パルック

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パルック (Palook) は、パナソニック ライティングデバイスが製造する蛍光管ブランド名。三波長型蛍光管であり、同社の蛍光管製品の中では、上位製品としてブランドを確立してきた。

概要[編集]

パナソニックブランドで展開する照明器具(蛍光灯)の開発に歩調を合わせて、多様な形状(直管、丸形、ツイン型、電球型など)の製品が用意されていることが特徴。

かつては、昼白色が「パルック色」という名称で黒い箱、昼光色が「パルックday色」という名称で青い箱、電球色が「パルック電球色」として橙の箱という名称・パッケージ色で識別がされていたが、現在は、ラインナップの増強などもあって、昼白色が「Natural(ナチュラル色)」として緑の箱、昼光色が「cool(クール色)」として青の箱に入って販売されている。電球色は当初「Walm(ウォーム色)」として販売されていたが、現在は単に「電球色」で販売されている。

歴史[編集]

  • 1977年 - パルックブランドによる蛍光管の製造を開始(市販初の三波長型。色温度は5000K型)
  • 1990年 - パルックスリム(管径16mm)の製造を開始
  • 1993年 - 電球形蛍光管であるパルックボールの製造を開始(それまでのブランドはライトカプセル(1980年))
  • 1996年 - 「パルックボール」のモデルチェンジ(60W電球の明るさを確保しながら消費電力を14Wに抑える)
  • 1997年 - 高周波点灯専用二重環型蛍光灯「ツインパルック」を製造開始。
  • 2001年 - 「パルックボールYOU」(電球とほぼ同じ大きさに小型化)
  • 2003年 - 「無電極パルックボール」を製造(定格寿命3万時間を達成する高性能版)
  • 2004年 - 「パルックボールスパイラル」の製造(60W電球の明るさを確保しながら消費電力を12Wに抑える)
  • 2005年6月 - 長寿命型の蛍光灯「パルックプレミア」を製造開始
  • 2006年5月 - 「パルック」のモデルチェンジ(点灯中の明るさ低下を抑制するプレミアコーティングが施される)
  • 2006年10月 - 約10,000時間の長寿命を実現した電球型蛍光灯「パルックボールプレミア」製造開始
  • 2007年3月 - 約13,000時間の長寿命と約80%の明るさ保持を実現した蛍光灯「パルックプレミアL」製造開始
  • 2007年10月 - 約16,000時間の長寿命を実現した高周波点灯専用二重環型蛍光灯「ツインパルックプレミア」製造開始
  • 2008年7月 - 約13,000時間の長寿命と「クイックランプ」内蔵により瞬時に明るくする電球型蛍光灯「パルックボールプレミアQ(クイック)」製造開始。
  • 2008年10月 - 業界に先駆け、蛍光灯の電極部を無ガラスに切替(参照・ニュースリリース)。
  • 2009年6月 - 約15,000時間の長寿命と業界初の省エネ性能(インバーター器具使用時)を併せ持つ丸形蛍光灯「パルックプレミアLS」製造開始。
  • 2009年10月 - 「パルックボールプレミア」のモデルチェンジ(無電極タイプを除く電球型蛍光灯では最長クラスの約13,000時間に長寿命化 ※100形は従来どおり約10,000時間)
  • 2010年4月 - 「パルックボール」を電球型蛍光灯のエントリーモデルとして復活(消費電力は「パルックボールスパイラル」と同じ12W)。
  • 2010年6月 - 長寿命と省エネを両立した「パルックプレミアS」製造開始。
  • 2010年7月 - 「スパイラルパルック」に75形・93形を追加。
  • 2011年4月 - 電球型蛍光灯「パルックボール」にD60形(12E品番)を追加発売。
  • 2012年1月 -
    • 組織再編に伴い、ライティング社からエコソリューションズ社に社名変更。
    • 「パルックe-Day」・「パルック」・「パルックプレミア」・「パルックプレミアL(直管)」・「パルックボールスパイラル(レフ型)」・「パルックボール」をリニューアル発売(リニューアル品の品番は従来の品番に"F"が追加された品番となる)。
  • 2015年6月 -
    • 蛍光灯で初めてとなる「文字くっきり光」を搭載し、約20,000時間の長寿命も実現した「パルック20000」製造開始。
    • 「パルックボール」D形をリニューアル(D60形 E26口金(11E品番)は消費電力量を11Wに低減し、定格寿命を約10,000時間に長寿命化。併せて、2個セットを追加(電球色は2個セットのみの設定)。さらに、ラインナップを拡大し、D60形 E17口金(11E/E17品番、電球色はD60形 E26口金同様に2個セットのみの設定)とD100形 E26口金(20E/2T品番、クール色・電球色共に2個セットのみの設定)も追加した)。
    • 「パルックe-Day」に、直管40形のまとめ買い用パック製品(4本入り・10本入り・25本入り)を追加発売。
  • 2015年9月 - 「パルックボール」にG60形を追加発売(クール色、電球色のみの設定)。
  • 2016年6月 - 「パルック20000」のラインナップを拡充し、「パルックプレミア20000」としてリニューアル。

ラインナップ[編集]

蛍光灯[編集]

丸形・直管[編集]

  • パルックプレミア20000(電球色・クール色(昼光タイプ)・ナチュラル色(昼白タイプ))
電子放出物質(エミッタ)の塗布プロセスと塗布量及び封入ガス圧の最適化によりエミッタの飛散を抑えたことで、パルックシリーズ内最長の約20,000時間の定格寿命を実現したウルトラ長寿命タイプ。丸形のクール色は既存のクール色(7200K)よりも色温度が低く、ナチュラル色(5200K)よりも色温度が高い6200Kの「文字くっきり光」を搭載している。
当初は「パルック20000」として発売され、丸形タイプのみで且つ、集合包装品(2本セット、30形×2・30形+32形・30形+40形・32形+40形)のみの設定で、光色は前述の「文字くっきり光」を搭載している関係でクール色のみの設定であったが、2016年6月に、丸形の1本包装品(30形・32形・40形)と直管(20型のみ、1本入と2本入を設定)を追加、光色も電球色とナチュラル色が加わって3色となって製品名を「パルックプレミア20000」に変更。従来、「パルック20000」として発売されていた製品もパッケージリニューアルにより「パルックプレミア20000」に製品名を変更した。
  • パルックプレミアLS(電球色・クール色(昼光タイプ)・ナチュラル色(昼白タイプ))
電子放出物質(エミッタ)の保持力を更に高める3重コイルとクリプトン含有の封入ガス採用により約15,000時間の定格寿命を実現するとともに、クリプトン含有封入ガスの採用に加えて放電路長を短縮したことによりインバータ器具使用時で約5%の省エネも実現し、定格寿命まで約80%の明るさをキープする「プレミアコーティング」を施したプレミアム長寿命タイプ。丸形タイプのみの設定。2017年限りで生産終了(在庫品限り)となり後継は「パルックプレミア20000シリーズ」へ移行。
  • パルックプレミアL(電球色・クール色(昼光タイプ)・ナチュラル色(昼白タイプ))
3重コイルの採用により約13,000時間の定格寿命を実現し、「プレミアコーティング」を施したハイグレード長寿命タイプ。前述の「パルックプレミアLS」へ継承のため、丸型タイプ(口金に光を透過する「光(ヒカ)リング」採用)は生産終了となったが、直管20形(スタータ形)のみ継続販売する。
  • パルックプレミア(電球色・クール色(昼光タイプ)・ナチュラル色(昼白タイプ))
点灯中の明るさ低下を抑制する技術の採用により、約9,000時間(直管20形は約10,000時間、直管40形は約15,000時間)の定格寿命を実現し、「プレミアコーティング」を施したベーシック長寿命タイプ。また、直管には20形(スタータ形)だけでなく、40形(ラピットスタート形、クール色・ナチュラル色のみの設定)もラインナップする。
  • パルック(電球色・クール色(昼光タイプ)・ナチュラル色(昼白タイプ))
シリーズの中では丸形・直管共にラインナップが幅広い。また、丸形30形・丸形32形・丸形40形・直管20形には「プレミアコーティング」を施している。直管は継続販売されているEX-N品番(青緑のライン)はENW品番(黄緑のライン)と同じナチュラル色、EX-D品番(青のライン)はECW品番(水色のライン)と同じクール色と光色名が統一されている。また、直管は一部の品番に限り、まとめ買い用の4本入・10本入・25本入も設定されている。
なお、長寿命型の「パルックプレミア」シリーズへ移行のため、前述のプレミアコーティングタイプはクール色のみの設定となっている。
  • パルックe-Day(昼光色・ナチュラル色・クール色)
明るさを損なわずに色の見え方を向上した廉価タイプ。「パルック20000」と同様に集合包装品のみの設定で、ばら売りはされていない。昼光色は丸形30形2本、丸形30形+32形、丸形30形+40形、丸形32形+40形、直管20形2本の5種類。ナチュラル色とクール色は直管40形のみの設定で、まとめ買い用の4本入・10本入・25本入(25本入はラピットスタート形のみ)が設定されている。
なお、以前は昼白色も発売されていたほか、かつては「パルックday」なる昼光色のみの蛍光灯も存在していた。

高周波点灯専用二重環形[編集]

  • ツインパルックプレミア(電球色・ナチュラル色・クール色)
電子放出物質(エミッタ)の塗布プロセス及び塗布量の最適化により約16,000時間の定格寿命を実現するとともに、「プレミアコーティング」も施した長寿命タイプ。
なお、現在パナソニックで発売する高周波点灯専用二重環形蛍光灯は本製品のみである。かつては「ツインパルック」も発売されていたが、長寿命タイプである「ツインパルックプレミア」へ移行のため生産終了となった。

高周波点灯専用環形[編集]

  • スリムパルックプレミア(電球色・ナチュラル色・クール色)
電子放出物質(エミッタ)の塗布プロセス及び塗布量の最適化により約16,000時間の定格寿命を実現するとともに、「プレミアコーティング」の採用と蛍光体の改良により、初期の明るさ約5%アップも実現した長寿命タイプ。27形+34形の2本セット、20形+27形+34形の3本セットも設定される。
  • スリムパルック(電球色・白色・ナチュラル色)
管径16mmのスリムなガラス管を採用した直管タイプ(受注生産品)。以前は丸型も設定されていたが、長寿命型の「スリムパルックプレミア」へ移行のため生産終了した。

高周波点灯専用直管形[編集]

  • ナチュラル色・クール色・電球色の3色を展開しており、定格寿命約16,000時間の普及タイプと約30,000時間の「プレミアタイプ」を発売。

単色タイプ蛍光灯[編集]

  • カラーパルック
店舗やホテルの宴会場などのカラー演出に使用する単色タイプの蛍光灯。光色はレッド、グリーン、ブルーの3色で、直管40形のみの設定(受注生産品)。

電球形蛍光灯[編集]

  • パルックボール(電球色・クール色)
低消費電力と約10,000時間の定格寿命を特徴とする電球型蛍光灯。蛍光管露出型のD60形・D100形と、ボール電球型のG60形の3種類がある。また、D形には2本入(D100型及びD60形の電球色は2本入のみの設定)も用意されているほか、D60形のみ、E26口金に加えてE17口金も用意される。
元々は初代製品として発売していたが、2010年から「パルックボール」シリーズにおけるエントリーモデルとして名称を復活。「LED電球プレミア(2015年10月発売)」をはじめとするLED電球への移行に伴って2015年6月をもって「パルックボールプレミア」・「パルックボールスパイラル」及び「パルックボール」A型が生産終了となり、エントリーモデルの「パルックボール」のみの展開となった。

その他のパナソニック製蛍光灯のブランド[編集]

  • リアルクス(電球色・昼白色)
演色AAAの高演色形蛍光灯
  • クリアスカイ
12000Kの超高色温度蛍光灯、Hf直管32形のみ。高演色(Ra90)と長寿命も実現している。

以下の製品はパナソニック製蛍光灯の下位ブランドとして位置付けられている。(それぞれ一般型(普及型)蛍光灯である。)

  • フルホワイト(昼白色)
  • ハイライト(白色・昼光色)
  • ツイン(電球色・ナチュラル色・クール色)
スリムタイプのガラス管をブリッジ技術で結合させることでコンパクト化したブリッジ形状の蛍光灯。2本ブリッジの「ツイン1」、4本束状ブリッジの「ツイン2」、4本平面ブリッジの「ツイン2パラレル」、6本束状ブリッジの「ツイン3」の4タイプがあり、「ツイン1」と「ツイン3」には一般型と高周波点灯専用型(Hfツイン)があり、Hfツインには「プレミアコーティング」を施した長寿命タイプの「Hfツイン1プレミア」もある。口金が特殊形状のため専用器具が必要である。

備考[編集]

従来、管球はパナソニック ライティング社、照明器具そのものはパナソニック電工がそれぞれ取り扱っていた。なお、パナソニックグループの蛍光灯を含む管球では同一製品でもライティング社(電産品番)と電工(電工品番)では型番が異なる製品が多い。例えば、電産品番でFHF32EX-N-Hである直管の32W型Hf蛍光灯昼白色は電工品番ではFL0328348となる。

2012年1月1日にパナソニックがパナソニック電工を吸収合併したことに伴うグループの大幅再編に伴い、ライティング社は旧・パナソニック電工の中枢機能を引き継いだエコソリューションズ社に統合。これにより、管球・照明器具は2012年1月からエコソリューションズ社の取り扱いとなった。

他社の蛍光灯ブランド[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]