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山口大学は3つのキャンパスから成り立っており、[[山口市]]には人文学部、教育学部、経済学部、理学部、農学部、共通教育棟および山口大学の主要な研究施設がある'''吉田キャンパス'''、[[宇部市]]には工学部がある'''常盤キャンパス'''と医学部・[[山口大学医学部附属病院]]がある'''小串キャンパス'''がある。(詳細は後述。) |
山口大学は3つのキャンパスから成り立っており、[[山口市]]には人文学部、教育学部、経済学部、理学部、農学部、共通教育棟および山口大学の主要な研究施設がある'''吉田キャンパス'''、[[宇部市]]には工学部がある'''常盤キャンパス'''と医学部・[[山口大学医学部附属病院]]がある'''小串キャンパス'''がある。(詳細は後述。) |
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山口大学に入学した7学部の全ての1年生は最初に大学の共通教育を学ぶため、共通教育棟がある山口市の吉田キャンパスに通うことになって |
山口大学に入学した7学部の全ての1年生は最初に大学の共通教育を学ぶため、共通教育棟がある山口市の吉田キャンパスに通うことになっている。そして2年生以降は専門教育を学ぶために各学部のあるキャンパスに通学することになっている。また山口大学に通学している全ての学生は[[ICチップ]]が内蔵された写真付きの学生証を携行しており、[[身分証明書]]としての役割を果たすとともに、[[プリペイドカード]](およびミールカード)としてお金をチャージすることで学生食堂や売店で使用することができる(使用可能店舗は第1学生食堂ボーノ、第2学生食堂きらら、生協の店舗のみ)。さらに各講義に出席する際には、学生証を各教室に設置されてあるIC受信装置に通すことによって出欠を確認する出欠確認システムを導入しており、学生は各キャンパス内でのみ出欠を[[インターネット]]で確認することができる。このシステムは現在主に共通教育棟で学んでいる学生に使用されている。また学生はインターネットを使った修学支援システムを使って、講義の履修登録および修正、成績の確認、講義の[[シラバス]]を確認することができる。 |
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=== 山口大学憲章 === |
=== 山口大学憲章 === |
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* 敷地面積:712,896m<sup>2</sup><ref>{{PDFlink|http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/18land(1).pdf|国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』42頁}}</ref> |
* 敷地面積:712,896m<sup>2</sup><ref>{{PDFlink|http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/18land(1).pdf|国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』42頁}}</ref> |
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: {{ウィキ座標|34|8|51.5|N|131|28|5.2|E|type:edu_region:JP|地図|name=山口大学吉田キャンパス}} |
: {{ウィキ座標|34|8|51.5|N|131|28|5.2|E|type:edu_region:JP|地図|name=山口大学吉田キャンパス}} |
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:山口大学事務局本部が置かれており、山口大学の中心キャンパスである。上記5学部のの2年 |
:山口大学事務局本部が置かれており、山口大学の中心として位置づけられているキャンパスである。上記5学部のの2年生以上の学部生が学部の専門教育を学び、1年生の学生全員が共通教育を学ぶ場所であるとともに、理工系および医学系以外の大学院生が研究を行う場所となっている。中国JRバスがキャンパス内に乗り入れ専用のバス停に停車し、防長バスがキャンパスから徒歩約3分のところにある、「山口大学前」バス停に停車する。山口盆地の東部、[[湯田温泉]]の近隣に位置しており、キャンパス周辺には自然が多く残り、小さな水田が数多く点在しているといった、のどかな風景が垣間見える。キャンパス内には講義を受講する人数に応じた、収容人数の違う教室が共通教育棟に30以上あるなど教育環境は非常に充実している。また学生食堂として、第1学生食堂「ボーノ」(座席数472席うち屋外104席)と第2学生食堂「きらら」(座席数528席)があり、昼食時には満席状態が続いている。さらに売店がキャンパス内および学部内に点在している。体育施設・課外活動施設も充実しており、グラウンド4面、体育館2棟、プール、テニスコート、弓道場、武道館などがある。キャンパス外には山大通り([[山口県道200号陶湯田線|県道陶湯田線]])および[[山口県道61号山口小郡秋穂線|県道山口小郡秋穂線]]に飲食店・スーパー・書店・家電量販店・コンビニ等が立ち並び、学生向けアパートが数多く立地して、学園都市を形成している。[[2006年]]度からは、キャンパス内の改修工事を行うことが決定し、共通教育棟が耐震補強を含めて全面改築されたほか、駐車場の駐車台数が多くなり、各学部の建物の一部改修が行われた。さらに[[2009年]]度にはキャンパス正門が全面的に新しくなった。新しいキャンパス正門には案内所が設置され、正門前には警備員が1名常駐して交通誘導を行っている。 |
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=== 小串キャンパス === |
=== 小串キャンパス === |
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: なお、かつて[[宇部新都市]]に移転する構想があったが、費用面などの問題から実現していない。 |
: なお、かつて[[宇部新都市]]に移転する構想があったが、費用面などの問題から実現していない。 |
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== 附属施設 == |
== 主要附属施設 == |
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=== 図書館 === |
=== 図書館 === |
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[[1949年]](昭和24年)[[5月1日]]に山口大学附属図書館として開館し、2004年(平成16年)4月1日に山口大学の国立大学法人化によって名称を「図書館」に改めた。吉田キャンパスにある「総合図書館」、小串キャンパスにある「医学部図書館」、常盤キャンパスにある「工学部図書館」の3館で構成されていて、山口大学生の学習・教育・研究を支援する施設として活用されている。 |
[[1949年]](昭和24年)[[5月1日]]に山口大学附属図書館として開館し、[[2004年]](平成16年)4月1日に山口大学の国立大学法人化によって名称を「図書館」に改めた。吉田キャンパスにある「総合図書館」、小串キャンパスにある「医学部図書館」、常盤キャンパスにある「工学部図書館」の3館で構成されていて、山口大学生の学習・教育・研究を支援する施設として活用されている。 |
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地域に開かれた大学の図書館として、蔵書目録のWebによる検索システムの導入、一般市民への貸し出し、また総合図書館は[[山口県立山口図書館]]および[[山口県立大学]]附属図書館と、医学部・工学部図書館は宇部市立図書館との連携・相互協力を行っている。 |
地域に開かれた大学の図書館として、蔵書目録のWebによる検索システムの導入、一般市民への貸し出し、また総合図書館は[[山口県立山口図書館]]および[[山口県立大学]]附属図書館と、医学部・工学部図書館は宇部市立図書館との連携・相互協力を行っている。 |
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==== 山口大学総合図書館 ==== |
==== 山口大学総合図書館 ==== |
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* 利用人数:342,416人(平成22年度) |
* 利用人数:342,416人(平成22年度) |
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* 館外貸出数:56,503冊(平成22年度) |
* 館外貸出数:56,503冊(平成22年度) |
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: 山口大学の吉田キャンパス内にある図書館であり、山口大学の中心の図書館になっている。図書館内にはノートパソコンが接続可能な閲覧席が約900席、誰でも自由に使用できるパソコンが |
: 山口大学の吉田キャンパス内にある図書館であり、山口大学の中心の図書館になっている。図書館内にはノートパソコンが使えるように有線LAN接続が可能な閲覧席が約900席、誰でも自由に使用できるパソコンが40台にプリンターが設置されている情報ラウンジがあり、ゼミなどのグループ学習で最適な10名程度が一緒に利用できるグループ学習室も何室か設置されている(利用する際には事前に予約をする必要がある)。また話しながら学習ができるブラウジングルームという部屋も設置されており、学生が使いやすいように整備されている。また図書館としては珍しく、普段は閉架状態となっている書庫内の図書も閲覧することができる。 |
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==== 山口大学医学部図書館 ==== |
==== 山口大学医学部図書館 ==== |
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* 図書蔵書数:和書86,936冊、洋書88,872冊、合計175,804冊(2011年3月31日現在) |
* 図書蔵書数:和書86,936冊、洋書88,872冊、合計175,804冊(2011年3月31日現在) |
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* D講義棟4階情報処理演習室・・・122台 |
* D講義棟4階情報処理演習室・・・122台 |
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== 施設一覧 == |
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=== 吉田キャンパス |
=== 吉田キャンパス === |
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* 大学教育センター |
* 大学教育センター |
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* エクステンションセンター |
* エクステンションセンター |
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* アーチェリー場 - 1,554m<sup>2</sup> |
* アーチェリー場 - 1,554m<sup>2</sup> |
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=== 小串キャンパス |
=== 小串キャンパス === |
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* [[山口大学医学部附属病院]] |
* [[山口大学医学部附属病院]] |
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* 霜仁会館 |
* 霜仁会館 |
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* 学友会館 - 361m<sup>2</sup> |
* 学友会館 - 361m<sup>2</sup> |
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=== 常盤キャンパス |
=== 常盤キャンパス === |
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[[ファイル:Yuic building.jpg|thumb|常盤キャンパスビジネス・インキュベーション棟]] |
[[ファイル:Yuic building.jpg|thumb|常盤キャンパスビジネス・インキュベーション棟]] |
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* メディア基盤センター常盤センター |
* メディア基盤センター常盤センター |
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* サークル棟 - 422m<sup>2</sup>(2棟分) |
* サークル棟 - 422m<sup>2</sup>(2棟分) |
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=== キャンパス外施設 === |
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* [[山口大学教育学部附属幼稚園]] |
* [[山口大学教育学部附属幼稚園]] |
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* [[山口大学教育学部附属特別支援学校]] |
* [[山口大学教育学部附属特別支援学校]] |
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また大学学生委員会は吉田キャンパスで毎年11月に開かれる「姫山祭」の企画・運営、および毎年4月に新入生を対象として開かれる「新入生歓迎フェスティバル」の企画・運営を行っている。さらに公認サークル以外のサークルも多数存在している。 |
また大学学生委員会は先ほどにも述べたように、吉田キャンパスで毎年11月に開かれる「姫山祭」の企画・運営、および毎年4月に新入生を対象として開かれる「新入生歓迎フェスティバル」の企画・運営を行っている。さらに公認サークル以外の非公認サークルも多数存在しているが、その数は正確に把握できていない。また一定の条件を満たすことでサークルを作ることも可能である。 |
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== 対外関係 == |
== 対外関係 == |
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; サイバー攻撃事件 |
; サイバー攻撃事件 |
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: 2010年(平成22年)9月18日午後、契約しているセキュリティー会社から、工学部のウェブサイトに中国語で「日本の豚」「中国管轄下の村になるべきだ」などと書かれたページが追加されていると連絡があった。大学側が調査したところ、中国の[[電子掲示板]]サイトに「山口大学への[[サイバー攻撃]]に成功した」という書き込みととともに、中国語の項目が挿入されたページの[[スクリーンショット]]が掲載されていた。なお、これは同年9月7日に発生した[[尖閣諸島中国漁船衝突事件]]の直後の出来事であり、中国を中心に活動する[[中国紅客連盟]]が日本政府機関などのウェブサイトを攻撃する計画を立てていたとされる<ref>{{cite|title=中国からのサイバー攻撃? HP改ざん相次ぐ|publisher=web R25|date=2010-09-29|url=http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20100929-00003744-r25|accessdate=2011-08-17}}</ref>が、本件との関係性は不明である。 |
: 2010年(平成22年)9月18日午後、契約しているセキュリティー会社から、工学部のウェブサイトに中国語で「日本の豚」「中国管轄下の村になるべきだ」などと書かれたページが追加されていると連絡があった。大学側が調査したところ、中国の[[電子掲示板]]サイトに「山口大学への[[サイバー攻撃]]に成功した」という書き込みととともに、中国語の項目が挿入されたページの[[スクリーンショット]]が掲載されていた。なお、これは同年9月7日に発生した[[尖閣諸島中国漁船衝突事件]]の直後の出来事であり、中国を中心に活動する[[中国紅客連盟]]が日本政府機関などのウェブサイトを攻撃する計画を立てていたとされる<ref>{{cite|title=中国からのサイバー攻撃? HP改ざん相次ぐ|publisher=web R25|date=2010-09-29|url=http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20100929-00003744-r25|accessdate=2011-08-17}}</ref>が、本件との関係性は不明である。 |
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<!--(2000年代以前にも爆破予告はあり、確認されているだけで、という表記は事実との整合性がないのでコメントアウト) |
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;爆破予告事件 |
;爆破予告事件 |
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山口大学 |
山口大学で起きた近年の主要な爆破予告事件を挙げていく。 |
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* [[2004年]](平成16年)[[2月25日]]の午前7時30分ごろ、[[山口県警]][[山口警察署]]の平川交番に男の声で、「今日入試がある、9時に爆破する。」と電話があった。当日、山口大学は全キャンパスの会場で9時から[[国公立大学]]2次試験を予定していたが、このことを受けて受験生1300人を校外にいったん避難させた。警察署員が付近を捜索したものの不審物を見当たらず、10時から試験は開始された。山口警察署は[[威力業務妨害]]の疑いで捜査を始めた<ref>http://www.asahi.com/national/update/0225/022.html</ref>。 |
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* [[2008年]](平成20年)[[1月10日]]の午後4時10分ごろ、山口大学に男の声で、「明日2時に爆弾を仕掛けた。捜せ。」と電話があった。[[大学センター試験]]が間近に迫っていたこともあって、通報を受けた山口警察署員と大学職員が全キャンパスの施設を捜索したものの、不審物は見当たらなかった。しかし、捜索のために[[1月11日]]の全講義が休講となり、キャンパスが閉鎖される事態にまで発展した<ref>http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801100348.html</ref>。 |
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⚫ | * [[2009年]](平成21年)[[2月24日]]の午前11時から午後0時30分にかけて、山口大学に携帯電話から男の声で、「爆弾は5階、6階、7階だ」などという電話を4回行い、警察署員と大学職員が付近の捜索にあたった。しかし、不審物は見当たらなかった。警察は威力業務妨害の疑いで捜査を始め、[[宇部警察署]]は同年[[2月26日]]に宇部市在住の山口大学工学部4年生(当時)の男性を逮捕した。彼は「進学する大学院でまた勉強するのかと思うとストレスを感じた。ストレスを払うためにやった。」と容疑を認めた。山口大学は翌日の[[2月25日]]に国公立大学2次試験が行われる予定であったため、工学部では職員が校舎点検などの警戒に追われた<ref>http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090227k0000m040131000c.html</ref>。 |
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2回目は[[2004年]](平成16年)[[10月8日]]の午後1時ごろに爆破予告があり、学生および教員をキャンパス外に避難させた。しかし、いたずらと分かりほどなく終息した。 |
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3回目は[[2008年]](平成20年)[[1月10日]]の午後4時10分ごろ、山口大学に男の声で、「明日2時に爆弾を仕掛けた。捜せ。」と電話があった。[[大学センター試験]]が間近に迫っていたこともあって、通報を受けた山口警察署員と大学職員が全キャンパスの施設を捜索したものの、不審物は見当たらなかった。しかし、捜索のために[[1月11日]]の全講義が休講となり、キャンパスが閉鎖される事態にまで発展した<ref>http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801100348.html</ref>。 |
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== 出典 == |
== 出典 == |
2012年3月13日 (火) 12:59時点における版
山口大学 | |
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山口大学吉田キャンパス | |
大学設置 | 1949年 |
創立 | 1815年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人山口大学 |
本部所在地 | 山口県山口市吉田1677-1 |
キャンパス |
吉田(山口市吉田) 常盤(宇部市常盤台) 小串(宇部市南小串) |
学部 |
人文学部 教育学部 経済学部 理学部 医学部 工学部 農学部 |
研究科 |
人文科学研究科 教育学研究科 経済学研究科 医学系研究科 理工学研究科 農学研究科 東アジア研究科 技術経営研究科 連合獣医学研究科 連合農学研究科 |
ウェブサイト | http://www.yamaguchi-u.ac.jp/ |
山口大学(やまぐちだいがく、英語: Yamaguchi University)は、山口県山口市吉田1677-1に本部を置く日本の国立大学。1815年創立、1949年大学設置。大学の略称は山大(やまだい)。
概観
大学全体
山口大学は現在人文学部・教育学部・経済学部・理学部・農学部・工学部・医学部の7学部を有し、敷地面積は30haを超える比較的規模の大きな総合大学として位置づけられている。学生数は学部生:8,870名、大学院生:1,754名(鳥取大学連合農学研究科を除く)、計10,624名(2011年5月1日現在)[1]。2015年(平成27年)には前身である山口講堂の設立(1815年)から200周年という節目を迎える。
山口大学は3つのキャンパスから成り立っており、山口市には人文学部、教育学部、経済学部、理学部、農学部、共通教育棟および山口大学の主要な研究施設がある吉田キャンパス、宇部市には工学部がある常盤キャンパスと医学部・山口大学医学部附属病院がある小串キャンパスがある。(詳細は後述。)
山口大学に入学した7学部の全ての1年生は最初に大学の共通教育を学ぶため、共通教育棟がある山口市の吉田キャンパスに通うことになっている。そして2年生以降は専門教育を学ぶために各学部のあるキャンパスに通学することになっている。また山口大学に通学している全ての学生はICチップが内蔵された写真付きの学生証を携行しており、身分証明書としての役割を果たすとともに、プリペイドカード(およびミールカード)としてお金をチャージすることで学生食堂や売店で使用することができる(使用可能店舗は第1学生食堂ボーノ、第2学生食堂きらら、生協の店舗のみ)。さらに各講義に出席する際には、学生証を各教室に設置されてあるIC受信装置に通すことによって出欠を確認する出欠確認システムを導入しており、学生は各キャンパス内でのみ出欠をインターネットで確認することができる。このシステムは現在主に共通教育棟で学んでいる学生に使用されている。また学生はインターネットを使った修学支援システムを使って、講義の履修登録および修正、成績の確認、講義のシラバスを確認することができる。
山口大学憲章
2007年(平成19年)2月15日に制定された「山口大学憲章」では、広中平祐学長(1996年~2002年)によって提唱された「発見し・はぐくみ・かたちにする 知の広場」の創造、ともに力を合わせ、ともに育みあい、ともに喜びを分かち合う「共同・共育・共有精神の涵養」、他者への配慮と自らを律する倫理観のもとで、あらゆる偏見と差別を排する「公正・平等・友愛の尊重」、の3つが基本理念として掲げられた。特に、「共同・共育・共有の精神」は「山大スピリット」と名づけられている。
基本理念
- 「発見し・はぐくみ・かたちにする知の広場」の創造
- 共同・共育・共有精神の涵養
- 公正・平等・友愛の尊重
教育の目標
- 専門性と社会性の育成
- 自己啓発・自己研鑽・自己管理の徹底
- 知識社会に答える能力の醸成
研究の目標
- 先進的な研究を社会に還元
- 学際的な研究体制の構築
- 研究活動の透明性と説明責任の順守
私たちの責務
- 新たな価値の創出
- 社会が抱える問題解決への寄与
- 地域社会の発展と国際社会への貢献
教育および研究
工学部では広島大学と共同で、全国レベルでの工学系数学に関する基礎学力を評価・保証するシステムの構築を研究している(2005年に文部科学省によって「特色ある大学教育支援プログラム」に採択されている)。
(株)パテント・リザルトが実施した「2008年度 大学や研究機関の特許資産の規模ランキング」において、山口大学が16位にランクインした。この調査は、2009年3月末時点において有効特許を1件以上保有している339機関を対象としたものである。 また、山口大学は、大学・TLOの中では6番目、特許1件当たりの特許資産の規模では全機関中1位となり、これは本学の研究の質が高く、広く社会に役立っているといえる。 山口大学において高得点を獲得した特許として、文部科学省の知的クラスター創成事業で開発された、内視鏡手術で患部周辺に光をあてる「体内部位発光装置」などがあり、医療分野で幅広く利用されることが期待されている。
山口大学おもしろプロジェクト
山口大学において他の大学とは違う特色ある教育としては、山口大学生の自主性を高めることを目的とした、いわゆるゼミや卒業論文とは別の、学生グループによる独自の自主研究活動に大学側が資金面での支援を行う「山口大学おもしろプロジェクト」実施が挙げられる(2005年度に文部科学省によって「特色ある大学教育支援プログラム」に採択されている)。1996年に当時着任したばかりであった学長の広中平祐の発案で始まったものであり、選考会を通して年間に十数件ほどが採用されている。最大で3年間のプロジェクトを計画することが可能であり、1年あたり最高100万円の資金を獲得することができる(長期プロジェクトのみ)。応募要件としては
- 学生自身が自主的に企画や運営をするプロジェクトであること。
- 独創性やユニークさに富んでいるプロジェクトであること。
- ゼミなどでの研究、学位論文に関するプロジェクトでないこと。
- 学生だけで遂行することが不可能だと判断されるプロジェクトでないこと。
- 商標登録の取得などが含まれるプロジェクトでないこと。
- プロジェクト構成員の中に、最終学年以外の学生を含むこと。
- プロジェクト構成員の中に、山口大学の学部学生または大学院生で構成されること。
の7つが挙げられており、中・長期プロジェクトは前期の1回、短期プロジェクトは前・後期の2回募集をしている。
また、おもしろプロジェクトの開始初年度は学内予算配分が決定した後にこのプロジェクトの発足が決まったために、実施予算の大半が広中学長のポケットマネーから支出されたというエピソードも残されている。
イベント
学園祭
山口大学における学園祭としては次の5つが挙げられる。
- 姫山祭
毎年11月上旬に、大学祭実行委員会が主体となって吉田キャンパスにて行われる学園祭である。今までに62回開催されており山口大学の学園祭の中心的な存在となっており、有名芸人(2011年度はWANTED)のライブや有名アーティスト(2011年度はTHE Lowersとソナーポケット)のライブが行われる。また共通教育棟前の広場にて、実行委員会が企画した小規模なイベントが次々と行われ賑わいを見せている。ちなみに2011年度第62回姫山祭のテーマは「From me to you」であった。
- 医学祭
毎年11月中旬に、医学祭実行委員会が主体となって小串キャンパスにて行われる学園祭である。今までに67回開催されており、姫山祭と同様に有名芸人(2011年度はTKO)のライブや有名アーティスト(2011年度はガガガSP)のライブが行われる。また著名人による講演(2011年度はおおたわ史絵)が行われるほか、山口大学のミスコンも行われている。ちなみに2011年度第67回医学祭のテーマは「SHOW YOUR POWER ~異彩な医祭~」であった。
- 常盤祭
毎年11月下旬に、常盤祭実行委員会が主体となって常盤キャンパスにて行われる学園祭である。今までに62回開催されており、こちらは有名芸人(2011年度はものいい、プラスマイナス、2700、少年少女、WANTEDの5組)のライブが主なプログラムとなっている。ちなみに2011年度第62回常盤祭のテーマは「がむしゃら」であった。
- 七夕祭
毎年7月に、吉田寮および椹野寮の寮生の有志によって結成された実行委員会が主体となって行われる学園祭である。今までに39回開催されており、上記の3つの学園祭のように有名芸能人やアーティストによるライブはないものの、山口大学の公認・非公認サークルなどがこぞって模擬店を出店しており、その数は120店を超えている。また手作りの神輿が練り歩き大ビンゴ大会が開かれるなど、他の山口大学の学園祭にはないほどの活況を呈している(来場者数は3万人を超えるという)。
- わん!!~学生と地域の人々を繋ぐお祭り~
毎年10月に、山口大学のサークルの1つである「山口大学よさこいやっさん!!」が主体となって行われる学園祭である。吉田寮の改築による2010年度の新入寮生の減少に伴い、2010年度の七夕祭が開催できなくなってしまったため、その代替としてその年から始まった。主によさこいライブや演舞指導が行われるが、模擬店も出店している。またテーマにあるように地域に根付いた祭りであるため、産直販売も行われている。2011年(平成23年)以降も継続して開催されている。
その他
- 新人さんいらっしゃ~い!
毎年入学式前の4月に、山口大学生協学生委員会が主体となって行われる、山口大学の新入生を対象としたイベントである。新入生同士が初めて顔を合わせる場となっており、ゲームを楽しみながら上級生に質問することも可能である。参加者は両日で1,000人を超える。
- 新入生歓迎フェスティバル
毎年入学式後の4月に、大学祭実行委員会が主体となって行われる、山口大学の新入生に対してサークルなどの紹介を行うイベントである。新入生はここで山口大学の公認サークルおよび非公認サークルの紹介を上級生からしてもらうことになる。新入生・上級生合わせて約4,500人が参加し、賑わいを見せている。
沿革
山口大学創立以前
山口講堂
- 1815年(文化12年)4月15日 - 長州藩士上田鳳陽によって山口講堂が設立される。ここを持って山口大学の歴史が始まる。
- 1845年(弘化2年)1月 - 山口講堂から山口講習堂に改称される。
- 1860年(万延元年) - 山口講習堂に練兵場が新設される。
- 1863年(文久3年)11月 - 山口講習堂が廃止され、山口明倫館が設立される。
- 1864年(元治元年) - 山口明倫館の学業・訓練が中止され、のちに廃止となる。
- 1865年(慶応元年) - 山口明倫館が再興する。
- 1870年(明治3年)11月 - 山口明倫館が小中学規則の公布により廃止となり、山口中学校が設立される。
- 1886年(明治19年)11月 - 山口中学校が廃止され、東京にある第一高等中学校、大阪にある(のちに京都に移転)第三高等中学校に次ぐ全国3番目の高等中学校として山口高等中学校が設立されて、文部省の管轄に置かれることになった。
- 1894年(明治27年)9月 - 山口高等中学校が廃止され、旧制山口高等学校として新たに設立される。
- 1905年(明治38年)4月 - 後の一橋大学になる東京高等商業学校、後の神戸大学になる神戸高等商業学校に続く、全国3番目の官立高等商業学校として旧制官立山口高等商業学校が設立される。
- 1919年(大正8年)4月 - 中絶していた旧制山口高等学校が再興される。またこのころ、旧制官立山口高等商業学校の商科大学への昇格運動がおこる。
- 1943年(昭和18年) - このころ、山口高等商業学校を中核とした「官立防長総合大学」の構想が実現寸前までに至ったものの、太平洋戦争の戦局悪化により実現することができなかった。
- 1944年(昭和19年)4月 - 山口高等商業学校が廃止され、山口経済専門学校が設立される。
教員試験所
- 1874年(明治7年)4月 - 学制の施行による学校増加に教員数が追いつくために、教員試験所が設立される。
- 1874年(明治7年)10月 - 教員試験所が廃止され、山口県教員養成所が設立される。
- 1877年(明治10年)3月 - 山口県教員養成所が廃止され、山口県師範学校が設立される。
- 1884年(明治17年) - 山口県師範学校に女子師範学科が開設される。
- 1886年(明治19年)3月 - 山口県師範学校が廃止され、山口県尋常師範学校が設立される。
- 1914年(大正3年)4月 - 山口県尋常師範学校が廃止され、山口県山口師範学校が設立される。
山口県室積師範学校
山口師範学校
- 1943年(昭和18年)4月 - 山口県山口師範学校と山口県女子師範学校が統合され、山口師範学校が設立される。しかし、旧山口県山口師範学校系は山口師範学校の「男子部」、旧山口県女子師範学校系は山口師範学校の光分校にある「女子部」となり、根本的な部分は変わらなかった。
家事裁縫科教員養成所
- 1920年(大正9年)4月 - 山口県女子師範学校の設立とともに、家事裁縫科教員養成所(半年制)が併設される。
- 1921年(大正10年)4月 - 家事裁縫科教員養成所が廃止され、山口県立女子実業補習教員養成所(1年制)が設立される。
- 1937年(昭和12年)3月 - 山口県立女子実業補習教員養成所が廃止され、山口県立女子青年学校教員養成所(2年制)が設立される。
山口県農業教員養成所
- 1920年(大正9年)4月 - 山口県農業教員養成所が設立される。
- 1921年(大正10年)4月 - 山口県農業教員養成所が廃止され、山口県立実業補習学校農業科教員養成所が設立される。
- 1935年(昭和10年)4月 - 山口県立実業補習学校農業科教員養成所が廃止され、山口県立青年学校教員養成所(旧)が設立される。
山口県立青年学校教員養成所
- 1941年(昭和16年)4月 - 山口県立女子青年学校教員養成所と山口県立青年学校教員養成所(旧)が統合され、山口県立青年学校教員養成所(新)(2年制)が設立される。
- 1944年(昭和19年)4月 - 山口県立青年学校教員養成所(新)が廃止され、山口青年師範学校(本科3年制)が設立される。
山口県立医学専門学校
宇部工業高等学校
- 1939年(昭和14年)5月 - 文部省直轄諸学校官制の改正により宇部工業高等学校が設立される。
- 1944年(昭和19年)3月 - 宇部工業高等学校が廃止され、宇部工業専門学校が設立される。
- 1944年(昭和19年)4月 - 宇部工業専門学校に工業教員養成所が付設される。
山口栽培試験場農事講習会
- 1883年(明治16年)6月 - 山口栽培試験場内に農事講習会が開設される。
- 1884年(明治17年) - 山口栽培試験場内に獣医講習会が開設される。
- 1885年(明治18年)7月 - 山口栽培試験場農事講習会が廃止され、山口農学校が設立される。また、同年中に獣医科(2年制)が開設される。
- 1890年(明治23年) - 山口農学校が大内氷上に移転する。
- 1895年(明治28年)4月 - 山口農学校が廃止され、山口県農学校が設立される。
- 1899年(明治32年)8月 - 山口県農学校が廃止され、山口県立農学校が設立される。
- 1901年(明治34年)5月 - 山口県立農学校が廃止され、山口県立農業学校が設立される。
- 1910年(明治43年) - 山口県立農業学校が小郡に移転する。
- 1924年(大正13年)4月 - 山口県立農業学校が廃止され、山口県立小郡農業学校が設立される。
- 1944年(昭和19年)1月 - 山口県立小郡農業学校が廃止され、山口高等獣医学校が設立される。
- 1945年(昭和20年)3月 - 山口高等獣医学校が廃止され、山口獣医畜産専門学校が設立される。
太字の部分は山口大学の創立時に統合される学校および施設。
山口大学創立後
- 1949年(昭和24年)5月31日 - 山口高等学校・山口経済専門学校(旧山口高等商業学校)・宇部工業専門学校(旧宇部高等工業学校)・山口師範学校・山口青年師範学校・県立山口獣医畜産専門学校が統合され、山口大学が創立される。文理学部・教育学部・経済学部・工学部・農学部の5学部が設置される。また同日に山口大学教育学部附属山口小学校・山口大学教育学部附属光小学校・山口大学教育学部附属山口中学校・山口大学教育学部附属光中学校が設置され、さらに山口大学教育学部防府分校・山口大学教育学部光分校が設置される。また初代学長に松山基範が就任する。
- 1951年(昭和26年) - 山口大学佐波川調査会が発足する。
- 1952年(昭和27年)11月1日 - 山口大学農学部附属農場が完成する。
- 1953年(昭和28年)7月1日 - 山口大学農学部附属家畜病院が設置される。
- 1953年(昭和28年)8月1日 - 工学部に工業短期大学部(機械科、工業化学科)が併設される。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 大学に専攻科が創設され、経済学専攻科が設置される。
- 1957年(昭和32年)3月31日 - 山口大学教育学部光分校が教育学部に吸収され廃止となる。
- 1958年(昭和33年)1月27日 - 2代目の学長に文理学部長であった田中晃が就任する。(同年6月14日に3代目に就任する。)
- 1958年(昭和33年)4月1日 - 専攻科に工学専攻科が設置される。
- 1959年(昭和34年)4月1日 - 専攻科に農学専攻科が設置される。
- 1960年(昭和35年)3月31日 - 山口大学教育学部防府分校が教育学部に吸収され廃止となる。
- 1962年(昭和37年)6月14日 - 4代目の学長に広島大学名誉教授であった市川禎治が就任する。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 山口県立医科大学を国立に移管して医学部が設置される。また同日に専攻科に教育専攻科が設置される。
- 1966年(昭和41年)4月1日 - 文理学部が改組され、教養部が設置される。また同日に山口大学教育学部附属幼稚園が設置される。さらに専攻科の工学専攻科が廃止され、翌日の4月1日に新しく創設された大学院に工学研究科が設置される。
- 1966年(昭和41年)10月 - 農学部が吉田キャンパスへの移転が完了する。
- 1967年(昭和42年)3月 - 教養部が吉田キャンパスへの移転が完了する。
- 1967年(昭和42年)4月1日 - 山口大学医学部附属病院・山口大学医学部附属看護学校・山口大学医学部附属衛生検査技師学校が設置される。また同日に大学院に医学研究科が設置される。
- 1968年(昭和43年)10月 - 文理学部が吉田キャンパスへの移転が完了する。
- 1968年(昭和43年)11月 - 事務局および学生部が吉田キャンパスへの移転が完了する。
- 1969年(昭和44年)3月31日 - 専攻科の農学専攻科が廃止され、翌日の4月1日に大学院に農学研究科が設置される。また同日に、5代目の学長に田中弘道が就任する。
- 1970年(昭和45年)3月 - 山口大学附属図書館が吉田キャンパスへの移転が完了する。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 専攻科に理学専攻科が設置される。また同日に、大学内に保健管理センターが設置され、6代目の学長に力武一郎が就任する。(翌年の4月1日に7代目に就任する。)
- 1971年(昭和46年)9月28日 - 大学内に総合科学実験センターシステム生物学・RI分析施設が設置される。(2010年4月1日に現在の名称に変更)
- 1972年(昭和47年)4月1日 - 専攻科に文学専攻科が設置される。また同日に、山口大学医学部附属臨床検査技師学校が設置される。
- 1972年(昭和47年)8月 - 教育学部が吉田キャンパスへの移転が完了する。
- 1973年(昭和48年)1月 - 経済学部が「学都山口開闢(かいびゃく)の地」亀山キャンパスから吉田キャンパスに移転し、工学部・医学部を除く全学部の吉田キャンパスへの移転が完了する。
- 1973年(昭和48年)3月31日 - 山口大学医学部附属衛生検査技師学校が廃止される。また翌日の4月1日に8代目の学長である中村正二郎が就任する。
- 1975年(昭和50年)3月31日 - 専攻科の経済学専攻科が廃止され、翌日の4月1日に大学院に経済学研究科が設置される。
- 1977年(昭和52年)3月30日 - 大学内に埋蔵文化財資料館が開館する。
- 1977年(昭和52年)12月4日 - 9代目の学長に戸田光敬が就任する。
- 1978年(昭和53年)3月1日 - 10代目の学長に小西俊造が就任する。
- 1978年(昭和53年)6月17日 - 文理学部が分離改組され、人文学部・理学部が設置される。
- 1979年(昭和54年)4月1日 - 山口大学附属養護学校が設置される。
- 1979年(昭和54年)10月1日 - 医学部に医療技術短期大学部が併設される。
- 1980年(昭和55年)3月25日 - 大学内に総合科学実験センター実験動物施設が設置される。(2004年4月1日に現在の名称に変更)
- 1981年(昭和56年)4月1日 - 山口大学医学部附属動物実験施設が設置される。また同日に大学内に、総合科学実験センター生命科学実験施設が設置される。(2004年4月1日に現在の名称に変更)
- 1982年(昭和57年)3月31日 - 専攻科の理学専攻科が廃止され、翌日の4月1日に大学院に理学研究科が設置される。また同日に山口大学医学部附属看護学校が廃止される。
- 1983年(昭和58年)3月8日 - 大学内に総合科学実験センター排水処理施設が設置される。(2010年4月1日に現在の名称に変更)
- 1983年(昭和58年)3月31日 - 山口大学医学部附属臨床検査技師学校が廃止される。
- 1984年(昭和59年)3月1日 - 11代目の学長に岩城秀夫が就任する。
- 1984年(昭和59年)5月16日 - 12代目の学長に粟屋和彦が就任する。
- 1985年(昭和60年)3月31日 - 専攻科の文学専攻科が廃止され、翌日の4月1日に大学院に人文科学研究科が設置される。
- 1987年(昭和62年)5月21日 - 山口大学教育学部附属教育実践研究指導センターが設置される。
- 1989年(平成元年)4月1日 - 鳥取大学との連携により、大学院に鳥取大学大学院連合農学研究科が設置される。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 大学院に連合獣医学研究科が設置される。
- 1990年(平成2年)5月16日 - 13代目の学長に三分一政男が就任する。
- 1991年(平成3年)3月31日 - 専攻科の教育専攻科が廃止され、翌日の4月1日に大学院に教育学研究科が設置される。これによって、大学に存在した全ての専攻科が廃止され、37年間続いた専攻科の歴史に幕を下ろした。
- 1992年(平成4年)4月10日 - 大学内に総合科学実験センター機器分析実験施設が設置される。(2004年4月1日に現在の名称に変更)
- 1993年(平成5年)3月31日 - 工業短期大学部が廃止される。
- 1993年(平成5年)5月16日 - 14代目の学長に村上悳が就任する。
- 1994年(平成6年)6月24日 - 大学内に総合科学実験センター遺伝子実験施設が設置される。(2004年4月1日に現在の名称に変更)
- 1995年(平成7年)1月18日 - 大学内に商品資料館が設置される。
- 1995年(平成7年)4月1日 - 大学内にメディア基盤センターが設置される。(2002年4月1日に現在の名称に変更)
- 1996年(平成8年)3月31日 - 教養部が廃止され、翌日の4月1日に共通教育センターが設置される。
- 1996年(平成8年)5月16日 - 15代目の学長に廣中平祐が就任する。
- 1997年(平成9年)3月31日 - 大学院の工学研究科が廃止され、翌日の4月1日に大学院に理工学研究科が設置される。また同日に山口大学教育学部附属教育実践研究指導センターが廃止され、翌日の4月1日に山口大学教育学部附属教育実践総合センターが設置される。
- 1998年(平成10年)3月31日 - 大学院の理学研究科が廃止され、理工学研究科に吸収される。
- 1999年(平成11年)12月1日 - 大学内に山口大学医学部医学教育センターが設置される。
- 2000年(平成12年)4月1日 - 大学内に時間学研究所が設置される。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 大学院に東アジア研究科が設置される。また同日に大学内にアドミッションセンターが設置される。
- 2002年(平成14年)3月31日 - 共通教育センターがこの日を持って廃止される。また翌日の4月1日に大学内に大学教育センターが設置される。
- 2002年(平成14年)5月16日 - 16代目の学長に加藤紘が就任する。(2004年に17代目の学長に就任する。)
- 2003年(平成15年)3月31日 - 医療技術短期大学部が廃止される。また同日に、山口大学医学部附属動物実験施設が廃止される。さらに翌日の4月1日に大学内に学生支援センターおよび総合科学実験センター生体分析実験施設、総合科学実験センターRI実験施設が設置される。(生体分析実験施設は2004年4月1日に、RI実験施設は2010年4月1日に現在の名称に変更)
- 2003年(平成15年)4月1日 - 大学内に山口大学工学部附属ものづくり創生センターが設置される。
- 2003年(平成15年)4月15日 - 大学内にエクステンションセンターが設置される。(2008年4月1日に組織変更をする)
- 2004年(平成16年)4月 - 国立大学法人法の規定により国立大学法人となる。またこの際に新しいシンボルマークが制定された。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 東京都港区芝浦のキャンパス・イノベーションセンターの6階に東京リエゾン・オフィスが設置される。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 大学院に技術経営研究科が設置される。また同日に大学院の医学研究科が医学系研究科と名称変更をする。
- 2005年(平成17年)8月1日 - 大学内に山口大学工学部附属工学教育研究センターが設置される。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 大学内に大学評価室が設置される。
- 2006年(平成18年)5月16日 - 18代目の学長に丸本卓哉が就任する。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 山口大学教育学部附属養護学校が山口大学教育学部附属特別支援学校と名称変更をする。また同日に山口大学農学部附属家畜病院が山口大学農学部附属動物医療センターと名称変更をする。
- 2008年(平成20年)1月21日 - 大学内に山口大学大学院理工学研究科附属安全環境研究センターが設置される。
- 2008年(平成20年)2月1日 - 大学内に山口大学大学院医学系研究科附属修復医学教育研究センターが設置される。
- 2008年(平成20年)3月 - 大学内にある東亜経済研究所の新棟が竣工する。(東亜経済研究所は山口大学創立以前の1933年4月1日に設置されている)
- 2008年(平成20年)4月1日 - 大学内に留学生センターが設置される。
- 2009年(平成21年)9月1日 - 大学内に山口大学農学部附属中高温微生物研究センターおよび山口大学大学院教育学研究科附属臨床心理センターが設置される。
- 2012年(平成24年)4月 - 鹿児島大学との全国初の「共同学部」であり、山口大学として8学部目となる共同獣医学部が設置される予定。
- 2015年(平成27年)4月 - 山口大学が前身である山口講堂から創基200周年を迎える。
太字の部分は現在も存続している学部および施設[2]。
組織
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学部
- 人文学部
- 人文社会学科
- 哲学・思想コース
- 歴史学コース
- 社会学コース
- 言語文化学科
- 日本語学・日本文学コース
- 中国語学・中国文学コース
- アジア言語学コース(現在学生の受け入れを中止)
- 英語学・英米文学コース
- ヨーロッパ言語・文学コース
- 言語情報学コース
- 異文化交流研究施設
- 人文社会学科
- 教育学部
- 学校教育教員養成課程
- 教科教育コース
- 国語教育選修
- 社会科教育選修
- 数学教育選修
- 理科教育選修
- 音楽教育選修
- 美術教育選修
- 保健体育選修
- 技術教育選修
- 家政教育選修
- 英語教育選修
- 小学校教育コース
- 国際理解教育コース
- 幼児教育コース
- 障害児教育コース
- 教科教育コース
- 実践臨床教育課程
- 人間教育学コース
- 教育心理学コース
- 情報科学教育課程
- 表現情報処理コース
- 数理情報コース
- 健康科学教育課程
- スポーツ健康科学コース
- 生活健康科学コース
- 総合文化教育課程
- 国際文化コース
- 文芸・芸能コース
- 学校教育教員養成課程
- 経済学部
- 経済学科
- 経営学科
- 職業会計人コース
- 国際経済学科
- 経済法学科
- 観光政策学科
- 商業教員養成課程
- 理学部
- 数理科学科
- 物理・情報科学科
- 物理学コース
- 情報科学コース
- 生物・化学科
- 生物学コース
- 化学コース
- 地球圏システム科学科
- 地域環境科学コース
- 環境物質科学コース
- 医学部
- 医学科(6年制)
- 人体機能統御学講座
- 器官解剖学分野
- 整形外科学分野
- 高次神経科学講座
- 機能神経解剖学分野
- 高次脳機能病態学分野
- システム神経科学分野
- 脳・神経病態制御医学講座
- 神経内科学分野
- 脳神経外科学分野
- 麻酔・蘇生・疼痛管理学分野
- 生体侵襲解析・制御医学講座
- 法医・生体侵襲解析医学分野
- 救急・生体侵襲制御医学分野
- 医療環境統御医学講座
- 環境保健医学分野
- 医療環境学分野
- 環境統御健康医学分野
- 構造解析病態医学講座
- 病理形態学分野
- 生命実験医学分野
- 放射線医学分野
- 生殖・発達医科学講座
- 小児科学分野
- 産科婦人科学分野
- 上皮情報解析医科学講座
- 泌尿器科学分野
- 皮膚科学分野
- 歯科口腔外科学分野
- 眼科学分野
- 耳鼻咽喉科学分野
- 生体情報医科学講座
- プロテオーム・蛋白機能制御学分野
- 分子薬理学分野
- ゲノム・機能分子解析学分野
- 医療情報解析学講座
- 臨床検査・腫瘍学分野
- 医療情報判断学分野
- 総合診療医学分野
- 臨床薬理学分野
- 生体シグナル解析医学講座
- 医化学分野
- 病態制御内科学分野
- 細胞シグナル解析学分野
- 器官制御医科学講座
- 生体機能分子制御学分野
- 器官病態外科学分野
- 器官病態内科学分野
- 先端分子応用医科学講座
- 分子病理学分野
- 消化器・腫瘍外科学分野
- 消化器病態内科学分野
- 地域医療推進学講座(山口県)…寄附講座:2010年(平成22年)4月1日~2014年(平成26年)3月31日
- 分子代謝制御学講座(萬有製薬)…寄附講座:2010年(平成22年)4月1日~2013年(平成25年)3月31日
- 人体機能統御学講座
- 保健学科
- 看護学専攻
- 基礎看護学講座
- 母子看護学講座
- 臨床看護学講座
- 地域・老年看護学講座
- 検査技術科学専攻
- 基礎検査学講座
- 病態検査学講座
- 看護学専攻
- 医学科(6年制)
- 工学部
- 機械工学科
- 航空宇宙コース
- 生体・ロボットコース
- 応用化学科
- 精密応用化学分野
- 分子生命科学分野
- 材料科学分野
- 社会建設工学科
- 環境設計工学分野
- 社会基盤工学分野
- 開発基礎工学分野
- 電気電子工学科
- 材料デバイス分野
- 通信分野
- 計測制御分野
- エネルギー分野
- 知能情報工学科
- 計算機工学
- 知能工学
- 応用システム工学
- 循環環境工学科
- 環境材料分野
- 環境プロセス分野
- 環境システム分野
- 感性デザイン工学科
- 構造学分野
- 計画系分野
- 環境系分野
- デザイン系分野
- 機械工学科
- 農学部
- 生物資源環境科学科
- 生物生産科学講座
- 地域環境情報科学講座
- 生物機能科学科
- 生物機能科学講座
- 環境生化学講座
- 獣医学科(6年制)
- 生体機能学講座
- 病態制御学講座
- 臨床獣医学講座
- 生物資源環境科学科
大学院
- 人文科学研究科(修士課程)
- 地域文化専攻
- 言語文化専攻
- 教育学研究科(修士課程)
- 学校教育専攻
- 教科教育専攻
- 経済学研究科(修士課程)
- 経済学専攻
- 公共管理コース
- 企業経営専攻
- 企業経営コース
- 医療・福祉経営コース
- 経済学専攻
- 医学系研究科
- システム統御医学系専攻(4年制博士課程)
- 情報解析医学系専攻(4年制博士課程)
- 応用医工学系専攻(博士前期課程・博士後期課程)
- 応用分子生命科学系専攻(博士前期課程・博士後期課程)
- 保健学専攻(博士前期課程・博士後期課程)
- 理工学研究科
- 農学研究科(修士課程)
- 生物資源科学専攻
- 東アジア研究科(博士課程)
- 東アジア専攻科[3]
- 技術経営研究科(専門職大学院)
- 連合獣医学研究科(博士課程)
- 獣医学専攻
- 連合農学研究科 (博士課程)
- 生物生産科学専攻
- 生物環境科学専攻
- 生物資源科学専攻
- 国際乾燥地科学専攻
キャンパス
各学部の成り立ちの違い(上部の沿革を参照すること)などから、現在は山口市内(吉田キャンパス)と宇部市内2ヶ所(小串キャンパス・常盤キャンパス)の計3ヶ所に分散してキャンパスが置かれている。各キャンパス間は、専用回線および光ケーブルで結ばれており、密接な情報連携が行われている。各学部間また全学的なミッションにおいてテレビ会議や遠隔地講義システムが実施されている。また、小串・常盤キャンパスの間は自動車・自転車で10分程度の距離であり、図書館の利用やサークルの活動などにおいて日常的に相互に学生の行き来がある。
吉田キャンパス
- 所在地:山口県山口市吉田1677-1
- 使用学部: 人文学部・教育学部・経済学部・理学部・農学部
- 使用研究科:大学院人文科学研究科・教育学研究科・経済学研究科・農学研究科・東アジア研究科・連合獣医学研究科・連合農学研究科
- 交通アクセス:JR西日本山口線 湯田温泉駅、中国JRバス・防長交通「山口大学前」バス停
- 敷地面積:712,896m2[4]
- 北緯34度8分51.5秒 東経131度28分5.2秒
- 山口大学事務局本部が置かれており、山口大学の中心として位置づけられているキャンパスである。上記5学部のの2年生以上の学部生が学部の専門教育を学び、1年生の学生全員が共通教育を学ぶ場所であるとともに、理工系および医学系以外の大学院生が研究を行う場所となっている。中国JRバスがキャンパス内に乗り入れ専用のバス停に停車し、防長バスがキャンパスから徒歩約3分のところにある、「山口大学前」バス停に停車する。山口盆地の東部、湯田温泉の近隣に位置しており、キャンパス周辺には自然が多く残り、小さな水田が数多く点在しているといった、のどかな風景が垣間見える。キャンパス内には講義を受講する人数に応じた、収容人数の違う教室が共通教育棟に30以上あるなど教育環境は非常に充実している。また学生食堂として、第1学生食堂「ボーノ」(座席数472席うち屋外104席)と第2学生食堂「きらら」(座席数528席)があり、昼食時には満席状態が続いている。さらに売店がキャンパス内および学部内に点在している。体育施設・課外活動施設も充実しており、グラウンド4面、体育館2棟、プール、テニスコート、弓道場、武道館などがある。キャンパス外には山大通り(県道陶湯田線)および県道山口小郡秋穂線に飲食店・スーパー・書店・家電量販店・コンビニ等が立ち並び、学生向けアパートが数多く立地して、学園都市を形成している。2006年度からは、キャンパス内の改修工事を行うことが決定し、共通教育棟が耐震補強を含めて全面改築されたほか、駐車場の駐車台数が多くなり、各学部の建物の一部改修が行われた。さらに2009年度にはキャンパス正門が全面的に新しくなった。新しいキャンパス正門には案内所が設置され、正門前には警備員が1名常駐して交通誘導を行っている。
小串キャンパス
- 所在地:山口県宇部市南小串1丁目1-1
- 使用学部:医学部(2年次以降)
- 使用研究科:大学院医学系研究科
- 交通アクセス:JR宇部線 宇部新川駅、サンデン交通・宇部市交通局・船木鉄道「宇部中央」「大学病院前」バス停
- 敷地面積:123,490m2
- 北緯33度57分29.2秒 東経131度14分54.9秒
- 宇部市の中心街・南小串地区全体に研究・教育・医療施設が集中している。キャンパス内には多数の緑地が残っており、中には研究者の残した日本庭園(木田池)や植樹が保存され、森林を形成している。日本庭園のわきには建築家岸和郎によりデザインされた霜仁会館があり、小規模なイベントの開催もできる。
常盤キャンパス
- 所在地:山口県宇部市常盤台2丁目16-1
- 使用学部:工学部(2年次以降)
- 使用研究科:大学院理工学研究科、技術経営研究科
- 交通アクセス:JR宇部線 東新川駅・琴芝駅、宇部市交通局「工学部前」バス停
- 敷地面積:144,282m2
- 北緯33度57分24.9秒 東経131度16分14.8秒
- 工学部が中心のキャンパスであり学生数・教職員数も多い。中四国地域における大学の工学部では最大の規模を誇る。鉄道駅から離れているため、公共交通でのアクセス手段は宇部市営バスが主である。常盤台と呼ばれる丘陵地に立地しており、山口宇部空港や市民の憩いの場であるときわ公園に近く、宇部工業高等専門学校に隣接している。夜間には正門学札が白色に点灯するが、これは学内研究の一つである高輝度白色LEDを利用したものである。
- なお、かつて宇部新都市に移転する構想があったが、費用面などの問題から実現していない。
主要附属施設
図書館
1949年(昭和24年)5月1日に山口大学附属図書館として開館し、2004年(平成16年)4月1日に山口大学の国立大学法人化によって名称を「図書館」に改めた。吉田キャンパスにある「総合図書館」、小串キャンパスにある「医学部図書館」、常盤キャンパスにある「工学部図書館」の3館で構成されていて、山口大学生の学習・教育・研究を支援する施設として活用されている。 地域に開かれた大学の図書館として、蔵書目録のWebによる検索システムの導入、一般市民への貸し出し、また総合図書館は山口県立山口図書館および山口県立大学附属図書館と、医学部・工学部図書館は宇部市立図書館との連携・相互協力を行っている。
山口大学総合図書館
- 図書蔵書数:和書951,388冊、洋書356,958冊、合計1,308,346冊(2011年3月31日現在)
- 雑誌蔵書数:和雑誌17,365冊、洋雑誌6,407冊、合計23,772冊(2011年3月31日現在)
- 開館時間:平日授業期 8:30~21:45 平日休業期 8:30~17:30 土・日・祝授業期 11:15~18:45 土・日・祝休業期 閉館(ただし、山口大学教職員および大学院生は24時間利用可能)
- 休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、休業期の土日・祝日
- 貸出冊数:学部学生5冊以内、大学院生10冊以内(いずれも図書・雑誌を合わせた冊数)
- 貸出期間:学部学生・・・図書14日以内、雑誌5日以内、大学院生・・・図書30日以内、雑誌5日以内
- 利用人数:342,416人(平成22年度)
- 館外貸出数:56,503冊(平成22年度)
- 山口大学の吉田キャンパス内にある図書館であり、山口大学の中心の図書館になっている。図書館内にはノートパソコンが使えるように有線LAN接続が可能な閲覧席が約900席、誰でも自由に使用できるパソコンが40台にプリンターが設置されている情報ラウンジがあり、ゼミなどのグループ学習で最適な10名程度が一緒に利用できるグループ学習室も何室か設置されている(利用する際には事前に予約をする必要がある)。また話しながら学習ができるブラウジングルームという部屋も設置されており、学生が使いやすいように整備されている。また図書館としては珍しく、普段は閉架状態となっている書庫内の図書も閲覧することができる。
山口大学医学部図書館
- 図書蔵書数:和書86,936冊、洋書88,872冊、合計175,804冊(2011年3月31日現在)
- 雑誌蔵書数:和雑誌2,144冊、洋雑誌2,316冊、合計4,460冊(2011年3月31日現在)
- 開館時間:平日授業期 8:30~21:45 平日休業期 8:30~17:30 土・日・祝授業期 9:15~16:45 土・日・祝休業期 閉館(ただし、山口大学教職員、大学院生および医学部学生は24時間利用可能)
- 休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、休業期の土日・祝日
- 貸出冊数:学部学生5冊以内、大学院生10冊以内(いずれも図書・雑誌を合わせた冊数)
- 貸出期間:学部学生、大学院生、図書・雑誌ともに7日以内
- 利用人数:123,814人(平成22年度)
- 館外貸出数:14,606冊(平成22年度)
- 山口大学の小串キャンパス内にある図書館。
山口大学工学部図書館
- 図書蔵書数:和書91,451冊、洋書60,434冊、合計151,885冊(2011年3月31日現在)
- 雑誌蔵書数:和雑誌1,446冊、洋雑誌1,750冊、合計3,196冊(2011年3月31日現在)
- 開館時間:平日授業期 8:30~21:45 平日休業期 8:30~17:30 土・日・祝授業期 11:15~18:45 土・日・祝休業期 閉館(ただし、山口大学教職員および大学院生は24時間利用可能)
- 休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、休業期の土日・祝日
- 貸出冊数:学部学生8冊以内、大学院生12冊以内(いずれも図書・雑誌を合わせた冊数)
- 貸出期間:学部学生・・・図書14日以内、雑誌3日以内、大学院生・・・図書14日以内、雑誌7日以内
- 利用人数:138,149人(平成22年度)
- 館外貸出数:23,377冊(平成22年度)
- 山口大学の常盤キャンパス内にある図書館。
図書館全体の蔵書数は約163万冊を数え、県内では最大規模を誇る図書館になっている[5]。
メディア基盤センター
山口大学のすべてのキャンパスに設置されており、ウェブサーバ、メールサーバなどの各種のサーバや教育用のコンピュータおよび利用アカウントを管理しており、学生は演習室などに設置されているコンピュータを開放時間中に関しては自由に使用することができる。またオンデマンドプリンターを使用して、設置されているノートパソコンからネットワークを経由して印刷をすることができる。その際には学生は生協ショップで販売されてあるプリンター専用カード(50度数および150度数)を使用しなくてはならない。以下は2011年(平成23年)4月1日現在において山口大学の各キャンパスに設置されているパソコンの台数である。
- 吉田キャンパス(合計316台)
- メディア基盤センター棟1階メディア演習室1・・・51台
- メディア基盤センター棟2階メディア演習室2・・・51台
- 山口大学総合図書館情報ラウンジ・・・40台
- 共通教育棟1階情報ラウンジ・・・14台
- 共通教育棟2階21番教室・・・88台
- 理学部2号館2階演習室1・・・41台
- 理学部2号館2階演習室2・・・31台
- 小串キャンパス(合計22台)
- 基礎研究棟1階演習室・・・12台
- 山口大学医学部図書館情報ラウンジ・・・10台
- 常盤キャンパス(合計182台)
- 山口大学工学部図書館1階情報ラウンジ・・・30台
- 工学部図書館2階インフォメーションルーム・・・30台
- D講義棟4階情報処理演習室・・・122台
施設一覧
吉田キャンパス
- 大学教育センター
- エクステンションセンター
- アドミッションセンター
- 山口大学留学生センター
- 学生支援センター
- 保健管理センター
- メディア基盤センター吉田センター(メディア教育棟,メディア講義室)
- パソコンSOSセンター
- 総合研究棟
- システム・生物学RI分析施設
- 機器分析実験施設
- 排水処理施設
- 埋蔵文化財資料館
- 山口大学農学部附属農場
- 山口大学農学部附属動物医療センター
- 東亜経済研究所
- 商品資料館
- 大学会館(放送大学山口学習センター)
- 山口国際交流会館(1号館・2号館)
- O-HARA山口大学就職支援施設
- 長州五傑記念碑
- 第1学生食堂「ボーノ」 - 464m2、472席(内屋外104席)
- 第2学生食堂「きらら」 - 928m2、528席
- 吉田寮(男子寮) - 部屋数306室、収容人数306名
- 椹野寮(女子寮) - 部屋数78室、収容人数156名
- 第1体育館 - 1,821m2(内フロア1,650m2)
- 第2体育館 - 1,384m2(1階アリーナ461m2,2階アリーナ574m2)
- 第1武道場 - 532m2(畳敷182m2,フロア182m2,トレーニング80m2)
- 第2武道場 - 607m2(フロア594m2)
- 陸上競技場 - 24,332m2
- 野球場 - 13,853m2
- サッカー場 - 11,100m2
- テニスコート - 12,600m2(16面分、オムニコート8面、クレーコート8面)
- ラグビー場 - 11,000m2
- ハンドボールコート - 3,024m2(2面分)
- 水泳プール - 950m2(50m×9コース日本水泳連盟公認)
- 課外活動専用棟 - 1,393m2(8棟分)
- 音楽サークル棟 - 442m2(2棟分)
- 合宿研修所 - 176m2(定員100名)
- 体育管理棟 - 381m2(4棟分)
- 弓道場 - 142m2
- 厩舎 - 128m2
- 自動車部車庫 - 97m2
- 馬場 - 3,992m2
- アーチェリー場 - 1,554m2
小串キャンパス
- 山口大学医学部附属病院
- 霜仁会館
- 医心館
- 医心館食堂 - 271m2、196席(医心館内にある)
- 総合研究棟
- メディア基盤センター小串センター
- 体育館 - 1,062m2(フロア809m2)
- テニスコート - 3,255m2(5面分、オムニコート5面)
- 運動場 - 11,771m2
- 学生部室 - 324m2
- 学友会館 - 361m2
常盤キャンパス
- メディア基盤センター常盤センター
- 学術資料展示館
- 総合研究棟
- 福利厚生棟
- 先端研究棟
- 共同研究開発棟
- ビジネス・インキュベーション棟
- 学生食堂 - 767m2、320席(福利厚生棟内にある)
- 常盤寮(男子寮) - 部屋数144室、収容人数144名
- 常盤女子寮(女子寮) - 部屋数64室、収容人数64名
- 体育館 - 1,456m2(フロア1,222m2)
- テニスコート - 2,219m2(3面分、オムニコート2面,クレーコート1面)
- 運動場 - 13,857m2
- サークル棟 - 422m2(2棟分)
キャンパス外施設
- 山口大学教育学部附属幼稚園
- 山口大学教育学部附属特別支援学校
- 山口大学教育学部附属山口小学校
- 山口大学教育学部附属山口中学校
- 山口大学教育学部附属光小学校
- 山口大学教育学部附属光中学校
- 山口大学教育学部附属教育実践総合センター
- 小野地区ボート部合宿所 - 321m2(定員40名)
- 秋穂地区ヨット部合宿所 - 194m2(定員30名)[6][7][8]
サークル活動
山口大学には、学生の自主的な課外活動を行う団体として「体育会」、「文化会」、「大学祭実行委員会」の3つが存在している。また小串キャンパス内にも「医学部学生自治会」、常盤キャンパス内にも「工学部学友会」が組織されている。
- 体育会公認サークル
- アーチェリー部
- 合気道部
- アイスホッケー部
- アメリカンフットボール部
- 應援団
- 空手道部
- 器械体操部
- 弓道部
- 剣道部
- 硬式庭球部
- 硬式野球部
- ゴルフ部
- サイクリング部
- サッカー部
- 山岳部
- 自動車部
- 柔道部
- 準硬式野球部
- 少林寺拳法部
- 女子バスケットボール部
- 女子バレーボール部
- 水泳部
- スキー部
- ソフトテニス部
- 卓球部
- 男子バスケットボール部
- 男子バレーボール部
- 男子ラクロス部
- 軟式野球部
- 馬術部
- バドミントン部
- ハンドボール部
- ボート部
- ヨット部
- ラグビー部
- 陸上競技部
- ワンダーフォーゲル部
- 文化会公認サークル
- E.S.S.(English Speaking Society)
- 映画倶楽部
- 演劇部
- 管弦楽団
- 考古学部
- 混声合唱団
- 茶道部
- 写真部
- 将棋部
- 吹奏楽部
- 洞穴研究会
- 美術部
- 文芸部
- 邦楽部
- マンドリンクラブ
- ユースホステルクラブ
- 医学部自治会公認サークル
- E.S.S.(English Speaking Society)
- エイズカフェ
- 空手道部
- 弓道部
- 軽音楽部
- 剣道部
- 硬式庭球部
- 国際医療研究会
- サッカー部
- 山岳部
- 柔道部
- 準硬式野球部
- 少林寺拳法部
- 女子バレーボール部
- 水泳部
- スキー部
- ソフトテニス部
- 卓球部
- 男子バレーボール部
- バスケットボール部
- バドミントン部
- ハンドボール部
- 美術部
- ラグビー部
- 陸上競技部
- 工学部学友会所属サークル
- アマチェア無線部
- アメリカンフットボール部
- マンドリンクラブ
- N.B.C SCRATCH
- 空手道部
- 器械体操部
- 剣道部
- 軽音楽部
- 硬式庭球部
- サッカー部
- 自動車部
- 写真部
- 柔道部
- 少林寺拳法部
- ソフトボール部
- ソフトテニス部
- 卓球部
- バスケットボール部
- バドミントン部
- バレーボール部
- ラグビー部
- 陸上競技部
- ワンダーフォーゲル部
また大学学生委員会は先ほどにも述べたように、吉田キャンパスで毎年11月に開かれる「姫山祭」の企画・運営、および毎年4月に新入生を対象として開かれる「新入生歓迎フェスティバル」の企画・運営を行っている。さらに公認サークル以外の非公認サークルも多数存在しているが、その数は正確に把握できていない。また一定の条件を満たすことでサークルを作ることも可能である。
対外関係
大学間協定
- ブラウィジャヤ大学(インドネシア):2008年(平成20年)4月15日締結
- ガジャマダ大学(インドネシア):2008年(平成20年)10月14日締結
- ボゴール農科大学(インドネシア):2010年(平成22年)3月10日締結
- ウダヤナ大学(インドネシア):2010年(平成22年)3月25日締結
- 仁荷大学校(大韓民国):1998年(平成10年)6月25日締結
- 公州大学校(大韓民国):1999年(平成11年)3月15日締結
- 韓国外国語大学校(大韓民国):2003年(平成15年)12月2日締結
- 慶尚大学校(大韓民国):2004年(平成16年)11月26日締結
- ソウル市立大学校(大韓民国):2009年(平成21年)12月21日締結
- 昌原大学校(大韓民国):2010年(平成22年)2月10日締結
- ソウル大学校(大韓民国):2010年(平成22年)2月11日締結
- 亜州大学校(大韓民国):2010年(平成22年)3月8日締結
- 梨花女子大学校(大韓民国):2010年(平成22年)3月8日締結
- 群山大学校(大韓民国):2010年(平成22年)4月26日締結
- カセサート大学(タイ王国):1998年(平成10年)7月3日締結
- ソンクラ王子大学(タイ王国):2001年(平成13年)10月29日締結
- コンケン大学(タイ王国):2001年(平成13年)10月30日締結
- チェンマイ大学(タイ王国):2001年(平成13年)10月31日締結
- シーナカリンウィロート大学(タイ王国):2001年(平成13年)11月1日締結
- 農学研究機構(タイ王国):2008年(平成20年)8月27日締結
- チュラロンコン大学(タイ王国):2010年(平成22年)9月14日締結
- 山東大学(中華人民共和国):1983年(昭和58年)6月2日締結
- 北京師範大学(中華人民共和国):2004年(平成16年)2月9日締結
- 武漢理工大学(中華人民共和国):2004年(平成16年)5月20日締結
- 貴州大学(中華人民共和国):2005年(平成17年)3月25日締結
- 重慶理工大学(中華人民共和国):2010年(平成22年)11月19日締結
- 国立中興大学(台湾):2006年(平成18年)3月9日締結
- 東海大学(台湾):2009年(平成21年)9月30日締結
- 逢甲大学(台湾):2009年(平成21年)9月30日締結
- 大葉大学(台湾):2009年(平成21年)9月30日締結
- 静宜大学(台湾):2009年(平成21年)9月30日締結
- 陽明大学(台湾):2009年(平成21年)11月20日締結
- 教育訓練省(ベトナム社会主義共和国):2009年(平成21年)3月30日締結
- ダナン大学(ベトナム社会主義共和国):2009年(平成21年)9月17日締結
- シェーフィールド大学(イギリス):1997年(平成9年)11月28日締結
- ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(イギリス):2007年(平成19年)11月19日締結
- エアランゲン・ニュルンベルク大学(ドイツ連邦共和国):2003年(平成15年)3月17日締結
- オクラホマ大学(アメリカ合衆国):1996年(平成8年)2月19日締結
- リジャイナ大学(カナダ):1996年(平成8年)2月7日締結
- ニューカッスル大学(ニュージーランド):2003年(平成15年)8月8日締結
部局間協定
教育学部
- 釜山大学校師範学部(大韓民国):2010年(平成22年)6月21日締結
- 復旦大学情報科学工程学院(中華人民共和国):2005年(平成17年)9月23日締結
- イヴァン・フランコ記念リヴィウ国立大学言語学部(ウクライナ):2004年(平成16年)11月16日締結
- セントラル・ランカシャー大学(イギリス):2008年(平成20年)3月11日締結
- キャンベラ大学(オーストラリア):1994年(平成6年)3月15日締結
経済学部
- 遼寧大学経済学院(中華人民共和国):1996年(平成8年)10月17日締結
- 復旦大学日本研究センター(中華人民共和国):2000年(平成12年)8月31日締結
- 中国人民大学経済学院(中華人民共和国):2001年(平成13年)6月3日締結
- 正修科技大学管理学部人文社会学部(台湾):2010年(平成22年)1月14日締結
- ダッカ大学公共管理学部(バングラデシュ):2008年(平成20年)9月22日締結
- ヨーク大学経済学部および関連領域学部(イギリス):1993年(平成5年)1月20日締結
- 中央フロリダ大学(アメリカ合衆国):2009年(平成21年)1月9日締結
理学部
- 韓国天文研究院電波天文研究部(大韓民国):2010年(平成22年)3月15日締結
- バングラデシュ核エネルギー食物・放射線生物学研究所(バングラデシュ):2000年(平成12年)5月4日締結
- ハノイ理工科大学応用数学・情報科学部(ベトナム):2010年(平成22年)11月20日締結
- パウリスタ総合大学(ブラジル):2001年(平成13年)10月31日締結
医学部
- マヒドン大学医学部(タイ王国):2001年(平成13年)3月26日締結
- マヒドン大学看護学部(タイ王国):2001年(平成13年)3月26日締結
- 大連医科大学(中華人民共和国):2006年(平成18年)12月14日締結
- 吉林大学中日聯誼病院(中華人民共和国):2009年(平成21年)9月25日締結
- 国立台湾大学医学院(台湾):2009年(平成21年)4月1日締結
- テキサス大学ヒューストン健康科学センター看護学部(アメリカ合衆国):1999年(平成11年)3月29日締結
- バージニア大学看護学部(アメリカ合衆国):2000年(平成12年)11月6日締結
工学部
- 忠北大学校工科大学(大韓民国):2001年(平成13年)10月10日締結
- 全北大学校工科大学(大韓民国):2004年(平成16年)3月19日締結
- 又松大学校鉄道大學(大韓民国):2010年(平成22年)2月1日締結
- 重慶理工大学(中華人民共和国):2004年(平成16年)1月10日締結
- 上海交通大学環境科学与工程学院(中華人民共和国):2004年(平成16年)2月11日締結
- 西華大学関連工科系学院(中華人民共和国):2007年(平成19年)2月5日締結
- ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(イギリス):2008年(平成20年)1月17日締結
- セントラル・ランカシャー大学(イギリス):2008年(平成20年)3月1日締結
- ミネソタ大学工学部(アメリカ合衆国):2000年(平成12年)7月26日締結
農学部
- 忠南大学校農科大学(大韓民国):2000年(平成12年)5月18日締結
- チュラロンコン大学理学部(タイ王国):2005年(平成17年)2月25日締結
- キングモンクット工科大学トンブリ生物資源工学部(ブラジル):2006年(平成18年)5月23日締結
- 新疆畜牧科学院(中華人民共和国):1991年(平成3年)9月2日締結
- 新疆農業大学(中華人民共和国):1991年(平成3年)9月2日締結
- 東北師範大学都市・環境科学学院(中華人民共和国):2010年(平成22年)4月15日締結
- 国立台湾大学生命科学学院(台湾):2007年(平成19年)8月9日締結
- ハノイ農科大学(ベトナム):2002年(平成14年)3月4日締結
- ニュージーランド作物・食物研究所(ニュージーランド):2008年(平成20年)9月3日締結
大学院理工学研究科
- バンドン工科大学建築・計画政策開発学部(インドネシア):2008年(平成20年)3月14日締結
大学院東アジア研究科
医学部付属病院
包括的連携・協力協定
- 山口県:2002年(平成14年)4月1日締結
- 宇部興産株式会社:2004年(平成16年)4月1日締結
- 株式会社トクヤマ 徳山製造所:2004年(平成16年)10月26日締結
- 株式会社山口銀行:2004年(平成16年)11月10日締結
- 宇部市:2004年(平成16年)12月21日締結
- 宇部工業高等専門学校:2005年(平成17年)3月1日締結
- 山口市:2005年(平成17年)9月28日締結
- 国土交通省中国地方整備局:2006年(平成18年)3月15日締結
- 財団法人横浜企業経営支援財団:2008年(平成20年)10月15日締結
- 国際協力機構:2010年(平成22年)6月1日締結
- 放送大学:2010年(平成22年)11月15日締結
- 独立行政法人山口県産業技術センター:2011年(平成23年)5月31日締結[10]
2011年(平成23年)6月1日時点。
不祥事・事件
- 不正経理
- 山口大学は公的研究費において不正があったとして、詐欺容疑で大学院理工学研究科の教授を刑事告訴した。これは同教授が2004年(平成16年)9月から約5年間にわたり納入業者と共謀し1億3千万の架空取引を起こし、物品を中古業者に転売したという事件。大学は2009年(平成21年)10月に広島国税局から不正経理の指摘を受けており調査委員会を設置していた。またほかに医学部長にも不正利用があったとし停職となっている[11][12]。
- サイバー攻撃事件
- 2010年(平成22年)9月18日午後、契約しているセキュリティー会社から、工学部のウェブサイトに中国語で「日本の豚」「中国管轄下の村になるべきだ」などと書かれたページが追加されていると連絡があった。大学側が調査したところ、中国の電子掲示板サイトに「山口大学へのサイバー攻撃に成功した」という書き込みととともに、中国語の項目が挿入されたページのスクリーンショットが掲載されていた。なお、これは同年9月7日に発生した尖閣諸島中国漁船衝突事件の直後の出来事であり、中国を中心に活動する中国紅客連盟が日本政府機関などのウェブサイトを攻撃する計画を立てていたとされる[13]が、本件との関係性は不明である。
- 爆破予告事件
山口大学で起きた近年の主要な爆破予告事件を挙げていく。
- 2004年(平成16年)2月25日の午前7時30分ごろ、山口県警山口警察署の平川交番に男の声で、「今日入試がある、9時に爆破する。」と電話があった。当日、山口大学は全キャンパスの会場で9時から国公立大学2次試験を予定していたが、このことを受けて受験生1300人を校外にいったん避難させた。警察署員が付近を捜索したものの不審物を見当たらず、10時から試験は開始された。山口警察署は威力業務妨害の疑いで捜査を始めた[14]。
- 2008年(平成20年)1月10日の午後4時10分ごろ、山口大学に男の声で、「明日2時に爆弾を仕掛けた。捜せ。」と電話があった。大学センター試験が間近に迫っていたこともあって、通報を受けた山口警察署員と大学職員が全キャンパスの施設を捜索したものの、不審物は見当たらなかった。しかし、捜索のために1月11日の全講義が休講となり、キャンパスが閉鎖される事態にまで発展した[15]。
- 2009年(平成21年)2月24日の午前11時から午後0時30分にかけて、山口大学に携帯電話から男の声で、「爆弾は5階、6階、7階だ」などという電話を4回行い、警察署員と大学職員が付近の捜索にあたった。しかし、不審物は見当たらなかった。警察は威力業務妨害の疑いで捜査を始め、宇部警察署は同年2月26日に宇部市在住の山口大学工学部4年生(当時)の男性を逮捕した。彼は「進学する大学院でまた勉強するのかと思うとストレスを感じた。ストレスを払うためにやった。」と容疑を認めた。山口大学は翌日の2月25日に国公立大学2次試験が行われる予定であったため、工学部では職員が校舎点検などの警戒に追われた[16]。
出典
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/3student(1).pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』14-15頁・17頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/File/intro/history.pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2010』4・5頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/File/intro/faculty.pdf (PDF, 国公立大学法人山口大学『山口大学要覧2010』12・13・16頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/18land(1).pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』42頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/11library.pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』35頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/File/intro/institute.pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2010』28-33頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/13accommodation(2).pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』36・37頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/14extra(1).pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』38頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/9agreements(1).pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』26・27頁)
- ^ http://www.yamaguchi-u.ac.jp/user_data/upload/Image/17extension(1).pdf (PDF, 国立大学法人山口大学『山口大学要覧2011』39頁)
- ^ 山大教授不正経理 物品869点を偽装購入 山口新聞
- ^ 不正経理 山口大学で物品架空発注 毎日新聞
- ^ 中国からのサイバー攻撃? HP改ざん相次ぐ, web R25, (2010-09-29) 2011年8月17日閲覧。
- ^ http://www.asahi.com/national/update/0225/022.html
- ^ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200801100348.html
- ^ http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090227k0000m040131000c.html
関連項目
外部リンク
座標: 北緯34度8分51.5秒 東経131度28分5.2秒 / 北緯34.147639度 東経131.468111度