松岡錠司

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まつおか じょうじ
松岡 錠司
生年月日 (1961-11-07) 1961年11月7日(62歳)
出生地 日本の旗 日本愛知県一宮市
職業 映画監督
ジャンル 映画テレビドラマ
 
受賞
日本アカデミー賞
最優秀作品賞
2007年東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
ブルーリボン賞
新人賞
1990年バタアシ金魚
その他の賞
毎日映画コンクール
スポニチグランプリ新人賞
1990年バタアシ金魚
高崎映画祭
若手監督グランプリ
1990年バタアシ金魚
特別賞
1992年きらきらひかる
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松岡 錠司(まつおか じょうじ、1961年11月7日 - )は、日本映画監督愛知県一宮市出身。

経歴[編集]

自主映画『三月』(1981年)、『田舎の法則』(1984年)がPFF(ぴあフィルムフェスティバル)に入選。

1990年に『バタアシ金魚』でデビューを果たし、報知映画賞新人賞ほか数々の新人監督賞を受賞。その後、シカゴ国際映画祭ゴールド・ヒューゴー賞を受賞した『きらきらひかる』('92)、第11回日本映画批評家大賞主演女優賞(夏川結衣)を受賞した『アカシアの道』('01)、『さよなら、クロ』('03)、『歓喜の歌』('08)などキャリアを重ねる。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』('07)で第31回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を含め主要5部門受賞に輝く。

2009年、ドラマ「深夜食堂」でドラマの枠を超えた深い世界観を築きあげ、月間ギャラクシー賞を受賞。シリーズ化された「深夜食堂3」('14)は、ソウルドラマアウォード2015にて年間最高人気外国ドラマ賞を日本のドラマとして初受賞。満を持して公開された『映画 深夜食堂』は、日本のみならずアジアでも大ヒットを記録。2016年からはドラマ「深夜食堂」の新シリーズが映像配信サービス「Netflix」にて世界190カ国に同時配信されている。さらに劇場版『続・深夜食堂』は2017年上海国際映画祭で大好評を博し、同年、中国全土で公開された。

その勢いは止まらず、Netflix「深夜食堂Tokyo Stories Season2」が2019年10月から全世界配信されている。

2020年、内館牧子原作ドラマ『すぐ死ぬんだから』(三田佳子主演)でNHK編成局長特賞を受賞。

続いて、2022年、同じく内館原作のドラマ『今度生まれたら』松坂慶子主演)が放送され、シニア層の生活を独自の視点で描いた。


また、2020年から立命館大学映像学部 客員教授に就いている。

受賞[編集]

フィルモグラフィー[編集]

特記なき作品は監督のみ。

長編映画[編集]

短編映画[編集]

  • 三月(1981年・8ミリ)- 監督・脚本
  • 青尻娘(1983年・8ミリ) - 監督・脚本
  • 田舎の法則(1984年・16ミリ)- 監督・脚本
  • いとしの配偶者(1985年・16ミリ)- 監督・脚本
  • 字/aza(1986年・8ミリ)- 監督・脚本

テレビドラマ[編集]

ネット配信[編集]

  • 深夜食堂 -Tokyo Stories-(2016年、Netflix)=深夜食堂4(連番名)
  • 深夜食堂 -Tokyo Stories Season2-(2019年、Netflix)=深夜食堂5(連番名)

CM[編集]

  • 「日本生命」
  • 「サントリー 缶コーヒーのBOSS」(ADC賞受賞)
  • 「NTTドコモ」
  • 「トヨタ自動車」
  • 「JRA日本中央競馬会」
  • 「JT日本たばこ産業」
  • 「日清食品カップヌードル」
  • 「ダイハツ」
  • 「ファミリーマート」
  • 「森永製菓ウイダーinゼリー」

書籍[編集]

  • シネマでヒーロー 監督編(ちくま文庫、1996年)- ロングインタビューを収録

脚注[編集]

外部リンク[編集]