ナコルル

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ナコルル プロフィール

  • 初出作品SAMURAI SPIRITS
  • 流派:シカンナカムイ流刀舞術
  • 武器銘:宝刀・チチウシ
  • 出身地:アイヌモシリ・カムイコタン
  • 生年月日明和八年(1771年十月十一日 明け方
  • 身長: 
    五尺一寸 (約153cm)
    22.5cm(『蒼紅』)
  • 体重:語らず
  • 三体数: 
    二尺四寸、一尺六寸、二尺七寸(初代 - 『天』)
    二尺七寸、一尺六寸、二尺七寸(『侍魂』)
    二尺三寸、一尺六寸、二尺六寸(『零』)
  • 血ノ型AB型
  • 好きなもの: 
    カムイコタンの動物たち(初代 - 『天』)
    森や動物(『侍魂』)
    カムイコタンの自然(『零』)
  • 嫌いなもの: 
    自然を汚す悪い人間たち(初代 - 『天』)
    自然を汚す悪人(『侍魂』)
    自然を大切に出来ない人たち(『零』)
  • 特技: 
    毎朝作る「ラタシケプ」は、みんな美味しいと言ってくれます(初代 - 『斬魔伝』 『閃』でも同じ)
    自然の声を聞くこと
  • コンプレックス: 
    秘密
    巫女としての宿命の重さ(『侍魂』)
  • 尊敬する人: 
    どんな方でも尊敬できる一面を持っています(初代 - 『天』)
    亡き父(『侍魂』)
    父様(『零』)
  • 剣の道について: 
    他人を傷つけたくはないが、自然を守るために必要だと思う(初代 - 『天』)
    自然を守るための手段(『侍魂』)
    護身術として父様から教わりました(『零』)
  • 平和を感じるとき:森の木々に囲まれてすごしているとき
  • 好みのタイプ: 
    どんな人にもすばらしい一面が必ずあります
    あまり考えたことはありません(『零』)
  • 現代社会での彼女は…?:彼女は現代社会では淘汰されて、生きてはいられない
  • 関連キャラクターリムルルレラガルフォード

ナコルルSNKSNKプレイモア)の対戦型格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズなどに登場する架空の人物。

概要[編集]

一族に伝わる宝刀チチウシを手に、のママハハやのシクルゥを連れて、自然を守るために戦うアイヌ巫女。なお、『サムライスピリッツ』シリーズの作中のアイヌ文化の描写は現実のそれとは異なる部分がある。

『サムライスピリッツ』シリーズの第1作目から登場する数少ない女性キャラクターの一人であり、お供の鷹「ママハハ」と共に戦う。ペットキャラクターと共に格闘ゲームに参戦することは、当時としては画期的であった。

初代の頃から『サムライスピリッツ』シリーズ通しての主人公的存在の覇王丸同様にシリーズ通してのヒロイン的存在のキャラクターであり、覇王丸の次に名前が紹介されていることが多い。アーケードゲーム専門誌の『ゲーメスト』では人気投票で1位が続きすぎたことで殿堂入りを果たしている。人気の高さから単独で他のゲームや主人公のアニメが作られたりと、格闘ゲームのジャンルの中でもナコルルの知名度は非常に高い。株式会社SNKの看板キャラクターの一人である。

『サムライスピリッツ』シリーズ全てに登場する皆勤賞キャラクターで、操作キャラクターとしても2位、女性キャラクター中トップの登場回数である。『サムライスピリッツ新章 〜剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃〜』(以下『蒼紅』と表記)では演出上の登場のみだが、重要キャラクターとして登場する。

初代での決め台詞「大自然のおしおきよ」がブームとなる。この台詞は『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』(以下『真』と表記)から「大自然のおしおきです」に変更された。

キャラクター概要[編集]

トス(巫術)やウエインカル(観自在・透視術)の能力を継承する家系に生まれた。さまざまな神秘的な能力を持つ家族の中でも、ナコルルの能力は特に秀でている[1]。自然の声を聴くことができる巫女。

家族構成は祖父・サノウク、祖母・モナシリに妹のリムルルで、両親は既に他界している。

ガルフォードに想いを寄せられており、話の中で最も関係が深いキャラクターの一人である。当初は、ナコルル自身も彼に好意は持っているものの、アイヌの人々や故郷のカムイコタン、自然を守る巫女としての使命感などから積極的になれず、あくまで友達と割り切った上での良好な関係が描写される。作を追うにつれ、より友達同士とは思えない描写が増えていき、『サムライスピリッツ 〜侍魂〜』(以下『侍魂』と表記)や『サムライスピリッツ2 〜アスラ斬魔伝〜』(以下『斬魔伝』と表記)のエンディングでは相思相愛と思わせるような描写がされている。『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』(以下『天下一剣客伝』と表記)ではガルフォードEDでガルフォードに告白しようとしたがガルフォードに言葉を止められるようなシーンもある。同作のガルフォード(羅刹)のエンディングではガルフォードに「おまえが必要だ。俺についてこい」と言われて二つ返事で一緒に旅をする、ナコルルのエンディングではガルフォードがナコルルの故郷付近に居着く、パピーのエンディングではガルフォードの帰る場所が既にナコルルの故郷となり将来的な2人の関係を「新しい家族」と表現するなどしている。しかし、一度も「恋人同士」と直截に表現されたことはない。ナコルルは20余年後である『蒼紅』ではある理由(後述参照)から「コロポックル」になっており、ガルフォードはナコルルの帰りを待ち続けていると覇王丸の口から語られている。

『真』においてのナコルルとガルフォードのエンディングで、「自分の命の代わりに大自然を救って」と祈り消滅する描写があり、ファンの間では長年ナコルルは死亡したと思われていた(実際には死亡とは説明されておらず、生死不明の描写であった)。以降に発表された『サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』(以下『斬』と表記)と『サムライスピリッツ 天草降臨』(以下『天』と表記)は『真』以前の物語として設定されたため、ナコルルも登場している。最終的に『真』以降の物語である『侍魂』では「『真』でナコルルは命を落としたと思われたが、本当は大自然に守られ生きたまま眠りについていた」ということが明かされた。その後、目覚めたナコルルは『侍魂』以降も登場する。

PlayStationオリジナル作品として発売された『蒼紅』は1811年の出来事(『斬魔伝』から数えると21年後)とされているが、20年前にリムルルが氷の中に凍結され離天京に封印され、ナコルルはリムルルを助けようとするも離天京内に入るためには自分の身体を小さくするしか術がなく、自らの意識を大自然と一体化させ精霊化した小さな姿になったと説明されている。これはナコルル本体が小さくなったわけではなく、本体と分離して精霊化している。ナコルル本体は大自然の中で眠っている。

その後に稼働した現時点での最新作である『サムライスピリッツ閃』(以下『閃』と表記)ではキャラクターたちの年齢から『斬魔伝』の1年後の世界を描いているが、『閃』ではナコルルはこれまでのように普通の人間の姿で登場している。『蒼紅』で説明されたナコルルが精霊化した時期とリムルルの身体が凍結された時期は20年前となっているためちょうど本作の時期と重なるが、シナリオが明確につながっているのかは不明。

パラレル設定の『天下一剣客伝』では『真』と同じように自らの命の捧げようとするが、亡き両親の力によって奇跡的に一命を取り留めてカムイコタンに戻ってきている。その代償として巫女の力を失い、その後はカムイコタンでリムルルやガルフォードと一緒に幸せに暮らしたということになっている。

サムライスピリッツ零』(以下『零』と表記)のエンディングでチチウシを正式に受け継いだが(この受け継ぎ方は『サムライスピリッツ』公式ストーリーで触れられた内容とは異なっている)、RPG版である『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』では「邪天降臨之章」のオープニングイベントでチチウシを受け継いでいる。この2作ではチチウシの前の持ち主であるナコルルの父親が死んだ原因が異なる。

『零』のリムルルのエンディングではナコルルとリムルルが本当の姉妹ではないという描写がある。

紫ナコルル[編集]

初出は、初代『サムライスピリッツ』にて2Pキャラクターとして登場したナコルルの色違いグラフィック。制作側のお遊びで、ナコルルのみ1P側と2P側で別人のような顔つきと表情をしていたため、裏ナコルルとして1Pとは別の人気を集めた。続編の『真』でも1Pと2Pでナコルルのみ顔グラフィックが変化する。

1Pの赤い衣装のナコルル(以下、赤ナコルル)が基本的に穏やかで優しそうな表情なのに対し、2Pの紫色の衣装のナコルル(以下、紫ナコルル)は妖艶な表情や勝気そうな明るい表情をしている。

制作者側もシリーズごとに意識して差別化を図るようになり、『斬』以降では全キャラクターに「対極選択」として「修羅」と「羅刹」という2種類の性能を用意するシステムが採用され、従来の赤ナコルルは「修羅」に、紫ナコルルは「羅刹」に割り振られた。これに伴い、修羅側の赤ナコルルが従来通り鷹のママハハをお供に戦うのに対し、羅刹側のナコルルは新たに狼のシクルゥをお供に戦うことになる。

3D作品の『侍魂』では髪型がボブカットになり、さらなる差別化がはかられた。後年、この髪型変更は3D処理の関係上やむなくポリゴン数を減らすため髪を少なくしたと明かされた。続く『斬魔伝』では初めてナコルル以外も同一キャラクターで「修羅」と「羅刹」でグラフィックが変わるキャラクターが複数登場することになり、キャラクターの設定も明確に別の設定に分けられた。人物紹介では、修羅ナコルルは「自然を愛ししているものの、少女らしく生きたいという想いと巫女との間で揺れている」のに対し、羅刹ナコルルは「自然を脅かす者には迷うことなく立ち向かう凛とした少女」と説明されている。

OVAアニメ化された『SAMURAI SPIRITS 2 〜アスラ斬魔伝〜』では修羅ナコルルと羅刹ナコルルが両方登場しており、羅刹ナコルルは勝気で修羅ナコルルより少しマセたキャラクターになっている。

他に赤ナコルル(1P、修羅)と異なる点は、服装の基本となる色(赤→紫)、髪型(ロングヘアボブカット※『侍魂』と『斬魔伝』のみ)、頭のリボン(あり→なし※『侍魂』と『斬魔伝』のみ)、髪の色(青みがかった黒→濃い茶)、目つき(タレ目→ツリ目)、肌の色(色白→褐色)、赤ナコルルより胸が大きい点、お供の動物(鷹→狼※『斬』 - 『斬魔伝』)、台詞回し(赤→敬語を多用 紫→敬語は使わない)。

ノベルゲーム『ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜』では紫ナコルルをベースとして「ナコルルのもうひとつの姿」という設定と共に新たな名前が付けられた「レラ」が登場し、のちに2D対戦格闘版『サムライスピリッツ』シリーズの『零』で従来の羅刹ナコルルの性能を引き継いだ新キャラクターとして登場した。しかし、レラの性格はこれまでの赤ナコルルや紫ナコルルとはまた異なっており、こちらはクールで大人びており表情を殆ど崩さないキャラクターとなっている。

『天下一剣客伝』では「ナコルル」と「レラ」とは別枠で、「紫ナコルル」がプレイヤーキャラクターとして復活した。これにより『天下一剣客伝』には性格が異なる3人のナコルルが揃うこととなった(ナコルル・レラ・紫ナコルル)。『天下一剣客伝』の紫ナコルルの台詞は初代『サムライスピリッツ』で登場したナコルルを踏襲したもので、お供もママハハである。動作や必殺技などゲーム本編に通常ナコルルとの違いはほとんど無く、性能面では一部の連斬のルートが僅かに違う他、台詞回しやシナリオなどの演出面が異なる。シナリオでは「ナコルル」の方はこれまでと同じようにナコルルと関係性の深いガルフォードやリムルルが登場するのに対し、「紫ナコルル」は、実は初代でナコルルとの相関関係が設定されていたものの[2]、ゲーム本編の中での関わりは皆無であったシャルロット王虎が登場する。

動物たち[編集]

ナコルルが連れている動物たち。ただしゲーム中では2匹同時には戦わない。家庭用『天下一剣客伝』ではシクルゥ&ママハハとして2匹だけで操作キャラクターデビューを果たす。

ママハハ[編集]

ママハハ プロフィール

  • 初出作品SAMURAI SPIRITS
  • 流派:霊力
  • 武器銘:-
  • 出身地:アイヌモシリ・カムイコタン
  • 生年月日:不明
  • 血ノ型:-
  • 好きなもの:カムイコタンの自然
  • 嫌いなもの:自然を脅かすもの
  • 特技:夜目が利く
  • コンプレックス:たまには自由に空を飛んでみたい
  • 尊敬する人:宝刀・チチウシの所有者
  • 剣の道について:宝刀・チチウシの守護鳥としての役割
  • 平和を感じるとき:戦いのないとき
  • 好みのタイプ:宝刀・チチウシの所有者は人格者が多いので助かる
  • 関連キャラクター:ナコルル

ナコルルが初登場時から連れている鷹[注 1]。ナコルルの武器・宝刀チチウシを守る役目を担っており、ナコルルに付き従うのはナコルルが「宝刀チチウシを持つ戦士」だからである。したがって、持主が命を落とせば次の戦士のもとへチチウシを届けることになる。このこともあって、『真』まではチチウシを手放すとナコルルから離れてそちらを守りに行ってしまう。こうなるとママハハ関係の技を使うには、一旦専用の動作で呼び戻す必要がある。

ナコルルを足に掴まらせて羽ばたくことができる。シリーズ初期はこれで世界中を移動していた。対戦中はゲームバランス上、一定時間しか摑まり続けることはできない。

『斬』から『斬魔伝』までの4作品では「修羅」のナコルルが連れている。なお、『初代』、『真』、『天下一剣客伝』の紫ナコルルもママハハ(色違いの黒鷹)を連れている。

RPG版である『武士道烈伝』ではパーティーキャラクターとして登場するナコルルは常にママハハを連れている。また、「邪天降臨之章」でナコルルを主人公にしている時に伊勢で起こる蛸の怪物と戦うイベントでは、シクルゥを連れていてもママハハに交代して戦うことになる。

家庭用『天下一剣客伝』ではシクルゥ&ママハハとして登場する際、シクルゥを足に掴んで飛ぶなどして補佐役に徹している。

シクルゥ[編集]

シクルゥ プロフィール

  • 初出作品サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣
  • 流派:闘争本能+シカンナカムイ流刀舞術
  • 武器銘:-
  • 出身地:シベリア
  • 生年月日:不明
  • 血ノ型:不明
  • 好きなもの:レラ(ナコルル)、リムルル
  • 嫌いなもの:自然を汚すもの
  • 特技:肉を食べなくても我慢できる
  • コンプレックス:カムイコタンにシベリアオオカミは自分だけ
  • 尊敬する人:レラ(ナコルル)
  • 剣の道について:敵と戦う手段
  • 平和を感じるとき:穏やかな昼下がり
  • 好みのタイプ:いない
  • 関連キャラクター:ナコルル、レラリムルル

『斬』で初登場した狼。『斬』から『斬魔伝』までは「羅刹」のナコルルが連れていて、『零』以後はレラが連れている。日本のエゾオオカミではなく、シベリアから流氷に乗って流れ着いてきたとされ[3]、そのことはシクルゥにとってコンプレックスであるとのこと。また、キャラクターの考案当初は「牙(シキテ)」という仮名が付けられていた[3]

『ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜』では出生の設定が異なり、蝦夷地のオオカミ。ナコルルのせいで親が死んだ子狼をレラが育てた。

ママハハには重大な任務(チチウシを守る役目)があるが、シクルゥにはそのような設定はない。なお、『真』ではナコルルの勝利ポーズで狼らしき動物(ガルフォードのパピー()と同じグラフィック)が登場するが、それはシクルゥではない(パピーでもない)。

ナコルルおよびレラを背に乗せて移動することができる。

RPG版である『武士道烈伝』ではナコルルが主人公の場合のみ、特定の場所でママハハと交代させることでシクルゥの必殺技が使用可能となる(逆にママハハの必殺技は使用できなくなる)。

家庭用『天下一剣客伝』ではシクルゥ&ママハハとして登場する際、メインの攻撃役になっている。

キャラクターデザイン[編集]

青みがかった紺色に近いロングヘアの後頭部に大きな赤いリボンがついている。瞳の色も青みがかっている。衣装は赤と白をベースカラーとしている。腕が露出した骨盤までの長さの上着に、くるぶしまでのズボンをはいている。腰には太めの帯を巻きつけ腰にの後ろに武器であるチチウシ(マキリという小刀)をつけている。『真』、『斬紅郎』、『天草降臨』では上着の長さが長くなり、ロングの巻きスカートをはいたような形になったが、『侍魂』以降の作品は『初代』の頃の衣装に近い形を維持している。

『サムライスピリッツ』シリーズのイラストレーターである北千里が描いたキャラクター設定資料や解説によると、ナコルルの顔立ちは「童顔」であり、黒目がちなタレ目である。リムルルの姉だが、そのことを意識すると老けて可愛くなくなってしまうので、ナコルルはナコルルだと割り切ってコロコロ(丸く)にして下さい、と書かれている[4]

キャラクター性能[編集]

小柄な体格(153cm前後)と武器が小刀なので通常攻撃のリーチが短いが、スピードがあり、忍者系が使用する三角飛びもできる。必殺技は機動力がある攻撃が多く、ママハハを使って遠距離からの攻撃ができる。自身の必殺技のエフェクトでは『斬紅郎』から光のようなエフェクトがつくようになった。『武士道列伝』でそれぞれのキャラクターに固定属性が設定されているが、ナコルルは「聖」属性となっている。

メディア登場・客演作品など[編集]

一般メディアでの注目が少なかったアイヌをキャラクター化したことでも注目を浴びた。ナコルルをデザインしたデザイナーの一人は、『サムライスピリッツ』の企画が立つ以前から「いつかアイヌ女性を一世風靡させるぞ」と考えていたという。企画者の念が通じたのか、デザイナーは狂ったように傾倒し2Pの顔まで変化した旨述べている[5]

そのキャラクターイメージから、1994年三鷹市水道部および年金課にて結城信輝のイラストによるポスターに起用されたことがある。ところが、あまりの人気に貼られた先からポスターが持ち去られる事件が続出し、結局最後まで残ったものは非常に少なかったという。このことは『KOF2000』の小説版(パロディ編)でも取り上げられ、テリー・ボガードがナコルルのポスターを見つけたことを喜んでおり、必死に「盗みたいなんて思わなかった」と別に盗んだわけでもないのに強調する場面がある[注 2]。一方、同年末には京都市にて京都遷都1200年記念・緑化フェアのポスターにも起用されており、こちらは当時SNK社内スタッフの白井影二がイラストを担当した。

ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』)の本編作品には当初出場していなかったにも拘らず、「『KOF』のキャラクターがバンドを組んだ」という触れ込みの「バンド・オブ・ファイターズ」のメンバーになっていた。なお、本編作品を除けば、クイズゲーム『クイズKOF』でプレイヤーキャラクターとして、ゲームボーイ版『熱闘KOF'95』では隠し乱入キャラクターとして参戦していた。その後、『KOF2000』ではユリ・サカザキのアナザーストライカーとして登場し、『KOF'94』をリメイクした『KOF'94 RE-BOUT』、『KOF2002』をリメイクした『KOF2002 UNLIMITED MATCH』、『KOF XIII』にも背景キャラクターとして出演している。後に、2016年発売の『KOF XIV』で本編出場を果たし、「異世界チーム」に所属するプレイヤーキャラクターとしてムイムイ(パチスロ『ドラゴンギャル』シリーズ)とラブ・ハート(パチスロ『スカイラブ』シリーズ)と共に参戦する。『KOF XIV』のエンディングでは「まだ穢れが残っている」という理由でしばらくこちらの世界に残ることになるのだが、実際は旅行や食べ歩きを目的とした観光を楽しもうとしており、年相応の女の子として描かれている。またDLCとして「私立カムイコタン女子高等学校制服」がある。

カプコンとのクロスオーバー作品では、『ヴァンパイア』のモリガン・アーンスランドと対比する形になっている(『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』ではライバルキャラクター、『CAPCOM VS. SNK MILLENNIUM FIGHT 2000』では共に隠しキャラクター)。『頂上決戦 最強ファイターズ』でこの2人でタッグを組むと「おしおきコンビ」というタッグ名になる。これは、ナコルルは勝利ポーズ時の決め台詞から、モリガンは必殺技の「ダークネスイリュージョン」を使う際に「おしおきよ」と言うことに由来する。

他のメディアでは狂信的なエコロジストであるかのように描かれ易い。その点を受けて『CAPCOM VS. SNK 2』でのチャン・コーハンとの掛け合いでは「ダンナより思い込みが激しい」とチョイ・ボンゲから言われている。

技の解説[編集]

※一部< >内はアイヌ語に直訳したもの。これらはEngrish同様、実際のアイヌ語に照らしたとき一般の辞典にみられない語彙や文法の誤りも見られるので注意。

必殺技[編集]

アンヌ ムツベ <勝利・刃>
身を低くして地面すれすれを飛びつつチチウシで斬りつける。『KOF XIV』では強の追加派生で攻撃しながら後退ができる。
レラ ムツベ <風・刃>
低空から飛び上がるような突進斬り。グラフィックは「アンヌ ムツベ」と同じ。
アムベ ヤトロ <火・鳶>、シチカプ エトゥ <鷹・くちばし>
合図と共に鷹のママハハが急降下攻撃を仕掛ける。「ヤトロ」が鳶の意味であったため、『斬』で技名が改められた。しかし『CAPCOM VS. SNK』(以下『カプエス』と表記)シリーズではこの2つがそれぞれ別の技として存在しており、『零』では技名が「アムベ ヤトロ」に戻っている。そして、再び『ネオジオバトルコロシアム』(以下『NBC』と表記)では「シチカプ エトゥ」となっている(『NBC』より後に発売された『天下一剣客伝』では「アムベ ヤトロ」のまま)。
『カプエス』での「シチカプ エトゥ」は、ママハハが相手に纏わりつき足の爪で断続的に切り裂く技。
シチカプ ア <鷹・爪>
ママハハが相手に向かって飛んでいき、掴んだ相手を爪で上空へ持ち上げ地面に落とす技。
レラシゥ <つむじ風
ママハハが竜巻を発生させる。
ヤトロ ポック <鳶・下>
ママハハに掴まった状態から、チチウシを構えつつ丸まって回転しつつ落ちる。
カムイ ムツベ <神・刃>
ママハハに掴まった状態からの急降下突き。
シチカプ アイ <鷹・矢>
ママハハに掴まった状態から離れつつ、ママハハが急降下攻撃を仕掛ける。
カムイ リセ <神・輪舞>
外套にしている布を振り回す。直接攻撃として使うほか、飛び道具を跳ね返せる。アイヌ語での正確な発音は「カムイ リュッセ」となり、ゲーム中でもそのように発音する。『剣客伝』ではナコルルは「カムイリュッセ」とアイヌ語通りの発音するが、紫ナコルルの方は「カムイリムセ」と字面そのままの発音で叫ぶ(他の「〜リムセ」系の技も紫ナコルルは字面通りに発音する)。
「羅刹」でも使える。
レラ オ チキリ <風・乗る・脚>
『斬』で登場したコマンド投げ。相手に蹴りの連続攻撃をする。
『真』までは通常投げで「地天三連脚」という技名だった。『カプエス』シリーズでも通常投げとして使われている。
シキテ <閃く・牙>、カント シキテ <天空・牙>、イメ シキテ <稲妻・牙>
狼のシクルゥに跨った状態から、シクルゥを突進させる。それぞれ技名が違うが、突進する方向が違う他に大きな違いはない(「メル - 」が真横、「カント - 」が斜め上、「イメル - 」が空中から斜め下)。追加入力でシクルゥの背中から飛び降りつつさらに攻撃することができる。
シクルゥを連れている『斬』以降の「羅刹」およびレラの技である。
エプンキネ シキテ <守り・牙>
攻撃を食らってダウン中にシクルゥが体当たりを食らわせる。
これも「羅刹」の技であるが、レラとしては『天下一剣客伝』で初めて使用可能に。
カムイフ ケスプ <雷鳴・踵>
空中からの踵落としで、『真』までの通常技(ジャンプ強蹴り)「虚空裂脚」と同一。『NBC』でもその名前の特殊技として存在する。
レラ キシマ テク <風・掴む・手>
空中の相手を掴んで落下して、地面に叩き付ける空中投げ。『真』までや『NBC』にも「飛天鷹落投」の名前で存在する。

武器飛ばし(武器破壊)技、絶命奥義、秘奥義[編集]

イルスカ ヤトロ リセ <怒る・鳶・輪舞>
『真』での武器破壊技で、『KOF XIV』でも超必殺技として扱われる。ママハハが盛大に炎を纏って急降下攻撃する(「アムベ ヤトロ」の強化版)。
『カプエス』シリーズではこれに似た超必殺技「シチカプ カムイ イルシカ<鷹・神・怒る>」があった。こちらは一旦ママハハが画面外に消えてから真横に突進していく。
アペフチ カムイ リセ <火の神・輪舞>
『真』での秘奥義(隠し技)で、布を繰り返し振り回す(「カムイ リセ」の強化版)。『斬』以降はなくなったが、『熱闘KOF'95』で通常の必殺技となり、『零』でも素手状態でのみ出せる必殺技として復活。『天下一剣客伝』では再び「秘奥義」となる。
エレルシ カムイ リセ <輝ける・神・輪舞>
『斬』以降の武器飛ばし技。内容は「アペフチ カムイ リセ」の前に「カムイ ムツベ」で攻撃して、最後に「シチカプ エトゥ(アムベ ヤトロ)」で追撃するといったもの。ママハハに捕まらずとも出すことができ、その場合は捕まる動作が加わる。
ヌペキ カムイ シキテ <輝く・神・牙>
シクルゥに乗って突進後、相手を斬りつけつつ上昇、とどめに「カムイ リセ」で叩き落す技。シクルゥ騎乗中にコマンド入力すると、シクルゥに乗る動作を省くため発生が早い。
これも「羅刹」および「レラ」の技。
トゥルセ サンペ キク ムツベ <倒す・心臓・打つ・刀>
『零SPECIAL』では絶命奥義として使われる。投げた相手を地面に叩きつけて、馬乗りになって心臓へ刀を突き刺す。『真』の通常投げ(空裂投、飛天鷹落投、流転胸激刃)を纏めて繰り出している。
『天下一剣客伝』では通常のコマンド投げとなっている。
シリコロ カムイノミ <森の神への祈り>
『カプエス』シリーズでの超必殺技。その場で祈りを捧げ、体力を回復する。
『NBC』やiアプリ『侍魂 〜四面楚歌〜』にも、同様の超必殺技「カムイ サンテク <神・血統>」がある。
イネプ・イカシマ・ワンペ・チュイェ <十と四・斬る>
『KOF XIV』での超必殺技。「天草降臨」の「連続斬り」を再現した乱舞技で、ノーマル・MAX版共に14回斬りつける。
カント・カムイ・ムツベ <天空・神・刃>
『KOF XIV』でのCLIMAX超必殺技。ママハハを背負って空中に飛び、滑空しつつ往復する突進技。ヒット時は吹き飛ばした相手に刀を突き刺し、そのまま地面に突き落とす。

声優[編集]

登場作品[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 設定上はクマタカだが、カラーリングに多少のアレンジが加えられている[3]
  2. ^ 三鷹市の行政はアニメやゲームのキャラクターを用いて広報用のポスターや下敷きを多数作成している。

出典[編集]

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関連人物[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

  • 新声社 - 1994年に初のナコルル人形を販売した会社。赤と紫のナコルルの人形2種類を新声社系列のマルゲ屋で発売。製作にはタカラが担当。ボディにはジェニー人形と同じものを使用している。