徳川おんな絵巻
ドラマ |
徳川おんな絵巻(とくがわおんなえまき)は、江戸時代、徳川幕政下における全国の諸藩の奥向き(各藩の大奥にあたる)にまつわるストーリーを綴る連続時代劇テレビドラマ。
1話2回で完結が基本構成(1回で完結も若干あり)。各話とも時代の藩主や藩主交代・国替などを背景にした話が殆んどだが、必ずしも藩主とその相手の女性や奥向きの話が中心ではなく、また藩主クラスでも実在しない人物の登場や、関係した実在人物の生没時期が史実と異るなど、史実の一部に逸話や創作部分を絡めた設定構成になっている。語り役は前半39回分が杉村春子、後半13回が村松英子。
フジテレビ系列で1970年10月~1971年9月に60分枠(本編+予告編部約48分)全52話で放映。「大奥(1968年版)」、「大坂城の女」に引き続き、大奥シリーズ3部作の最後の作品として関西テレビ・東映で製作された[1]。
各話紹介
※サブタイトルに続く( )内はタイトル表記上の情報ではなく劇中設定からの補足説明
- 第13回 白鷺城の若き獅子 (播州姫路藩榊原家政岑編前編:享保年間)
- 第14回 永遠の初夜 (播州姫路藩榊原家編後編)
- 第21回 雪サこんこん (遠州掛川藩→奥州棚倉藩松平家編前編:天明年間)
- ※史実で天明年間に掛川藩→棚倉藩に転封になったのは他の大名。史実の松平武元(読み名はたけちか)は館林藩→棚倉藩→館林藩で天明期前に没し、劇中設定とは異なり田沼意次とも老中在任後半期は協力関係にあった。
- 第22回 さいはての花開く (遠州掛川藩→奥州棚倉藩松平家編前編:天明年間)
- 第32回 美しき女教師
- 第33回 戦場のなでしこ隊
- 第34回 母恋い三度笠
- 第35回 涙の祭り囃子
- 第36回 姫君と用心棒
- 第38回 子供がいっぱい
- 第39回 みなしごたちの太陽
- 第40回 女相続人の恐怖
- 第41回 闇に光る眼
- 第42回 怨霊おはぐろどぶ
- 第43回 呪いの剃刀
- 第44回 復讐の女豹
- 第45回 姿なき殺人
- 第46回 生きていた霊魂
- 第47回 呪われた美女
- 第48回 鬼火ヶ淵の精
- 第49回 悪魔の城
- 第50回 霧の夜の恐怖
- 第51回 鬼門櫓の怪
- キャスト:高田美和(津軽綾姫)、倉丘伸太郎[倉丘伸太朗](行広)、榊ひろみ(千草)、木暮実千代(芳雪院)、高井章子(おきく)、西山嘉孝(斉藤頼母)、田村保(金剛貞清)、榊浩子(おちか)、村松英子(語り)
放映ネット局
※は遅れネット
- 関西テレビ(制作局)
- フジテレビ
- 札幌テレビ(当時は日本テレビとのクロスネット。再放送は北海道文化放送で放送)
- 青森放送※
- IBC岩手放送※(放送当時の社名は岩手放送)
- 仙台放送
- 秋田テレビ
- 山形テレビ
- 福島中央テレビ(1971年9月まではフジテレビとNETテレビのクロスネットで現在は日本テレビ系列。再放送は当時TBS系列にも加盟していた福島テレビで放送)
- 長野放送
- 山梨放送※
- テレビ静岡
- 新潟総合テレビ
- 富山テレビ
- 石川テレビ
- 福井テレビ
- 東海テレビ
- 日本海テレビ※(放映当時鳥取県域局)
- 山陰中央テレビ(放映当時の社名はテレビしまねで島根県域局)
- 岡山放送(放映当時岡山県域局)
- 広島テレビ(放映当時日本テレビとフジテレビのクロスネット。再放送はテレビ新広島で放送)
- テレビ山口(現在はTBS系列だが、放映当時はFNSにも加盟していた)
- 四国放送※
- 西日本放送※(放映当時香川県域局)
- テレビ愛媛
- 高知放送※
- テレビ西日本
- サガテレビ
- テレビ長崎
- テレビ熊本
- テレビ大分
- テレビ宮崎
- 鹿児島テレビ
- 沖縄テレビ
関連項目
脚注
- ^ 「大奥シリーズ3部作」は当初から既定路線としてあったものではなく、あくまで後年に定義付けがされたもので、従って「シリーズ最後の作品」も同様に後年定義の結果論によるもの。
フジテレビ系 土曜22:30-23:30 | ||
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