ピノタージュ
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ピノタージュ(Pinotage)は、南アフリカ共和国で作出された赤ワイン用ブドウ品種の一つである。1925年、ステレンボッシュ大学の教授だったアブラハム・イツァーク・ペロルド(Abraham Izak Perold、1880年 - 1941年)により、ピノ・ノワールとサンソーの交配種のなかから選抜された。ピノ・ノワールはブルゴーニュの『偉大なワイン』を作る品種として知られているが、暑さや病虫害に弱く、ブルゴーニュ以外の地方ではその真価を発揮しにくい。一方、フランスのローヌ地方で作られるサンソーは、丈夫で豊産の名品種だが、いわば南仏の人たちが水代わりに飲んでいたワイン用のブドウである。丈夫で栽培しやすく、しかも高品質の品種として発表されたもので、ピノ・ノワールと、サンソーの南アフリカでの別名エルミタージュ(Hermitage)の半分ずつをとって、ピノタージュと名付けられた。南アフリカでこの品種によるワインが多く出回るようになったのは1980年代になってからだが、アパルトヘイトを巡る経済制裁などから、日本で知られるようになったのは、1994年にネルソン・マンデラが大統領に就任して南アフリカに黒人政権が誕生し、同国との貿易が再開されるようになってからである。ピノタージュのワインは、非常に濃い鮮やかな赤で、スモーキーな香り、木いちごやドライフルーツ、あるいは茸のようなやや泥臭いアロマといわれ、酸味が強く、渋みもしっかりしている。南アフリカでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとならび称せられる赤ワイン用品種となっている。