ヌエボ・ソル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ヌエボ・ソル
ISO 4217コード PEN
使用国・地域 ペルーの旗 ペルー
インフレ率 1.5%
情報源 Inflation Report, May 2007, Central Reserve Bank of Peru
補助単位
1/100 センティモ (céntimo)
通貨記号 S/.
複数形 nuevos soles
センティモ (céntimo) céntimos
硬貨 10, 20 & 50 céntimos, 1, 2 & 5 nuevos soles
紙幣 10, 20, 50 & 100 nuevos soles
中央銀行 ペルー中央準備銀行
ウェブサイト www.bcrp.gob.pe

ヌエボ・ソル (nuevo sol) は、ペルー通貨単位である。日本語では「新ソル」と訳される場合もある。略称は"S/."。補助単位はセンティモ ("centimo")で、100センティモ=1ヌエボ・ソル。

スペイン語で、"nuevo"は「新しい」、"sol"は「太陽」をそれぞれ意味する。

1985年1月末まで使用されていた所謂「旧ソル」と同じ呼称ではあるが、両者の区別を明確にする目的で公式には形容詞の「"nuevo"」が付帯されている。しかし、日常のやり取りでは単に「ソル」と略される事が多い。文法(スペイン語)の都合上、複数形では「ヌエボス・ソーレス」("nuevos soles")になる。

歴史[編集]

1980年代初頭から1990年代前半にかけて、経済破綻に伴う激しいインフレが発生したペルーでは、2度の大きなデノミネーションが実施された。

1度目、1985年2月1日のデノミ(千分の1)で、それまでの旧ソルが新通貨インティに切り替えられ、1インティ=1,000旧ソルの比率で交換された。

2度目(100万分の1)は1991年7月1日で、新旧両通貨の交換比率は1ヌエボ・ソル=100万インティであったが、このデノミに先行する形で、1991年1月1日から同年6月末まで、インティの100万倍の購買力を持つ決済用の仮想単位「インティ・エン・ミリョネス」("inti en millones"、略称"I/m.")に言い換える準備期間が設けられている為、実質的には1990年12月末を以ってインティは通貨単位としての役目を終えている。但し、I/m.建ての硬貨・紙幣などは新規に発行される事はなく、実際に流通していたのは従来のインティ紙幣のみ(「鋳潰し」を警戒して、収集家向けの「Brilliant Uncirculated」を除き、硬貨の鋳造は中断していた)である[1][2]

新単位建ての硬貨は1991年10月に(一般向けとしては約3年ぶりに復活)、紙幣は同年11月よりそれぞれ流通が開始されている。旧貨建て紙幣との併用期間を経て、1992年に完全移行した。

デノミが実施された1991年当時よりは減価しているものの、1997年以降年率で一桁の低インフレが持続している為、その変動は極めて緩やかであり、対米ドルレートもUS$1=S/.3前後の水準で推移。中南米地域では、隣国ボリビアボリビアーノと並び、最も価値の安定した通貨と評価されている。

紙幣と硬貨[編集]

紙幣:200・100・50・20・10の各S/.(計5種類)

硬貨:5・2・1の各S/.及び50・20・10の各センティモ(計6種類)

脚注[編集]

  1. ^ San José State University Department of Economics, The economic history and the economy of Peru. Retrieved on July 11, 2007.
  2. ^ (スペイン語) Law N° 25.295, Unidad Monetaria Nuevo Sol, January 3, 1991

関連項目[編集]