サムライスピリッツ 天下一剣客伝

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サムライスピリッツ 天下一剣客伝
Samurai Shodown VI
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード[AC]
PlayStation 2[PS2]
ゲームアーカイブス[GA](PS3のみ)
開発元 悠紀エンタープライズ
発売元 SNKプレイモア
シリーズ サムライスピリッツシリーズ
人数 1 - 2人
メディア [PS2] DVD-ROM
発売日 [AC] 日本の旗2005年9月14日
[PS2] 2006年1月26日
[PS2・BEST] 2007年1月25日
[GA] 2014年11月19日
対象年齢 [AC] CEROC(15才以上対象)
[PS2] CEROB(12才以上対象)
売上本数 [PS2] 32,008本[1]
その他 PS2/Wii版『サムライスピリッツ六番勝負』にも収録。
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サムライスピリッツ 天下一剣客伝』(サムライスピリッツ てんかいちけんかくてん)は、SNKプレイモアが2005年9月14日に稼働開始した対戦型格闘ゲーム。『サムライスピリッツ』シリーズ通算第9作目(2D作品としては7作目)。略称は剣サム。欧題は『Samurai Shodown VI』。キャラクターイラストはたっくんが担当。

概要[編集]

SNKプレイモア許諾作品で、悠紀エンタープライズが開発した。MVSの後継としてサミーATOMISWAVEという業務用ゲーム汎用基板を用いている。現時点では2Dシリーズ最終作と言われている。企画段階のタイトルは『サムライスピリッツ祭』であった。

本作独自のストーリーを持ち、一連の作品と直接の繋がりはなく、パラレルワールドとなっている。特に顕著なのはエンディングで、多数のキャラクターが自分の理想を実現することにより、本作より前の作品の設定や物語とは大幅に異なるものになった。

零SPECIAL』と同様にお祭り的な作品だが、徹底的に残虐要素を廃したり、イラストの絵柄も変わり、キャラクターセレクト画面、BGM、ステージなど明るい雰囲気を作り出していて、暗くシビアな世界観を強調した『零SPECIAL』とは対照的である。

声の出演は、「炎邪」・「水邪」・「黒河内夢路」を除き声優が一新されている。PlayStation 2Wiiで発売された『六番勝負』の収録版では、オプションで一部のキャラクターのみ従来の声優陣で再収録されたものに変更できる。

システム[編集]

本作では使用する攻撃ボタンは5個になり、Aは弱斬り、Bは中斬り、Cは強斬り、Dは蹴り、Eは特殊動作があてがわれている。

最大の特徴は、過去の2D作品をモチーフにした5種類(怒(いかり)・真(しん)・斬(ざん)・天(てん)・零(ぜろ))に、今作独自のもの(剣(けん))を加えた6種類の「スピリッツ」(システム)を選択できる。獣(けもの)・魔(ま)・祭(まつり)は家庭用のみで選択可能。

怒スピリッツ
初代『SAMURAI SPIRITS』がベース。
真スピリッツ
真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変』がベース。
斬スピリッツ
サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』がベース。
天スピリッツ
サムライスピリッツ 天草降臨』がベース。
零スピリッツ
サムライスピリッツ零』がベース。
剣スピリッツ
本作のオリジナルスピリッツ。攻撃を当てるか必殺技を出すことによりゲージが溜まるのが特徴。

家庭用オリジナル[編集]

獣スピリッツ
本作のオリジナルスピリッツ。本来は動物キャラクターのみが使用可能。特定の条件を満たすと通常のプレイヤーキャラクターも使用可能。相手の攻撃をガードできないが、「サムライ・コンネーション・スラッシュ」と「死んだふり」が可能。
魔スピリッツ
本作のオリジナルスピリッツ。業務用では最終ボス(CPU)の『魔界を統べし我旺』のみが使用可能。家庭用では特定の条件を満たすとプレイヤーも使用可能。
祭スピリッツ
本作のオリジナルスピリッツ。特定の条件を満たすと使用可能。スピリッツの性能エディットが可能。

移植[編集]

PlayStation 2版(2006年1月26日発売)
マルチマッチングBB対応。ネットワークを介して通信対戦ができる。新たなキャラクターやスピリッツが追加された。
Best版が2007年1月25日に発売された。また、ゲームアーカイブス版が2014年11月19日に配信された。
PS2/Wii版『サムライスピリッツ 六番勝負』(2008年7月24日発売)
シリーズ6本のカップリング作品。本作のみ上記のPS2版に準拠した内容で、さらに単体版の隠し要素を最初からオープンした上で声優切り替えなどの新要素を追加している。PS2版はネオジオオンラインコレクションとして発売。Wii版はマルチマッチングBB非対応だが、動物キャラクターを使ったミニゲームが追加された。
Best版が2009年6月18日に発売された。

登場キャラクター[編集]

過去のアーケード版2D作品に登場したキャラクターほぼ全てが出演し、隠しキャラクターやボスキャラクターを含めると総勢42名を数える。なお、前作『零SPECIAL』の登場キャラクターは全員続投する(ただし「花諷院骸羅」のみデザインが変更されている)。家庭用ではさらに「パピー」や「チャンプル」などの動物キャラクター、「羅刹ガルフォード」(パピーを連れていない)や「キム・ウンチェ(金雄載)」(韓国版の骸羅)などのEXキャラクターが追加されている。プレイヤー選択画面の初期カーソルは1Pが「徳川慶寅」、2Pが「覇王丸」に合わせられている。ボスキャラクターは「魔界を統べし我旺」。

旧作から継投のキャラクター[編集]

復活キャラクター[編集]

アースクェイク
『真』からの復活キャラクター。
不知火幻庵
『真』からの復活キャラクター。
王虎
『真』からの復活キャラクター。本作では先端に鉄球を付けた棒を使用する。
チャムチャム
『真』からの復活キャラクター。
ナインハルト・ズィーガー
『真』からの復活キャラクター。
花諷院和狆
『真』からの復活キャラクター。
萬三九六
『零』からの復活キャラクター。
黒河内夢路
『零』からの復活キャラクター。本作では変身技は使用せず、橘右京と似たキャラクター性能になった。

新規キャラクター[編集]

アンドリュー
アメリカ・バージニア州出身の軍人。品行方正で、愛国心が強い。国の名をかけて御前試合に参加する。銃剣術を扱う。
祭囃子双六
乱入キャラクター。素敵な花火を打ち上げようと御前試合に参加する。
機巧おちゃ麻呂
高名な陰陽師が退魔のために生み出した機巧戦士。
いろは
北陸地方に住む若者の元に現れた、和風メイドの格好をした美女。正体はツル
紫ナコルル
『真』までの2Pカラー版ナコルルを元にした裏キャラクター。お供はママハハで、ナコルルとの性能の違いは一部の連斬のみ。キャラクターイラストの表情はナコルルと少し異なる。
魔界を統べし我旺
CPU専用の最終ボス(プレイヤー使用不可)。「魔スピリッツ」専用キャラクター。正体は魔界を統一した兇國日輪守我旺

家庭用オリジナル[編集]

羅刹ガルフォード
過去作の「羅刹」版ガルフォードを元にした裏キャラクター。パピーを連れていない。キャラクターイラストの表情はガルフォードと少し異なる。
キム・ウンチェ(金雄載)
前作の髪の毛がある骸羅と同じ姿(デフォルトカラーは違う)をしている。キャラクターイラストも骸羅の差分で、裏キャラクター扱いだが、設定上は骸羅と別人(『零』のエンディングの設定を引き継いだのか、骸羅は坊主で登場している)。
元々は韓国版『斬紅郎無双剣』において諸事情により改名された骸羅の名称であり、設定も一部は骸羅と共通しているが、本作中では互いに互いを別人と認識している。
EX徳川慶寅
性能違いの裏キャラクター。『零』に準拠した性能。
EX劉雲飛
性能違いの裏キャラクター。『零』に準拠した性能。
EX真鏡名ミナ
性能違いの裏キャラクター。『零』に準拠した性能に加え、チャンプルを使った攻撃ができる。
EX妖怪腐れ外道
性能違いの裏キャラクター。『零』に準拠した性能。
黒子
性能は『真』に準拠しているが、必殺技は一部を除いて一新されている。

動物キャラクター[編集]

すべて「獣スピリッツ」専用キャラクター。

パピー
『零』からの復活キャラクター。
シクルゥ&ママハハ
タッグを組んで戦うが、攻撃のメインはシクルゥで、ママハハはシクルゥの攻撃補助を行う。
チャンプル
独自の技を使って戦う。
パクパク
パピーと同様に単体で戦う。

脚注[編集]

  1. ^ 『ファミ通ゲーム白書2007』 エンターブレイン2007年、399頁。ISBN 978-4-7577-3577-4

外部リンク[編集]