市場占有率

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市場占有率(しじょうせんゆうりつ)とは、ある特定の市場全体の中で、ある企業商品サービスがどれくらいの割合を占めているかを示す比率である。市場シェアマーケットシェア: market share)、シェアなど他にも幾つかの呼称があるが、市場シェアという呼称が広く用いられている。

概要[編集]

市場占有率は、ある特定の市場全体の売上高や生産台数の内、一企業単独の売上高や生産台数が占める割合を示す。例えばある市場全体の総売上高が100億円、その中の一社の売上高が20億円だとすれば、その企業の市場占有率は20%ということになる。

市場占有率を求める場合の市場には厳密な定義はなく、単位(売上高、販売台数など)、期間(1年間、通算など)、地域(国内、海外など)、商品やサービスの区分は、市場占有率を求める目的によって定義される。

例えば以下のような市場占有率がありえる。

下二つは、日本国内の携帯電話産業という点では共通だが、期間(1年間と通算)や対象(新規契約者数と契約者数)は異なるので、得られる市場占有率も異なるものになる可能性がある。

英語との違い[編集]

英語ではビジネスの場面でシェア(share)という言葉を用いる場合、普通は株式のことを指す。文脈によっては特に株価を意味する。市場占有率はマーケットシェア(market share)であり、シェアとは略さない。シェアという言葉を市場占有率の意味で用いるのは日本に特有の用法である。

市場占有率の位置づけ[編集]

市場占有率を高めることによって業界の優位にたてると考えた企業の中には、利益を度外視してでもまずは市場占有率を高め、その後に利益を得ようと、画策・割引販売などを実行するところもある。 市場占有率を上げることによって得られる効果には、次のようなものがある。

  • 市場に対する影響力(発言力)の拡大
  • 顧客の囲い込み

関連項目[編集]