爽健美茶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

爽健美茶(そうけんびちゃ)は、日本コカ・コーラが販売している清涼飲料水1993年に「茶流彩彩 爽健美茶」として発売された。商品名は「爽やかに、健やかに、美しく」から。

日本のブレンド茶市場の72%を占めている1位の人気商品。なお、2位は十六茶である。

概要[編集]

原材料に緑茶ハトムギ大麦チコリー玄米ドクダミはぶ茶プーアル茶キヌア明日葉大麦若葉発芽玄米の12種類の素材を使用している(爽健美茶緑茶ブレンドは9種類)。過去の製品には、CMソングにもあった通り「ハトムギ、玄米、月見草、ドクダミ、はぶ茶、プーアル、チコリー、緑茶、大麦、南蛮黍」(後にびわの葉も含まれる)がブレンドされていた。

当初はアサヒ飲料十六茶の対抗商品として企画されたが、ライバルの売り上げを上回る大成功を収め、定番商品として茶飲料の一大メガブランドに成長した。

コンビニエンスストアでは、取扱いのない店舗がないとまで言われるほどの流通量で、故に愛好者も多い。自動販売機などでは、夏季には甘いコーヒーやジュース類よりも好まれるため、看板商品のコカ・コーラジョージアよりも、多く並んでいることがある。

2007年2月に初の季節限定品「ビューティープラスシリーズ」を立ち上げ「オリエンタルスタイル」を発売。以降も同年6月に「ヴィーナスホワイト」、同年9月に「オータムヴィーナス」、同年11月に「ウィンターヴィーナス」が順次発売された。2008年も「ビューティーリゾートシリーズ」として派生シリーズが設定され、2月に「オリエンタル・フラワー・リゾート」を、同年6月には「オーシャンブリーズ」が発売された。

同年8月、「爽健美茶 五穀」を発売。大麦、玄米、大豆、あわ、きびの五種類の穀物で構成されており、食事との相性を考え、おいしさを引き立てるというコンセプトで開発された。「爽健美茶」にはわずかながら原材料由来のカフェインが含まれているが、こちらの製品には茶葉が一切含まれていないため、カフェインやタンニンが入っていない。

2009年8月には男性向け製品の「爽健美茶 黒冴(くろさえ)」を発売。烏龍茶の一種である武夷岩茶(ぶいがんちゃ)をベースに、黒豆、黒ごま、黒米の黒素材やプーアル茶、発芽玄米など9種類をブレンドした濃いめの味わいである。

2013年4月には発売20周年の節目を迎えるにあたり、黒ごまとヨモギを加えてよりスッキリとした味わいとし、緑茶やプーアル茶を省いたことでカフェインゼロ設計になった「爽健美茶 すっきりブレンド(あたらしい味)」を発売(本品は緑茶・プーアル茶だけでなく、発芽玄米、びわの葉、杜仲葉も省かれている)。その際、現行の「爽健美茶(いままでの味)」も併売し、消費者からの投票でより多くの支持を得た製品を今後の「爽健美茶」として発売するキャンペーンとして「爽健美茶 国民投票」が行われた[1]。同年5月20日の結果発表で新たに発売された「爽健美茶すっきりブレンド」がより多くの支持を集めたため、2013年度の「爽健美茶」とすることとなった。同年6月17日に「爽健美茶 国民投票」の結果に基づく「爽健美茶」からのリニューアルの形で「爽健美茶すっきりブレンド」のサイズラインナップを拡大した。ホットタイプも同様にカフェインゼロの「あったかブレンド」が同年9月に発売された。

原材料[編集]

2013年現在

爽健美茶すっきりブレンド(計12種)

はとむぎ・玄米・大麦・なんばんきび・黒ゴマ・どくだみ・はぶ茶・チコリー・月見草・大麦若葉・明日葉・よもぎ

爽健美茶 黒冴(計7種)

ウーロン茶・プーアル茶・緑茶・玄米・チコリー・黒豆・黒ごま

異物混入事件[編集]

2008年4月、花王の緑茶製品ヘルシアに除草剤の成分である「グリホサート」が検出される事件があったが、それに続き爽健美茶に2度、同じ手口と思われる形でグリホサートが検出された。いずれもそれを飲んだ人の体調不良の訴えがあり、通報の後発覚した。飲料を製造する工場ではそもそも除草剤に類するものを扱っておらず、第三者による混入が疑われるも警察のこれまでの捜査において原因や犯人につながる証拠は見つかっていない。

歴史[編集]

  • 1993年 茶流彩彩ブランドより販売開始(当初は340g缶のみの設定で、九州地区限定のテスト販売だった)。
  • 1994年 全国発売し、190g缶と2Lペットボトルを追加。
  • 1997年 500mlペットボトルを追加。
  • 1999年 大ヒットを記録し、茶流彩彩ブランドから独立。
  • 2002年 パッケージ変更。
  • 2004年 モデルチェンジが行われるとともに「爽健美茶緑茶ブレンド」販売開始。
  • 2005年 ホット用の新製品「深み香ばし爽健美茶」販売開始。
  • 2006年1月 - 発芽玄米・大麦若葉・明日葉・キヌアを加えてリニューアル。500mlペットボトルは握りやすさを追求した「フィットボトル」となる(従来仕様も「リーフボトル」として併売)。
  • 2007年 期間限定品「ビューティープラスシリーズ」を順次発売(いずれも500mlペットボトルのみの設定)。
    • 2月 - 第1弾「爽健美茶 オリエンタルスタイル」(烏龍茶をベースに、メイクイカ、シソの葉、ハイビスカスなど9種類をブレンド)
    • 6月 - 第2弾「爽健美茶ヴィーナスホワイト」(ジャスミン茶、白茶バラの花(ローズレッド)など10種類をブレンド)
    • 9月 - 第3弾「爽健美茶オータムヴィーナス」(烏龍茶、紅茶、緑茶、アロエカミツレなど12種類をブレンド)
    • 11月 - 第4弾「爽健美茶ウィンターヴィーナス」(ドクダミみかんの皮、ダンデリオン、レモンの皮など13種類をブレンド)
    • なお、「爽健美茶ヴィーナスホワイト」の発売と同時に、通常品の「爽健美茶」には「フィットボトル」を採用した小容量サイズ350mlペットボトルを追加発売した。
  • 2008年 派生シリーズ「ビューティーリゾートシリーズ」を順次発売。
    • 2月 - 第1弾「爽健美茶オリエンタル・フラワー・リゾート」(烏龍茶をベースに、ハイビスカス、グァバ茶など9種類をブレンド。本品は小容量サイズの280mlペットボトルも設定される)
    • 6月 - 第2弾「爽健美茶オーシャンブリーズ」(オリーブ葉、レモンピール、オレンジピール、レモングラスなど13種類をブレンド、500mlペットボトルのみの設定)
    • 8月 - 食事と一緒に楽しむというコンセプトのもとに開発した「爽健美茶 五穀」を発売(280mlペットボトル、500mlペットボトル、2Lペットボトルの3サイズを設定)。
  • 2009年
    • 2月 - 発売15周年を記念し、500mlペットボトルに1999年当時、2002年当時、2004年当時のラベルデザインを再現した復刻ラベルを数量限定発売。併せて、「爽健美茶」2Lペットボトルに「ecoるボトル ラク持ち」を導入。
    • 4月 - 「爽健美茶」・「爽健美茶 五穀」をモデルチェンジし、「爽健美茶 五穀」の2Lにも「ecoるボトル ラク持ち」を導入。
    • 8月 - 初の男性向け商品「黒冴」を発売。
    • 12月 - 「黒冴」に2Lペットボトル(「ecoるボトル ラク持ち」採用)を追加発売。
  • 2010年
    • 3月 - 「爽健美茶」350mlペットボトル・500mlペットボトル及び「爽健美茶 黒冴」500mlペットボトルを植物由来素材一部使用ボトル「プラントボトル」へ切替。
    • 7月 - 軽く絞ってつぶれる「ecoるボトル しぼる」を採用した550mlペットボトルをCVS限定で発売。
    • 8月 - ホット専用の新製品「香りと深みの爽健美茶」を発売、「爽健美茶 黒冴」は黒豆・黒ごま・黒米の増量と烏龍茶に黄金桂を追加するリニューアルを実施。
    • 9月 - アメリカで発売開始(ただし、日本国内と仕様が異なり、5種類のフレーバーが設定されている)[2]
  • 2011年
    • 2月 - リニューアル発売。大麦若葉と明日葉を新たに加える。
    • 9月 - ホット製品をリニューアルし、「爽健美茶」に名称を統一。併せて、350mlペットボトルは従来の角形から丸型に変更。
  • 2013年
    • 4月 - 「爽健美茶 すっきりブレンド(280mlペットボトル、500mlペットボトルのみの設定)」を発売。本製品を「あたらしい味」、併売される現行品の「爽健美茶」を「いままでの味」とし、消費者からの投票で「爽健美茶」の今後を決める「爽健美茶 国民投票」も併せて実施。
    • 5月 - 前述の「爽健美茶 国民投票」の結果、新たに発売した「爽健美茶 すっきりブレンド」が多くの支持を得て2013年度の「爽健美茶」とすることを決定した。
    • 6月 - 従来の「爽健美茶」をリニューアルする形で同年4月に発売した「爽健美茶 すっきりブレンド」のサイズラインナップを拡大し、新たに缶入り3サイズ(160g・245g・340g)、ペットボトル3サイズ(300ml・1L・2L)の計6サイズを追加発売。
    • 9月 - ホット製品の新製品「爽健美茶 あったかブレンド」を発売。「爽健美茶 すっきりブレンド」同様にカフェインゼロとなる。
  • 2014年
    • 2月 - 全国発売20周年を記念して、1994年発売当時のパッケージデザイン並びに味わいを再現した「爽健美茶 復刻ブレンド」を期間限定で発売(500mlペットボトル、2Lペットボトルのみの設定)。素材も1994年発売当時と同じ10種類をブレンドしている。
    • 6月 - 「爽健美茶 すっきりブレンド」の500mlペットボトルを25ml増量し、525mlペットボトルとしてリニューアル発売。

歴代イメージキャラクター(爽健美人)[編集]

その他出演者[編集]

キャンペーン[編集]

爽健美茶ご愛飲キャンペーンとして招待制のコンサートを主催。

また、ブランドを超えた新たな試みとして、2009年9月から12月にかけて実施された「NEWジョージアカタログ」へ応募ができるようになった(ポイントシールがついた500ml以下のPET製品が対象)。なお、対象の「爽健美茶」に付いていたポイントシールは未登録で且つ有効期限内であれば、「ジョージア ポイントプログラム」に貯める事ができ、以降に実施される「ジョージア」のキャンペーンへの応募に使うことができる。

2010年からmixiとのコラボを実施。[3]ポイントシ-ルでビンゴ大会を行っている。また、参加賞としてサンシャイン牧場のレアアイテム「爽健美茶の種」をもらうことができる。

2013年には「爽健美茶 国民投票」と題し、従来製品と新製品を比較して消費者の声を反映させるキャンペーン[4]も実施している。

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ これはかつてアメリカ本社がカンザス計画と題してコカ・コーラの味を刷新した際、旧来の味を併売しなかったために消費者の不評を買い、わずか3か月で旧来の味を復活させた経緯があるため、リニューアルが裏目に出てシェア縮小を招く事態を防止するために取り入れたとされる。- 2つの爽健美茶!新製品戦略もA/Bスプリットの時代?(All About)
  2. ^ [「爽健美茶」が、米国で新発売] - 日本コカ・コーラ ニュースリリース 2010年10月28日(2013年5月30日閲覧)
  3. ^ http://www.rekoo.co.jp/sunshine_ranch.html
  4. ^ みんなの すこやかな ミライのために 爽健美茶 国民投票