サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣

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サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣
Samurai Shodown III
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケードゲーム[AC]
ネオジオCD[NGCD]
ゲームボーイ[GB]
PlayStation[PS]
セガサターン[SS]
バーチャルコンソール[VC]
開発元 SNK
発売元 SNK
シリーズ サムライスピリッツシリーズ
人数 1人~2人
メディア CD-ROM[NGCD][PS][SS]
発売日 1995年[AC]
1995年12月29日[NGCD]
1996年8月23日[GB]
1996年8月30日[PS]
1996年11月8日[SS]
2010年4月27日[VC]
その他 GB版は『熱闘サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』
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サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』(さむらいすぴりっつ ざんくろうむそうけん)は、SNK(現:SNKプレイモア)が1995年にリリースしたネオジオ対応の業務用コンピュータゲーム。ジャンルは対戦型格闘ゲーム。『サムライスピリッツ』シリーズ第三作目。欧題は『Samurai Shodown III』。

概要[編集]

本作の時代背景は「初代より後、『真』の前の話」ということになっている。そのため、ナコルルと橘右京も登場している。

本作でも隠し要素として「黒子」がCPUキャラクターとして参戦するが、前作とは違いプレイヤーキャラクターに変化する「同キャラクター対戦」となっている。なお、本作では黒子の審判がないため、姿を現すのはこのときのみであり、その他ではナレーションを担当している。

ストーリー[編集]

壬無月斬紅郎は無実の人々を無差別に襲うため、「鬼」と呼ばれ、人々から恐れられていた。だがある時、斬紅郎は一人の赤子を殺すことが出来なかった。なぜか?それは斬紅郎にも分からなかった。しかしその後斬紅郎は帯刀した侍のみを斬殺するようになったという。そして時が経ち、12人の侍が「鬼」退治へと出向いたのであった…。

システム[編集]

「蹴り攻撃の弱中強を廃止」や「武器破壊技は武器飛ばし技に変更する」など前2作とはシステムを一新し、本作以降「修羅・羅刹」というモード選択システムが導入された。また、この作品では『龍虎の拳』や初期の『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のように怒りゲージを自力で溜めることができる。

「修羅」と「羅刹」では戦い方があまり変わらないキャラクターも多いが、「ナコルル」や「ガルフォード」のように修羅と羅刹で戦い方が明確に変わるキャラクターも存在する。

ほぼ全ての攻撃を防げる空中ガード、投げも回避できる攻撃避けなどのシステムの他、永久コンボや異常に強力な連携が多数存在する。

斬紅郎戦では、普通に倒した後に斬紅郎が起き上がって最終戦が始まり、これに勝って初めてゲームクリアとなる。この最終戦のみ「体力が斬紅郎を上回っていても、タイムアップを迎えるとゲームオーバー」というルールになっている。

登場キャラクターのうち、「ナコルル」と「リムルル」のみ胴体切断が起こらない。

登場キャラクター[編集]

通常キャラクター[編集]

緋雨閑丸
本作の主人公で、新キャラクター。どこか影のある記憶喪失の少年であり、わずかに残った記憶である「鬼」を探して旅をしている。武器は番傘と剣。
首斬り破沙羅
新キャラクター。「鬼」にかつて恋人共々惨殺されたが、成仏できず幽霊化して「鬼」である斬紅郎に復習するために現世を彷徨う青年。手裏剣のような刃の鎖鎌が武器。高笑いをしながら鎖鎌から技を繰り出す。
花諷院骸羅
新キャラクター。本作と『武士道烈伝』のみ花諷院和狆の孫という設定である。ある日、和狆と大喧嘩をして寺を飛び出した所「鬼」が人を斬る所を目撃してしまい、「鬼」を倒すことを決意する。首にかけた大きな数珠が武器で、パワー系の技を駆使する。
覇王丸
橘右京
ナコルル
本作から修羅は鷹のママハハ、羅刹は狼のシクルゥを連れて戦う。修羅と羅刹では毎シリーズのように表情のグラフィックも変化する。
ガルフォード
本作から修羅はパピィと自身の稲妻技を駆使して戦うが、羅刹は単独で稲妻の技を多用して戦う。
服部半蔵
千両狂死郎
衣装が大幅に変更された。修羅は白い肌で、羅刹は色黒の肌をしている。
牙神幻十郎
リムルル
『真』ではナコルルステージの背景とエンディングのみのサブキャラクターだったが、本作でプレイヤーデビューした。通常攻撃は武器である短刀を使用するが、技は氷系の技が殆どである。本作から登場する氷の妖精「コンル」(見た目は氷そのもの)と共に戦う。
本作のみナコルルほどでないものの、修羅と羅刹では表情グラフィックがやや変化する。
天草四郎時貞
本作では通常の使用キャラクターとして登場する。服装が初代や『真』に比べるとダークな色調やデザインになっている。

ボスキャラクター[編集]

黒子
CPU専用の中ボス。
壬無月斬紅郎
最終ボス。「鬼」と呼ばれる男。無限一刀流の剣の使い手で、無差別な殺人を繰り返してきた。数年前、ある村で赤子を斬れなかったことから無差別な殺人をやめ、静かに剣豪を待ち続けている。日本刀が武器でリーチと攻撃力が高い。条件を満たせば、対戦モードでのみ使用可能。

移植作品[編集]

1995年12月29日ネオジオCD版、1996年8月30日プレイステーション版、1996年11月8日セガサターン版が発売された。

タカラが1996年8月23日に「熱闘シリーズ」の1つとして発売したゲームボーイ版(以下「GB版」と表記)の『熱闘サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』では、次作『天草降臨』で復帰する「柳生十兵衛」も隠しキャラクターとして登場する。ただし、服装は『真』以前のもので、技のラインナップは次作でのそれとは異なっている。またGB版では容量の都合上、「千両狂死郎」と「花諷院骸羅」が削除されている。

2010年4月27日からバーチャルコンソールにてネオジオ版が配信されている。

雑記[編集]

  • 主人公は「緋雨閑丸」だが、なぜかプレイヤーセレクトでの1P側の初期カーソルは「覇王丸」に合わせられている(2P側の初期カーソルは閑丸に合わせられている)。
  • 本作のエンディングのスタッフロールには次作『天草降臨』で復活する柳生十兵衛とシャルロットがそれぞれ閑丸と斬紅郎のコスプレをして登場する。
  • 韓国版(タイトルは『FIGHTERS SWORDS』)では「花諷院骸羅」が韓国人の「キム・ウンチェ」(金雄載)という設定に変更されている。なお、「キム・ウンチェ」は移植版『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』では隠しキャラクターとして登場する。
  • 漫画るろうに剣心』の作者である和月伸宏(後に『サムライスピリッツ零』でメインキャラクターのデザインに関わる)が、この作品について『るろうに剣心』の単行本8巻にて語っている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]