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SAMURAI SPIRITS (2019年のビデオゲーム)

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SAMURAI SPIRITS
ジャンル 剣戟対戦格闘
対応機種 PlayStation 4
Xbox One
Nintendo Switch
PC(Steam配信)
アーケード
開発元 SNK
発売元 SNK
プロデューサー 小田泰之[1]
シリーズ サムライスピリッツ
人数 1 - 2人
発売日 [PS4・XONE]2019年6月27日
[Switch・PC]2019年冬
[AC]2019年夏
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
エンジン Unreal Engine 4
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SAMURAI SPIRITS』(サムライスピリッツ)は、SNKから発売予定のゲームソフト。

2019年6月27日PlayStation 4Xbox One版が、2019年冬にNintendo SwitchSteam版が発売予定。なおパッケージ販売はPS4版のみで行われる。

2019年夏にアーケード版も稼働予定。

概要

SNKの対戦型格闘ゲームサムライスピリッツ』シリーズの一作。2008年に稼働された『サムライスピリッツ閃』以来の完全新作タイトルとなる。作中時系列としては『サムライスピリッツ零』と『SAMURAI SPIRITS』の間に位置し、『零』の1年後のストーリーが展開される[2]

怒りゲージなどの従来の機能に加え、オフラインプレイでの挙動を学んだAIをアップロードする機能が搭載されるとしている[3]

登場キャラクター

覇王丸
中村大樹
ナコルル
声:中原麻衣
服部半蔵
声:西前忠久
ガルフォード
声:駒田航[1]
橘右京
声:櫻井慎二朗
千両狂死郎
声:前塚あつし
柳生十兵衛
声:中博史
タムタム
声:森田了介
シャルロット
声:土師亜文
牙神幻十郎
声:コング桑田
アースクェイク
声:利根健太朗
声:森永千才
徳川慶寅
声:古川慎
鞍馬夜叉丸
声:天崎滉平[1]
烏天狗という名前で義賊をしている青年[4]。無実の罪で父を処刑した幕府を憎んでいる[4]
ダーリィ・ダガー
声:小林ゆう[3]
のこぎりといった工具を得物とする船大工[1][5][4]
呉瑞香
声:劉セイラ
清帝国に仕える風水師で、神獣の召喚を得意とする[4]
賢明ではあるが、かなりドジな性格をしている。また、あまり外に出ず、運動は苦手[4]

DLC追加キャラクター

リムルル
声:大野柚布子

開発

本作は2018年のSNK Investor RelationsのIPO懇親会の場で発表された[6]。 『サムライスピリッツ』シリーズ第12作目となる。本作の開発はSNKが担当した。

開発チームは、『THE KING OF FIGHTERS XIV』および『SNKヒロインズ Tag Team Frenzy』のスタッフを中心に結成された[7]。 ディレクター兼アートディレクターには黒木信幸が就任し[7]、プロデューサーには『SAMURAI SPIRITS 〜侍魂〜』にもかかわった小田泰之が就任した[8]

本作の開発の目的の一つには、多くのファンの要望に応えることと、eスポーツコミュニティ向けの作品を作ることである[8]

当初、開発チームはリアルなデザインを使うことを考えたが、すでに多くの格闘ゲームがリアル寄りだったため、その案は見送られた[9]

2019年4月5日に行われたメディア向け発表会にて、小田は本作のコンセプトとして「リブート」を挙げ、一撃必殺重視といった伝統を継承しつつも、システムとグラフィックを強化し、さらには新たにオンラインマッチを取り入れたと話している[1]。 システムは『真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変』を基にしつつも、各作品のよいところを織り交ぜる形で構成された[1]

2019年5月31日に本作の体験版が配信されたが、体験版を遊んだプレイヤーから入力の遅延を指摘する声が寄せられた[10]。これを受け、小田は同年6月4日にFacebookを通じて遅延の原因を調査中であると回答した[10]

道場モードの導入

本作では、AIがプレイヤーの行動を学び、分身を作り出す「道場モード」が導入された[11]。 導入に携わったSNKの泊久信は、機械学習をおもちゃとして組み込むことで、プレイヤーが機械学習の動作を楽しめると考えたとゲームクリエイターズカンファレンス’19にて話している[11]

本作以前に機械学習を導入した例としては、『Dota 2』のOpenAI Five英語版が存在するが、規模の大きさや方向性などに差異があったため、開発チームはあまり参考にしなかった[11]

多彩な動きをする相手と対戦したいと考えた彼らは、プレイヤーが画面の状況を判断してキー入力をしていると解釈し、プレイヤーの動作を機械学習に置き換えるという目標を立てた。当初彼らは勝者が生き残る強化学習の導入を検討したが、覇王丸が大斬りを放つだけで勝ってしまうことから、導入は見送られた[11]

プロトタイプは、ソフトウェアライブラリTensorFlowを用いて作成された。このライブラリにはPythonが使われることが多い一方、本作の開発に用いられたUnreal Engine 4はC++で書かれていた。このため、異なる言語で書かれた二つのシステムは、Transmission Control Protocolによるネットワークを刑有する形で接続された[11]

本番では、Tensorflowの代わりにEigenというテンプレートライブラリが用いられた[11]

機械学習の導入にあたり、人間によるプレイデータが必要となり、プランナー2人による1セット50ラウンドの対戦が実施された[11]。 しかも、ゲームステートから取得する項目の増加や本体側での技の変更があるたびに、対戦を行う必要があったため、その点に苦労したと泊は前述のイベントの中で振り返っている[11]。 また、泊はニューラルネットは微調整が効かない点や、機械学習の規模やゲーム機の性能といた様々な事情から人間の動きに似せることが出来なかったことも明らかにした[11]

キャラクター設定・選出

本作では新しいキャラクターが3人登場した[1]。 このうち、船大工のダーリィ・ダガーは、「豪胆で強い女性」というコンセプトから誕生したキャラクターであり、和風から離れた見た目故、開発スタッフは世界観と合わせるのに苦労した[1]

また、もう一人の新キャラクターである風水師・呉瑞香の衣装は中国のテレビドラマなどを参考にデザインされており、衣装に切れ込みを入れ、かわいさだけでなく色気も兼ねそろえたキャラクターとして設定された[1]

3人目の新キャラクターである義賊・鞍馬夜叉丸は女性にも受け入れられやすくするため、意図的に美男子として設定された[1]

小田は、Gematsuとのインタビューの中で、他作品からのゲストキャラクターの起用を検討していると話している[8][9]

音響デザイン

サウンド構築に当たり、開発スタッフは、初期の『サムライスピリッツ』シリーズを意識したうえで、キャラクターごとに異なる音環境を設定した[1]。 また、一部の音楽は和楽器ユニットHIDE×HIDEが手掛けた[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l Inc, Aetas (2019年4月6日). “「SAMURAI SPIRITS」メディア向け発表会レポート。開発陣による作品紹介に加え,プロゲーマーによる実機対戦プレイが披露” (日本語). www.4gamer.net. 2019年5月5日閲覧。
  2. ^ 週刊ファミ通No.1583 46-47頁
  3. ^ a b ミル☆吉村 (2019年3月31日). “新『サムライスピリッツ』の新キャラ“ダーリィ・ダガー”の参戦が発表。横スクロールアクションだった初代作の初期企画書なども公開【PAX EAST】”. ファミ通. エンターブレイン. 2019年4月29日閲覧。
  4. ^ a b c d e 『SAMURAI SPIRITS(サムライスピリッツ)』に完全新規キャラとして、呉瑞香(ウー レイシャン)と鞍馬夜叉丸の参戦が決定”. ファミ通. エンターブレイン (2019年4月5日). 2019年4月29日閲覧。
  5. ^ 『SAMURAI SPIRITS』新キャラクター“ダーリィ・ダガー”の紹介トレーラーが公開。巨大なノコギリやドリルを扱う女性船大工” (2019年4月19日). 2019年4月29日閲覧。
  6. ^ Moyse, Chris (2018年12月5日). “Samurai Shodown is reportedly coming early 2019 for PS4, PC, Xbox One and Nintendo Switch”. Destructoid. Enthusiast Gaming. 2018年12月11日閲覧。
  7. ^ a b Co, Franz (2018年9月13日). “Nobuyuki Kuroki confirms that new Samurai Shodown is being made by the same team as The King of Fighters XIV and SNK Heroines: Tag Team Frenzy”. Shoryuken. Complex. 2018年12月10日閲覧。
  8. ^ a b c Romano, Sal (2019年3月25日). “Samurai Shodown launches for PS4 and Xbox One in June, Switch in Q4 2019 and PC later; 44 minutes of gameplay and staff interview”. Gematsu. Gematsu. 2019年3月25日閲覧。
  9. ^ a b Nelva, Giuseppe (2019年3月30日). “New Samurai Shodown Character Revealed: Darli Dagger; Neogeo Collection Announced”. Twinfinite. Twinfinite. 2019年3月30日閲覧。
  10. ^ a b 株式会社インプレス (2019年6月4日). “「SAMURAI SPIRITS」、体験版の入力遅延について小田Pが「現在調査中」と回答” (日本語). GAME Watch. 2019年6月4日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i Yokoyama, Keiichi (2019年5月11日). “『サムライスピリッツ』の「道場モード」はいかにして作られたのか。「ニューラルネットワークを用いたAIの格闘ゲームへの組み込み」レポート【GCC2019】”. AUTOMATON. アクティブゲーミングメディア. 2019年5月12日閲覧。

外部リンク