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JRバス

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シンボルの「つばめマーク」

JRバス(ジェイアールバス)は、JR旅客鉄道会社6社の子会社が運行するバスの総称である。略称JR-B

元は、日本国有鉄道鉄道路線未成線)の先行開業などとして運行していた国鉄バスを、1987年4月の分割民営化に際して、JR旅客鉄道会社が事業を引き継いだものである。民営化時の合意により、本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)は翌年4月に子会社を設立してバス事業を譲渡したが、3島会社(JR北海道、JR四国、JR九州)については、当面直営とされた。その後、3島会社のバス事業も子会社に譲渡され、2004年のJR四国を最後に、バス事業の分社化が完了している。

近年では沿線の過疎化により、ジェイ・アール北海道バスの札幌都市圏路線などの例を除いて一般路線バスは全体的に縮小傾向にあり(もともと赤字路線が多かったため)、特にジェイアール東海バスでは一般路線バス事業から全面撤退している。その一方で高速バスには積極的に力を入れ、昼特急や夜行高速バス「ドリーム号」のようなドル箱路線が東名名神を走行する路線を中心に多数存在している。

社名について、発足当時はアルファベットを社名登記できない事情もあり、社名をジェイアール(北海道はジェイ・アール)とカタカナで表記している。

沿革

民営化以前は国鉄バスを参照。

代表的な車両

一般路線用車両

高速用車両

JRバス東北、JRバス関東、JR東海バス、中国JRバスは4社共通したカラーリングの車両が在籍。

車両所有台数

  • ジェイ・アール北海道バス 280台(1987年)→333台(1996年)→447両(2005年)→457両(2008年)
  • ジェイアールバス東北 371台(1996年)→245両(2005年)
  • ジェイアールバス関東 492両(1988年)→536両(2002年)→532両(2005年)→504両(2008年)
  • ジェイアール東海バス 170両(2005年)
  • 西日本ジェイアールバス 574台(1988年)→365台(1995年)→293両(2005年)→294両(2008年)
  • 中国ジェイアールバス 372台(1988年)→361台(1995年)→280両(2005年)→281両(2008年)
  • ジェイアール四国バス 158台(1996年)→125両(2005年)→130両(2008年)
  • ジェイアール九州バス 236台(1996年)→160両(2005年))→151両(2008年)

関連項目

参考文献

  • バスジャパン・ハンドブックシリーズ3「西日本ジェイアールバス」(1995年・BJエディターズ)
  • バスジャパン・ハンドブックシリーズ5「中国ジェイアールバス」(1996年・BJエディターズ)
  • バスジャパン・ハンドブックシリーズ8「北海道旅客鉄道」(1996年・BJエディターズ)
  • バスジャパン・ハンドブックシリーズ9「四国旅客鉄道・九州旅客鉄道」(1996年・BJエディターズ)
  • バスジャパン・ハンドブックシリーズ20「ジェイアールバス東北」(1997年・BJエディターズ)
  • バスジャパン・ニューハンドブックシリーズ37「ジェイアールバス関東」(2002年・BJエディターズ)