パナソニックトライアンズ

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パナソニックトライアンズ
愛称 トライアンズ
所属リーグ 日本の旗 JBL
(休部時)
創設年 1951年
解散年 2013年
本拠地 大阪府枚方市
アリーナ パナソニックアリーナ
チームカラー
企業 パナソニック
ヘッドコーチ 清水良規
(休部時)
優勝歴 13回(1967-68、75-76、76-77、79-80、80-81、81-82、83-84、84-85、85-86、86-87、87-88、89-90、94-95)
ユニフォーム
Kit body thinwhitesides.png
ホームのジャージ
Kit shorts whitesides.png
チームカラー
ホーム
Kit body thinbluesides.png
アウェイのジャージ
Kit shorts bluesides.png
チームカラー
アウェイ
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パナソニックトライアンズ (Panasonic TRIANS) はパナソニックが運営していた男子バスケットボールチームである。日本バスケットボールリーグ(JBL)に所属していた。本拠地は大阪府枚方市。主会場はパナソニックアリーナ(旧松下電器体育館)。チームカラーは青。

後にNBLに所属した和歌山トライアンズの前身となったチームである。

概要[編集]

初代日本リーグ王者であり、リーグ戦13回、オールジャパン10回、全日本実業団1回、国体2回を制覇した古豪。獲得した全国タイトル計26回は、NKKシーホークスに次いで歴代2位の多さを誇る。

最後のリーグ優勝は1994-95で、この時のMVPはルーキーの長谷川誠で新人王も獲得している。

日本人プロ契約選手は所属しておらず、新JBL移行後も嘱託(セミプロ)契約選手が主力を占めていた。

チーム名由来[編集]

「TRI(三つの)+AN(~の人)+S(英語の造語)」としてチーム・地域・企業の三者が一体となる運営を理想とすることを表現。

また、本拠地である枚方市の形状が三角形(トライアングル)であることから、三銃士のように勇敢で強く、チームワークのあるプレーを目指している。

マスコットキャラクター[編集]

ガンバラナイト
  • 「イエロー」「ブルー」「イエロー」の3体。
  • 休部後は残されたパナソニックのスポーツ活動全体のマスコットとなった[1]

NBL断念、休部へ[編集]

会社の経営悪化に伴い、2012-13シーズンを最後に休部する方針であることが報道されている[2]。これを受け現JBLに代わり創設されるナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)には不参加が通達された[3]。そして2012年10月31日、バドミントン部とともに休部が正式発表された[4]

2012年12月18日、パナソニック創業者松下幸之助生誕の地である和歌山県にプロチームが新設され、NBL参加権が譲渡されることが報道されている[5]。翌19日のNBL最高責任者会議で参加権譲渡が承認された[6]

2013年2月9日、チーム名が「トライアンズ」を継承した「和歌山トライアンズ」と発表され、加えてパナソニックもスポンサーの一角に入り、登録15人のうちパナソニック所属選手は半数程度になる見込みであることが明らかになった[7]

ラストシーズンとなる2012-13は16年ぶりのオールジャパン優勝を果たしたが、リーグ戦は5位に終わりプレーオフを逃したため2013年3月24日の最終戦を以って松下電器バスケットボール部時代から数えて62年の歴史を持つパナソニックとしての競技活動は幕を下ろし、新チームへ継承される。

最終所属選手のうち新チームへ移籍が決まったのは7名で、他は2012年11月にNBL/NBDL加盟全チーム参加によるポスティングを実施して12月に4名の移籍が決定、残る日本人1名と外国人2名は「自由契約選手リスト」に公示された[8]

沿革[編集]

  • 1951年創部。
  • 1996年、愛称を「松下電器スーパーカンガルーズ(Super Kangaroos)」とする。
  • 1998年、「松下電器パナソニックスーパーカンガルーズ(Panasonic Super Kangaroos)」に改名。
  • 2006年、「パナソニックスーパーカンガルーズ」に改名。
  • 2007年、新JBL発足に当たり「パナソニックトライアンズ」に改名。興行権は日本バスケットボールオペレーションズ(JBO)に委託。
  • 2008年、興行権委託を大阪市のイベント会社「夢s(MUZU)」に変更。
  • 2013年、休部。チームの権利は「和歌山トライアンズ」へ移譲。

過去の成績[編集]

旧JBL[編集]

年度 リーグ ディビジョン レギュラーシーズン セミファイナル ファイナル 最終結果
順位
1967 日本リーグ 1 6 1 ? ? ? ? ? 優勝
1968 2 5 2 ? ? ? ? ? 3位
1969 3 5 2 ? ? ? ? ? 3位
1970 4 4 6 ? ? ? ? ? 4位
1971 5 6 4 ? ? ? ? ? 3位
1972 6 5 5 ? ? ? ? ? 4位
1973 7 4 6 ? ? ? ? ? 4位
1974 8 7 3 ? ? ? ? ? 準優勝
1975 9 9 1 優勝
1976 10 10 0 優勝
1977 11 5 5 4位
1978 日本リーグ 1部 12 5 5 3位
1979 13 9 1 優勝
1980 14 9 1 優勝
1981 15 10 0 優勝
1982 16 13 2 準優勝
1983 17 10 0 優勝
1984 18 14 0 優勝
1985 19 11 3 優勝
1986 20 13 1 優勝
1987 21 12 2 優勝
1988 22 14 1 C1位 準優勝
1989 23 13 2 T1位 優勝
1990 24 13 2 C1位 準優勝
1991 25 13 2 T1位 準優勝
1992 26 12 10 4位
1993 27 9 1 T1位 7位
1994 28 13 3 C1位 優勝
1995 29 12 4 T1位 7位
1996 30 7 9 C4位 8位
1997 31 8 8 T4位 7位
1998 32 9 7 C2位 3位
1999 33 10 6 T2位 6位
2000 SL 34 6 15 8位 --- 8位
2001 スーパーリーグ 1 2 19 8位 --- 8位
2002 2 11 10 4位 0 2 --- 4位
2003 3 14 14 4位 0 2 --- 4位
2004 4 14 14 5位 --- 5位
2005 5 9 17 7位 --- 7位
2006 6 13 11 4位 1 2 --- 4位

※日本リーグ1部の第22回(1988年)から第33回(1999年)まではC(クーガー)、T(タイガー)のディビジョン制を導入。
※日本リーグ1部の第34回(2000年)のディビジョンはSL(プレスーパーリーグ)、NL(日本リーグ)として実施。

JBL[編集]

年度 リーグ レギュラーシーズン セミファイナル ファイナル 最終結果 HC
順位
2007-08 JBL 1 18 17 5位 --- 5位 清水良規
2008-09 2 22 13 3位 1 2 --- 3位
2009-10 3 25 17 3位 1 2 --- 3位
2010-11 4 26 10 3位 震災のためプレイオフ実施せず
2011-12 5 24 18 4位 1 2 --- 4位
2012-13 6 20 22 5位 --- 5位

獲得タイトル[編集]

監督陣と選手[編集]

2013年休部当時

監督陣[編集]

選手[編集]

No. 名前 生年 身長、体重 出身 前所属
1 木下博之 1980 178cm、70kg 大阪府 日本体育大学
2 阿部佑宇 1984 178cm、75kg 北海道 東海大学
6 永山誠 1977 184cm、80kg 兵庫県 日本大学
7 小林慎太郎 1985 184cm、83kg 熊本県 東海大学
10 大西崇範 1983 196cm、95kg 兵庫県 日本体育大学
12 久保田遼 1989 197cm、94kg 大分県 早稲田大学
13 渡邉裕規 1988 180cm、74kg 神奈川県 青山学院大学
14 金丸晃輔 1989 192cm、78kg 福岡県 明治大学
18 中務敏宏 1986 187cm、89kg 大阪府 筑波大学
21 根来新之助 1987 195cm、96kg 大阪府 天理大学
22 チャールズ・オバノン 1975 201cm、100kg 米国 東芝ブレイブサンダース
24 広瀬健太 1985 193cm、90kg 島根県 青山学院大学
25 平尾充庸 1989 178cm、70kg 徳島県 天理大学
31 青野文彦 1978 210cm、120kg 愛媛県 青山学院大学
40 ジャミール・ワトキンス 1977 211cm、116kg 米国

過去の主な所属選手[編集]

大阪エヴェッサとの関係[編集]

JBLのライバルであるbjリーグ大阪エヴェッサとは、同じ大阪府を本拠地としている事もあり、大阪のスポーツチームや団体によって結成されている「大阪スポーツ王国」にともに参加している。また、エヴェッサにはヘッドコーチである天日謙作を始め、パナソニックOBも所属。エヴェッサ側はこの2チームの将来的な合併も視野に入れている。[1]

余談だが、パナソニックとエヴェッサの親会社であるヒューマングループの共同出資で「ヒューマックス」を立ち上げており、エヴェッサの応援歌を手掛けた松本隆博(ダウンタウン松本人志の実兄)はパナソニックからヒューマックスへの出向である(現在はヒューマンリソシアとの合併により、パナソニックとの資本関係は切れている)。

脚注[編集]

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  1. ^ “和歌山トライアンズのマスコットキャラクター 和歌山の精霊 「トライ」と「アン」に決定!” (プレスリリース), 和歌山トライアンズ株式会社, (2013年7月16日), http://www.trians.jp/news/detail/2013-07-13/2109 
  2. ^ “パナソニック、バドミントンとバスケ休部へ”. 朝日新聞デジタル. (2012年9月17日). http://www.asahi.com/sports/intro/OSK201209160134.html 2012年9月17日閲覧。 
  3. ^ “バスケ新リーグ名称「NBL」”. 日刊スポーツ. (2012年9月19日). http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20120919-1019880.html 2012年9月19日閲覧。 
  4. ^ “パナソニック バドとバスケの休部発表…経営合理化で”. スポーツニッポン. (2012年10月31日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/10/31/kiji/K20121031004453380.html 2012年11月4日閲覧。 
  5. ^ “和歌山にバスケのプロチーム 休部パナソニックの受け皿”. (2012年12月18日). http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012121801002538.html 
  6. ^ “パナ受け皿チーム・和歌山がNBL参入”. スポーツ報知. (2012年12月19日). http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/ballsports/news/20121219-OHT1T00143.htm 2012年12月19日閲覧。 
  7. ^ “バスケ男子のプロ新球団 名称は和歌山トライアンズ”. スポーツニッポン. (2013年2月8日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/02/08/kiji/K20130208005153270.html 
  8. ^ “パナソニックトライアンズ所属選手移籍先チーム決定のお知らせ” (プレスリリース), 公益財団法人日本バスケットボール協会, (2013年5月7日), http://www.japanbasketball.jp/news_detail.php?news_id=16565 

関連項目[編集]