ネオジオポケット

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ネオジオポケット
SNK NeoGeo Pocket logo.png
Neo-Geo-Pocket-Anthra-Left.jpg
ネオジオポケット
メーカー SNK
種別 携帯型ゲーム機
発売日 日本の旗 1998年10月28日
対応メディア ロムカセット
外部接続 5ピンコネクター
売上台数

日本の旗 約50万台
世界 約85万台

(カラー含む)
互換ハードウェア ネオジオポケットカラー
NEWネオジオポケットカラー
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ネオジオポケットNEOGEO POCKET)とは、SNK(旧社)が発売した携帯型ゲーム[1]。略称「NGP」[2]、「ネオポケ」。

機種[編集]

カラー液晶を搭載。
  • (NEW)ネオジオポケットカラー - 1999年10月21日発売
ネオジオポケットカラーの小型・廉価化。

概要[編集]

対戦格闘ゲームの雄だったSNKが生み出しただけあり、作品も対戦型格闘ゲームが中心だった。一般のゲーム機の十字キーに相当する部分はメカニカルスイッチを利用したジョイスティックで、コマンド入力のし易さや親指への負担軽減に一役買っていた[1]。このジョイスティックが評価され、ネオジオポケットは1998年グッドデザイン賞を受賞している[3]。デザイナーはインターデザイン研究所上田幸和。しかしボタンが2つしかないことなどから格闘ゲームで遊ぶには難があり、そのため結果としてネオジオポケットのソフトはテーブルゲームの比重が大きくなった[1]

内蔵ソフトを搭載しており、ROMカセットを挿入せずに本体電源を入れると内蔵ソフトが立ち上がる。その中に時計・カレンダー機能があり、設定しておくと指定時間に自動的に電源がONになるアラーム機能も有していた。時計・カレンダー機能はROMカセットのソフトウェアからも使用でき、一部のソフトでは特定の時間や日付に遊ぶことで通常とは異なる動作をさせるといった使い方がされていた。

本体色は多数用意され、カーボン柄や迷彩柄など複数の色を使ったものや、中身が透けて見える半透明のものも存在した。

本体中央部の液晶ディスプレイはモノクロ8階調。「ネオジオポケットカラー」専用のソフトは本機では動作させることはできない。ただし、全く動かないというわけではなく、ソフト側にネオジオポケットカラーでの動作を促す警告文が入っている場合は、それが表示されるようになっている。なお、モノクロ版とカラー版の双方に対応したソフトも存在する。ちなみに、モノクロ版のローンチタイトルの中にすでにカラー対応ソフトが含まれていた。

対応ソフトの大半はSNKから発売された。同社の他も、ADKや夢工房といったネオジオに関わっていた開発企業がソフト開発を担当した。ソフト数は少ないが、カプコン(5本)やセガ(セガ2本、セガトイズ1本)等の競合他社もサードパーティとして参入していた。またソフトの発売には至らなかったものの、SCEも参入の意思を表明していた[4]。売り上げ面では苦戦したとはいえ、これまでの携帯ゲーム機にはない作品が揃っていた。ファンの要望に応えるべく、対戦格闘ゲームのほかに、脱衣麻雀パチンコパチスロのシミュレーターなど、大人のためのソフトも充実していた。また、携帯ゲーム機としてはゲーム業界で初めて、推奨年齢表示を箱に表示している。特にカジノゲームを扱った作品に多く、性的要素が無いものでも18歳以上推奨の表示が有る作品がある。

経緯[編集]

モノクロ版は任天堂の携帯ゲーム機ゲームボーイカラーの1週間後に発売された上、SNKが発売前から上位機種のカラーシリーズを5ヶ月後に発売すると予告していた為に売れ行きは芳しくなかった[1]

CMで「I'm not BOY. 誰だってBOYを捨てるときがくる」という挑戦的なキャッチコピーを打ちだし、ゲームボーイとの差別化を図ろうとした。しかし、認知度はいまひとつで、一般層へ浸透している「携帯ゲーム機=ゲームボーイ」という認識は変えられなかった。SNKがパチスロメーカーアルゼに子会社化された後は、パチスロメーカーサミーの関わっていたワンダースワンとの、アルゼVSサミー代理戦争の様相を見せたが、結局は共倒れになった。

発売1週間前にゲームボーイカラーが発売されたのも追い打ちとなった。しかも発売5ヶ月後にはネオジオポケットカラーを発売すると告知、さらにその7ヶ月後には軽量化カラー版を発売するなど、商品政策が混乱して当時のファンは呆れたと伝える文献もある[1]

SNK倒産後は知的財産や在庫などが競売にかけられた。しかし、すでにより高性能なゲームボーイアドバンスが存在しており、ネオジオポケットやそのタイトルに関する権利には買い手が付かず、後継企業のSNKプレイモア(のち2代目SNK)でもネオジオポケットを扱っていない。

仕様[編集]

ネオジオポケット[編集]

  • CPU - 16ビット(東芝製TLCS-900/Hコア 最大クロック周波数6.144MHz)+8ビット(Z80相当品 クロック周波数3.072MHz/サウンド用)
  • 色数・解像度 - モノクロ8階調 160ドット×152ライン
  • スプライト - 8×8ドット、3色+透明1色、512枚同時表示
  • サウンド - 矩形波3ch+ノイズ1ch+DAC 2ch
  • メディア - ROMカセット
  • 電源 - 単4乾電池×2本+リチウムボタン電池CR2032(バックアップ用)×1個
  • 連続動作時間 - 約20時間
  • 外部端子
  • 5ピンコネクター(本体上面右寄りに配置、通信ケーブル等用)
  • ステレオヘッドホン端子
  • ACアダプター端子
  • 操作系 - 8方向ジョイスティック、A・Bボタン、OPTIONボタン、電源ボタン、音量調節つまみ
  • 内蔵ソフト - 占い、時計・アラーム機能、各種設定機能
  • 価格 - 7,800円

内蔵ソフト[編集]

カートリッジを挿さずに電源を入れると、以下の機能が利用できる。

  • カレンダー
  • 世界時計
  • 星占い
  • アラーム
  • 設定
    • 言語(日本語・英語)
    • 日時

カラーバリエーション[編集]

  • オリジナルカラー
    • プラチナブルー(1998年10月28日-)
    • プラチナシルバー(1998年10月28日-)
    • プラチナホワイト(1998年10月28日-)
    • カーボンブラック(1998年10月28日-)
    • メイプルブルー(1998年10月28日-)
    • カモフラージュブルー(1998年10月28日-)
    • カモフラージュブラウン(1998年10月28日-)
    • クリスタルホワイト(1998年10月28日-)

その他[編集]

だぶついていた在庫はアルゼ開発のプライズゲーム PP-AA01 CP-AA02の設定変更用の操作機器として使われる[5]など転用も行われた。

本機は海外でも発売されており、ファームウェアの設定に日本語と英語の切り替えがある。また、ハードの解析や自作プログラムの開発を趣味とする者にとっては、すでに遊び尽くされた感のあったゲームボーイシリーズに代わる格好の材料であり、海外の一部で盛んに解析や開発が行われていた。

周辺機器[編集]

その他の周辺機器の画像は、こちらから参照出来る[6]

専用カートリッジ
各ソフトには専用のカートリッジケースが付属していた。カラー対応のものには「COLOR対応」の表記がラベルに入る。ソフトパッケージは大きく分けて3種類あり、本体発売時にはネオジオのソフトケースを意識したプラスチック製のものが使われていたが、1999年後半頃に紙ジャケットを加工したケースへ移行。初期のタイトルが廉価版として再発売された際はこちらのケースへ変更されている。2000年後半頃にさらに簡略化された紙ケースへ移行し最後まで使用された。
通信ケーブル
本体上面の5ピンコネクターに接続して使用する。2人での対戦が可能。
無線ユニット
5ピンコネクターに接続、本体上面に固定して使用する。アンテナは発表当初の写真では伸縮式アンテナだったが、実際に市販された物ではぶら下げる形状になっている。電波の届く範囲は半径10メートル程度で、理論的には最大64人まで通信可能。対応ソフトは限られ、対戦格闘ゲームなどの即応性が要求されるソフトには使用できない。
ACアダプタ
専用端子に接続する。モノクロ・カラーとも同じものが使用可能。
ドリームキャスト接続ケーブル
本体上面の5ピンコネクターに接続して使用。
ステレオヘッドフォン
市販のものでも代用できる。

主なソフト[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、54ページ
  2. ^ 「NGP」という略称は、ソニー・コンピュータエンタテインメントが発表した携帯型ゲーム機「PlayStation Vita」の仮名と同一だが、両者は無関係で全く別のゲーム機である。
  3. ^ 携帯型ゲーム機 ネオジオポケット NEOP 10010
  4. ^ 過去の講義レポート集|アカデミーヒルズ(2012年7月16日時点のアーカイブ)ネオジオポケットカラーのドリームキャストとの連携や、ソフトへのソニー・コンピュータエンタテインメントの参入
  5. ^ SBG;アルゼの新作プライズに新種あざらしも登場!Part2
  6. ^ アクセサリー一覧

外部リンク[編集]