コンピュータゲームのジャンル

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コンピュータゲームのジャンルでは、コンピュータゲームにおけるジャンルについて記述する。各ジャンルの分類方法に統一された基準は無く、各作品はサブジャンルを含め複数のジャンル定義に跨って分類される。個別の作品において各メーカーより明示されるゲームジャンルは、販売戦略の上で便宜的かつ慣例的に用いられるため、学術的分類とも消費者による分類とも異なったものになるが、それらを区別はできない。

シューティングゲーム[編集]

よく見られる略記はSTGSHTとも。銃火器のような武器で敵や的を狙い撃つゲームの総称。避けて撃つというゲーム性を最もプリミティブなものだとする論説はよく用いられ、根本の仕組みが単純であることで、複雑なスコアシステムを楽しむ2DSTGや、より臨場性の強い状況体験を楽しむFPSなど発展の方向性も多様となった。

スクロールシューター
画面スクロール方式の違いでも区別される。『ゼビウス』、『グラディウス』、『ダライアス』、『レイフォース』、『虫姫さま』など。
ガンシューティングゲーム
銃火器の形状を模した操作部を映像表示部に向け、半自動的に進行する主観視点画面に展開される状況を射撃によって解決する。『リーサルエンフォーサーズ』、『ガンバレット』、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』など。
ファーストパーソン・シューティングゲーム
よく見られる略記はFPS。プレイヤーキャラクターの視点(一人称視点)にカメラがあり、武器(特に)が強調される。主なゲームは『DOOM』、『HALO』シリーズ、『CALL OF DUTY』シリーズなど。
MMOFPS
MMOとはMassively Multiplayer Onlineの意。主なゲームは『MASSIVE ACTION GAME』など。
サードパーソン・シューティングゲーム
よく見られる略記はTPS。三人称視点シューティングゲーム。FPSとは共通点こそ多いが、視点以外にもプレイヤーアバターである主人公の能力と移動を重視したデザイン、豊富なアクションとアニメーションが用意されるなどの違いが見られ、技術面では3Dプラットフォーマーと似る[1]

アクションゲーム[編集]

よく見られる略記はACTACGとも。プレイヤーアバターであるキャラクターをコントローラーで操作し、ゲーム内でリアルタイムに起こる様々な課題や障害を攻略していくものの総称。主なゲームは『マリオシリーズ』、『ソニックシリーズ』、『無双シリーズ』など。

ドットイートゲーム
キャラクターを操作して敵の追跡から逃れつつ、ステージ上に点在する目標(旗など)を集めるゲーム。1980年代に多くのゲームが作られた。主なゲームは『ヘッドオン』、『パックマン』など。
プラットフォーマー
三人称視点で、足場から足場へと飛び移ることが主なゲームプレイとなるもの[1]。2Dでは『スーパーマリオブラザーズ』、『魔界村』、『悪魔城ドラキュラ』、3Dでは『スーパーマリオ64』、『クラッシュ・バンディクー』、『ラチェット&クランク』など。
ベルトスクロールアクションゲーム
ベルトフロアとも呼ばれる。『ダブルドラゴン』、『ファイナルファイト』、『ベア・ナックル』など。
対戦アクションゲーム
キャラクターを操作し、他のプレイヤーやコンピューターと戦うゲームである。キャラクターが用いる武器(戦い方)が多種多様であること、複雑なボタン入力が省かれ操作システムが簡略化されていることなどで対戦格闘ゲームと区別される。主なゲームは『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』や『ディシディア ファイナルファンタジー』など。
対戦型格闘ゲーム
よく見られる略記はFTG。主にキャラクター同士の一対一での格闘による対戦を行う。『ストリートファイターII』を切っ掛けに1990年代に世界中で流行した。主なゲームは『ストリートファイター』シリーズ、『バーチャファイターシリーズ』、『鉄拳シリーズ』、『DEAD OR ALIVE』など。格闘技モチーフが主流だが『サムライスピリッツ』、『ソウルキャリバー』などの武器格闘といった派生も。
リズムアクション
クライムアクションゲーム
操作キャラクターによって、ゲーム中で暴力、強盗などの犯罪が行えるアクションゲーム。システム面でアクションアドベンチャーゲームの要素を含むことも多い。欧米市場を中心とし、「違法行為」を扱っていることもあり、CEROの区分では多くがD(17才以上対象)Z(18才以上のみ対象)に分類される。主なゲームは『グランド・セフト・オートシリーズ』など。
ステルスゲーム
ゲーム目的達成の過程において、ゲーム進行を有利にする、あるいはゲームオーバーを避けるために、敵に発見されない行動を取ることが強く求められるデザインをされていることを示す呼称。主なゲームは『メタルギアシリーズ』や『アサシン クリードシリーズ』など。
ハンティングアクション
目標を倒し、ミッションを完遂する事を目的とするゲームジャンルを指す。『モンスターハンターシリーズ』や『ゴッドイーターシリーズ』など。
エンドレスランナー
ラン&ジャンプ、ランニングアクションとも。強制スクロールと自動生成がされるステージを走り抜け、制限時間内でのゴール地点への到達やアイテム回収などを目指す。サイドスクロールの他、一人称視点のものも。『Canabalt』など。

アドベンチャーゲーム[編集]

よく見られる略記はADVAVGとも。コマンド入力や選択肢を選ぶことで物語の謎を解いていくゲームである。RPGとは成長リソースの蓄積に依る成長要素が無いことなどで区別される。主なゲームは『ALONE IN THE DARK』、『MYST』、『レイトン教授シリーズ』など。

テキストアドベンチャーインタラクティブフィクション
コマンド入力型アドベンチャーゲームの中でも、特に文字のみで表現されるもの。
グラフィックアドベンチャー
ミステリーハウス』、『デゼニランド』、『ポートピア連続殺人事件』、『マニアックマンション』など。
サウンドノベル
テキストの見せ方に小説的な表現を用い、選択肢による展開の変化を特徴とする。チュンソフトが『弟切草』によって打ち立てた同社のシリーズブランド。他に『かまいたちの夜』、『街 〜運命の交差点〜』など。
ビジュアルノベル
小説や映像の要素を取り入れたアドベンチャーゲーム。leafのビジュアルノベルシリーズを語源とする。
脱出ゲーム
サバイバルホラー

ロールプレイングゲーム[編集]

(Computer) Role-Playing Gameの頭文字からRPG(CRPG)が略称として用いられる。メディアや世代によってはロープレの呼称も好まれる。テーブルトークRPGをルーツに持つが、コンピュータゲームとしては『ウィザードリィ』、『ウルティマ』などから発展・独立している。課題や障害を解決した報酬として得られる成長リソースの蓄積によってプレイヤーの操作キャラクターを強化し[2]、行動範囲を広げつつ用意された物語のエンディングを目指す。特筆して日本製のRPGは、キャラクタードラマの重視と工夫されたバトル・成長システムを持つ独自に発展した分野として、蔑視の含意も内包したJRPGと呼ばれ区別される場合がある。主なゲームは『ドラゴンクエストシリーズ』、『ファイナルファンタジーシリーズ』、『テイルズ オブ シリーズ』、『ポケットモンスター』、『The Elder Scrolls』、『Cookie Clicker』など。

ハックアンドスラッシュ
ローグライクゲーム
ダンジョンRPG
MORPG
MOとはMulti-player Onlineの意。主なゲームは『アラド戦記』など。
MMORPG
MMOとはMassively Multiplayer Onlineの意。インターネットを利用した大規模多人数同時参加型のオンラインRPG。『ウルティマオンライン』、『エバークエスト』などをベースに発展した。主なゲームは『ファイナルファンタジーXI』や『ラグナロクオンライン』など。
カードバトルRPG
主に携帯端末などで遊ばれるF2Pのブラウザソーシャルゲームにおいて『ドラゴンコレクション』を切っ掛けに隆盛した。ゲーム中でカード形式で表わされるキャラクターを、ガチャなどと呼称されるランダム排出の課金アイテムとして購入し、RPGの成長メカニクスに依る強化育成と小規模なデッキを編成し、強さ比べなどで敵と対峙する。携帯端末の性能や客層、継続運営サービスが故にエンディングを設けにくい都合などを考慮し、グラフィックスやストーリーなどのフレーバーは軽いものに抑えられる傾向がある。『パズル&ドラゴンズ』が、ソーシャルプラットフォームから脱却したネイティブアプリによる表現のリッチ化、戦闘部分のゲーム性を換骨奪胎・複雑高度化させ、ゲームジャンルとしての多様性を獲得した。

パズルゲーム[編集]

よく見られる略記はPZLPUZとも。出された問題を考察と試行錯誤によって解くゲームである。操作が簡便なこと、手軽にプレイできることが特徴。主なゲームは『ピクロス』シリーズなど。

アクションパズル
パズルゲームにアクションゲームの要素を取り入れたゲーム。狭義にはパズルゲームに分類される。ゲーム中のキャラクターやパーツがプレイヤーの意思と関係なく動き、ある程度リアルタイムの操作を要求される。パズルゲームの多くが何らかのアクション性を持っており、このジャンルに属す。
落ち物パズル
アクションパズルの一種。主なゲームは『テトリス』シリーズ、『ドクターマリオ』シリーズ、『ぷよぷよ』シリーズなど。
マッチ3ゲーム
アクションパズルの一種。主なゲームは『Bejeweled』、『パズル&ドラゴンズ』など。
お絵かきロジック

スポーツゲーム[編集]

よく見られる略記はSPGSPTとも。選手を操作するアクションゲーム風のものや、コーチや監督となって選手を育てるシミュレーションゲーム風のものなどがある。

プロレスゲーム
プロレスを題材としたゲーム。アクション性の高いものから、オリジナルのレスラーを作成するプロレスシミュレーターに近いもの、団体経営などのシミュレーション要素が強いものなど多岐にわたる。主なゲームは『ファイヤープロレスリング』シリーズ、『エキサイティングプロレス』シリーズなど。

レースゲーム[編集]

よく見られる略記はRCGRCEとも。乗り物を操作し、他のプレイヤーやコンピューターとレースをするゲームである。操作する乗り物は自動車オートバイ、架空の乗り物など多岐にわたる。主なゲームは『マリオカートシリーズ』、『グランツーリスモシリーズ』など。

ドライビングシミュレーター
レースシミュレーション

シミュレーションゲーム[編集]

よく見られる略記はSLGSIMとも。軍隊の司令官として自分のユニットを動かして相手のユニットを倒すものや、会社や組織の人間としてそれらを発展させていくものなど多様である。直接のアクション性を必要としない。

ストラテジーゲーム/ウォー・シミュレーションゲーム
主なゲームは『大戦略シリーズ』、『シヴィライゼーション』シリーズなど。
ターン制ストラテジー
リアルタイムストラテジー
よく見られる略記はRTS
4X game
タワーディフェンス
歴史シミュレーションゲーム
主なゲームは『信長の野望シリーズ』など。
経営シミュレーションゲーム
都市開発シミュレーション。
ミニスケープ
フライトシミュレーション
育成シミュレーションゲーム
恋愛シミュレーションゲーム
職ゲー

音楽ゲーム[編集]

リズムや音楽に合わせてボタンなどを操作し、一定以上の点数を得ることでクリアしていくゲーム。ゲームによってアクションゲーム(リズムアクション)やシミュレーションゲーム(楽器シミュレーター)など他のジャンルの要素を含むため基本的に一つの独立したジャンルとして扱われる。1990年代後期になってブームを起こした比較的新しいジャンルである。主なゲームは『BEMANIシリーズ』『リズム天国』など。

オープンワールド[編集]

オープンワールド
サンドボックス

キャラクターゲーム[編集]

キャラクターゲーム
シネマゲーム
女性向けゲーム
乙女ゲーム
タレントゲーム
美少女ゲーム
ギャルゲー
恋愛ゲーム

成人向けゲーム[編集]

成人向けゲーム
アダルトゲーム
残酷ゲーム
脱衣麻雀

その他[編集]

オンラインゲーム
CGIゲーム
カジュアルゲーム
ソーシャルゲーム
ブラウザゲーム
アドバゲーム
クイズゲーム
シリアスゲーム
体感ゲーム
タイピングソフト
ダウンロードゲーム
テーブルゲーム
デジタルコミック
トレーディングカードアーケードゲーム
パーティーゲーム
ホラーゲーム
サバイバルホラー
ボードゲーム
メダルゲーム
レトロゲーム

複合ジャンル[編集]

アクションロールプレイングゲーム
よく見られる略記はARPG。アクションゲームとRPGを組み合わせたもの。キャラクターを直接操作するアクションゲームの要素と、物語や成長といったRPGの要素を兼ね備える。主なゲームは『イースシリーズ』、『聖剣伝説』シリーズ、『キングダム ハーツ シリーズ』など。
アクションシューティング
『重装機兵レイノス』など。
シミュレーションロールプレイングゲーム
よく見られる略記はSRPGウォー・シミュレーションゲームとRPGを組み合わせたもの。明確なストーリーを持ち、戦闘面でウォー・シミュレーションの様式を取る。自分のユニット(駒)は消耗品でない場合がほとんどで生産・廃棄する要素はなく、成長あるいは強化することで継続して使っていくのが最大の特徴である。主なゲームは『ファイアーエムブレム』シリーズ、『スーパーロボット大戦シリーズ』、『オウガバトルサーガ』など。
アクションアドベンチャーゲーム
よく見られる略記はAADVAAVGとも。アクションゲームとアドベンチャーゲームを組み合わせたもの。主なゲームは『バイオハザードシリーズ』、『ゼルダの伝説シリーズ』など。
フライトシューティング
エースコンバット』、『エナジーエアフォース』など。

脚注[編集]

  1. ^ a b ジェイソン・グレゴリー『ゲームエンジン・アーキテクチャ』ソフトバンク・クリエイティブ、2010年
  2. ^ 上手なプレイヤーほどファミコンゲームは苦痛だった? 多くの問題を解決できる、RPGメカニクスの正体【ゲームの話を言語化したい:第三回】”. 電ファミニコゲーマー (2017年3月15日). 2017年3月15日閲覧。

関連項目[編集]