ポートアイランド (愛知県)

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ポートアイランド
(中央部分に見えるホームベース状の島)[1]

ポートアイランドは、名古屋港に出入する外航船の大型化に対応する為の航路の拡幅・拡増と大型岸壁の整備に伴って発生する浚渫(しゅんせつ)土砂を受け入れる為に造られ始めた名古屋港の入口に位置している人工島である。

1975年に着工して以来、40年以上に渡って浚渫土砂の処分場として利用されている。埋立区域の合計面積は約257haであり、これはナゴヤドーム53個分の面積に相当する。当初の埋め立て計画高さ5.3mを超え16m以上にまで仮置き処分中である。 2017年現在、愛知県の所属未定地となっている。

概要[編集]

当初、物流拠点やごみ処分場として使う計画もあったが、具体的な土地利用計画は2017年時点では策定されていない。しかし、一般財団法人中部経済連合会は「中部圏交通ネットワークビジョン」と題した政策提言の中で、ポートアイランドを将来、自動車の輸出基地として活用することを求めている。また、学識経験者、港湾関係者、経済団体、行政で構成されている名古屋港基本計画検討委員会は、「社会情勢や地域経済の情勢変化に対応した開発空間として、地域の更なるポテンシャル向上に資する土地活用を検討していく。」という基本計画の方針を発表している。

これら産業利用を唱える意見ばかりではなく、生物多様性保全の観点からポートアイランドを活用すべきといった意見もある。日本野鳥の会愛知県支部は近年、国土交通省の船に同乗してポートアイランドに上陸、野鳥生息調査を実施している。その結果、ポートアイランドが絶滅危惧種国際希少野生動物種に指定されている希少な野鳥の生息あるいは繁殖地に将来なりうることを確認したとして、ポートアイランドを野鳥の保護区として保全するとともに環境学習の場として整備することを提唱している。

前述の通り、ポートアイランドにはすでに計画量を超える土砂が積み上げられているため、現在新たな土砂処分場の設置が検討されている。2017年現在では、常滑市中部国際空港沖が有力な候補地として挙がっている。

データ[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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参考文献[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度0分26.5秒 東経136度48分44.6秒 / 北緯35.007361度 東経136.812389度 / 35.007361; 136.812389