーブ・ブラス
1970年代	70 スティーブ・ブラス 71 ドック・エリス 72 ドック・エリス 73 スティーブ・ブラス 74 ジェリー・ロイス 75 ドック・エリス 76 ドク・メディッチ 77 ジェリー・ロイス 78 ジョン・キャンデラリア 79 バート・ブライレブン
1980年代	80 バート・ブライレブン 81 ジム・ビビー 82 リック・ローデン 83 ジョン・キャンデラリア 84 リック・ローデン 85 リック・ローデン 86 リック・ラッシェル 87 ボブ・パターソン 88 マイク・ダン 89 ボブ・ウォーク
1990年代	90 ダグ・ドレイベック 91 ダグ・ドレイベック 92 ダグ・ドレイベック 93 ティム・ウェイクフィールド 94 ゼイン・スミス 95 ジョン・リーバー 96 ポール・ワグナー 97 ジョン・リーバー 98 フランシスコ・コードバ 99 フランシスコ・コードバ
2000年代	00 ジェイソン・シュミット 01 トッド・リッチー 02 ロン・ビローン 03 クリス・ベンソン 04 キップ・ウェルズ 05 オリバー・ペレス 06 オリバー・ペレス 07 ザック・デューク 08 イアン・スネル 09 ポール・マホーム
2010年代	10 ザック・デューク 11 ケビン・コレイア 12 エリック・ベダード 13 A.J.バーネット 14 フランシスコ・リリアーノ 15 フランシスコ・リリアーノ 16 フランシスコ・リリアーノ 17 ゲリット・コール 18 イバン・ノバ 19 ジェイムソン・タイヨン
2020年代	20 ジョー・マスグローブ 21 チャド・クール 22 JT・ブルベイカー 23 ミッチ・ケラー