サクラクレパス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
株式会社 サクラクレパス
Sakura Color Products Corp.
Sakura Color Products (Head Office).jpg
本社ビル
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
540-8508
大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-6-20
設立 1921年5月29日
業種 その他製品
事業内容 文房具製造業
代表者 代表取締役社長 西村彦四郎
資本金 9000万円
従業員数 1200人
決算期 12月20日
外部リンク http://www.craypas.com/
テンプレートを表示

株式会社 サクラクレパス (Sakura Color Products Corp.) は、大阪市中央区森ノ宮に本社を置く文具メーカーである。

概要[編集]

1921年佐武林蔵佐々木昌興(『クレパス』開発・命名者)ら義兄と共同で「日本クレイヨン商会」を創業。「桜クレイヨン商会」に改称後、1925年に世界初のオイルパステル『クレパス』を発明。1934年に「クレパス本舗桜商会」と改称、1970年に現在の社名となる。

代表的商品にはクレパスの他、1950年発売の半透明水彩絵具『マット水彩』や、1973年発売の全芯色鉛筆クーピーペンシル』、1982年発売の世界初の水性顔料インクサインペン『ピグマ』、1984年発売の世界初の水性ゲルインクボールペン『ボールサイン』など、新開発の商品が多い。

画材は学童用品が主であるが、創業直後は油絵具の製造もした[1]。1970年に専門家用画材の「ヌーベル」ブランドを発足、1991年にオランダの老舗絵具メーカーロイヤルターレンス英語版買収後は、関連会社のターレンスジャパンが専門家用画材を販売している。その他、消しゴム製造のラビット社(大阪)、鉛筆製造など総合文具のブランジールオランダ語版社(オランダ)などがグループにある。

創業者の佐武は元成城学園教師で、山本鼎(創業後役員に招聘)の自由画教育運動に触れ国産画材製造のため独立・創業。退社後に教育美術振興会などを創設、美術教育に貢献した。経営は1937年の西村齊次郎社長以降、1940年の西村俊一、1981年の西村貞一(現会長)、2014年の西村彦四郎と、西村家による同族経営企業である。また藤山愛一郎の娘婿として知られている西村健三(元三菱重工業取締役)は貞一の叔父に当たり、貞一の妹は元皇族の久邇朝建久邇宮朝融王の第2皇子)に嫁いでいる。

みどり会の会員企業。

クレパスの登録商標[編集]

  • クレパスは日本において商標登録されている(登録商標第167993号ほか)。
  • クレヨンの当該項目にも掲載されているように、フランス語のパステル鉛筆を意味する「クレヨン・パステル」から取ったという説もあるが、同社がパステルの色のよさとクレヨンの定着性のよさを生かした色彩を研究・開発した画材ということで、「クレヨン」や「パステル」のような一般名詞ではなく、これらの語から新たに作られた語であるため、クレパスが登録商標となっている。同社ホームページでも「クレパスと呼べるのはサクラだけです」と説明している。外国では「オイルパステル」と呼ばれている(ただし、韓国ではクレパス(크레파스)と呼ばれており、標準国語大辞典に登録されている。中国朝鮮語でもクレパスと呼ばれている[2])。
  • 同社商品にはクレパスとは別に「サクラクレヨン」が存在する。「クレヨン」が蝋分が多くて硬めなのに対し、「クレパス」は油脂分が多く柔らかめである[3][4]

主な商品[編集]

SAKURA HI CRAY-PAS
クーピーペンシル
  • サクラクレパス
  • サクラクレヨン
  • クーピーペンシル
  • ボールサイン(水性ボールペン)
  • クリアファイル
  • パスケース
  • マーカー
  • ホワイトボード
  • ピグマ/ピグマックス
  • マイネーム
  • 電子黒板
  • 遊健具(遊健運動プログラム)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 清水靖子, 日本の油絵具発達史, サクラクレパス, 2013年10月, 2015年3月10日閲覧.
  2. ^ 조선어문 1학년 상권, 14p, 연변교육출판사, 2007
  3. ^ クレパスとクレヨンの違い”. 画材の違いについて. 株式会社サクラクレパス. 2010年10月15日閲覧。
  4. ^ 亀川學, 絵具講座 (第VIII講) クレヨン・パス, J. Jpn. Soc. Colour Mater. (色材), 75 (10), pp. 500-504, 2002, 色材協会.

参考文献[編集]

外部リンク[編集]