リースリング

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リースリング

リースリング(Riesling)は、ドイツにおいて最も重要な地位を占める白ワイン用ぶどう品種である。

概要[編集]

ドイツでは1995年までは収穫率の良いミューラー・トゥルガウが栽培高1位だったが、1996年の統計ではリースリングがこれに代わっている。現在、世界でおおよそ5万ヘクタール弱の栽培面積をもつ。リースリングは冷涼地での栽培が望ましく、粘板岩、石灰岩、火成岩土壌に適応し晩熟で耐寒性に優れる。

ドイツでは糖度による格付けのためリースリング種のワインは甘口に仕立てられることも多く、花のような、強くて上品な香りと心地よい甘みがあり、とくに最高級品のトロッケンベーレンアウスレーゼTrockenbeerenausleseは、クローバーの蜂蜜のようなまったりとした香味がある。世界的な辛口嗜好から、現在ではドイツにおいても辛口リースリングの生産量が多くなってきている。隣国オーストリアにおいてもリースリングは栽培されており、こちらは伝統的に辛口ワインに仕立てるのが主である。

フランスのアルザス地方(アルザスワイン参照)においてもリースリングは主要品種の一つであり、一部の特別なワイン(ヴァンダンジュ・タルティブやセレクション・ド・グラン・ノーブル)を除き辛口に仕立てられることが多い。7種あるセパージュワインの中では最もこくのあるワインになる。

アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどのニューワールドで作られているが、ドイツ、アルザス、オーストリアの最高級品にせまるようなワインは今のところできていない。オーストラリアのエデン・ヴァレー産のワインには上質なものもある。

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