佐田玄一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Sinshimoda (会話 | 投稿記録) による 2016年3月4日 (金) 06:21個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

佐田 玄一郎
さた げんいちろう
生年月日 (1952-12-22) 1952年12月22日(71歳)
出生地 日本の旗 群馬県前橋市
出身校 北海道大学工学部
前職 会社員
所属政党 自由民主党額賀派
称号 学士(工学)
親族 祖父・佐田一郎(元参議院議員)
公式サイト 公式サイト

内閣 第1次安倍内閣
在任期間 2006年9月26日 - 2006年12月28日

選挙区旧群馬1区→)
比例北関東ブロック→)
群馬1区→)
(比例北関東ブロック→)
(群馬1区→)
(比例北関東ブロック→)
群馬1区
当選回数 9回
在任期間 1990年2月19日 - 現職
テンプレートを表示

佐田 玄一郎(さた げんいちろう、1952年12月22日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(9期)。

安倍内閣内閣府特命担当大臣(規制改革担当)を務めた他、総務副大臣第1次小泉内閣)、衆議院議院運営委員長(第66・74代)、衆議院総務委員長等を歴任した。

参議院議員佐田一郎は祖父。元佐田建設社長の佐田武夫は父。

来歴・人物

生まれ

群馬県前橋市生まれ。群馬県立前橋高等学校北海道大学工学部卒業。1979年、大学卒業後の4月、鉄建建設に入社[要出典]

政治家として

1990年第39回衆議院議員総選挙旧群馬1区(定数3)から自民党公認で出馬し、日本社会党田邊誠、自民党の尾身幸次に次ぐ3位で初当選。当選後は、同郷の小渕恵三が所属する平成研究会に入会[要出典]1993年第40回衆議院議員総選挙では尾身に次ぐ2位で再選。

1995年村山改造内閣大蔵政務次官に就任。小選挙区比例代表並立制導入後初めて実施された1996年第41回衆議院議員総選挙では、旧群馬1区でライバル関係にあった尾身幸次が群馬1区から出馬し、佐田は比例北関東ブロック単独で立候補する住み分けがなされた。同年、文部政務次官に就任。第41回衆議院議員総選挙以降、コスタリカ方式により尾身、佐田が群馬1区、比例北関東ブロックから交互に出馬している。2000年第42回衆議院議員総選挙では群馬1区から出馬し、3選。

政治資金問題による国務大臣辞任

2001年第1次小泉内閣総務副大臣に任命された。2005年衆議院議院運営委員長に就任。2006年安倍内閣内閣府特命担当大臣(規制改革担当)に任命され初入閣。あわせて国・地方行政改革公務員制度改革、地域活性化、道州制を担当する国務大臣も兼務した。2006年12月25日、自身の政治団体「佐田玄一郎政治研究会」が1990年から2000年までの10年間、実態のない架空の事務所費を計上し、約7800万円を支出したとする虚偽の政治資金収支報告書を提出していた問題が発覚[1]。佐田の公設第1秘書の証言によれば、同団体には活動実態が無く、1990年から1999年までに活動費として収支報告書に記載していた2億1300万円についても虚偽記載の可能性が指摘され[2]、佐田は同年12月27日に閣僚を辞任した[3](後任は渡辺喜美)。2009年第45回衆議院議員総選挙では比例北関東ブロックから出馬し、7選。一方、群馬1区から出馬した尾身は落選し、その後政界引退を表明した。

女性問題による衆議院運営委員長辞任

2012年10月、安倍晋三総裁の下で自民党財務委員長に就任。同年12月の第46回衆議院議員総選挙では群馬1区から出馬し、8選。当選後、衆議院議院運営委員長に就任。2013年6月、週刊新潮に女性問題を報じられたため引責辞任[4][5]。同誌の報道記事は「『佐田玄一郎』常習的買春の現場報告」と題するもので、壇蜜を彷彿とさせる20歳の女子大生と1回4万円で援助交際していたとの内容であり、佐田が背広姿で湯島ラブホテルから出てくる写真も掲載されていた[6]。役職を辞任するのは前述の事務所経費問題に続いて2回目で、いずれも安倍政権下であった。

現在

2014年第47回衆議院議員総選挙で群馬1区から出馬し、無所属上野宏史に7000票差まで迫られながらも9選。なお、この選挙で公明党は他の群馬県内の自民党候補に推薦を出す中、佐田陣営が比例北関東ブロック単独で出馬した自民党の尾身朝子(尾身幸次の長女)と連携する方針を示したことや、自民党公認をめぐって混乱がみられたことを理由に佐田を推薦しなかった[7]

政策

  • 2014衆院選 毎日新聞候補者アンケートによると
    • 憲法改正と集団的自衛権の行使に賛成。
    • アベノミクスを評価する。
    • 軽減税率の導入に賛成。
    • 原発は日本に必要。
    • 河野談話を見直すべきとしている。
    • ヘイトスピーチを法律で規制することに賛成。[8]
  • 2002年に、例外的に夫婦の別姓を実現させる会に賛同している。一方、2014年のアンケートでは、選択的夫婦別姓制度導入にどちらかというと反対[9]、としている。

所属団体・議員連盟

脚注

外部リンク

議会
先代
髙木義明
川崎二郎
日本の旗 衆議院議院運営委員長
第74代:2012年 - 2013年
第66代:2005年 - 2006年
次代
高木毅
逢沢一郎
先代
遠藤武彦
日本の旗 衆議院総務委員長
2002年 - 2004年
次代
実川幸夫
公職
先代
中馬弘毅
日本の旗 内閣府特命担当大臣(規制改革担当)
第6代:2006年
次代
渡辺喜美
先代
遠藤和良
小坂憲次
日本の旗 総務副大臣
若松謙維と共同
2002年
次代
若松謙維
加藤紀文