雨森雅司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ツネマサ (会話 | 投稿記録) による 2016年4月3日 (日) 01:20個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎エピソード)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

あめのもり まさし
雨森 雅司
本名 雨森 雅夫
あめのもり まさお
生年月日 (1930-07-24) 1930年7月24日
没年月日 (1984-04-09) 1984年4月9日(53歳没)
出生地 日本の旗日本千葉県
民族 日本人
身長 168cm
ジャンル 俳優声優
活動期間 1950年代 - 1983年
テンプレートを表示

雨森 雅司(あめのもり まさし、1930年7月24日 - 1984年4月9日)は、日本の男性俳優声優千葉県出身。日本大学芸術学部映画学科中退。本名は雨森 雅夫(あめのもり まさお)。

来歴・人物

劇団戯曲座、劇団七曜会、劇団芸協を経て青二プロダクションに所属。テレビ草創期から声優として活動し始め、主に中高年男性の声を多く演じた。アニメ『天才バカボン』・『元祖天才バカボン』でのバカボンのパパ役が代表作だが、その他のアニメ作品(『愛してナイト』『ルパン三世』など)では脇役や敵役、悪役を数多く担当している。また、ハンナ・バーベラ・プロダクション作品の吹き替えでも多くの役を演じている。洋画作品の吹き替えではワード・ボンドを持ち役とし、アニメ作品同様、脇役や悪役、老人役などを担当している。声優としての活動が広く知られているが、舞台俳優としても多くの作品に出演している。

1984年4月9日肝硬変のため神奈川県川崎市聖マリアンナ医科大学病院で死去。53歳没。

エピソード

  • 1998年ソフト99フクピカのTVCM及び2015年第66回NHK紅白歌合戦の企画コーナー「アニメ紅白」の締めにバカボンのパパが登場しているが、声はいずれも雨森が演じるパパの音声を作品から抽出したものが使用された。
  • ナンシー関は、コラムの中で麻原彰晃の声を「“バカボンパパの人”に吹き替えてもらいたい」と台詞まで指定して書いたことがある。
  • たいへんな酒豪としても知られており、その事が肝硬変の発症と、53歳での早世につながる原因になった。
  • 最晩年、『イーグルサム』への出演時には体調悪化が深刻な状態で、肝硬変による腹水のため腹部が膨れ上がり、ズボンのチャックが上がらず椅子にも座れない状態だった[1]

後任

雨森の病気による降板後、もしくは死後、役を引き継いだ人物は以下の通り。

出演作品

太字は主役・メインキャラクター。

テレビドラマ

映画

  • 女子学園 ヤバイ卒業(1970年) - 久保

舞台

テレビアニメ

1965年

1966年

1967年

1968年

1969年

1970年

1971年

1972年

1973年

1974年

1975年

1977年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

劇場アニメ

1971年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

吹き替え

俳優

洋画・海外ドラマ

海外アニメ

邦画

人形劇

特撮

1971年

1974年

1976年

CM

脚注

  1. ^ 声優と健康 雨森雅司さん”. 声優裏話 (2005年10月12日). 2014年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月5日閲覧。
  2. ^ セガ・マークIII用ソフト『天才バカボン』のCM1988年制作)より担当。

外部リンク