大正駅 (大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Yuunar (会話 | 投稿記録) による 2012年6月1日 (金) 08:58個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

大正駅
JR駅舎
たいしょう
Taisho
所在地 大阪市大正区
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細
大阪市交通局駅詳細
テンプレートを表示

大正駅(たいしょうえき)は、大阪府大阪市大正区三軒家東一丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)、および同区三軒家西一丁目にある大阪市営地下鉄である。

JR西日本の大阪環状線と、当駅を起点とする大阪市営地下鉄の長堀鶴見緑地線との乗換駅となっている。長堀鶴見緑地線の駅には「N11」の駅番号が与えられている。

駅構造

JR西日本

JR 大正駅
たいしょう
Taishō
弁天町 (1.8 km)
(1.2 km) 芦原橋
所在地 大阪市大正区三軒家東一丁目8-18
北緯34度39分55.87秒 東経135度28分47.91秒 / 北緯34.6655194度 東経135.4799750度 / 34.6655194; 135.4799750
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 大阪環状線
キロ程 7.0 km(大阪起点)
電報略号 タセ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
20,299人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1961年昭和36年)4月25日
備考 直営駅
みどりの窓口
阪 大阪市内
テンプレートを表示

相対式ホーム2面2線を有するの高架駅で、分岐器絶対信号機がない停留所に分類される。改札口は1階にあり、コンコースの中央に設けられている駅務室を挟んで2か所にある。

2011年3月12日に行われたダイヤ改正により、全ての快速の停車駅となった。

新今宮駅が管理する直営駅であり、アーバンネットワークエリアに入っている。また、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。また、ICOCAの利用が可能である(相互利用対象ICカードはICOCAの項を参照)。

ホーム 路線 方向 行先
1 大阪環状線 内回り 新今宮天王寺奈良関西空港和歌山方面
2 大阪環状線 外回り 西九条大阪方面

長らくのりば番号が存在しなかったが、2006年10月中にのりば番号が付与された。

1997年の大阪ドーム(現在の京セラドーム大阪)完成にあわせてJR西日本の駅の中では早い1997年3月から自動改札機が導入されていた[1]。また、自動改札機が導入後しばらくは、それまで改札で切符を切っていた駅員が「立ち止まらないでください」と案内をする様子が見られた。

大阪市営地下鉄

大阪市営地下鉄 大正駅
たいしょう
Taisho
所在地 大阪市大正区三軒家西一丁目2-1
駅番号  N11 
所属事業者 大阪市交通局大阪市営地下鉄
所属路線 長堀鶴見緑地線
キロ程 0.0 km(大正起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1997年平成9年)8月29日
テンプレートを表示

島式ホーム1面2線を持つ地下駅。改札口は心斎橋寄りの1か所のみである。

PiTaPaスルッとKANSAI対応各種カードの利用が可能である(相互利用対象ICカードはPiTaPaの項を参照)。長堀鶴見緑地線は将来鶴町方面へ延伸の予定が大阪市交通局より示されている。

駅のデザインテーマは、川に囲まれた大正区を表す「川面の交歓(かわものこうかん)」。

ホーム 路線 行先
1 長堀鶴見緑地線 心斎橋京橋門真南方面
2 長堀鶴見緑地線 (降車専用ホーム)

この駅での列車折返しは引上線方式となっている。到着した上り列車は2番線に入線して乗客を降ろした後、その先にある引上線にて折返しを行い、門真南方面行として改めて1番線に入線する。

利用状況

  • JR西日本 - 大阪府統計年鑑によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 一日平均
乗車人員
1997年 33,313
1998年 27,772
1999年 26,379
2000年 25,258
2001年 25,234
2002年 24,084
2003年 23,546
2004年 23,105
2005年 23,250
2006年 23,320
2007年 23,061
2008年 23,732
2009年 20,969
2010年 20,299

駅周辺

木津川と道頓堀の合流(大正橋から)

大正区内には沖縄県出身者のコミュニティがあり、駅周辺には沖縄料理店が点在する。なお、大正駅は大正区北端にあるため、区内の交通手段は主に市バスとなっている。

駅の北東で、木津川道頓堀が合流し、木津川と尻無川岩崎運河)に分かれる。

バス路線

大阪市営バスが運行しており、主に大正通を経由して大正区内方面へのバスが多数運行されている。最寄り停留所は大正橋停留所。バス乗り場は多数あり、詳しくは外部リンクを参照。

1998年10月の調査結果では、大正橋停留所の1日の乗車人員(平日)は12630人である。これは、大阪市営バスの停留所中、2位である。

歴史

現在の大阪環状線にあたる鉄道路線は、関西本線の貨物支線として1928年に開通していたが、旅客線化は30年以上後の大阪環状線成立時である。それまでの大正付近の足は市電か市営バスだけであった。

隣の駅

西日本旅客鉄道
大阪環状線
大和路快速・関空快速・紀州路快速・快速・B快速
弁天町駅 - 大正駅 - 新今宮駅
区間快速・直通快速・普通
弁天町駅 - 大正駅 - 芦原橋駅

2011年3月12日のダイヤ改正まで関空/紀州路快速・大和路快速は通過していた(イベント開催時に臨時停車することはあり)が、同日のダイヤ改正で、いずれの快速も停車するようになった。

大阪市営地下鉄
長堀鶴見緑地線
大正駅 (N11) - ドーム前千代崎駅(京セラドーム大阪)(N12)

脚注

関連項目

外部リンク