ゟ

この項目には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字が含まれています（詳細）。

この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています（詳細）。

ゟ (より)、 (ヨリ)は、仮名の一つである。

字源[編集]

「ゟ」は「より」の合字である^[1]。

「」は「ヨリ」の合字である。

「ゟ」は近世から現代の日本で使用される。

「ペテロフサマ　シブヤにて　アナタノトヨ子ゟ」『街』（宮本百合子）^[2]
明治時代以前には手紙の差し出し人の表記に「山田太郎ゟ」、起点を説明する場合に「東京駅ゟ徒歩10分」のように使用されていた^[1]。
現在では新聞の三行広告（スペースが極端に少ない求人や不動産などの広告）で、「○○駅ゟ（より）△分」の形で見られる場合がある。ほか、相撲や歌舞伎の会場にあるのぼりなどでも見られる^[1]。

大相撲本場所ののぼり

記号	Unicode	JIS X 0213	文字参照	名称
ゟ	`U+309F`	`1-2-25`	`ゟ` `ゟ`	より

^ ^a ^b ^c “生まれて初めて見た…「ゟ」はなんと読む？ビジネスメールでは使える？”. Oggi.jp. 小学館 (2023年2月11日). 2023年2月20日閲覧。
^ 『街』：新字新仮名 - 青空文庫
^ “The Unicode Standard, Version 3.2” (PDF) (英語). Hiragana Range: 3040-309F. Unicode, Inc. (2002年3月). 2012年8月3日閲覧。