ドットイートゲーム
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ドットイートゲームとは、コンピュータゲームのアクションゲームのジャンル。敵の追跡から逃れつつ、迷路内に敷き詰められた目標(大抵はドットで表現される)の上を通過することで消していくゲームである。
概要
[編集]1979年発表の『ヘッドオン』(セガ〈後のセガ・インタラクティブ〉)が元祖とされるが、翌1980年発表の『パックマン』(ナムコ〈後のバンダイナムコエンターテインメント〉)が世界的に大ヒットした。
同年発表の『ラリーX』(ナムコ)からはグラフィックの向上により、目標がドットではなく旗(フラッグ)となるうえ、画面上に敷き詰められるのでなく何か所(『ラリーX』の場合は10か所)に配置されるゲームも登場した。これは厳密にはドットイートではないので、ドットイートタイプとも呼ばれ、さまざまなアクションゲームに継承された。
『ロードランナー』など一部のアクションパズルゲームも、このドットイートタイプを発展させたものである。
主なドットイートゲーム
[編集]ヘッドオン式
[編集]→詳細は「ヘッドオン」を参照
『ヘッドオン』は自キャラクターが黄色・敵が赤・通路が青だったため、以下のドットイートゲームにおいても比較的初期に出たものは、カラーリングにその影響が見られるゲームも多い。
ヘッドオンの亜流
[編集]乗物でドットを消すというスタイルは変わらないが、コース形態などを変えたもの。
- ヘッドオンII(セガ)
- この節の加筆が望まれています。
- カーハント(セガ)
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- ドットリ君(セガ)
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- レッドタンク(シグマ→後のKeyHolder)
- 上記4ゲームについては「ヘッドオン」を参照。
- キャプテンスタントマン(日本バーリー)
- コースが砂時計状をしており(交差部は平面交差)、一定時間内にミサイルを発射して敵を倒せるなど、零細メーカーにしてはデザイン・フィーチャー(ゲームシステムや演出)が優れていた。
- サファリーラリー(新日本企画→後のSNK)
- 自分の車が画面下部に固定されており、コースや敵の車が縦スクロールする。当時の新日本企画は『インベーダー』のライセンスを受けた事から、テーブル筐体までタイトーと同じものを使っており、このゲームの移動レバーは左右2方向の為、『インベーダー』の筐体を流用していた。
- スペースチェイサー(タイトー)
- 自キャラクターが飛行機、敵がミサイルとなっている。またゲーム中のサウンドは飛行機らしからぬコミカルな音となっていた。
- ローリングクラッシュ(日本物産)
- コースが8の字で、進行方向を変えられるシャッターゾーンなどのアレンジが行われている。スペースインベーダー基板を使用しており、『ムーンエイリアン』(『ギャラクシアン』のライセンス生産)と2in1筐体になっている。このゲームもレバーは左右2方向で、レバーを左右に入れる事でゲームを選択する。
- メイズ(レジャック)
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- レイメイズ(タイトー)
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その他のドットイート
[編集]- パックマンシリーズ(ナムコ)
- 続編・コピーゲーム・電子ゲームなどシリーズの主な詳細は「パックマン」を参照。
- クルクルランド(任天堂)
- ドットを拾うのではなく、コース上に置かれた金塊を「探していく」という逆転の発想で作られたルールが特徴。
- サイドトラック(エキシディ)
- 鉄道がモチーフで、線路の周囲にいる人を回収するのが目的。自分も敵も鉄道車両で、難易度が上がると編成両数が増える。
- シティコネクション(ジャレコ)
- サイドビューのドットイートゲーム。画面上のすべての道を通ることで面をクリアしていく。
- デビルワールド(任天堂)
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- バン・バンカー(サンリツ→後のシムス)
- 自動車を操作し、コース上の風船を全て割って行く。
- バーガータイム(データイースト)
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- ラッパッパ(データイースト)
- 自キャラクターはゲームタイトル通りラッパ、ドットが音符など、音楽がモチーフになっている。
- レディバグ(ユニバーサル→後のアルゼ→ユニバーサルエンターテインメント)
- 『パックマン』の亜流で、自キャラクターがテントウムシ。回転式ドアを回して敵を邪魔出来る。ユニバーサルらしく華やかな画面で、アレンジがうまい。
- ロックンチェイス(データイースト)
- 自キャラクターは怪盗で、$マークをとっていく。敵の警官にそれぞれニックネームがついているなど、これも『パックマン』の影響が強い。
- ストリーキング(ショウエイ)
- プレイヤーは街中を裸で走り回るストリーキングという設定。
- アミダー(コナミ)
- あみだくじをモチーフにしている。ボタンを押すとプレイヤーではなく敵がジャンプする。
- ブラストドーザー(レア)
- サブステージの一つに3Dカーアクションを利用したドットイートゲームステージが存在する。
- ピックダン(インテンス)
- 矢印を踏んだ際に数秒間現れるドットをとっていくが、全てとれなくてもクリアになる。3Dの主観視点と、2Dの俯瞰視点が同時に表示されている。
ドットイートタイプ
[編集]- クラッシュローラー(アルファ電子)
- 固定画面の迷路内をペンキで塗りつぶす。
- ポンポコ(開発:セイブ開発 販売:シグマ)
- フィールド上の食べ物をすべて取るとクリア。見かけによらず、針の穴に糸を通すようなシビアなゲーム性を持つ。
- ボンジャック(テーカン→後のコーエーテクモゲームス)
- フィールド上の爆弾をすべて取るとクリア。ジャンプアクション。
- ごんべえのあいむそ〜り〜(コアランドテクノロジー→今のバンプレスト)
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- 三輪サンちゃん(セガ)
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- マッピー(ナムコ)
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- モピレンジャー(コナミ)
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- ラリーX、ニューラリーX(ナムコ)
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- ルート16(サン電子)
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- おそうじゲーム
- エポック社から発売されているおもちゃパソコンである「ハローキティテレビパソコン」と「ハローキティスーパーテレビパソコン」と「ハローキティピアノパソコン」に内蔵されているゲーム。部屋に散らばっているゴミをそうじきで吸い取っていく。敵はいないが制限時間がある。
- クリスタルキャッスル(アタリ)
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- Qバート(ゴットリーブ社)
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迷路追跡ゲーム
[編集]英語圏では、迷路追跡ゲーム(en)と呼ばれ、迷路ゲーム(en)の一種として分類されている。この分類では、迷路内で必ずしもドットをトレースするというルールがないため、迷路内で敵が追跡してくる『平安京エイリアン』のようなゲームもこのジャンルに含まれる。