ゲヴュルツトラミネール
ゲヴェルツトラミネール(Gewürztraminer)は、ワイン用ぶどう品種である。果皮は灰色を帯びたピンク色をしているが、作られるワインはすべて白である。
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[編集] 起源
Gewürzとは、ドイツ語でスパイスつまり香辛料の意味で、ライチの香り、グレープフルーツまたは藤色のバラの香りとも表現される非常に強いアロマに由来する。一方、Traminerは、南チロル地方の村Tramin(現在もイタリアのトレンティーノ・アルト・アディージェ州に人口約3200人の村として存在する)に由来し、現在も南チロルの一部では栽培が続けられている。
これが近世になってから、ドイツのファルツを経由して、フランスのアルザスやジュラに持ち込まれたとされている。
[編集] サヴァニャンとゲヴェルツトラミネール
フランスのジュラに、サヴァニャン(Savagnin)という、果皮がピンク色のぶどう品種があり、黄ワインや麦わらワインと呼ばれる高級白ワインに仕立てられているが、この品種の別名がTraminerといい、ゲヴェルツトラミネールと別品種扱いをされているものの、ほとんど変わりがないといわれている。
[編集] アルザスワイン
現在この品種を最も多く栽培し、世界的に知られているのがフランスのアルザス地方である。非常に強い、しかし上品なアロマをその特徴とするこのワインは、リースリング、ピノ・グリとともに、アルザスを代表する高級ワインとなっている。通常は引き締まった辛口に仕立てられるが、ぶどうを遅摘みにしたり(vendange tardive)、または、貴腐化したぶどうを手摘みする(sélection de grains nobles)ことにより、甘口の超高級デザートワインが作られることがある。
アルザスでは、この品種のワインを蒸留し、香りを生かすために、樽に貯蔵せずに透明のまま瓶詰めされた独特のブランデーも作られている。
[編集] そのほかの栽培地域
ドイツとオーストリアでは、この品種から、アウスレーゼクラスの甘口高級ワインが作られている。
栽培面積の多いのは、アメリカ合衆国のカリフォルニア州からオレゴン州にかけてで、そのほかにイタリア・クロアチア・カナダ・チェコ共和国・オーストラリア・南アフリカ共和国・チリなどでも作られている。
[編集] 関連項目
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