とも

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本来の表記は「𪜈」です。この記事に付けられた題名は、技術的な制限により、記事名の制約から不正確なものとなっています。
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平仮名
文字
片仮名
文字
𪜈
字源 トモの合字
Unicode U+2A708
言語
言語 ja
ローマ字
発音
IPA tomo
種別

𪜈(とも、U+2A708)は、片仮名「」と片仮名「」を組み合わせた(合字片仮名合略仮名)のひとつ。「とも」と発音される。

近世から近代の日本で使用されており、接続助詞終助詞の「とも」の意味で使用される。

右上に濁点をつけた「𪜈゙ 」もあり、「ども」と発音する。接続助詞の「ども」の意味で使用される。「〜𪜈゙ 」となる。先の音が濁音化し、「とも゙」ではないので注意が必要である。

ToMo.png

使用例[編集]

「旅客手迴リ荷物其外所持ノ品タリ𪜈總テ之カ爲ニ別段ニ賃金ヲ拂ヒ其受取證書ヲ取置カサレハ若シ紛失毀損等アル𪜈政府ニ於テ關係セサルヘシタトヒ賃金ヲ拂ヒ證書ヲ取置𪜈其毀損紛失等ヲ償フハ只旅客自用衣服ノミニ止リ且償金モ五十圓ニ過ルヿナシ」『鐵道略則』(明治五年五月四日太政官布告第百四十六号)[1]

Unicodeへの収録[編集]

この文字は現在、片仮名合字であるにも関わらず、UnicodeのCJK Unified Ideographs Extension C(CJK統合漢字拡張C)に含まれている。

2002年4月、ISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2へと提出するCJK統合漢字拡張Cの草案として、Ideographic Rapporteur Groupの日本グループは、おもに今昔文字鏡に含まれる国字を中心としたJMKソースの漢字集合を提出した[2]。これには「𪜈」(JMK65004)のほかに「ト云」(JMK65005)および「トキ」(JMK65003)の合略仮名も“国字”として含まれていた。

のちにこれらの文字の具体的な典拠を調査する要が生じた際に、「𪜈」は下中邦彦編『大辭典』下巻 (ISBN 9784582119008) が具体的な典拠として挙げられた (ただし、漢字としての用法ではなく合略仮名としての用法である) ものの、残りの二字に関しては典拠が提出されず[3]、CJK統合漢字拡張Cへの収録は見送られた。加えて日本からの合略仮名の国際提案に関しては2009年以降 (漢字としての) 新規の提案を見送ることとなっており[4]、これにより Unicode 8.0 現在においても、片仮名の合字としては「𪜈」一字のみがCJK統合漢字に登録されている。

符号位置[編集]

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
𪜈 U+2A708 - 𪜈
𪜈
トモ

脚注[編集]

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  1. ^ 鐵道略則
  2. ^ IRG19 (N895)”. Ideographic Rapporteur Group (2002年5月6日). 2016年4月26日閲覧。
  3. ^ IRG26 (N1225)”. Ideographic Rapporteur Group (2006年6月8日). 2016年4月26日閲覧。
  4. ^ 日本規格協会; 国立国語研究所; 情報処理学会 (2009-03). 汎用電子情報交換環境整備プログラム 成果報告書 (Report). p. 79. http://www.meti.go.jp/information/downloadfiles/c100806a04j.pdf 2016年4月26日閲覧。. 

参考文献[編集]

関連項目[編集]

  • (より)
  • (コト)