ポートアイランド

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ポートアイランド
PortIslandCloseup 2003262.jpg
衛星画像(2003年)。中央の陸地がポートアイランド。その南の人工島は建設中の神戸空港
座標 北緯34度39分54秒 東経135度12分45秒 / 北緯34.66500度 東経135.21250度 / 34.66500; 135.21250座標: 北緯34度39分54秒 東経135度12分45秒 / 北緯34.66500度 東経135.21250度 / 34.66500; 135.21250
面積 約 8.33 km²
所在海域 神戸港大阪湾
所属国・地域 日本兵庫県
地図
ポートアイランドの位置(神戸市内)
ポートアイランド
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神戸ポートピアホテルより三宮・六甲山方面を望む
市章山からのポートアイランド遠景

ポートアイランド英語: Port Island)は、神戸市中央区神戸港内にある人工島。略称は「ポーアイ」「PI」。神戸大橋及び港島トンネルによって神戸中心部と結ばれ、都市機能を一通り備える日本で最先発のウォーターフロント都市。計画・設計は建築家、都市計画家の水谷頴介が担当。今後の都市開発に先駆的な役割を果たしたとして、1980年昭和55年)度に日本都市計画学会石川賞[1]および土木学会技術賞[2]2005年平成17年)度と2008年(平成20年)度に全日本建設技術協会全建賞[3][4]が授与された。

六甲山地の土で埋め立て、2期に分けて造成された。

およその位置 着工 竣工 総面積 町名
第一期 北部 1966年(昭和41年) 1981年(昭和56年) 4.43 km2 (443ha)[5] 港島中町港島
第二期 南部 1987年(昭和62年) 2010年(平成22年) 3.90 km2 (390ha)[5] 港島南町・港島

町名[編集]

港島(みなとじま)
海岸沿い(南岸を除く)
港島中町
北部(海岸沿いを除く)
港島南町
南部(東岸を除く)

歴史[編集]

建設中のポートアイランドの航空写真

構想と第一期建設[編集]

戦後の高度経済成長期、神戸港の港湾貨物の取扱量は予想以上の伸びを示し、これにより入港船の滞船が慢性化していた。神戸市は新港第7突堤・第8突堤や兵庫突堤、摩耶埠頭などの建設により、港湾施設の増強に努めるものの滞船は減少するきざしがなく、それをさらに上回る勢いで貨物量は増加する一方であった。また、当時は明治時代に建設された新港突堤を中心に運用されていたが、いずれも施設が古く、特に世界海運界のコンテナ化が進むなかで、従来の狭い埠頭ではコンテナヤードとしての利用は困難であった。そのため、新たに建設する埠頭は、バース数の多く大規模なものを早急に建設する必要が生じた。加えて、背後の市街地では開発がしつくされ[* 1]、港湾に付随する貿易関連などの諸施設用地などの取得はきわめて困難で、新たにこれらの用地も確保、造成する必要があった。一方、都市施設に対する市民の要求も多様化し、政治、経済、商業、文化等の都市機能を受け入れることのできる新しい都市空間の創造が必要となった。これらのことから、1963年(昭和38年)11月に最初のポートアイランド構想が浮上した。

計画に当たっては、

  • 世界海運界のコンテナ化に対処し、従来の櫛形突堤では求められなかった広い埠頭、コンテナバースを建設する。
  • 外貿貨物量の急増に対処し、大幅な定期船バースの増加をはかる。
  • バース使用のいっそうの効率化をはかるため、専用貸付方式を実施する。
  • 高度の機械化荷役をはかるとともに、経岸荷役を促進し荷役費の軽減をはかる。
  • 造成用地は神戸港将来の発展のために利用し、業務商業用地、貿易関連産業用地、都市再開発用地、交通ターミナル、住宅用地、緑地公園等を配置し、うるおいのある港湾都市づくりをすすめる。

の5つの目標が掲げられた。このような方針にもとづいて、新港突堤の南に扇状にひろがる第2防波堤、第3防波堤に囲まれた水面にE字型の人工島として計画されたのがポートアイランドである。1966年2月28日の「ポートアイランド埋立基本計画」によりポートアイランド誕生への第一歩が踏み出された。同年4月14日には、早くも護岸工事が着工され、翌年1967年4月7日には高倉山を中心に、横尾、名谷および西神総合運動公園地区の広範囲の土砂や、建設残土を合わせた約8千万m3の土砂によって埋立が開始された。掘削された跡地は須磨ニュータウンの中核をなす住宅地へと開発された。「山、海へ行く」を合言葉としてこれら一体の開発が進められた。埋立工事は神戸市が、防波護岸、物揚場、危険品バースは運輸省第三港湾建設局が、コンテナバース、ライナーバースは阪神外貿埠頭公団が、それぞれ設計施工を担当した。底開式バージのほか、新たに開発されたバケットホイール式アンローダー・シフタブルコンベヤシステム等により揚土埋立、サンドドレーン工法やプレロード工法、振動締固め工法等の地盤沈下対策を行いながら、着工より15年の歳月をかけて建設が進められた。

1981年(昭和56年)2月4日、ポートアイランド合同完工式が行われ、埋立面積436ha、全体事業費5,300億円(港湾施設設備1,477億円、埋立地造成742億円、公園緑地整備99億円、交通関連施設整備637億円、都市機能上物整備2,345億円)、埋立土量8,000万m3、計画人口約2万人、計画戸数約6,500戸の、竣工当時世界最大の人工島として、第一期の埋立が完了した。まちびらきに合わせ、ポートピア'81神戸ポートアイランド博覧会)が開催された。当初の予想を大幅に上回る入場者が訪れ、大成功を収めた。その後の地方博ブームのさきがけとなったほか、まちびらきにあたって博覧会を開催するという手法は横浜博覧会横浜市みなとみらい21地区)など各地で用いられるようになった。

ポートアイランドの基本的施設として、ポートスクエア・インターナショナルスクエア・総合業務センター・コミュニティスクエア・マリンパークの5つの基本ゾーンが設定された。ポートスクエアは埠頭港湾機能、インターナショナルスクエアは多目的広場・インターナショナルトレードセンター・エキゾチックタウン、総合業務センターはポートアイランドの総合管理運営機能、コミュニティスクエアは住宅生活機能、マリンパークは海や港に接する公園としてそれぞれ整備が行われ、これらは都市緑地軸でつながれている。


阪神・淡路大震災の際には、島内全体が液状化現象で水浸しになって至る所に段差が生じた。市内の需要をカバーするため、一期地区に大量の仮設住宅が建設される。神戸大橋も橋脚にズレが生じただけではなく、水道管2本のうち通水していた1本(もう1本は将来需要を満たすために作られたもので通水されていない)が陥落して人工島の防災上の弱さを露呈した。なお、復旧工事中は、交通規制による渋滞緩和などの目的で、新港第三突堤に向けて仮設橋(KD橋)が架設され1年間供用していた。

その後、一期地区は、その港湾施設の統合に伴って島の西部で旧バースの売却が行われ、神戸学院大学神戸夙川学院大学兵庫医療大学の3大学がキャンパスを新しく開設した。さらに、重機販売会社や中古車販売会社が集積して輸出を行う中古車市場も設けられている。震災後、二期地区は土地の売却が進まずに問題となり、神戸市は、神戸医療産業都市構想を立案して医療機関や関連企業の誘致を図っている。その結果2009年(平成21年)8月現在では、理化学研究所神戸研究所など11の研究関連施設と158の医療関連企業が進出し、国内最大級の医療クラスターとなっている。2002年(平成14年)には三宮地域と神戸空港を結ぶ重要な都市軸上に位置している西側の区域が、「神戸ポートアイランド西地域」として政令による都市再生緊急整備地域に指定されている[6]

博覧会の終了後も営業が続けられていた神戸ポートピアランド阪急グループの経営再建に伴い、2006年(平成18年)3月31日をもって閉園した。

年表[編集]

昭和38年11月の計画図
昭和39年7月の計画図
昭和40年6月の計画図
昭和42年7月の計画図(了承された案)。右は将来的にライナーバースを増設した場合の計画図 昭和42年7月の計画図(了承された案)。右は将来的にライナーバースを増設した場合の計画図
昭和42年7月の計画図(了承された案)。右は将来的にライナーバースを増設した場合の計画図
昭和45年6月に一部改訂された最終的な計画図
  • 1963年昭和38年)
    • 8月:港湾局計画課が兵庫突堤より突き出した大型突堤の計画図を当時の市長であった原口忠次郎に提示。
    • 11月:埋立事業局がポートアイランド計画図(約630ha)を原口市長に提示(最初のポートアイランド構想)。
  • 1964年(昭和39年)
    • 5月22日:原口市長が新聞にポートアイランド構想を発表。
    • 7月30日:原口市長が神戸市会議員総会で「ポートアイランド構想」(約660ha)を説明。
  • 1965年(昭和40年)
    • 3月24日:第三港湾建設局がポートアイランド計画案(約250ha)を提示。
    • 6月23日:第三港湾建設局がポートアイランド計画案(約272ha)を作成。
    • 6月30日:新港湾整備5か年計画の昭和41年度予算要求において、新埠頭計画(ポートアイランド)を予算要求。
    • 7月5日:第三港湾建設局がポートアイランドの海底土質調査を開始。
  • 1966年(昭和41年)
    • 2月28日:ポートアイランドの埋立基本計画を市会に提案。
    • 4月14日:第三港湾建設局が防波護岸に着工(ポートアイランド着工)。
  • 1967年(昭和42年)
    • 4月7日:神戸市がポートアイランド埋立に着手(第4回須磨土砂運搬による埋立工事)。
    • 4月28日運輸省が「大阪湾沿岸港湾整備計画に関する協議会」を開き、ポートアイランドの形状等の最終案を決定。
    • 7月21日:神戸港港湾審議会が、ポートアイランドの建設を中心とした神戸港の建設計画を原口市長に答申了承。
    • 8月3日:運輸省港湾審議会第28回計画部会においてポートアイランド計画が了承される。
  • 1968年(昭和43年)
    • 1月22日:当初の基本計画が運輸大臣から指示される(事業費320億、コンテナ埠頭6バース・一般外航貨物定期船埠頭26バース)。
    • 1月23日:西側コンテナ埠頭岸壁築造に着工。
    • 4月1日神戸大橋着工。
    • 10月9日ポートアイランド起工式
  • 1970年(昭和45年)
    • 4月10日:神戸大橋開通式。
    • 6月25日:ポートアイランド利用計画研究会が、最終報告を提案し、了承される。
    • 6月26日:ポートアイランド外貿埠頭基本計画の改定について、運輸省港湾審議会計画部会で決定。
    • 6月30日:第1回変更基本計画の指示(事業費372億、コンテナ埠頭8バース・一般外航貨物定期船埠頭10バース)。
    • 7月8日:コンテナ第1号岸壁供用開始。
    • 7月9日:第1船として、コンテナ第1バースに、シーランド社のコンテナ船「パナマ号」が入港。
  • 1971年(昭和46年)
    • 3月15日:神戸港ポートアイランド基本設計委員会が、土地利用計画を最終報告。
    • 3月:埋立土量8千万m3のうち半分完了。
    • 4月10日:神戸大橋の上下全線開通。
    • 6月3日:ポートアイランドを生田区に編入する旨の市区政調査会の答申を報告。
  • 1972年(昭和47年)
    • 3月31日共同溝が完成。第2回変更基本計画の指示(事業費492億、コンテナ埠頭9バース・一般外航貨物定期船埠頭15バース)
    • 5月2日:ポートアイランドに町名設定(港島1~4丁目)
    • 12月11日六甲アイランドの建設着工。
  • 1973年(昭和48年)
    • 1月30日:第3回変更基本計画の指示。
  • 1975年(昭和50年)
    • 9月19日:ポートアイランド用途地域の指定。
    • 12月19日:ポートアイランドインターナショナルスクエアの基本計画を発表。
  • 1976年(昭和51年)
  • 1977年(昭和52年)
  • 1978年(昭和53年)
  • 1979年(昭和54年)
    • 3月16日:第5回変更基本計画の指示(最終。事業費785億、コンテナ埠頭12バース・一般外航貨物定期船埠頭15バース)。
  • 1980年(昭和55年)
  • 1981年(昭和56年)
    • 1月31日:ポートピア大通り完成。
    • 2月4日ポートアイランド合同完工式。「ポートライナー」開業式。
    • 2月5日:「ポートライナー」営業運転開始。
    • 3月20日:ポートピア'81開会(9月15日まで)
  • 1987年(昭和62年)
    • 3月:ポートアイランド第二期埋立工事着工
  • 1989年平成元年)
    • 11月:第一期ファッションタウンまちびらき。
  • 1992年(平成4年)
  • 1995年(平成7年)
  • 1996年(平成8年)
    • 4月:大水深高規格コンテナバースPC14、PC15の供用開始。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月末:港湾設備復旧工事の完了。
    • 7月:第二期都市機能用地において、企業が操業を開始。
    • 第一期から第二期にかけて約560mの日本一長いムービングウォークの供用開始。
  • 1998年(平成10年)
    • 2月:PC16、PC17の供用開始。
    • 10月:ポートアイランド中央緑地公園の供用開始。
  • 1999年(平成11年)
    • 7月30日:神戸港港島トンネル開通。
  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
    • 4月:PC18(南面)の供用開始。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
    • 7月:PC14~PC18を「特定国際コンテナ埠頭」に位置付け。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月2日:ポートライナーの複線化、第二期・神戸空港島への延伸開業。
    • 2月16日:ポートアイランド沖に神戸空港開港。
  • 2007年(平成19年)
  • 2010年(平成22年)
    • 2月:ポートアイランド第二期全区域の埋立が竣工
    • 4月:PC18(東面)の供用開始。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
    • 2月25日:マリナーズ厚生会ポートアイランド病院開院。
    • 9月28日:次世代スーパーコンピュータ「」の供用開始。
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
    • 3月28日:ポスト「京」(エクサスケールスーパーコンピュータ)の設置が第二期に決定する[7]

主な施設[編集]

商業施設・展示場・ホール[編集]

娯楽施設[編集]

研究施設[編集]

医療センター駅京コンピュータ前駅の周辺は神戸医療産業都市に指定されており、数多くの医療関連施設や研究施設が進出している。

  • 神戸キメックセンタービル (KIMEC)
  • 先端医療センター (IBRI)
  • 神戸臨床研究情報センター (TRI)
  • 神戸低侵襲がん医療センター (KMCC)
  • 国際医療開発センター (IMDA)
    • クラスター推進センター
  • 神戸バイオメディカル創造センター (BMA)
  • 神戸ハイブリッドビジネスセンター (KHBC)
  • 神戸国際フロンティアメディカルセンター (KIFMEC)
  • 神戸大学統合研究拠点
    • 計算科学教育センター
    • 次世代バイオ医薬品製造拠点アネックス棟
      • 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合GMP施設
  • 神戸国際ビジネスセンター (KIBC)
  • 神戸健康産業開発センター (HI-DEC)
  • 神戸医療機器開発センター (MEDDEC)
  • 理化学研究所 神戸事業所
    • 計算科学研究機構 (AICS) 次世代スーパーコンピュータ
    • 多細胞システム形成研究センター (CDB)
    • 生命システム研究センター (QBiC)
    • HPCI計算生命科学推進プログラム
    • 融合連携イノベーション推進棟 (IIB)
    • 分子イメージング研究開発拠点 (CMIS)
  • 計算科学センタービル
    • 計算科学振興財団 高度計算科学研究支援センター (FOCUS)
  • 神戸MI R&Dセンター
    • ライフサイエンス技術基盤研究センター (CLST)
  • ニチイ学館神戸ポートアイランドセンター
  • 日本メジフィジックス神戸ラボ
  • アシックススポーツ工学研究所
  • 兵庫県立生活健康科学研究所 健康科学研究センター
  • 日本麻酔科学会本部

ホテル[編集]

オフィス[編集]

交通関連施設[編集]

学術施設[編集]

大学[編集]

職業能力開発短期大学校[編集]

高等学校・小中学校[編集]

幼稚園・保育園[編集]

  • 神戸市立港島幼稚園
  • ポートピア保育園
  • 成晃ひかり保育園

公園・緑地[編集]

公共施設[編集]

病院[編集]

警察・消防[編集]

福祉施設[編集]

  • 介護老人保健施設 神戸ポートピアステイ
  • 介護老人福祉施設 ぽー愛
  • 医療法人敬愛会 ポートピアシルバーホーム
  • 港島あんしんすこやかセンター

その他[編集]

  • みなとじま会館
  • 港島ふれあいセンター
  • 神戸ヘリポート
  • ポートアイランドドライビングスクール

交通[編集]

南側沖合には神戸空港があり、空港および2期地区へのアクセスとしてポートライナーが延伸された。また、阪神高速5号湾岸線(大阪湾岸道路西伸部)の延長が都市計画決定され、6車線の高架道路・橋が建設される予定である。ちなみにポートアイランド内には2箇所のランプが設けられる見込みである。

鉄道[編集]

ポートアイランドを背に走るポートライナー

根幹となる公共交通機関として1977年(昭和52年)11月の港湾審議会第80回計画部会で、新しい都市のイメージを高めるために従来の鉄道ではなく新しい専用軌道方式(新交通システム)による輸送機関を採用することが計画された。1981年(昭和56年)より世界初の無人運転システムとして神戸新交通が新規鉄道(軌道)路線で乗り入れている。軌道内に人が立ち入ることのできないよう全線で高架構造になっているほか、全駅に日本で初めてのフルスクリーンタイプのホームドアが設置されている。また、2006年(平成18年)には、南側沖合に完成した神戸空港やポートアイランド第二期のアクセスとして延伸・複線化された。

バス[編集]

  • 神戸交通振興
  • 神姫バス
    • ポートアイランド線(三宮~MOL)(神戸駅南口~中央市民病院)
    • ポーアイキャンパス線(大久保駅~高丘~白水~三宮~神戸学院大学ポーアイキャンパス(KPC))(神戸学院大学有瀬キャンパス~神戸学院大学ポーアイキャンパス(KPC))

帰化植物[編集]

全国屈指の帰化植物のメッカとなっている。初めて記録された帰化植物や、新たな知見が得られるなど、学術的にも珍しい発見がされている。記録された帰化植物は239種。原産地別ではヨーロッパ産122種、北アメリカ産66種、地中海沿海産23種、南アメリカ産10種、その他12地域18種。分類別では、イネ科51種、キク科36種、アブラナ科20種、マメ科19種、ナデシコ科10種、ナス科9種、その他94種[8]

港で荷降ろしされるコンテナに付着していたもの

空き地の表土流出防止の目的で外国産の牧草種子が使用され、その中に混入していたもの

  • アメリカウンダンモドキ
  • フトボメリケンカルカヤ
  • アカハルリハベコナ

中央分離帯や花壇で栽培されていたものが繁殖したもの

土壌改良のため輸入された、ヤシ殻堆肥や家畜の糞や、持ち込まれた植物に混入していたと考えられるもの

  • カベイラクサ
  • ヨツバハコベ
  • タマザキフタバムラ

主な帰化植物[編集]

  • アメリカウンダンモドキ
    ゴマノハクサ科。北アメリカ南部原産の一年生草本。2000年佐世保市で記録され、2002年にポートアイランドでも記録された。
  • ダイコクマメグンバイナズナ
    アブラナ科。アフリカ南部原産で、オーストラリアニュージーランドヨーロッパハワイ島に帰化している一年生または多年生草本。1996年ポートアイランドで採集された。
  • セイヨウヤマホロシ
    ナス科。ヨーロッパ原産で、北アフリカアジアオセアニア北アメリカに帰化している。昭和初期に観賞・薬用植物として渡来してる。ポートアイランドでは、輸入物資に付着していたと考えられるものが、1991年に記録されている。
  • キダチタバコ
    ボリビアアルゼンチンの原産で、近隣国や北アメリカ・オーストラリア・アフリカイスラエルなどの地中海沿岸に帰化している。ポートアイランドでは、輸入物資に付着していたと考えられるものが、1995年に記録されている。
  • カタボウシノケグサ
    イネ科。西南ヨーロッパ・北アフリカ・西アジア原産で、北アメリカ・オーストラリアなどに帰化している。1968年、北九州市で日本最初の生育報告がなされ、ポートアイランドでは1993年に記録された。
  • フトボメリケンカルカヤ
    イネ科。北アメリカ原産の多年生草本。1997年、ポートアイランドで初めて生育が確認された。その後、尼崎市南部・北九州市・大阪府南部での記録がある。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 神戸市は市域としては当時541km2と広大であるが、市街地を形成できる六甲山系の南側はわずか10%にすぎず、この狭い地域に全人口の90%の市民が当時生活しており、用地不足であった。

出典[編集]

  1. ^ 1980年度学会賞受賞作品・授賞理由 (PDF)”. 公益社団法人 日本都市計画学会 (1981年5月26日). 2015年12月12日閲覧。
  2. ^ 公益社団法人 土木学会賞受賞一覧 技術賞受賞一覧”. 公益社団法人 土木学会 (1981年). 2015年12月12日閲覧。
  3. ^ 平成17年度全建賞受賞一覧 都市部門”. 一般社団法人 全日本建設技術協会 (2006年6月). 2015年12月12日閲覧。
  4. ^ 平成20年度全建賞受賞事業一覧 都市部門”. 一般社団法人 全日本建設技術協会 (2009年6月). 2015年12月12日閲覧。
  5. ^ a b 神戸市統計書 - 神戸市
  6. ^ 都市再生緊急整備地域”. 神戸市. 2015年12月12日閲覧。
  7. ^ “ポスト「京」(エクサスケール・スーパーコンピュータ)の神戸設置決定について” (プレスリリース), 神戸市, (2014年3月28日), http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2014/03/20140328041602.html 2015年12月12日閲覧。 
  8. ^ 水田光雄「帰化植物たちの楽園」、『兵庫県生物学会65周年記念誌 ゆたかな兵庫の自然力 生物の多様性と人々の営み』、兵庫県生物学会、2011年12月、 125-127頁、 ISBN 9784343006578

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]