名鉄タクシーホールディングス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。2001:240:28bf:8900:3c93:25e3:5f37:4362 (会話) による 2022年11月5日 (土) 00:19個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (中間持ち株会社傘下とそうでないものに整理)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

名鉄タクシーホールディングス株式会社
MEITETSU TAXI HOLDINGS CO., LTD.
名鉄交通本社
本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
454-0004
愛知県名古屋市中川区西日置2丁目3番5号
北緯35度09分17.7秒 東経136度53分30.7秒 / 北緯35.154917度 東経136.891861度 / 35.154917; 136.891861座標: 北緯35度09分17.7秒 東経136度53分30.7秒 / 北緯35.154917度 東経136.891861度 / 35.154917; 136.891861
設立 1944年昭和19年)9月1日
(名鉄交通株式会社)
業種 陸運業
法人番号 6180001021096 ウィキデータを編集
事業内容 一般乗用旅客運送事業を営む会社の株式を所有することにより、当該会社の経営監理及びこれに関連する一切の業務
代表者 代表取締役社長:河原英穂
資本金 1億円
純資産 91億2,600万円(2010年3月期末時点)[1][注釈 1]
総資産 127億7,700万円(2010年3月期末時点)[1][注釈 1]
決算期 3月31日
主要株主 名古屋鉄道株式会社 100%
主要子会社 名鉄交通第一株式会社 100%
名鉄交通第二株式会社 100%
名鉄交通第三株式会社 100%
名鉄交通第四株式会社 100%
愛電交通株式会社 100%
名鉄名古屋タクシー株式会社 100%
外部リンク http://www.meitaku.co.jp/
テンプレートを表示
名鉄交通のタクシー(トヨタ・クラウンセダン

名鉄交通株式会社(めいてつこうつう、: Meitetsu Kotsu Co. ,Ltd.)とは、名古屋鉄道愛知県名古屋市に設立した、タクシーハイヤーバス不動産などを経営する企業である。

概要

大正期に名古屋鉄道の前身の愛知電気鉄道(愛電)が大阪タクシーから買収した名古屋タクシーを起源とする。現在の会社は1944年昭和19年)に戦時統制に基づき名古屋鉄道系列の名古屋地区のタクシー事業会社5社が合併し発足した。

名古屋市内での運行台数は同地区の「つばめグループ」と双璧をなしている。但し、名古屋地区の小規模なタクシー会社の大部分が当社のタクシーチケットを取り扱うため、特に法人の顧客層が厚い。本社は愛知県名古屋市中川区西日置にある。ちなみに、同社では営業所を営業基地と呼んでいる。また、1981年より乗務員を営業係と呼んでいる[2]

現在では当たり前のように行われている「ご乗車ありがとうございます」より始まる、行き先の確認、自己紹介、降車時のお礼などの接遇を他社より先駆けて1976年より実施している[3]

「名鉄タクシーグループ」の中核企業であり、ひし形の社名灯、アイボリーホワイトとエメラルドグリーンのツートンカラーの車両が特徴である。これは、グループの統一デザインとなっている。なお、大正期の創業時より名タクという愛称で親しまれており、本企業では行燈表示も「名タク」であった。

2011年平成23年)4月1日には、愛電交通株式会社および名鉄名古屋タクシー株式会社との共同株式移転により、中間持株会社名鉄タクシーホールディングス株式会社を設立[1][4]。これに伴い、車両の表示灯(あんどん)を「名タク」から「名鉄」に変更し、3社で統一された[5]

2016年(平成28年)4月1日、名鉄交通を存続会社として名鉄タクシーホールディングスを吸収合併。名鉄タクシーホールディングス株式会社に商号変更した[6]

2002年(平成14年)7月からは、運転代行業務も行っていたが、多くの専業業者が起業したことから2019年(令和元年)9月末日をもって廃止した[7]

名鉄交通の営業基地

営業所 所在地
名鉄交通第一株式会社
(第一営業基地)
名古屋市瑞穂区浮島町
名鉄交通第二株式会社
(第二営業基地)
名鉄交通第三株式会社
(第三営業基地)
名古屋市中川区東起町
名鉄交通第三株式会社
(ハイヤー営業基地)
名古屋市中川区西日置
名鉄交通第四株式会社
(第四営業基地)
名古屋市西区あし原町

事故

2002年(平成14年)1月3日 愛知県名古屋市中村区海部郡甚目寺町(現在のあま市)の庄内川に架かる豊公橋で乗客を乗せた同社の中川営業基地所属の車両が路面の凍結によるスリップ事故で豊公橋の欄干を突き破り、庄内川に転落。当該運転手及び乗客で中日新聞社の社員の2名が死亡する事故を起こしている。その後、中部運輸局から48日車(12日×4台)の行政処分を受けている。

グループ会社

これらも愛称は「名タク」で、愛電交通のみ「電タク」である。ただし、ひし形のマークの文字は、名鉄タクシーHDが設立されるまで名鉄交通と岐阜名鉄タクシーとかつて存在した浜松名鉄交通は「名タク」だったが、現在は下記の会社の多くは「名鉄」である。

タクシー車両数はグループ全体で約2700台。

2016年(平成28年)4月より順次、タクシーでの運賃精算にてmanacaなどの交通系ICによる電子マネー決済に対応した。

タクシー事業

愛知県

社名 所在地
名鉄交通第一 名古屋市瑞穂区浮島町
名鉄交通第二
名鉄交通第三 名古屋市中川区東起町
名鉄交通第四 名古屋市西区あし原町
愛電交通 名古屋市昭和区鶴舞
名鉄名古屋タクシー 名古屋市中川区万場

岐阜県

三重県

その他のグループ会社

過去のグループ会社

その他の名鉄グループのタクシー会社

脚注

注釈

  1. ^ a b 旧名鉄交通の数値
  2. ^ 東濃鉄道グループ
  3. ^ 豊橋鉄道グループ
  4. ^ 名鉄グループバスホールディングス傘下

出典

  1. ^ a b c 子会社3社の共同株式移転による中間持株会社設立に関するお知らせ” (PDF). 名古屋鉄道株式会社 (2011年2月28日). 2017年9月29日閲覧。
  2. ^ 名タクが選ばれるワケ|名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通”. www.meitaku.co.jp. 2022年6月24日閲覧。
  3. ^ 名タクが選ばれるワケ|名古屋拠点のタクシー会社 名鉄交通”. www.meitaku.co.jp. 2022年6月24日閲覧。
  4. ^ 名古屋鉄道、子会社3社の共同株式移転により中間持株会社「名鉄タクシーホールディングス」を設立(2011年2月28日、日経プレスリリース)
  5. ^ タクシー:名鉄系3社が「あんどん」統一 毎日.jp・2011年3月31日
  6. ^ 子会社との合併に関するお知らせ”. 名鉄タクシーホールディングス. 2016年5月21日閲覧。
  7. ^ 運転代行業務の廃止について(ご案内)”. 名鉄タクシーホールディングス株式会社. 2022年6月28日閲覧。
  8. ^ 【公式】安全タクシーグループ(久留米・鳥栖・小郡) - タクシー・貸切バス・自動車学校・人材紹介・保険代理店をしております”. anzengroup.co.jp. 2022年6月23日閲覧。
  9. ^ 三重名鉄タクシー、福岡の会社に全株式譲渡 社名など変更へ:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2022年6月23日閲覧。
  10. ^ 福岡・久留米の安全タクシー、三重のタクシー会社買収”. 日本経済新聞 電子版. 2022年6月24日閲覧。
  11. ^ 久留米の安全タクシーグループ、九州外に進出 三重名鉄の全株式取得”. 西日本新聞me. 2022年6月29日閲覧。

関連項目

外部リンク