コットン (ゲーム)

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コットン
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 アーケード
開発元 サクセス
発売元 セガ
プロデューサー 吉成隆杜
プログラマー 初山勝
桑原利行
音楽 平田健一
美術 田村英樹
シリーズ コットンシリーズ
人数 1人
メディア 業務用基板(3.41メガバイト
稼働時期
  • 日本 1991年3月 (1991-03)
  • アメリカ合衆国 1991年
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 8方向レバー
2ボタン
システム基板 セガ・システム16B
CPU MC68000 (@ 10 MHz)
サウンド Z80 (@ 5 MHz)
YM2151 (@ 4 MHz)
UPD7759 (@ 640 kHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×224ピクセル
60.05Hz
パレット6144色
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コットン』(COTTOn)は、サクセスが開発し、1991年に第1作が稼働されたアーケード向けのシューティングゲーム

後に同社やその他の会社から続編が発売されシリーズ化された。2003年2月には大一商会よりパチンコ機として製造された。

概要[編集]

スタンダードな2D型横スクロールシューティングゲーム。スクロールは強制型、一部に上下方向のスクロールもある。発売当初は女の子向けの作品と宣伝もしていたが、2016年の文献では『萌えキャラ・シューティング』の走り的な存在と認識されている[1]

大半のシューティングがSFによる近(遠)未来的な世界観にてメカニカルに演出されているのに対し、このゲームはファンタジーの世界観をメインに押し出している。

アーケード版初代作品は、他の作品同様2周クリアで真のエンディングとなるが、2周目のプレイには1クレジット追加投入する必要がある。

ゲーム内容[編集]

システム[編集]

基本は選択自機なしの1人用シューティング。

ステージクリア時のボーナスゲームは、画面上部から湯呑みが降ってきて、それを取るというものである。なお、湯呑みを取らず、全て避けることに成功すると、ボーナス加点となる。

使用魔法[編集]

1ゲーム中にて使える魔法は3種類。

ポイント攻撃系[編集]

火竜(かりゅう) -FIRE DRAGON-[2]
通常シューティングで言うショットに相当。炎の龍を呼び出して敵を倒す。
雷(いかづち) -THUNDER-[2]
ワインダービームもしくはレーザーに相当。電撃で前方の敵を倒す。持続時間が長い。
とんでけ〜 -FIRE FAIRY-
ホーミングミサイルに相当。オプションの妖精を炎で包み敵に体当たりさせて倒す。

広範囲攻撃系[編集]

あわあわ -BUBBLE-
ボム(爆弾)に相当。らせん状に泡を飛ばして近づく敵を倒す。サーチタイプの敵に有効。
ながれぼし -TWINKLE STAR-
広範囲ボムに相当。空から流星雨を呼び出し全画面上の敵全てに当てて倒す。

防御系[編集]

バリア -BARRIOR-
その名の通りバリアを張り巡らす。敵の攻撃や体当たりに対して3回まで有効。

ストーリー[編集]

ナタ・デ・コットンはとっても食いしんぼの魔法使い。特に珍味のWILLOW(ウィロウ)が大好物。現在、世界は魔物で溢れ出し現在進行形で大ピンチを迎えているが、食い気のコットンはそんなコトお構いナシにWILLOWを求めてふらふらしていた。そんな彼女の前に現れたのが妖精のシルク。彼女が語るには世界に出没している魔物とそのボスを倒せばWILLOWをいっぱい食べられるとの事。何も考えていないコットンは持ち前の気楽さで気安く魔物退治を引き受け、食い気オンリーで大きな危険に飛び込んでいくことになる[1]

登場キャラクター[編集]

ナタ・デ・コットン
シルク
アプリ・ケ・パンプキン

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 コットン
  • 日本 1993年2月12日 (1993-02-12)
  • アメリカ合衆国 1993年
PCエンジンSUPER CD-ROM² ハドソン ハドソン CD-ROM
  • 日本 HCD3043
-
2 コットン
  • 日本 1993年9月24日 (1993-09-24)
X68000 サクセス EAビクター 5インチフロッピーディスク2枚組 ESX-5001 -
予約特典で「湯のみ」が存在
3 コットンオリジナル
  • 日本 1999年4月28日 (1999-04-28)
PlayStation サクセス サクセス CD-ROM SLPS-02034 -
4 コットン -FANTASTIC NIGHT DREAMS COTTON-
  • 日本 2000年3月23日 (2000-03-23)
  • アメリカ合衆国 2000年
ネオジオポケットカラー サクセス
  • 日本 サクセス
  • アメリカ合衆国 SNK
ROMカセット
  • 日本 NEOP00800
  • アメリカ合衆国 NEOP01050
-
5 コットンオリジナル
SuperLite 1500シリーズ
  • 日本 2000年3月30日 (2000-03-30)
PlayStation サクセス サクセス CD-ROM SLPM-86461 -
廉価版
6 コットン
メガアプリ対応
  • 日本 2007年3月14日 (2007-03-14)
S!アプリ
(メガアプリ)
サクセス サクセスネットワークス ダウンロード - -
アーケード版をベースにしてはいるがほぼ新作[3]
7 コットンオリジナル
SuperLite 1500シリーズ
  • 日本 2007年6月28日 (2007-06-28)
PlayStation 3
PlayStation Portable
ゲームアーカイブス
サクセス サクセス ダウンロード - -
PlayStation版の移植

開発[編集]

開発当初は『くるみ坂日記〜活劇編』の仮称であった[4]

スタッフ[編集]

アーケード版
  • キャラクター・デザイン:田村英樹
  • プログラマー:初山勝、桑原利行
  • グラフィック・デザイナー:田村英樹、伊藤しのぶ、T.KASHIMA
  • ミュージック・コンポーザー:平田健一
  • ラジオ・アクトレス:由口貴恵
  • プロデューサー:吉成隆杜
PCエンジン版
  • ボイス・タレント:TARAKO、N.YAMAZAKI、笠原留美、M.OGADA
  • ミュージック・コンポーズ:T'sミュージック、BANG HEADS PRJ.、T.SATOH
  • プロデューサー:青山英治
  • アシスタント:E.YAMAMOTO
  • ディレクター:川口佳之
  • テクニカル・サポート:ケニス・サザーランド
  • プログラム:リッキー・サン・チワウ、エリック・チョウ・ヨク、チョウ・ワイ・フォー
  • グラフィック:マシュー・ヤウ・H.M、アダム・シウ・ワイ、カートン・ウォン・K.T、フランキー・チェン・K.S
  • メッセージ:はりもとひでこ、ケニス・サザーランド
  • ミュージック・ディレクター:滝本利昭
  • ミュージック・プログラム:井上雅明
  • スペシャル・サンクス:松浦浩司、市沢保弘
X68000版
  • プログラマー:初山勝
  • グラフィック・デザイナー:S.SANO、町田孝幸、T.TOKUTOMI
  • サウンド・プログラマー:磯田重晴
  • ラジオ・アクトレス:由口貴恵
  • スペシャル・サンクス:まつおかしんいち、伊藤しのぶ、石郷岡卓、宇井照子、H.SAKAMOTO、Y.SHINTANI、QBIT STAFF
  • ディレクター:吉成隆杜、水島正人
  • クオリティー・アシュアランス:あさのすすむ

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 29/40点 (PCE)[5]
21/40点 (PS)[6]
月刊PCエンジン 75/100点 (PCE)
電撃PCエンジン 73.75/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン 35/40点 (PCE)
PC Engine FAN 22.82/30点 (PCE)[7]
(総合101位)
受賞
媒体 受賞
第5回ゲーメスト大賞 大賞5位 (AC)[8]
ベストシューティング賞4位 (AC)[8]
ベスト演出賞4位 (AC)[8]
ベストVGM賞4位 (AC)[8]
年間ヒットゲーム33位 (AC)[8]
アーケード版

ゲーム誌「ゲーメスト」の企画「第5回ゲーメスト大賞」(1991年度)において大賞5位を獲得、その他にベストシューティング賞で4位、ベスト演出賞で4位、ベストVGM賞で4位、年間ヒットゲームで33位、ベストキャラクター賞では本作の主人公であるコットンが2位、本作のサウンドトラック『コットン』がベストアルバム賞で5位を獲得した[8]

PCエンジン版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では7・8・7・7の合計29点(満40点)[5]、「月刊PCエンジン」では75・75・75・75・75の平均75点(満100点)、「電撃PCエンジン」では70・85・75・65の平均73.75点(満100点)、「マル勝PCエンジン」では9・8・9・9の合計35点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.82点(満30点)となっている[7]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で101位(485本中、1993年時点)となっている[7]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「RPGのように敵を倒した経験値でショットが13段階にレベルアップする、一風変わったシステムだ」と紹介されている[7]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.37 3.91 3.70 3.79 3.64 3.41 22.82
PlayStation版

ゲーム誌「ファミ通」の「クロスレビュー」では合計21点(満40点)となっている[6]

シリーズ・関連作品[編集]

  • 1994年 コットン100%(スーパーファミコン データム・ポリスターより発売)
    コットン役はアーケードと同じく由口貴恵が担当し、シルクのイメージモデルとしてCMやCD等でチャイルド秋恵が声を演じていた。オリジナルソングが収録されたシングルCDが付属。
    2012年現在未解明の、リセットボタンを使用する隠しコマンドが存在する[4]
  • 1994年 パノラマコットン(メガドライブ サン電子より発売)
    初代アーケード版からの派生品として作られた擬似3Dシューティングでストーリー的には続編にあたる。横スクロールから3D視点になり、残機制からライフ制となっているが、溜め撃ちや魔法も健在で元のコットンらしさは損なわれていない。ストーリーは奪われたウィローを取り返しに行くというシリーズ定番の内容である一方、各キャラとの掛け合いを含めてオリジナルストーリーが展開される。高難易度で知られており、遊び半分では1面のクリアもままならないという意見もある。メガドライブ晩期に発売で出荷数が少なこともありプレミア化している。2018年の報告では中古販売価格が5万円を記録している[2]。封入されていたアンケートハガキを送ると、応募者全員にオリジナル湯飲みがプレゼントされた。
  • 1996年 音楽ツクール かなでーる(スーパーファミコン アスキーより発売)
    1990年代にスーパーファミコンでリリースされてた『アスキーツクールシリーズ』の音楽制作ソフト。サクセスが開発に関わっていた関係でサンプル曲にコットンのテーマが収録されていた。
  • 1997年 コットン2(アーケード版、販売はテクモ
    コットン役:嶋崎はるか
  • 1997年 コットン2(セガサターン版)
  • 1998年 コットン2てんこもり(Windows用デスクトップアクセサリー集)
  • 1998年 コットンブーメラン(アーケード版、販売はテクモ)
    コットン役:嶋崎はるか
  • 1998年 コットンブーメラン(セガサターン版)
  • 2000年 レインボーコットン(ドリームキャスト版)
    発表当初は『パノラマコットン2』の仮称であった。
  • 2003年 マジカルパチンコ コットン シリーズ(パチンコ版、大一商会より発売)
    • CRコットン L
    • CRコットン V/S/M
    • コットンEX
  • 2003年 マジカルパチンコ コットン パチンコ実機シミュレーション(PlayStation 2版)
  • 2003年 コットン100%(PlayStation版、スーパーファミコン版の移植)
  • 2007年 偽りの輪舞曲ニンテンドーDS
    サクセスがニンテンドーDS用に発売したシミュレーションRPG。プレイヤーキャラにゲストでコットンが登場。クラスはりとるうぃっち。旅の魔女でWILLOWを探してる途中にどこかで頭を打って記憶喪失になっているという設定。
  • 2010年 SuperLite1500シリーズ コットン100%
    PS版をPS3、PSP用の「ゲームアーカイブス」として配信
  • 2010年 メタルサーガ ニューフロンティア
    サクセスが開発・運営し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) 『Mixi』、ハンゲーム、Yahoo!モバゲーにて展開していたブラウザゲーム。ゲーム中にコットンの衣装の装備がある。
  • 2017年 トラブル☆ウィッチーズ Origin ~アマルガムの娘たち~
    ロケットエンジンがSteamで配信中のシューティングゲーム。サクセス40周年記念企画の「コットン」プロジェクト第一弾[9]として、プレイヤーキャラとしてコットンが使用可能になるコラボパッチが配信された。フルボイスのオリジナルシナリオと、コットン使用時にはリマスターされた「初代コットン」の楽曲に変わりステージクリア時のボーナスゲームもある。

関連商品[編集]

音楽CD[編集]

  • 1991年 G.S.M.1500シリーズ コットン/セガ・サクセス (サイトロン・レーベル ポニーキャニオン
  • 1994年 コットン100% フルアレンジヴァージョン(データム・ポリスター
  • 1994年 コットン100% イメージソング(データム・ポリスター)シングルCD
  • 1997年 コットン2 オリジナルサウンドトラック(ポニーキャニオン)
  • 2012年 コットン オリジナルサウンドトラック(ウェーブマスター) - CD4枚組。
    • DISC 1 『コットン』(X68000版、「Loading」のみ)、『コットン』(業務用)、『コットン オリジナル』(PlayStation版)、『コットン』(ネオジオポケット版)
    • DISC 2 『パノラマコットン』(メガドライブ版)、『コットン100%』(スーパーファミコン版)
    • DISC 3 『コットン2』/『コットンブーメラン』、『コットン』(SoftBank携帯版)
    • DISC 4 『レインボーコットン』(ドリームキャスト版) を収録。
  • iTunes
    • 先に発売されたサントラよりコットン、コットン2、パノラマコットンの曲を配信中。

コミック[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 株式会社QBQ編 『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』 マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 9784866400082 p41
  2. ^ a b c 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p94-95
  3. ^ ゲームS!アプリの『コットン』であの"寿湯飲み"が当たる!! 」 ファミ通.com、2007年3月16日。
  4. ^ a b 『コットン オリジナルサウンドトラック』(ウェーブマスター)のブックレット
  5. ^ a b コットン まとめ [PCエンジン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年12月13日閲覧。
  6. ^ a b コットン オリジナル まとめ [PS]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年12月13日閲覧。
  7. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」、『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店1993年10月1日、 75頁。
  8. ^ a b c d e f 「ゲーメスト大賞11年史」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 16 - 17頁、 ISBN 9784881994290
  9. ^ 「コットン」プロジェクト」2017年10月15日閲覧。

外部リンク[編集]

  • 株式会社サクセス - ゲームの製作元であり原著作権者。
    『トップページ>ゲームソフト>その他ソフトウェア>コットン100%』でPS版COTTON100%の情報を見ることが出来る
  • 株式会社バタフライ - 携帯版コットンの製作販売元